. |
|
|
あらすじ
源氏山公園の窪地にある山桜の下に女性の半裸死体が横たわっていた。死体の膝近くには蛆虫が忍び寄っている有様だった…。
|
|
作品の舞台 |
源氏山公園・・・女性の半裸死体が横たわっています。
|
|
登場人物 |
女 |
源氏山で死体で発見された女性。25歳。ОL。 |
|
. |
|
|
あらすじ
住まいが安定していなかった私に知り合いの酒房のマスター・Sが仕事場として北鎌倉にある禅刹の塔頭小屋を紹介してくれた。小屋は孟宗竹が茂る中にあるため静かなのだが、座敷に這い上がってくる虫がたくさんいて、なかなか落ち着くことができなかった…。
|
|
作品の舞台 |
北鎌倉・・・私の仕事場は北鎌倉の禅刹の奥にあります。またSが経営する酒房兼喫茶店があります。
|
|
登場人物 |
私 |
物書き。45歳。物語の語り手。 |
S |
私の友人。50歳過ぎ。北鎌倉で酒房兼喫茶店を経営。塔頭小屋の紹介者。 |
I |
塔頭小屋の前の住人。60歳過ぎ。地元の佐賀に帰った年配女性。 |
大黒 |
塔頭元の老主。 |
|
. |
|
|
あらすじ
建長寺奥の塔所・華蔵院で近くの「谷の内自治会」地域に暮らす小動佐智子と薬王寺近くのアパートに住む大学講師・沢渡が逢引を繰り返していた…。
|
|
作品の舞台 |
建長寺・・・塔所・華蔵院で佐智子と沢渡が逢引を繰り返します。
薬王寺・・・沢渡は寺の近くのアパートに住んでいます。
化粧坂・・・リンチされた死体が発見されます。
亀ヶ谷・・・3年前、女子高生が襲われます。
葛原岡神社・・・2か月前、幼女暴行事件がおきます。 |
|
登場人物 |
小動佐智子 |
「谷の内自治会」地域に暮らす主婦。チェンバロ演奏が趣味。 |
娘 |
佐智子の娘。5歳。「やまゆり幼稚園」の園児。 |
沢渡 |
佐智子の愛人。41歳。薬王寺近くのアパートに住む大学講師。 |
俺 |
物語の語り手。 |
男子 |
俺の家の近くに住む小学生。 |
|
. |
|
|
あらすじ
私の友人・Kは何度も視る落武者の幽霊に悩まされ心の病を抱えていた。そこで治るきっかけにと昔からやっている剣道の稽古へ久々に出てみることにした…。
|
|
作品の舞台 |
小町通り・・・私とKが稽古後に吞みに行きます。
|
|
登場人物 |
私 |
物語の語り手。 |
K |
大手銀行の行員。霊が視える体質。剣道6段。 |
息子 |
Kの息子。剣道部員の高校2年生。剣道3段。 |
山村 |
道場の教士。剣道7段。 |
河瀬 |
剣道6段。 |
竹間 |
剣道6段。 |
田島 |
剣道5段。 |
|
. |
|
|
あらすじ
一年前に亀ヶ谷にある貸家に引っ越してきた独身で初老の作家・寒河江俊和。過去に寺だった彼の住処は、元の住人たちが自殺をしたいわくつきの家だった。屋敷の中には大きな蜘蛛が居すわり、彼の心情も不安定になってきている。そして彼は次第にいくつかの回想や深い闇の妄想に飲みこまれていくのだが・・・。
『あの蝶は、蝶に似ている』改題。
|
|
作品の舞台 |
円覚寺・・・寒河江は、童雪老師と問答をします。
亀ヶ谷・・・元「枝雲寺(架空の寺名)」だった寒河江の家があります。
小袋谷・・・寒河江は小袋谷のマンションから亀ヶ谷に引っ越してきます
北鎌倉・・・寒河江たちが通う居酒屋「椿」があります。
化粧坂・・・寒河江は不思議な体験をします。
|
|
登場人物 |
寒河江俊和 |
新潟生まれの作家。居酒屋「椿」の常連。 |
樫村 |
寒河江の飲み仲間。造形作家。「椿」の常連。 |
岩崎 |
居酒屋「椿」の主人。 |
セッちゃん |
「椿」のアルバイト店員。 |
杉田 |
「椿」の常連。営業マン。 |
鏑木 |
「椿」の常連。長老的存在。 |
高安 |
「椿」の常連。 |
尾長 |
「椿」の常連。画家。元・美大の教授。 |
麻紀 |
「椿」の常連。 |
透子 |
「椿」の常連。 |
瀬木 |
寒河江担当の編集者。 |
浦木 |
新潟生まれで寒河江の幼なじみ。心療内科の開業医。 |
吉沢 朋子 |
寒河江と浦木の同級生。 |
母 |
朋子の亡母。過去に橋から投身自殺をしている。 |
童雪 |
円覚寺の老師。 |
飯酒盃 |
元「枝雲寺」の寺男。顔面麻痺。明治の中頃に井戸へ飛び込み自殺をしている。 |
女 |
亀ヶ谷の家の寒河江の前にいた住人。拒食症に悩み井戸へ飛び込み自殺をしている。 |
|
. |
|
|
あらすじ
矢田部研吾はアルコール依存症で失職、現在は夜勤の警備員をしながら母校でもある北鎌倉学院高校の剣道部コーチをしている。そこへ部員とのトラブルで出会った帰宅部のラップ好き少年・羽田融の竹刀を構える姿から、研吾は父・将造と同じ「殺人剣」の天性を見た…。
|
|
作品の舞台 |
北鎌倉・・・融たちが通う『北鎌倉学院高校』や雪峯が住持する『建總寺』があります。
稲村ガ崎・・・ゲームセンターの誘いを断った融が一人で砂浜へ行きます。
大船・・・研吾は仲通りにある居酒屋『きさらぎ』へ通います。
山崎・・・鎌倉武道場(鎌倉武道館がモデル)で融の剣道一級審査が行なわれます。
七里ガ浜・・・融の家があります。 |