こんこんさま 中脇初枝 河出文庫
あらすじ
 大学へ行くと家を出たもののうまくいかず水商売に染まっていたはなは、久しぶりに実家へ戻ったのだが、家は昔の面影を残しておらず朽ち果てた屋敷となっていた。そこへ妹のさちが初詣で知り合った占い師を連れてきたのだが…。
単行本『稲荷の家』の文庫化の際に改題

 作品の舞台
 大船駅・・・はなは駅のホームで飛び込み自殺の現場に居合わせます。
 山ノ内・・・三河家があります。
 鶴岡八幡宮・・・はなとさちが初詣に行きます。
 登場人物
三河 主計 三河家の当主。事業の失敗を重ね廃れた生活を送る。
三河  都 主計の妻。
三河 はな 主計の長女。東京で暮らす。
三河 さち 主計の次女。小学4年生。
三河 甲子 主計の父。認知症で徘徊を繰り返す。
三河  石 主計の亡母。10年前に死亡。
叶  旭山 占い師。
たっくん さちの友だち。近所の「山ノ内米穀店」の息子。左手が4本指。
八百作 近所の店。
豊田屋 近所の店。
みどり屋 近所の店。
肉屋 近所の店。