ツバキ文具店 小川 糸 幻冬舎
あらすじ
 江戸時代から続く代筆屋を生業とする雨宮家の11代目・雨宮鳩子は、先代・かし子の死後から仕事を引き継いで半年が経った。今は鎌倉市二階堂で表向きは「文具店」としながらも、代筆屋を細々と続けている。そんな彼女を頼って、依頼客は今日もそれぞれの理由を胸に店を訪ねてくる…。


 作品の舞台
 二階堂・・・鳩子が営む「ツバキ文具店」、帆子が勤める小学校、バーバラ婦人の家などがあります。
 鶴岡八幡宮・・・鳩子は「おはらひさん」をもらいに大祓に行きます。
 ガーデンハウス・・・鳩子とバーバラか朝食を食べに行きます。
 パラダイス・アレイ・・・鳩子とバーバラは餡パンを買いに行きます。
 材木座・・・鳩子とバーバラは夕食後、材木座のカフェでジャスミンティーを飲みます。
 光明寺・・・鳩子は寺で行われた落語の独演会を見に行きます。
 つるや・・・男爵は鳩子に鰻を御馳走します。
 ザ・バンク・・・男爵と鳩子は、つるやの後にカクテルを飲みに行きます。
 元八幡・・・鳩子の初詣は元八幡と決めています。
 大刀洗・・・鳩子は大刀洗の水で墨をすり、書き初めをします。
 鎌倉江ノ島七福神・・・鳩子は、男爵、バーバラ、帆子と七福神めぐりをします。(浄智寺・宝戒寺・旗上弁財天のみ)
 光泉・・・男爵は七福神めぐりの昼食にするいなりずしを頼んでいました。
 建長寺・・・鳩子たちは浄智寺から宝戒寺へ行く際、建長寺から天園へ上がります。
 鎌倉宮・・・鳩子たちは昼食後、かわらけで厄落としをします。
 稲村ヶ崎温泉・・・男爵と帆子は、七福神めぐりの疲れをとりに温泉に行きます。
 田楽辻子のみち・・・鳩子は花を探している途中、帆子に会います。
 サハン・・・鳩子がかし子の手紙を読む前に夕食をとります。
 オクシロモン・・・鳩子は、守景親子とカレーを食べに行きます。
 登場人物
雨宮 鳩子 雨宮家11代目の代筆屋。年齢は20代後半。二階堂で「ツバキ文具店」を経営。あだ名は「ポッポちゃん」。
雨宮かし子 雨宮家10代目の代筆屋。鳩子の亡祖母。6歳時の鳩子に代筆業を教えこむ。
雨宮スシ子 かし子の双子の妹。母のいない鳩子の世話をする。
バーバラ婦人 鳩子の隣人の夫人。「バーバラ」はあだ名。日本人。
楠  帆子 二階堂にある小学校の教師。あだ名は「パンティー」。
魚福の奥さん 近所の魚屋の奥さん。現在は息子夫婦に店を任せている。
守景 店の近所に引っ越してきた男性。父子家庭で一人娘を育てる。
守景 陽菜 守景の娘。5歳。鳩子は「QPちゃん」と呼んでいる。
マダムカルピス 代筆屋の客。カルピス模様の服を着た鎌倉マダム。弔いの手紙を依頼する。
こけしちゃん 代筆屋の客。小学生。マダムカルピスの孫。教師へのラブレターを依頼する。
元夫 代筆屋の客。39歳。友人たちへの離婚の手紙を依頼する。
園田  薫 代筆屋の客。幼なじみへの手紙を依頼する。
男爵 代筆屋の客。借金の断りの手紙を依頼する。
武田  聡 代筆屋の客。出版社社員。評論家への原稿依頼の手紙を依頼する。
花蓮 代筆屋の客。義母への還暦祝いの手紙を依頼する。字が汚い。
白川清太郎 代筆屋の客。母に渡す亡父からの手紙を依頼する。
小野寺 舞 代筆屋の客。茶道の先生への絶縁状を依頼する。
静子 イタリアに住むかし子の文通相手。
アンニョロ 静子の息子。イタリア人。
砂田夫人 マダムカルピスの友人。
砂田権之助 砂田夫人が飼う猿。
元妻 元夫と離婚した妻。42歳。
佐倉  桜 薫の幼なじみ。