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あらすじ
京の加茂の河原で珍しく死罪が行われた罪人は中納言藤原泰文の妻・公子と娘の花世姫だった。彼女たちは人とは思えぬ泰文の振舞いに耐え切れず、下司を使って泰文を殺した「尊族殺」の罪をとわれたのだった…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・時政は検非違使に代わって京で有名な群盗を捕まえ斬ってしまったため、朝廷は時政を鎌倉に追い返そうとします。
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登場人物 |
藤原 泰文 |
中納言。従三位。悪評が高い。 |
藤原朝霞子 |
泰文の先妻。四男二女の母。 |
藤原 公子 |
泰文の後妻。 |
藤原 文雄 |
泰文の長男。河内の国府の允。 |
藤原 国吉 |
泰文の次男。灯心売り。 |
藤原 泰博 |
泰文の三男。二条院の雑色。 |
藤原光麻呂 |
泰文の四男。 |
葛木 |
泰文の長女。 |
花世 |
泰文の次女。 |
藤原 忠文 |
泰文の亡祖父。死後「悪霊民部卿」と称される。 |
光覚 |
泰文の弟。権僧正。 |
太秦王 |
朝霞子の父。深草の長者。 |
藤原 実頼 |
公卿。大納言。 |
近衛 基実 |
公卿。六条摂政。 |
近衛 盛子 |
基実の妻。 |
近衛 基道 |
公卿。基実の子。 |
松殿 基房 |
公卿。関白。基実の弟。 |
藤原 経成 |
公子の父。敦賀の国府の貧乏儒家。 |
藤原 保平 |
安房国に住む泰文の従弟。太秦王の知人。 |
藤原 保嗣 |
保平の子。 |
僕 |
保平の下僕。 |
白女 |
泰文の遠縁。側女。 |
天羽 透司 |
泰文の下僕。保平の友人。 |
犬養ノ善世 |
泰文の下部。元・伊吹山の群盗の一味。 |
清成 |
朝霞子の長兄。 |
清経 |
朝霞子の次兄。 |
範雄 |
東宮博士。大学頭。 |
範兼 |
範雄の三男。葛木の夫。 |
北条 時政 |
鎌倉幕府の有力御家人。後の初代執権。 |
常盤 光長 |
大和絵土佐派の絵師。 |
常盤 光実 |
光長の弟子。絵師。 |
性信法親王 |
三条帝の第4皇子。仁和寺の第2世門跡。 |
藤原 宗子 |
平清盛の継母。後の「池禅尼」。 |
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あらすじ
戦争で麻布の屋敷を接収された石田家は信州へ疎開していたが、戦争が終わり東京へ戻ったものの大きな屋敷を維持できる財力も無くなり、渋谷でバラック住まいをしていた。そして6年後、麻布の屋敷が変換されることになり質を落とした生活に慣れてしまっているため引っ越しをすることを躊躇していたが、実際石田家の人々が麻布の屋敷に行ってみると先住の外国人によって豪華な屋敷に生まれ変わっていることに驚いてしまう…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・石田家の人々は鎌倉にある洋館を見に行きます。
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登場人物 |
石田九万吉 |
石田家の当主。農水省の官僚。現在は海軍民政部の嘱託でボルネオに滞在。 |
石田 賢子 |
九万吉の妻。旧姓・十条。与惣兵衛の養女。 |
石田千々子 |
九万吉と賢子の長女。許婚が亡くなり引きこもり状態。 |
石田百々子 |
九万吉と賢子の次女。 |
石田五十雄 |
九万吉と賢子の長男。戦傷の影響でカリエスになり横臥生活。 |
石田与惣兵衛 |
賢子の亡養父。千々子・百々子・五十雄の亡祖父。麻布市兵衛町の屋敷に住む資産家。 |
田村 |
石田家の執事。 |
大井 |
石田家の家扶(家務・会計係)。 |
メード |
石田家のメイド。 |
長坂 ヨノ |
石田家に来た新入りの子連れメイド。20歳。 |
おじいさん |
石田家が暮らす麻布屋敷の大家。 |
シュラー・ハークネス |
麻布屋敷に先住していたアメリカ人。 |
エルマン |
麻布屋敷に先住していた南方生まれの外国人。通称・ワニちゃん。 |
太田 貞代 |
麻布屋敷の近所に住む住人。改進党の代議士。 |
太田ミドリ |
麻布屋敷の近所に住む住人。貞代の娘。 |
高住 |
麻布屋敷の近所に住む住人。 |
鶴居夫人 |
麻布屋敷の近所に住む住人。 |
ヘンリ清水 |
土建屋のボス。自称・米国工学士。 |
大里 |
清水の配下の建築技師。後に千々子と結婚。 |
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あらすじ
ある年の夏の終わり、熱海に滞在している叔母の誘いを受け、サト子は叔母が住む鎌倉の家で留守番をする退屈な毎日を過ごしていた。そんなある日、サト子は外から自分の方を見ているひ弱な青年と知り合ったが、どうやら彼は近所で空き巣をはたらいている人物と目されているようだった。そこで彼女は彼に直接真相を尋ねてみると、彼は突然逃亡し海へ飛び込んでしまった。その後、警察によって海上を捜索すると、彼の着ていた服がみつかった…。
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作品の舞台 |
飯島・・・由良家の別荘で、サト子は留守番をします。
鶴岡八幡宮・・・サト子が境内で、点景モデルのアルバイトをします。
扇ヶ谷・・・秋川良作邸があります。
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