ツバキ文具店
小川糸原作のツバキ文具店シリーズです。

作品名 発行年
ツバキ文具店 2016
キラキラ共和国 2017
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ツバキ文具店 小川 糸 幻冬舎
あらすじ
 江戸時代から続く代筆屋を生業とする雨宮家の11代目・雨宮鳩子は、先代・かし子の死後から仕事を引き継いで半年が経った。今は鎌倉市二階堂で表向きは「文具店」としながらも、代筆屋を細々と続けている。そんな彼女を頼って、依頼客は今日もそれぞれの理由を胸に店を訪ねてくる…。


 作品の舞台
 二階堂・・・鳩子が営む「ツバキ文具店」、帆子が勤める小学校、バーバラ婦人の家などがあります。
 鶴岡八幡宮・・・鳩子は「おはらひさん」をもらいに大祓に行きます。
 ガーデンハウス・・・鳩子とバーバラか朝食を食べに行きます。
 パラダイス・アレイ・・・鳩子とバーバラは餡パンを買いに行きます。
 材木座・・・鳩子とバーバラは夕食後、材木座のカフェでジャスミンティーを飲みます。
 光明寺・・・鳩子は寺で行われた落語の独演会を見に行きます。
 つるや・・・男爵は鳩子に鰻を御馳走します。
 ザ・バンク・・・男爵と鳩子は、つるやの後にカクテルを飲みに行きます。
 元八幡・・・鳩子の初詣は元八幡と決めています。
 大刀洗・・・鳩子は大刀洗の水で墨をすり、書き初めをします。
 鎌倉江ノ島七福神・・・鳩子は、男爵、バーバラ、帆子と七福神めぐりをします。(浄智寺・宝戒寺・旗上弁財天のみ)
 光泉・・・男爵は七福神めぐりの昼食にするいなりずしを頼んでいました。
 建長寺・・・鳩子たちは浄智寺から宝戒寺へ行く際、建長寺から天園へ上がります。
 鎌倉宮・・・鳩子たちは昼食後、かわらけで厄落としをします。
 稲村ヶ崎温泉・・・男爵と帆子は、七福神めぐりの疲れをとりに温泉に行きます。
 田楽辻子のみち・・・鳩子は花を探している途中、帆子に会います。
 サハン・・・鳩子がかし子の手紙を読む前に夕食をとります。
 オクシロモン・・・鳩子は、守景親子とカレーを食べに行きます。
 登場人物
雨宮 鳩子 雨宮家11代目の代筆屋。年齢は20代後半。二階堂で「ツバキ文具店」を経営。あだ名は「ポッポちゃん」。
雨宮かし子 雨宮家10代目の代筆屋。鳩子の亡祖母。6歳時の鳩子に代筆業を教えこむ。
雨宮スシ子 かし子の双子の妹。母のいない鳩子の世話をする。
バーバラ婦人 鳩子の隣人の夫人。「バーバラ」はあだ名。日本人。
楠  帆子 二階堂にある小学校の教師。あだ名は「パンティー」。
魚福の奥さん 近所の魚屋の奥さん。現在は息子夫婦に店を任せている。
守景 蜜朗 店の近所に引っ越してきた男性。カフェを経営しながら父子家庭で一人娘を育てる。
守景 陽菜 蜜朗の娘。5歳。鳩子は「QPちゃん」と呼んでいる。
マダムカルピス 代筆屋の客。カルピス模様の服を着た鎌倉マダム。弔いの手紙を依頼する。
こけしちゃん 代筆屋の客。小学生。マダムカルピスの孫。教師へのラブレターを依頼する。
元夫 代筆屋の客。39歳。友人たちへの離婚の手紙を依頼する。
園田  薫 代筆屋の客。幼なじみへの手紙を依頼する。
男爵 代筆屋の客。借金の断りの手紙を依頼する。
武田  聡 代筆屋の客。出版社社員。評論家への原稿依頼の手紙を依頼する。
花蓮 代筆屋の客。義母への還暦祝いの手紙を依頼する。字が汚い。
白川清太郎 代筆屋の客。母に渡す亡父からの手紙を依頼する。
小野寺 舞 代筆屋の客。茶道の先生への絶縁状を依頼する。
静子 イタリアに住むかし子の文通相手。
アンニョロ 静子の息子。イタリア人。
砂田夫人 マダムカルピスの友人。
砂田権之助 砂田夫人が飼う猿。
元妻 元夫と離婚した妻。42歳。
佐倉  桜 薫の幼なじみ。
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キラキラ共和国 小川 糸 幻冬舎
あらすじ
 鳩子は蜜朗と結婚し、陽菜の新しい母となった。しかし、蜜朗の実家を訪ねたとき、彼女は自分自身の中に蜜朗の前妻・美雪に対して遠慮をしている気持ちがあることを改めて再確認してしまう。一方、男爵は帆子との間に子供ができたことがわかり鳩子も喜ぶのだが、後日男爵は彼女にある秘密を告白をする…。


 作品の舞台
 二階堂・・・鳩子が営む「ツバキ文具店」、バーバラ婦人の家などがあります。
 段葛・・・蜜朗・鳩子・陽菜は新しくなった参道を歩きます。
 パラダイス・アレイ・・・鳩子と陽菜は餡パン(ニコニコパン)を買いに行きます。
 ゼブラ・・・蜜朗・鳩子・陽菜は大町のイタリア料理店「ゼブラ」で新・守景家の門出を祝います。
 鎌倉宮・・・蜜朗は鳩子と結婚をしたことを報告します。
 ユッコハン・・・鳩子はバーバラ婦人に教えてもらった御成の弁当店「ユッコハン」で惣菜を買います。
 妙本寺・・・鳩子は郵便局へ行った帰りに立ち寄ります。
 鎌倉花火大会・・・鳩子と陽菜は、バーバラ婦人に誘われて花火大会を見に行きます。
 覚園寺・・・蜜朗・鳩子・陽菜は夜中に黒地蔵をお参りに行きます。
 左可井・・・鳩子は一人で浄明寺の穴子丼屋「左可井」へ行き、ランチを楽しみます。
 増田屋豆腐店・・・鎌倉には豆腐屋が少ないと聞いていた鳩子は、ある日お店を発見します。
 獅子舞・・・蜜朗・鳩子・陽菜は紅葉を見に行きます。
 甘縄神明宮(作中では「甘縄神明神社」)・・・鳩子は菊子の依頼を受け、文学館の帰りに立ち寄ります。
 フェンロン・・・男爵は鳩子たちと由比ガ浜の中華料理店「フェンロン」に集まり、七福神巡りを再スタートします。
 登場人物
守景 鳩子 雨宮家11代目の代筆屋。二階堂で「ツバキ文具店」を経営。あだ名は「ポッポちゃん」。蜜朗と結婚し姓が変わる。
守景 蜜朗 鳩子の夫。カフェを経営。高知生まれ。
守景 陽菜 蜜朗の娘。6歳。小学1年生。鳩子は「QPちゃん」と呼んでいた。
守景 美雪 蜜朗の亡妻。陽菜の実母。高知にある蜜朗の実家が守る墓に入っている。
雨宮かし子 雨宮家10代目の代筆屋。鳩子の亡祖母。6歳時の鳩子に代筆業を教えこむ。
雨宮スシ子 かし子の双子の妹。母のいない鳩子の世話をする。
レディ・ババ 突然現れた鳩子の母。後ろ姿は10代のギャルだが、顔はいい年をしたおばさん。
バーバラ婦人 鳩子の隣人の夫人。「バーバラ」はあだ名。日本人。
楠  帆子 二階堂にある小学校の教師。あだ名は「パンティー」。
男爵 帆子の夫。代筆屋の客だったが、頻繁に店に寄るようになった鳩子の友人。
友人 男爵の中学時代の同級生。
静子 イタリアに住むかし子の文通相手。
オバサン 鳩子の家の周辺にうろつく野良猫。
高知の実家に住む蜜朗の父。顔立ちが蜜朗に似ている。
高知の実家に住む蜜朗の母。実家を訪ねた鳩子をやさしく迎える。
高知の実家に住む蜜朗の姉。元郵便局の建物でカフェを経営する茶髪の女性。
雷音 高知の実家に住む蜜朗の姉の長男。陽菜の従兄。
祖母 高知の実家に住む蜜朗の祖母。
鈴木多果比古 代筆屋の客。盲目の小学6年生。母への感謝の手紙を依頼する。
多果比古の母。女手一つで多果比古を育てる。
葉子 代筆屋の客。亡夫からの謝罪の手紙を依頼する。
Jクレオパトラ 代筆屋の客。鎌倉マダム。夫への三下り半の手紙を依頼する。
リチャード半ギア クレオパトラの夫。白いスーツにパナマ帽の紳士。
ヤドカリ 代筆屋の客。半分引きこもりの女性。彼への告白の手紙を依頼する。
マダムカルピス 代筆屋の客。頻繁に店に顔を出すようになった鎌倉マダム。友人に借金を思い出させる手紙を依頼する。
こけし マダムカルピスの孫娘。
みずほ マダムカルピスの友人。
旦那さん 代筆屋の客。喪中のハガキを依頼する。
奥さん 代筆屋の客。旦那さんの妻。
真生 旦那さんと奥さんの亡娘。生後8日で死亡。
菊子 代筆屋の客。綺麗な富士額が目立つ年配女性。尊敬する川端康成からのラブレターを依頼する。