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あらすじ
女性に対して不安を覚えながらも、愛に植え苦しむ大学生・関勲平。その弟・環は兄より成績優秀だが生きる目標がない無機質な生活を送っている。しかしやがて環は女流作家・山岡唯子のデッサンモデルとなり肉体関係まで発展してしまった。そんな弟の姿を心配した勲平はある行動に出た…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉山・・・宗助は鎌倉山の桜並木のすばらしさを勲平に語ります。
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| 登場人物 |
| 関 勲平 |
早稲田大学4年生。カトリック信者。 |
| 関 環 |
勲平の弟。東京大学の学生。 |
| 関 梅子 |
勲平・環の妹。 |
| 父 |
勲平・環・梅子の父。○○○会社の顧問弁護士。 |
| 母 |
勲平・環・梅子の母。 |
| 政岡 宗助 |
勲平の大学時代の友人。趣味は伝書鳩。 |
| 天野 澄男 |
勲平の高校時代の友人。カトリック信者。 |
| 天野 貴子 |
澄男の妹。 |
| 山岡 唯子 |
有名な女流画家。 |
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あらすじ
京都宝が池に住む画家の私は祇園の置屋で会食をした際に一人の若い芸妓からある幽霊話を聞いた。花街の火事で焼死した若い芸妓・小まんの幽霊が演舞場に現れるというのだ。私はその話を聞いたとき、友人で恩人のNのことを思い出した…。
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| 登場人物 |
| 私 |
京都宝ヶ池に住む画家。 |
| 老画伯 |
私の絵画の師。87歳。伊豆の別荘で隠居。 |
| 長男 |
老画伯の長男でマネージャー。京都の本邸に住む。 |
| 小まん |
京都・祇園の若い芸妓。23歳。明るい性格で人気。花街の火事に巻き込まれ焼死。 |
| N |
私の友人で恩人。元・広告代理店専務。病死。 |
| T |
私担当の広告代理店社員。Nの後輩。 |
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あらすじ
営業課長の宇佐美が部下と飲みに行った際、一人の女性社員が酔いつぶれてしまった。そこで部下でタイピストの園子と共にビジネスホテルを探すがそれらしいものが無く、仕方なく近くのラブホテルで彼女を休ませることにした。部下の介抱を終え部屋を出ようとした宇佐美はそこで見知らぬ男と一緒にいる妻の姉・貞子と出くわしてしまった…。
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| 登場人物 |
| 宇佐美歳男 |
営業一課長。 |
| 園子 |
営業一課のタイピスト。歳男の部下。 |
| 部下 |
営業一課の若い女性社員。鎌倉に住む歳男の部下。 |
| 妻 |
歳男の妻。嫉妬深い性格。 |
| 貞子 |
妻の姉。保険外交員。 |
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あらすじ
北鎌倉にある一件の朽ち果てたような三河家。周辺の住民は「稲荷の家」と呼んでいる。この家に住むのは軽い痴呆が入ってきた祖父・甲子、度重なる投資の失敗で無一文になりかけている息子・主計、家から離れられないままでいる主計の妻・都、都の不倫の末生まれた次女・さち。そこへ大学を出てから5年経つものの何事もうまくいかず水商売を続けている長女のはなが帰ってきた…。
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| 作品の舞台 |
大船・・・はなは駅のホームで飛び込み自殺未遂をおこします。
山ノ内・・・三河家の朽ち果てた屋敷、山之内米穀店があります。
鶴岡八幡宮・・・さちは旭山と出会います。
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| 登場人物 |
| 三河 はな |
三河家の長女。27歳。水商売で働く。おばあちゃん子。 |
| 三河 さち |
三河家の次女。9歳。都の不倫でできた娘。はなの異父妹。 |
| 三河 甲子 |
はな・さちの祖父。半ボケ状態。 |
| 三河 主計 |
はな・さちの父。元・証券会社のサラリーマン。投資の失敗を重ね無一文になる。 |
| 三河 都 |
はな・さちの母。主計の妻。 |
| 三河 石 |
はな・さちの亡祖母。10年前に死亡。 |
| たっくん |
近所にある「山ノ内米穀店」の息子。9歳。さちの同級生。 |
| 叶 旭山 |
運勢本の露天商。易者。 |
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あらすじ
佐藤愛子は仕事の関係で色々な人と出会うが、女同士での話となると自分の夫の話をあげて好き勝手なことをいい合うので、彼らはふりまわされてしまう・・・。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・愛子や坂ノ上たちは海を見下ろす料亭で会食します。
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| 登場人物 |
| 佐藤 愛子 |
物語の語り手。作家。 |
| 笠井 松子 |
愛子の女学校時代の友人。神戸市芦屋に住む。 |
| 笠井 武吉 |
松子の夫。 |
| 笠井美加子 |
松子の末娘。 |
| 和夫 |
美加子の夫。「五和銀行」日本橋本店勤務。 |
| 姑 |
松子の姑。武吉の母。76歳。紀州生まれ。 |
| タマちゃん |
愛子の女学校時代の友人。 |
| 菊ヤン |
愛子の女学校時代の友人。 |
| カルコ |
愛子の女学校時代の友人。 |
| 坂ノ上健吉郎 |
「むつみ女子大学」学長。 |
| 坂ノ上しず子 |
健吉郎の妻。カルコの姑で茶道仲間。 |
| 酒巻 |
「K新聞」事業部長。 |
| 佐治 |
「Mテレビ局」ディレクター。 |
| 此花 陽子 |
愛子の友人。ピアノ教師。 |
| 葉山 |
佐藤宅に出入りする女学生。 |
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あらすじ
鎌倉市扇ガ谷に住む小泉正子は幼い頃、3姉妹まとめて一つの子ども部屋に押し込められ、わがままな性格の長姉に遠慮して部屋の隅っこで日々を過ごしていた。しかし大人に成長し結婚をすると、逗子市にマイホームを購入し念願の自分専用の部屋を持つことになった…。
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| 作品の舞台 |
扇ガ谷・・・正子の実家・小泉家があります。
御成小学校・・・古くなった校舎は壊しましたが、地元の希望で正門と講堂は残されました。
鶴岡八幡宮・・・バーバラ夫妻とぼんぼり祭に行きます。
吉屋信子記念館・・・正子たちはクラス会の後、散策します。
鎌倉文学館・・・正子たちはクラス会の後、散策します。
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| 登場人物 |
| 窪田 正子 |
作家。随筆家。旧姓・小泉。小泉家の三女。鎌倉市立御成小学校出身。 |
| 父 |
鎌倉市扇ガ谷に住む正子の父。 |
| 母 |
正子の母。 |
| 長女 |
正子の長姉。わがまま。 |
| 次女 |
正子の次姉。一つ年上。 |
| Y |
次女の娘。 |
| 四女 |
正子の長妹。 |
| 窪田 季雄 |
正子の夫。逗子に住む会社員。 |
| 長女 |
正子の娘。広告会社の国際部に勤務。 |
| 長男 |
正子の長男。 |
| 那須 良輔 |
小泉家の隣人。漫画家。 |
| バーバラ夫人 |
正子が活動する英会話教室の仕事仲間。 |
| 夫 |
バーバラの夫。 |
| 堀田 |
正子の大学の先輩。 |
| 神谷 |
正子の小学1年時代のクラス担任。 |
| K |
正子の小学1年時代のクラスメイト。クラスの級長。 |
| T |
正子の小学1年時代のクラスメイト。 |
| ヨシコ |
正子の小学1年時代のクラスメイト。親友。 |
| S |
季雄の二十年来の親友。 |
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あらすじ
友人たちが気楽な毎日を送っている話が耳に入ってくる中で、マユは自分のことを見つめなおしてみる。夫婦共働き、いつも困難ばかりの子育て・・・いつしか彼女は本当の自分が見えなくなっていた。そこで彼女は妊娠中の時以来、訪ねていなかった鎌倉へ向かった…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉駅・・・マユは鎌倉駅前のお店でソフトクリームを食べます。
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| 登場人物 |
| マユ |
東京に住む作家。25歳。既婚。 |
| 夫 |
マユの夫。会社員。現在はマユと距離を置いて生活している。 |
| ユキ |
マユの娘。保育園児。 |
| ユウコ |
マユの親友。 |
| ニナ |
マユの親友。不倫相手と別れたばかり。 |
| 芳谷 |
マユの友人男性。アウトドア・登山が趣味。 |
| おばさん |
行きつけの小児科の受診者の母親。 |
| 看護婦 |
行きつけの小児科の看護師。 |
| 受付 |
行きつけの小児科の受付。 |
| 店員 |
江ノ島のビーチショップの店員。 |
| ナンパ男 |
江ノ島でナンパする男子大学生。20歳。神奈川育ち。 |
| 男 |
アルバイトモデルの男性。マユに声をかけてくる。 |
| 男の子 |
保育園の近くに住む外国人男子の小学生。 |
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あらすじ
太めの体格に悩み解離性障害の持病を持つ主婦の高村文絵は、ある日中学時代のクラスメイト・杉浦加奈子と出会った。文絵は印象の薄い地味な存在だった彼女にあまりピンとこなかったが、美しい容貌と華やかな生活を手に入れた加奈子にとっては辛かった中学生時代を「文絵のおかげ」で立ち直ることができたと感激している様子だった。そこで文絵は加奈子から別荘に招待して御礼がしたいと強く懇願され、後日鎌倉の別荘へ行くことになった…。
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| 作品の舞台 |
七里ガ浜・・・県警の秦圭介警部補は、七里ガ浜の別荘で起きた殺人事件の担当になります。
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| 登場人物 |
| 高村 文絵 |
松戸に住む主婦。37歳。福井生まれ。元・印刷会社勤務。旧姓・牟田。解離性障害の持病を持つ。加奈子に誘われ「リュミエール化粧品」の役員となる。。 |
| 高村 敏行 |
文絵の夫。病院用医療機器のセールスマン。 |
| 高村 美樹 |
文絵の長女。8歳。クラス内で虐めを受ける小学2年生。 |
| 高村 美咲 |
文絵の次女。5歳。「光陽幼稚園」の年中組。 |
| 杉浦加奈子 |
文絵の中学時代のクラスメイト。37歳。右目周辺の痣を隠すために常時サングラスを着用している。「リュミエール化粧品」立ち上げメンバーの一人。 |
| 飯田 章吾 |
「リュミエール化粧品」立ち上げメンバー。 |
| 田崎 実 |
四谷の美容品会社「コンパニエーロ」代表取締役。38歳。品川区のマンションに住む。 |
| 小笠原美奈 |
「コンパニエーロ」勤務の派遣社員。25歳。 |
| 辻 好恵 |
「コンパニエーロ」勤務の派遣社員。29歳。 |
| 田崎 セツ |
実の母。76歳。愛知の養護老人ホームに入所。 |
| 新岡 正平 |
セツの兄。84歳。 |
| 新岡 春江 |
正平の亡妻。 |
| 新岡 和則 |
正平の長男。41歳。 |
| 新岡 直子 |
和則の妻。 |
| 新岡 春実 |
和則の娘。 |
| 中村里江子 |
「リュミエール化粧品」の会員。主婦。 |
| 谷崎 千恵 |
「リュミエール化粧品」の会員。主婦。 |
| ピエール・アルジャーニ |
「アルジャーニ化粧品」創立者一族の御曹司。フランス人。加奈子と深い関係。 |
| 秦 圭介 |
神奈川県警捜査一課強行犯係主任。45歳。警部補。捜査五班のリーダー。 |
| 合田 義勝 |
神奈川県警捜査一課強行犯係巡査部長。59歳。捜査五班のメンバー。 |
| 曽根 卓美 |
神奈川県警捜査一課強行犯係巡査長。47歳。捜査五班のメンバー。 |
| 井本 拓 |
神奈川県警捜査一課強行犯係巡査。28歳。捜査五班のメンバー。 |
| 金子 達也 |
神奈川県警捜査一課強行犯係巡査。35歳。捜査五班のメンバー。 |
| 浅田 純 |
神奈川県警捜査一課強行犯係巡査。35歳。捜査五班のメンバー。 |
| 久保 伸二 |
神奈川県警鑑識課主任。警部補。圭介と同期。 |
| 寺崎 |
神奈川県警捜査一課長。 |
| 杉本 |
神奈川県警捜査一課管理官。 |
| 永川 栄治 |
鎌倉署副署長。 |
| 沢村 |
鎌倉署捜査一課強行犯係主任。警部補。 |
| 中川 菜月 |
鎌倉署捜査一課強行犯係巡査。29歳。圭介と行動を共にする。 |
| 仙崎 貴史 |
鎌倉署捜査一課強行犯係巡査。 |
| 宮城野 |
鎌倉署捜査一課地域課巡査。 |
| 川崎 |
神奈川県警の警察医。 |
| 堀口 保 |
愛知県由良井署地域課巡査。 |
| 堀田 |
岐阜県警交通課巡査。 |
| 木村 |
横須賀署の巡査長。過去に圭介と合同捜査をしたことがある。 |
| 秦 響子 |
圭介の妻。42歳。脳溢血をおこして以来3年間意識不明のまま入院中。 |
| 五十嵐幸代 |
響子の母。70歳。 |
| 五十嵐 茂 |
響子の亡父。元・警察官。 |
| 久保 未来 |
伸二の娘。2歳。 |
| 管理人 |
実が住む品川のマンション「ヴェルーナ品川」の管理人。70歳前後。 |
| 守谷 |
四谷にある「共進不動産」の社長。 |
| 浅倉 純子 |
「共進不動産」女性従業員。 |
| 三浦 |
四谷にある「福伝水産」東京支社長。 |
| 中野 洋平 |
「福伝水産」社員。 |
| 岸本 武 |
「福伝水産」代表取締役。 |
| 宮田 圭吾 |
四谷にある「四谷ハピネス結婚相談所」の所長。 |
| 杉浦 勝利 |
加奈子の父。銀行員。 |
| 杉浦 尚美 |
加奈子の母。 |
| 倉田ひろみ |
加奈子の実家の近くに住む主婦。 |
| 浅井 |
文絵・加奈子の中学生時代の学年主任。現在は定年退職し、地域のボランティアに参加。 |
| 錦 隆志 |
岐阜にある「ニシキ不動産」の社長。文絵・加奈子の中学生時代の生徒会長。 |
| 古賀源一郎 |
文絵・加奈子が通っていた岐阜県小代にある「第三中学校」の校長。 |
| 高梨 賢昭 |
岐阜県小代にある「光縁寺」の住職。 |
| 高梨 洋子 |
賢昭の妻。 |
| 佐波 春子 |
文絵が通っていた福井市にある「南松江小学校」の校長。 |
| 別司 学 |
春子の遠縁。行政書士。 |
| 園部 敦子 |
福井では名が知られる鎌問屋の娘。 |
| 園部慶一郎 |
敦子の父。元・豪商の出だが資産を食いつぶして没落した。 |
| 園部 菊恵 |
慶一郎の妻。 |
| 渡部 |
セツが入所している愛知県由良井にある養護老人ホーム「清愛の園」の園長。 |
| 桐沢 弘 |
「清愛の園」の主任事務員。 |
| 真野 修 |
元・有限会社「太陽塗装」社長。67歳。長野市の養護老人ホームに入所。 |
| 真野 充子 |
修の妻。元・有限会社「太陽塗装」の経理。 |
| 真野 知世 |
修の長女。 |
| 岡田 |
知世の情夫。不動産会社社長。 |
| 黒田 浩輔 |
知世の情夫。IT社長。 |
| 池田 圭子 |
修が入所する長野市にある養護老人ホーム「白鳩の苑」の施設管理者。 |
| 須森 晃子 |
「白鳩の苑」の看護師長。 |
| 田中 寿子 |
響子が入院している「蒲田中央病院」の看護師長。 |
| 坂井 |
松戸市にある「坂井メンタルクリニック」の院長。文絵の主治医。 |
| 浦江 大州 |
新興宗教「神光の恵み」の教祖。 |
| 倉橋 友子 |
ハウスクリーニング店の店員。39歳。 |
| 立川 成美 |
圭介が過去に担当した誘拐殺人事件の被害者。5歳。 |
| 千絵 |
文絵のOL時代の同僚。 |
| 友恵 |
文絵のOL時代の同僚。 |
| 圭太 |
美樹のクラスメイト。クラスのムードメーカー。 |
| 父 |
文絵の父。福井に住むサラリーマン。娘に関心がない。 |
| 母 |
文絵の母。元・ホステス。娘に関心がない。 |
| 麻乃 巴薫 |
宝塚から転身した女優。 |
| 本城かれん |
女優。 |
| 相沢 純 |
メイクアップアーチスト。 |
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あらすじ
進学が気になりだした中学3年生の榎木藍子は共働きの父と母と暮らしていたが、そこに父母の大学時代の友人・レミちゃんが居候してきた。彼女は心の病を持ち生活が立て直せないため、父母が我が家に受け入れたのだ。そんなレミちゃんが次第に藍子だけに本心を打ち明けるようになった…。
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| 作品の舞台 |
鶴岡八幡宮・・・藍子、レミ、ススムが参拝します。
由比ガ浜・・・藍子、レミ、ススムが砂浜へ行きます。
御霊神社・・・藍子、レミ、ススムが江ノ電をバックに写真を撮ります。
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| 登場人物 |
| 榎木 藍子 |
中学3年生。小説家志望。 |
| 父 |
藍子の父。広告や本のデザイン会社に勤務。 |
| 母 |
藍子の母。美術関係の雑誌の編集者。 |
| レミちゃん |
父母の大学時代の友人。心の病を持ち榎木家に居候。本名は「すみれ」。 |
| サトウ ススム |
レミのバイト仲間で彼氏。 |
| 沙紀 |
藍子の女子クラスメイト。藍子と同じ高校の進学を目指している。 |
| 斉藤 |
藍子の男子クラスメイト。藍子に少し気がある。 |
| 望月 |
藍子の男子クラスメイト。 |
| 夏喜 |
藍子の女子クラスメイト。 |
| 男 |
父の会社で働く男。耳ピアスに金髪。 |
| スワ |
レミの小学校時代の同級生。絵を描くことが上手。 |
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あらすじ
「体操界期待の新星」と期待されている15歳の結城幸市は、所属する体操クラブでテレビ生中継のインタビューを受けた際、模範演技の途中、鉄棒から落下した。幸い怪我はなかったものの、後で調べてみると器具の一部に故意的な損傷を発見、誰かが怪我をさせるためにわざと仕掛けたことが判明した。すると今度は同じく体操選手で幸市の妹・似奈が歩道橋から転落、意識不明の重傷を負ってしまう・…。
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| 作品の舞台 |
鶴岡八幡宮・・・八重は幸市と似奈のために「勝守」を買います。
深沢・・・幸市たちが所属していた「鎌倉ジュニア体操クラブ」があります。 |
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| 登場人物 |
| 結城 幸市 |
藤沢市立翔洋高校1年。15歳。体操界期待の新星。元・「鎌倉ジュニア体操クラブ」部員。 |
| 結城 似奈 |
幸市の妹。「鎌倉ジュニア体操クラブ」部員。 |
| 結城 光弘 |
幸市の父。「鎌倉ジュニア体操クラブ」コーチ。 |
| 結城 八重 |
幸市の母。「鎌倉ジュニア体操クラブ」コーチ。 |
| 杉山 岬 |
幸市の幼なじみで彼女的存在。体操をやっていたが、あきらめてバスケ部に入部。 |
| 杉山 一樹 |
岬の弟。小学3年生。 |
| 藤間 彩人 |
体操界の国民的スターで絶対王者。28歳。全日本5連覇、世界選手権2連覇中。 |
| 木下 雪人 |
「鎌倉ジュニア体操クラブ」転入部員。中学2年生。似奈の恋人。彩人の従弟。 |
| 木下 弘 |
雪人の父。彩人のコーチ。元・日本代表コーチ。体操界の重鎮。 |
| 田中 |
「鎌倉ジュニア体操クラブ」オーナー。 |
| 福井 良平 |
「鎌倉ジュニア体操クラブ」コーチ。25歳。順天堂大卒。 |
| 町田 侑香 |
「鎌倉ジュニア体操クラブ」コーチ。小学生女子担当。 |
| 町田 周也 |
「鎌倉ジュニア体操クラブ」部員。侑香の弟。中学3年生。後にクラブのコーチになる。 |
| 八代早季子 |
「鎌倉ジュニア体操クラブ」部員。中学2年生。 |
| 貝原 弥生 |
「鎌倉ジュニア体操クラブ」部員。中学1年生。 |
| 伊藤かりん |
「鎌倉ジュニア体操クラブ」部員。中学1年生。 |
| 山本 武斗 |
「鎌倉ジュニア体操クラブ」部員。小学6年生。 |
| 辰巳 勇次 |
「鎌倉ジュニア体操クラブ」部員。小学5年生。 |
| 花岡 芽衣 |
「鎌倉ジュニア体操クラブ」部員。小学1年生。 |
| 坪口 夏美 |
「鎌倉ジュニア体操クラブ」部員。小学1年生。 |
| 莉代 |
物語の途中で正体が判明する誰かの子供。5歳。女の子。 |
| 奏午 |
物語の途中で正体が判明する誰かの子供。3歳。男の子。 |
| 劉 浩宇 |
世界的に有名な体操選手。幸市のライバル的存在。 |
| チェパロワ |
世界的に有名な体操選手。幸市のライバル的存在。 |
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あらすじ
人が亡くなると「お葬式」ではなく「生命式」を行うことがスタンダードな世の中になってきた。「生命式」は亡くなった人間の肉を食べながら男女が受精相手を探し、相手を見つけたら指揮から退場して何処かで受精して新しい命を宿す儀式なのだ。会社員の真保は、同僚の「生命式」に出ることとなったのだが…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・山本の「生命式」を終えた真保は、鎌倉の海へ向かいます。
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| 登場人物 |
| 池谷 真保 |
会社員。36歳。 |
| 山本 慶介 |
真保と同じ会社の社員。部は違うが休憩室で話をする仲。39歳。 |
| 中尾 勝 |
真保の会社の総務部勤務。脳梗塞で死亡。 |
| 後輩 |
真保の後輩。真保を「生命式」に誘いたがっている。 |
| 母 |
慶介の母。都内のマンションで慶介とその妹と三人暮らし。 |
| 妹 |
慶介の妹。 |
| 妻 |
勝の妻。 |
| 男 |
鎌倉に住む海を散歩中の男。ゲイ。 |
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あらすじ
祖母に教えられ水城朔実が訪ねたのは、北鎌倉のはずれにある古い洋館「まぼろし堂」。そこは建築家・幻堂風彦が持つ怪しい下宿人たちが棲み、いくつもの「開かずの摩」と称する部屋や地下室がある怪しい館だった。朔実は自分の案件が解決するとこの館に興味を持ち、風彦の助手のアルバイトを始めた。すると「まぼろし堂」のもとに「開かずの間」に関する依頼が次々と寄せられてきた…。
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| 作品の舞台 |
北鎌倉・・・風彦が経営する「幻堂建築事務所」やランたちが下宿する「まぼろし堂」があります。
浄智寺・・・不二代は度々境内にある「子安観音」にお参りします。
大船・・・戦後まもなく穣治は駅前で行き倒れていた平造を引き取ります。
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| 登場人物 |
| 水城 朔実 |
大学4年生。火事で両親を亡くし遠縁の不二代に育てられる。
風彦が経営する「幻堂建築事務所」の助手のアルバイトとして働く。 |
| 幻堂 風彦 |
「幻堂建築事務所」代表。たくさんの「開かずの間」を持つ古い洋館「まぼろし堂」の持ち主。 |
| 幻堂 穣治 |
風彦の亡祖父。先代の「まぼろし堂」の持ち主。 |
| 幻堂 香澄 |
風彦の亡母。 |
| 幻堂万里子 |
風彦の妻。元「まぼろし堂」の下宿人。 |
| 倉田 平造 |
「まぼろし堂」の管理人。穣治に拾われ長年管理人を勤める。 |
| 倉田 邦子 |
平造の妻。「まぼろし堂」の管理人。 |
| 野々宮ラン |
「まぼろし堂」の下宿人。怪奇小説家。80年近く下宿している。おさげ髪の老女。 |
| 内海 |
「まぼろし堂」の下宿人。フリーライター。 |
| 曽原紀久子 |
「まぼろし堂」の下宿人。40歳。洋菓子屋工場に勤務。 |
| 曽原 リエ |
「まぼろし堂」の下宿人。13歳。紀久子の娘。 |
| 羽間 亮二 |
「まぼろし堂」の下宿人。古書店員。 |
| 河合 |
「まぼろし堂」の家政婦。30歳。 |
| 幽我 学 |
「まぼろし堂」の洋館の最初の持ち主。貿易商。奇術師。 |
| 湯木 典弘 |
学のパトロン。九州の地主。 |
| 江東 |
典弘の曾孫。K大学人文学科教授。 |
| 父 |
万里子の亡養父。定食屋の主人。 |
| 安川不二代 |
朔実の遠縁で親代わり。余命幾ばくもない状態で入院中。信夫の継母。生け花の講師。 |
| 井森 信夫 |
三鷹市に住む不二代の義理の息子。50歳。 |
| 井森 秋江 |
信夫の亡実母。 |
| 横田 酔星 |
ランの亡夫。怪奇小説家。戦死。 |
| 近藤 竜治 |
紀久子に付きまとう元同僚。 |
| 岡田 礼子 |
新興宗教「木菟(ミミズク)の会」の女教祖。 |
| 七見万里子 |
元女性歌手。「ナナミ」の芸名で活動していたが、現在は表に出てきていない。 |
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あらすじ
1年前に亡くなった父のあとを継ぎ鎌倉でカフェを営む娘の尾内香良のもとに、突然親友の三樹子がやってきた。モラハラ夫に嫌気がさし離婚をして福井から上京してきたのだ。香良は三樹子が住まいを探す間、家に泊めることにしたが二階の広い間取りの部屋を見た三樹子はシェアハウスにすることを提案、カフェ担当の香良と女性限定シェアハウス担当の三樹子の共同経営をスタートさせることにした…。
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| 作品の舞台 |
扇ヶ谷・・・カフェ&シェアハウス「おうちカフェ」があります。
壽福寺・・・里子は政子の墓をお参りします。
銭洗弁財天宇賀福神社・・・三樹子が散策します。
佐助稲荷神社・・・三樹子が散策します。
長谷寺・・・三樹子が散策します。
由比ガ浜・・・三樹子は浜辺でたたずみます。
大船・・・三樹子と亨志はカレー屋に行きます。また草太が経営していたワインバルがありました。
材木座・・・忠人が経営しあゆみがアルバイトをするコーヒー焙煎&カフェ「ドンルヴァン」があります。
稲村ガ崎・・・忠人とあゆみは岩場へ行きます。
鎌倉市農協連即売所・・・香良が野菜を仕入れに行きます。
清水湯・・・三樹子が湯に浸かりに行きます。
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| 登場人物 |
| 尾内 香良 |
鎌倉市扇ガ谷にあるカフェ「おうちカフェ」のマスター。46歳。元・眼鏡会社のOL。 |
| 父 |
香良の亡父。「おうちカフェ」の先代マスター。 |
| 山根 咲 |
香良の母。40年以上前に家出。葉山町に住む。 |
| 尾内 忠人 |
父の10歳年下の弟。香良の叔父。材木座にあるカフェ「ドンルヴァン」のマスター。 |
| 林 三樹子 |
香良の大学時代の親友。離婚して「おうちカフェ」に住み込みシェアハウス担当として共同経営する。 |
| 林 正和 |
三樹子の夫。福井在住。三樹子と離婚。 |
| 林 亨志 |
正和と三樹子の息子。 |
| 倉林 |
「おうちカフェ」の隣人の主婦。事あるごとにカフェに顔を出すアドバイザー兼情報屋のような存在。あだ名は「グラディスさん」。 |
| 娘 |
倉林の娘。パリ在住のパティシエール。 |
| 藤村 里子 |
シェアハウスの住人。52歳。元・出版社の経理担当。早期退職する。 |
| 道永あゆみ |
シェアハウスの住人。40歳。トランスジェンダー。「ドンルヴァン」のアルバイト。 |
| 加藤千恵子 |
シェアハウスの住人。73歳。倉林の夫の元上司の妻。 |
| ツン |
里子の飼い犬。人見知りな性格。 |
| 藤村 礼子 |
里子の双子の姉。夫はプログラマー。 |
| 加藤 草太 |
千恵子の息子。元・大船にあったワインバルのマスター。現在は主夫。 |
| 加藤未来子 |
草太の妻。看護師。 |
| 加藤 樹 |
草太と未来子の息子。高校3年生。 |
| 三保子 |
倉林の兄嫁。 |
| ミカ |
倉林の娘の友人。和菓子職人。 |
| ミズエ |
「ドンルヴァン」の常連客。材木座に住む夫人。 |
| 老婆 |
清水湯の客。 |
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あらすじ
鎌倉に住む中学生・泉駒之介は父・哲平と二人暮らしをしていた。するとそこへ2家族6名の人たちが哲平を頼ってやってきた。哲平は彼らを閉鎖していた「民宿 泉荘」の建物に住まわすことにした。彼らは哲平の幼友達・鴻ノ木浩を含めた親子たちだった。すると駒之介はふとしたことから彼らがドキュメンタリー番組で取り上げられた瀬戸内海の離島に住む娘を取り違えられたことから共同生活をするいびつな関係の家族だったことを知った…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・江ノ電沿線のどこかに将棋カフェ「カフェいずみ」や閉鎖している「民宿 泉荘」があります。
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| 登場人物 |
| 泉 駒之介 |
鎌倉に住む中学2年生。将棋部員。 |
| 泉 哲平 |
駒之介の父。将棋カフェ「カフェいずみ」のマスター。妻とは9年前に離婚。 |
| 鴻ノ木 浩 |
哲平の幼な友達。子どもの頃に将棋大会で知り合ったライバル。瀬戸内海の美波島に住む。 |
| 鴻ノ木晴恵 |
浩の妻。 |
| 鴻ノ木 晄 |
浩と晴恵の長男。 |
| 鴻ノ木心凪 |
浩と晴恵の長女。中学2年生。出産時に蘭と取り違えられ一条家で育つ。 |
| 一条 若文 |
浩の友人。美波島に住む。 |
| 一条 桜子 |
若文の妻。 |
| 一条 蘭 |
若文と桜子の長女。「RAN」という名前でコスプレイヤーとして活動。
出産時に心凪と取り違えられ鴻ノ木家で育つ。 |
| 一条 透真 |
若文と桜子の長男。小学6年生。 |
| 一条篤治郎 |
若文の亡父。松子の亡夫。瀬戸内海の華ヶ島の開業医。 |
| 一条 松子 |
若文の母。篤次郎の15歳年下の妻。篤治郎の病院の元・看護師。 |
| 太田の爺さん |
「カフェいずみ」の常連客。元・大工。 |
| 司馬 |
テレビ番組「離島のシェア家族」担当ディレクター。松子の恩師の息子。 |
| 相田 健吾 |
駒之介の高校時代の友人。アニメ研究会員。カメラオタク。 |
| 青島 仁 |
有名カメラマン。30歳。 |
| 澤辺 勇矢 |
番組を見て一条家に近づいた悪質なファン。自動車事故の被害者。 |
| 竜太郎 |
美波島に住む晄の同級生。父は漁師。 |
| 戸倉 |
美波島にある「戸倉理容室」の主人。 |
| 山瀬 純一 |
蘭の知人。24歳。美波島に喘息の療養にやってきた大手会社社長の令息。 |
| 女将 |
美波島の宿の女将。 |
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