鶴岡八幡宮 つるがおかはちまんぐう |
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DATA |
祭 神 |
応神天皇・比売神・神功皇后 |
神 徳 |
延命長寿・家運長久 など |
住 所 |
雪ノ下2-1-31 |
拝観時間 |
特になし |
拝 観 料 |
無料 |
交 通 |
鎌倉駅東口 徒歩10分 |
H P |
鶴岡八幡宮ホームページ |
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概 要 |
・1063年、源頼義は源氏の守り神として京都の石清水八幡宮を由比郷鶴岡に勧請した(現在の元八幡)。その後1180年、鎌倉入りした源頼朝が小林郷北山(現在の地)に遷座、鶴岡若宮とした。
・源氏の武門の護り神だった鶴岡八幡宮は、その後足利家、豊臣家、徳川家にも崇拝されるようになった。 |
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境内の風景 |
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正月三が日はとても賑わいます。 |
八の字が鳩で描かれています。 |
鳩は「八幡神の使い」だそうです。 |
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段 葛 |
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・八幡宮から南へ伸びる若宮大路の中央にある一段高くした道を「段葛(だんかずら)」と呼んでいる。
・源頼朝が妻・政子の安産祈願のためにつくらせた参道である。当初は一の鳥居からあったが、横須賀線の建設により一の鳥居から二の鳥居までを撤去した。
・二の鳥居から三の鳥居に近づくほど、道幅が狭くなっている。これは鎌倉幕府に攻め込まれるのを防ぐため、遠近法によって、より長く見せるためだという。
・春になるとサクラの名所として、たくさんの観光客で賑わう。 |
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一 の 鳥 居 |
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・当初、現在の位置より北側に北条氏康が木造の鳥居を建立、「浜鳥居」とも呼ばれていた。
・現在の位置に石造明神鳥居を寄進したのは、江戸幕府4代将軍・徳川家綱。木造から石造鳥居に造り変える原因は崇源院(浅井三姉妹の次女、お江)の願いから。鶴岡八幡宮の弁財天を信仰していた崇源院の夢の中で弁財天が現れ「備前国の石を使って木造の鳥居を石造とするように」というお告げがあったという。
・関東大震災で一の鳥居から三の鳥居まですべて倒壊した。二の鳥居・三の鳥居はコンクリート製で再建したが、一の鳥居だけは石造で再建された。
・鳥居横には、鎌倉幕府有力御家人・畠山重忠の子、重保の墓といわれる宝篋印塔がある。激しい幕府内の権力争いの中、畠山重保は北条時政の謀略により由比ガ浜で騙し討ちにあった。その後、畠山氏滅亡へと向かっていく。 |
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源 平 池 |
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・1182年、頼朝の命により源平池が造られ太鼓橋がかけられた。太鼓橋は当初朱塗りで「赤橋」とも呼ばれた。この太鼓橋の近くに屋敷があったことから北条家の庶流「赤橋家」の名前の由来となり、鎌倉幕府最後の執権・赤橋守時などを輩出している。
・太鼓橋の左側が「平家池」、右側が「源氏池」。「平家池」には赤蓮が、「源氏池」には白蓮がそれぞれの家を象徴する旗の色にちなんで植えられたという。
・「平家池」には4つ、「源氏池」には3つ島がある。これは平家の滅亡を願う「死」と源氏の発展を願う「産」にかけている。 |
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舞 殿 |
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・1186年、鎌倉に送られてきた静御前が源頼朝の前で義経を慕う歌で舞った「静の舞」のエピソードで知られる。
・現在、4月に行われる「鎌倉まつり」では、舞殿で静の舞が行われる。「鎌倉まつり」は鎌倉市観光協会主催の観光行事なので、「静の舞」も春の「流鏑馬」も神事ではない。
・2006年に耐震改修工事が行われた際、等身大の舞殿をプリントした幕を貼り、一部マニアに注目を浴びた。公式サイトにも「期間限定プリント舞殿」と紹介されていた。
・舞殿を使った結婚式のプランもあり、運がよければ観光客に祝福される中、厳粛な式典を見ることができる。 |
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大 銀 杏 |
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・1219年1月27日、鎌倉幕府3代将軍・源実朝が甥の公暁に暗殺される際、公暁が身を隠していたといわれる銀杏。八幡宮のシンボルとなっていた。
・2010年3月10日、強風のため倒壊。現在、再生途中だが若芽も確認されている。 |
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神 事 |
流鏑馬神事 9月中旬
・疾走する馬上から鏑矢で的を射る伝統的な騎射の儀式。
・春の「鎌倉まつり」でも行われる。春は武田流、秋は小笠原流が執り行う。両派に矢の抜き方や式次第などの違いはあるものの、一般に見るだけの観光客からすればさほど気にならない。 |
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ぼんぼり祭 8月6日前後の立秋の前後
・夏越祭、立秋祭、実朝祭と行われる鎌倉の夏の風物詩。年によって3日ないし4日間行われる。以前は夏越祭→立秋祭→実朝祭→鎌倉海岸花火大会という夏の鎌倉黄金リレーがあったが、現在は花火大会の日程が変わってしまっている。
・境内には全日を通して、鎌倉ゆかりの著名人・文化人揮毫の書画が、ぼんぼりに仕立てられ夜になると灯りがともされる。
・「夏越祭(なごしさい)」は、夏の邪気を祓う儀式。参道では茅の輪くぐりが行われ、舞殿では巫女による夏越の舞が奉納される。
・「立秋祭」は、夏の無事を感謝し秋の訪れを報告する神事。神前に鈴虫が奉納される。
・「実朝祭」は、実朝の誕生日に合わせて俳句会、短歌会が行われる。
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旗上弁財天 はたあげべんざいてん |
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DATA |
祭 神 |
多紀理毘売命・市寸嶋比売命・多岐都比売命 |
神 徳 |
家運長久 |
住 所 |
雪ノ下2-1-31 |
拝観時間 |
特になし |
拝 観 料 |
無料 |
交 通 |
鎌倉駅東口 徒歩12分 |
H P |
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概 要 |
・源頼朝の旗上げに家運長久の守護神として弁財天が現れたといわれている。
・鎌倉江ノ島七福神では江島神社と並んで「弁財天」。
・社の裏には「政子石」がある。北条政子が安産を祈った霊石で、近年では縁結び、夫婦円満の霊験から、恋愛のパワースポットとして若いカップルなどが訪れる。 |
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舞台となった作品 |
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