| . |
 |
|
あらすじ
デパート店員の水島敦夫は母からの薦めで令嬢・戸川恵美子と見合いをし婚約を済ませた。しかし彼は洋裁学校の若い生徒・相川蓮子との仲が切れないままでいた。年が明けて敦夫と恵美子の婚礼が始まったが、その途中で敦夫が体調を崩してしまう・・・。
|
|
| 作品の舞台 |
浄明寺・・・敦夫と恵美子がお見合いを行ないます。
鶴岡八幡宮・・・お見合い後、二人は境内にある美術館へ行きます。
|
|
| 登場人物 |
| 水島 敦夫 |
親子の長男。道子の弟。デパート店員。 |
| 水島 親子 |
道子・敦夫の母。 |
| 水島 道子 |
親子の長女。敦夫の姉。バツイチ。 |
| 戸川恵美子 |
敦夫のお見合い相手。令嬢。 |
| 戸川夫人 |
恵美子の母。 |
| 相川 蓮子 |
敦夫の愛人。洋裁学校の2年生。岡山生まれ。 |
| 岡 |
敦夫と恵美子の仲人。化粧品会社社長。 |
| 岡夫人 |
岡の妻。 |
| 津島未亡人 |
蓮子が間借りする家の大家。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
俳人の立川喜和は、学友の朝吹頼子・鹿野艶子とともに50歳を越えても仲良く付き合っていた。しかしそれぞれ予期せぬ出来事に直面し、どう受け入れるかの判断を迫られる時を迎えていた…。
|
|
| 作品の舞台 |
鎌倉・・・学生時代に喜和や艶子らは海へ遊びに行きます。
|
|
| 登場人物 |
| 立川 喜和 |
中野区に住む俳人。50歳過ぎ。 |
| 朝吹 頼子 |
喜和の一つ年上の学友。ペット専門の薬局の経営者。未亡人。 |
| 鹿野 艶子 |
喜和と同期の学友。喜瀬川流舞踊家「喜瀬川鶴女」。 |
| 立川 伊作 |
喜和の夫。 |
| 立川 良一 |
喜和の長男。分裂症で与野にある精神病院に入院中。 |
| 朝吹 明也 |
頼子の長男。21歳。S大学の学生。 |
| 朝吹三重子 |
頼子の長女。18歳。大学教養学部の1年生。 |
| 次男 |
頼子の次男。14歳。中学生。 |
| 蘆野 |
三重子の家庭教師。 |
| 由利 朔郎 |
艶子の愛人。実業家。 |
| 門田 |
由利の秘書。 |
| 宝井 峰子 |
由利の妾。福吉町の妾宅に住む。元・赤坂芸者。 |
| 宝井 慧 |
由利の妾腹の子。艶子が預かる小学6年生。 |
| 三沢 豊子 |
由利の愛人。若いオペラ歌手。 |
| 長井 |
由利の友人。「日々紡」社長。 |
| とき松 |
長井の亡妾。美津子の亡母。新橋芸者。 |
| 長井美津子 |
長井の妾腹の娘。マンハッタン郊外のレストランスタッフ。 |
| 須坂 |
小学校教師。慧のクラス担任。 |
| 湯沢 |
医師。 |
| 都築 |
音大助教授。 |
| 都築夫人 |
都築の妻。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
近頃他人の家で働く女性を「女中」から「お手伝いさん」と呼ぶようになった。私が小さい頃にも今里梅という「お手伝いさん」がいた。梅は従姉よりも顔も身なりも整ったしっかり者で私も好きだったが、そんな彼女も他家へ嫁ぐことになった…。
|
|
| 作品の舞台 |
長谷・・・上田家は夏期に貸別荘へ避暑に行きました。
|
|
| 登場人物 |
| 私 |
物語の語り手。上田冨美。作家・円地文子。 |
| 上田 万年 |
冨美の父。帝大文科大学国語教授。 |
| 今中 梅 |
上田家のお手伝いさん。後に吉原の「大津屋(西川家)」に嫁ぐ。 |
| 菊村 |
上田家の書生。口が悪い。 |
| 上田 よし |
私の従姉。 |
| 伯父 |
梅の伯父。上野精養軒のボーイ長。 |
| 西川眞之助 |
梅の夫。吉原に貸席を持つ「大津屋」の若旦那。 |
| 森 律子 |
帝劇のトップ女優。 |
| 小林 秀雄 |
文芸評論家。 |
| 内藤虎二郎 |
東洋史学者。内藤湖南。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
肝臓を患い余命幾許もない工学博士の貝塚弥彦の誕生祝のため、孫娘の美音が鎌倉の家にやってきた。するとじゃじゃ馬な性格がゆえに数々の縁談を断り続けていた孫娘を心配してか、弥彦は美音に一人の男性を紹介したいと言い出した。だが紹介された相手は妻子がある既婚者の地質調査技師・藤代岳夫だった…。
|
|
| 作品の舞台 |
宅間ヶ谷・・・貝塚弥彦邸があります。
大船・・・「青木画廊」があります。 |
|
| 登場人物 |
| 貝塚 弥彦 |
鎌倉に住む工学博士。肝臓を患い余命1~2ヶ月といわれている。 |
| 貝塚幸一郎 |
弥彦の長男。有名な洋画家。茅ヶ崎市在住。 |
| 貝塚 隆吉 |
幸一郎の末子。 |
| 貝塚 静子 |
弥彦の長女。逗子市在住。 |
| 茅原千賀子 |
弥彦の次女。大田区田園調布在住。 |
| 茅原 美音 |
千賀子の長女。じゃじゃ馬な性格。 |
| 貝塚 恭介 |
弥彦の次男。祖父が創立した「貝塚工業会社」の社長。 |
| 貝塚 駿三 |
弥彦の三男。 |
| 白坂 |
貝塚家の運転手。 |
| 山瀬 |
貝塚家の看護婦。 |
| 京子 |
茅原家の家政婦。夜間学校通い。 |
| 藤代 苑子 |
元・弥彦の愛人。夫の死後、愛人となる。 |
| 藤代 秀道 |
苑子の亡夫。大平洋戦争で輸送船に乗船中に爆撃に遭い戦死。 |
| 藤代 聡一 |
苑子の長男。「S病院」の内科医。 |
| 藤代 幸子 |
聡一の妻。 |
| 藤代 岳夫 |
苑子の次男。「鉄道研究所土質研究室」の技師。 |
| 藤代 千波 |
岳夫の妻。子供を二の次にし、自由奔放に活動する。 |
| 藤代明日夫 |
岳夫と千波の子供。 |
| 内海 |
聡一の学友。弥彦の主治医。 |
| 細井 |
「S病院」小児科部長。聡一の友人。 |
| 宮内 |
岩槻市にある「宮内内科医院」の医師。元・聡一の同僚。 |
| 田丸 |
「鉄道研究所土質研究室」の室長。 |
| 長島 澄江 |
「鉄道研究所土質研究室」の女性事務員。田丸の秘書代わり。 |
| 猪飼 哲也 |
「鉄道研究所土質研究室」の技師。岳夫の学友。 |
| 宮辺 |
「鉄道研究所土質研究室」の技師。 |
| 田丸さと子 |
田丸の妻。 |
| 田丸 妙子 |
田丸の長女。澄江と同級。 |
| 田丸 雅江 |
田丸の次女。 |
| 田丸 敬三 |
田丸の弟。石川県在住。 |
| 田丸 増子 |
田丸の親族。 |
| 田丸 進 |
田丸の親族。 |
| 猪飼 謙二 |
哲也の弟。 |
| 志村 豊子 |
洋裁デザイナー。「志村服装研究所」所長。千波の友人の母。 |
| 三谷登美子 |
「志村服装研究所」所属のドレスメーカー。 |
| 田谷 |
「志村服装研究所」の経理係。 |
| 吉崎きよ子 |
千波の友人。未亡人。 |
| 戸村 |
藤代家の隣人。主婦。 |
| 勝田 |
藤代家の隣人。「島内商事」の幹部候補。 |
| 南原 |
苑子の介添婦。ベテランの小児科看護婦。 |
| 末宗 |
運輸省官僚。岳夫の学友。 |
| 小関三左衛門 |
伊万里にある窯元の当主。 |
| 小関 和也 |
三左衛門の次男。写真家。 |
| 小関 直枝 |
三左衛門の長女。和也の妹。 |
| 片浦 |
「T県新線敷設地トンネル工事建設」事業の理事長。 |
| 成瀬 |
「T県新線敷設地トンネル工事建設」事業の理事。 |
| 坂上 |
T県選出の代議士。 |
| 八波 |
「朝日電力」専務。 |
| 常岡 |
厚生大臣。 |
| 田浦 |
高名な服飾界の老女史。 |
| 某氏 |
工業デザイナー。 |
| 部長 |
「松木デパート」の部長。 |
| 有坂 |
M大学の医師。 |
| 川島 |
きよ子のアパートの近くにある病院の医師。 |
| 田上 |
幸一郎の友人。 |
| ガーナー夫人 |
美音の友人で英語の教師。代わりに夫人に美音が日本語を教えている。 |
| 菊子 |
宮城県に住む主婦。山峡の温泉宿の宿泊客。 |
| たあちゃん |
菊子の娘。3歳3か月。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
私は湘南の海をパトロールする通称「ふくろう部隊」に同行取材をすることになった。そして江ノ島から材木座まで来た私は、そこで闇にまぎれて砂浜に人形を埋める女を見かけた。人形には釘が打ち込まれおり、どうやら古風な呪いの儀式を行っているようだった。しかしその3日後、人形に名前が書かれていた映画監督の園谷邦彦の水死体が海岸で発見される・・・。
|
|
| 作品の舞台 |
材木座・・・4~5ヶ月前、松沼陽子の遺体が発見されます。
|
|
| 登場人物 |
| 私 |
横浜支局の新聞記者。神奈川県警の記者クラブに所属。 |
| 横山 |
横浜支局の新聞記者。私の次席。 |
| 植松 |
横浜支局の新聞記者。3ヶ月前に配属。 |
| 犬塚 |
横浜支局のカメラマン。 |
| 成瀬 |
横浜支局の通信部記者。 |
| 古畑 |
本社の文芸部記者。私と同期入社。 |
| 園谷 邦彦 |
アングラ映画の監督。 |
| 山添 京子 |
邦彦の妻。テレビ・映画で売れっ子の女優。 |
| 松沼 陽子 |
ファッションモデル。4~5ヶ月に自殺。 |
| 松沼 肇子 |
陽子の妹。S学院の3年生。 |
| 御室 節子 |
肇子のクラスメート。 |
| 葉子 |
私の行きつけのバーのホステス。 |
| 川森 |
神奈川県警本部警邏課警部。 |
| 笹倉 |
神奈川県警捜査一課係長。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
北鎌倉に住む未亡人・沢辺たか子は友人の戸川から大学教授・桂井篤の死を知らされた。彼女は大学生の頃に桂井と不倫関係にあった。そして彼の葬儀の日、桂井門下の短歌の女弟子たちはたか子を煙たい存在として扱い、桂井の教え子の戸川が沢辺邸に出入りしていることを嫌がる素振りを見せた…。
|
|
|
|
| 登場人物 |
| 沢辺たか子 |
北鎌倉に住む表千家茶道教授。未亡人。 |
| 沢辺 |
たか子の亡夫。元・商事会社社長。 |
| 息子 |
都内に住む沢辺の連れ子。 |
| 桂井 篤 |
S市にある綜合大学理学部教授。短歌界の重鎮。たか子の元愛人。 |
| 桂井夫人 |
篤の妻。 |
| 戸川 三郎 |
篤の教え子。某省の課長。桂井門下の短歌の弟子。 |
| 角田きん子 |
桂井門下の短歌の女弟子。短期大学の学長。 |
| 静子 |
沢辺家の女中。 |
| 須坂 |
骨董商。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
売れないライターの羽鳥誠一は、6年連れ添った妻のすみ子と離婚したが、すみ子の方は未だ未練があるようだった。そんな誠一はある集まりで知り合った人妻・ベティと意気投合し、彼女の隣宅に仕事場を移すのだが…。
|
|
|
|
| 登場人物 |
| 羽鳥 誠一 |
冴えないフリーライター。 |
| 会津すみ子 |
誠一の妻。 |
| 植木 敏春 |
写真家。 |
| 植木 純子 |
敏春の妻。「ベティ・ジェーン・植木」と名乗る。 |
| サム・ハスキン |
敏春の師。ロンドン在住の写真家。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
アメリカ人将校が旧家にある掛け軸や着物を売りたいというので、オレは鎌倉の旧家でひと夏を過ごしている。そこへやってきたのはひとりの日本人男性だった…。
|
|
| 作品の舞台 |
鎌倉・・・オレは海岸近くの旧家でひと夏を過ごします。
|
|
| 登場人物 |
| オレ |
物語の語り手。鎌倉でひと夏を過ごす。 |
| 男 |
日本人男性。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
今年の夏も「鎌倉で小さな同窓会」の誘いの手紙が女のもとに届いた。昨年行われた仲間たちとの会合とは違い、大学時代の同期の男からの同窓会と偽ったデートの誘いだ。女と彼との付き合いは10年になるが、昔ほど気乗りがしない自分もうかがえるのだ…。
|
|
| 作品の舞台 |
由比ガ浜・・・男と女は由比ガ浜を歩きます。
雪ノ下・・・二人は八幡宮の裏手にある古びた寺を訪ねます。 |
|
| 登場人物 |
| 女 |
自動車会社の受付嬢。 |
| 夫 |
女の5歳年上の夫。女が務める自動車会社の営業マン。 |
| 男 |
女の大学時代の同期。大新聞の子会社に勤務。2年前に離婚。 |
| 主人 |
鎌倉にある喫茶店の主人。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
コーヒーショップで女性編集者と打ち合わせをしていた私の耳に、後ろに座っていた2人の人妻の会話が耳に入ってきた。どうやら彼女たちは不倫に走っている話題だったが…。
|
|
| 作品の舞台 |
鎌倉・・・人妻は愛人の山野と鎌倉へドライブに行きます。
|
|
| 登場人物 |
| 私 |
物語の語り手。物書き。 |
| 編集者 |
私担当の女性編集者。 |
| 人妻 |
コーヒーショップの客。絶賛不倫中。 |
| 山野 |
人妻の愛人。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
「死に水をとってくれないか、今からその臘月で・・・。」紫津は死んだ母の愛人だった健蔵の病床を見舞い、最期を看取ろうとしていた。そこで紫津は、母の弥衣と健蔵の軌跡をなぞっていくのだが・・・。
|
|
| 作品の舞台 |
妙本寺・・・水野弥衣・紫津母娘は妙本寺の裏手に住んでいました。
|
|
| 登場人物 |
| 飯倉 健蔵 |
65歳。元帝国大学の物理学講師。 |
| 水野 紫津 |
38歳。茶道で身をたてる。 |
| 水野 弥衣 |
紫津の母。健蔵の愛人。38歳で死亡。 |
| 飯倉 郁代 |
健蔵の妻。健蔵の恩師の娘。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
藤家芳行は仕事の出張先で誘惑に負け、行きずりの女と一夜を共にした。さらにその時期と重なるように、息子の雄介や娘の叶美も成長と共に変貌を遂げていく。芳行の妻・美冴は家庭が壊れていくのを感じるのだが、そのすべてのきっかけにある一人の女がいることに気がつくのだが・・・。
|
|
| 作品の舞台 |
明月院・・・村木と美冴は、建長寺を出た後、紫陽花を見に明月院へ向かいます。
|
ちなみに二人は
建長寺 → 明月院 → 鶴岡八幡宮 → 鎌倉宮 → 材木座海岸
と散策します。 |
|
|
| 登場人物 |
| 藤家 芳行 |
大手商社の営業部長。 |
| 藤家 美冴 |
芳行の妻。 |
| 藤家 雄介 |
芳行の長男。大学を卒業し、今年から会社員となる。 |
| 藤家 叶美 |
芳行の長女。高校生。 |
| 佳沢 妙子 |
美冴のカルチャースクール仲間。 |
| 村木 征二 |
妙子の友人。洋書店の一人息子。 |
| 石津真佐代 |
雄介の大学時代の友人。画廊店員。 |
| 野上 明 |
叶美のクラスメート。優等生。 |
| ハロルト |
叶美の友人。アメリカからの留学生。 |
| 田口 敏雄 |
大手繊維会社の営業部長。 |
| 田口 保子 |
敏雄の妻。 |
| 田口 英一 |
敏雄の息子。 |
| 大野 幸江 |
田口の妹。 |
| 大倉 敏信 |
日本画の大家。 |
| 岸森 |
芳行の部下。 |
| 久保田玲子 |
原宿のブティック経営者。 |
| クミ子 |
ブティック店員。 |
| 大杉 豊 |
総裁候補の大物政治家。 |
| 勝山 |
都議会議員。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
海野は、大学の後輩で恋心を抱いていた静子からの手紙を読むと、ふと彼女に会ってみようと思い鎌倉へ向かった。それは彼女が昨年仕事一筋だった夫を失い、子供もおらず猫だけが話し相手という淋しさを彼に打ち明けたことがあるからだった。そして鎌倉に着いた海野は早速彼女に連絡を取るのだが…。
|
|
| 作品の舞台 |
大船観音・・・海野は、静子が住む鎌倉へ向かう途中の電車の車窓から、大船観音の白い顔を眺めます。
十二所・・・海野と静子は、十二所の静かな小径を散策しながら、話をします。 |
|
| 登場人物 |
| 海野 |
独身のサラリーマン。34歳。 |
| 各務 静子 |
未亡人。海野の大学の後輩。33歳。 |
| 各務 |
静子の亡夫。昨年病死。元・警官。 |
| リリ |
静子の飼い猫。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
町子は洋画家の夫・高雄と結婚して10年が経った。義父からの遺産で生活を続け、売れない絵を描き続ける夫や2人の子供とともに静かな生活を続けていた町子は、ある日気晴らしに伊豆への一人旅に出かけ、そこで香水店の店主・村木と出会った…。
|
|
|
|
| 登場人物 |
| 綾城 高雄 |
売れない洋画家。父は高名な洋画家。43歳。 |
| 綾城 町子 |
高雄の妻。7歳と4歳の娘がいる。39歳。 |
| 村木 敏夫 |
下田の香水店の店主。年下の妻がいる。33歳。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
ギリシャへ旅行中の一郎は、同じツアーに参加していた田辺から、一枚の写真を手渡された。その写真には、若き日の父母と共に、不二草薫という大学の助教授が写っていた。一郎が持っている母の遺品にも、不二草の名前が見られるので、母との関係を調べてみると、過去に起こったある出来事に結びついていることがわかる・・・。
|
|
| 作品の舞台 |
大町・・・箕川信彦邸は、大町6丁目にあります。
釈迦堂口・・・一郎は箕川邸を出た後、釈迦堂口の切通しを散策します。 |
|
| 登場人物 |
| 高見 一郎 |
国立国会図書館の司書。 |
| 高見 房子 |
一郎の妻。広告代理店勤務。 |
| 高見 政一 |
一郎の父。二十数年前に病死。 |
| 高見 明美 |
一郎の母。旧姓・溝口。事故死。 |
| 高見千代美 |
一郎の叔母。 |
| 高見 郁夫 |
千代美の長男。 |
| 不二草 薫 |
大学助教授。昭和32年に自殺。 |
| 桑野 文彦 |
演出家。一郎の学生時代の友人。 |
| 箕川 信彦 |
政一の親友。化学メーカーの研究所員。 |
| 田辺 昇 |
朝日総研顧問。 |
| 松本 一助 |
元・内科医。 |
| 小野寺陽子 |
20年前の通り魔事件の被害者。 |
| 太田 富枝 |
20年前の通り魔事件の被害者。 |
| 大垣 |
大学の文学部助教授。 |
| 本堂 |
脚本家。 |
| 津村 |
房子の会社の若手社員。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
風邪で欠勤した内畑課長の自宅に書類を届けるため横須賀線に乗った由美子は、その車内で痴漢行為をする婚約者の宏の姿を目にしてしまう。宏に嫌悪感を持った由美子は、デートの誘いを断り続けるが、そんな時、一人の男が宏のことを訊ねるため由美子に近づいてくる・・・。
|
|
| 作品の舞台 |
極楽寺・・・内畑課長邸があります。
北鎌倉・・・谷垣梨代邸があります。 |
|
| 登場人物 |
| 今宮由美子 |
渋谷の貿易会社の総務部に勤めるOL。26歳。 |
| 松山 宏 |
関東第二弁護士会所属の弁護士。由美子の婚約者。29歳。 |
| 内畑 |
由美子の上司。 |
| 堀 一恵 |
由美子の同僚。 |
| 栗田 真弓 |
西麻布の宝石店の営業部に勤めるOL。34歳。 |
| 青池 里子 |
横須賀線で通勤するOL。 |
| 谷垣 梨代 |
来春女優デビューするモデル。本名・伊藤希久子。 |
| 村越 |
世田谷署刑事。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
鉄鋼会社に勤める独身の中座啓一郎には、2人の恋人がいた。ひとりはバーのママの田川薫、もう一人は画商の千倉法子だ。そんなある日、出張先の飛行機トラブルのため滞在した香港で、啓一郎は雑誌記者の麻美と知り合った・・・。
|
|
| 作品の舞台 |
鎌倉散策・・・啓一郎と麻美は、雨の鎌倉を散策します。
|
円覚寺 → 東慶寺 → 浄智寺 → 明月院 → 建長寺 →
鶴岡八幡宮 → 頼朝の墓 → 瑞泉寺 →(タクシー)→ 鎌倉駅
2人は上記のコースを散策しました。
|
|
|
| 登場人物 |
| 中座啓一郎 |
鉄鋼会社係長。独身。35歳。 |
| 中座 保子 |
啓一郎の長妹。26歳。 |
| 中座ひろみ |
啓一郎の次妹。20歳。 |
| 田川 薫 |
啓一郎の恋人。バー「かとれあ」のママ。 |
| 千倉 法子 |
啓一郎の恋人。画商。34歳。 |
| 寺田 麻美 |
婦人雑誌記者。31歳。 |
| 植田 弘 |
啓一郎の上司。課長。 |
| 布崎 |
植田の後任の課長。 |
| 志野田 弘 |
保子のボーイフレンド。照明メーカー勤務。 |
| 志野田順二 |
弘の父。 |
| 志野田民子 |
弘の母。 |
| 大西 |
玩具メーカー勤務。 |
| 笹田 三彦 |
啓一郎の親友。高校数学教師。 |
| 森井 |
啓一郎の親友。航空会社勤務。 |
| 兵藤 |
笹田の友人。経済犯専門の渋谷署の警察官。 |
| ミシェル岡田 |
麻美の友人。シャンソン歌手。 |
| 種田 |
啓一郎の同僚。 |
| 前田マリ子 |
宮益坂の割烹「まえだ」女将。 |
|
| . |
 |
京都・鎌倉・大和
あじさい古都の寺殺人ライン |
和久峻三 |
光文社文庫 |
|
あらすじ
宇治の三室戸寺で、宮川茂一郎が参道から転落して死んだ。遺留品のスカーフなどから、殺人事件と断定し、事件の担当となった赤かぶ検事だが、今度は検事の元に紫陽花がつめられた弁当が送られてくるイタズラをうける。そして、捜査も決め手のないまま進むうちに、第2の事件がおきてしまう・・・。
|
|
| 作品の舞台 |
明月院・・・第3の事件を防ぐために行天警部補チームらが、張り込みをします。
|
|
| 登場人物 |
| 柊 茂 |
通称「赤かぶ検事」。人情味溢れる非エリートの叩き上げの検事。 |
| 柊 春子 |
茂の妻。よき妻、よき相談相手。 |
| 川端 昌雄 |
近畿美術大学写真科教授。カメラサークル「写団・影」顧問。 |
| 宮川茂一郎 |
アマチュアカメラマン。元役所勤め。35歳。「写団・影」メンバー。 |
| 宮川 直美 |
茂一郎の妻。美容院経営。32歳。 |
| 宮川 紀夫 |
茂一郎の息子。小5。 |
| 塚本 昭治 |
大阪の製薬会社の技術課長。36歳。「写団・影」メンバー。 |
| 塚本 光恵 |
昭治の妻。32歳。 |
| 波多野美津子 |
5年前にある事件に巻き込まれ自殺。享年19歳。 |
| 近藤 隆司 |
元美津子の恋人。フリーのシナリオライター。「写団・影」メンバー。 |
| 片桐やよい |
アマチュアモデル。28歳。 |
| 福永 徹也 |
やよいの兄。やよいとスナックを共同経営。 |
| 柳原 尚徳 |
京都・高照寺住職。 |
| 寺尾 道男 |
京都のメンズショップ経営者の長男。独身。38歳。 |
| 三田村正文 |
「三田村化成」社長。 |
| 吉岡信太郎 |
「吉岡製作所」社長。58歳。 |
| 溝口 |
京都府警警部。 |
| 行天 燎子 |
京都府警警部補。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
タクシー運転手の細山田は、気持ちを入れ替えようと鎌倉にある丘の上から海を眺めていた。東京の青山から初老の男を乗せてきたものの、ほんの隙を見せてしまったことで乗り逃げをされてしまったからだった。そんな彼に散歩中の近くに住む老人が話しかけてきた…。
|
|
| 作品の舞台 |
鎌倉・・・細山田は初老の男にタクシーを乗り逃げされます。
|
|
| 登場人物 |
| 細山田 |
タクシー運転手。39歳。元・自動車販売のセールスマン。 |
| 妻 |
細山田の妻。幼馴染み。倹約家。 |
| 初老の男 |
細山田の車に青山から乗車した客。 |
| 老人 |
鎌倉に住む老人。半年前に妻を亡くす。 |
| 少年 |
鎌倉に住む小学生。海岸が遊び場。 |
|
| . |
 |
|
あらすじ
あるひき逃げ事件で知り合ったカフェのマスター・桜井達也と大物代議士の娘・広末衣公子は、次第に惹かれあう仲になっていった。しかし達也は、過去の犯罪経験にかかわる人物の失踪事件がおきたことで、警察に目を付けられる身となってしまった…。
|
|
| 作品の舞台 |
滑川・・・達也がマスターをつとめるカフェ「瑠璃色」は、滑川の河口近くにあります。
|
|
| 登場人物 |
| 桜井 達也 |
鎌倉にあるカフェ「瑠璃色」、六本木のバー「ワンナイト」のオーナー。41歳。元・フロント企業「七月商事」社長。 |
| 荒本 明 |
「ワンナイト」のマスター。「七月商事」時代からの達也の友人。広尾のアパートに住む。30歳代半ば。 |
| 荒本 冬美 |
明の妻。 |
| 荒本 彩香 |
明の娘。3歳。 |
| 矢田 京一 |
少年院時代からの達也の友人。42歳。元・フロント企業「アロー実業」社長。 |
| 桑木小百合 |
京一の恋人。道玄坂のスナックのマダム。 |
| 広末慎之助 |
自由民自党所属の大物衆議院議員。地元は葉山町。 |
| 広末衣公子 |
慎之助と愛人との間にできた娘。 |
| 広末松之助 |
慎之助の亡祖父。実業家。 |
| 広末虎之助 |
慎之助の亡父。カンパニー「広末グループ」の祖。 |
| 広末 綾乃 |
慎之助の母。葉山町にある児童養護施設「ひまわり学園」の園長。 |
| 高木美千子 |
慎之助の愛人。衣公子の亡母。16年前に投身自殺。 |
| 長谷川準一 |
慎之助の秘書。 |
| 三住 貴雄 |
達也の父。65歳。新橋に事務所を持つ弁護士。 |
| 桜井こずえ |
達也の亡母。達也が少年院出所と同時にがんで死亡。 |
| 三住みどり |
達也の異母妹。貴雄と同居する都内の大学3年生。 |
| 冨田 |
渋谷宮益坂にある暴力団「五友会」傘下の「冨田組」の組長。 |
| 落合 肇 |
「冨田組」の幹部。千葉県勝浦市出身。 |
| 水口 佳織 |
肇の愛人。中野にあるバーのホステス。 |
| 大畑 純二 |
肇の舎弟。暴走族上がり。勝浦市出身。 |
| 阿部 清美 |
吉祥寺のスナック「クワイエット」のママ。源氏名は「静」。元・宮益坂のスナックのホステス。 |
| 春香 |
清美が宮益坂で働いていた頃の同僚ホステス。静のヘルプ役。1年前に乳がんで死亡。 |
| 脇本 |
清美が働いていた新宿のクラブの常務。 |
| 深井 良三 |
不動産業者「深井エステート」先代社長。元・「七月商事」のスポンサー。3年前にがんで死亡。 |
| 柴崎 潤 |
「深井エステート」社長。 |
| 金子 |
元・「七月商事」の顧問弁護士。三田に事務所を持つ。 |
| 沼川 |
元・「アロー実業」の顧問弁護士。 |
| 舞 |
「瑠璃色」のアルバイト。藤沢にキャンパスがある私大の2年生。 |
| 麗子 |
「瑠璃色」のアルバイト。舞と同級生。 |
| 羽田 淳平 |
「瑠璃色」のアルバイト。舞と同級生。 |
| 徳永 |
青山斎場前にある喫茶洋菓子店の店長。 |
| 運転手 |
衣公子を轢いてしまったタクシーの運転手。 |
| 堀田 元 |
元・久里浜少年院院長。定年退職後、隠居の身。 |
| 宮田 努 |
赤坂署交通課警部。 |
| 陣内 |
赤坂署交通課警部補。 |
| 本郷 |
麻布署署長。 |
| 伊藤 |
麻布署組織犯罪対策班課長。 |
| 押田 |
麻布署組織犯罪対策班警部。宮田の同期。 |
| 上杉 |
麻布署組織犯罪対策班刑事。押田の部下。 |
| 小野 |
麻布署組織犯罪対策班警部。 |
| 池内 |
麻布署総務課刑事。 |
| 押田千賀子 |
押田の亡妻。10年前に脳出血で死亡。 |
| 押田 美咲 |
押田の娘。大学生。 |
| 伏見 |
横浜地方検察庁検事。 |
| 須賀 |
横浜地方検察庁女性事務官。 |
|
|
 |