平岩弓枝の作品
「御宿かわせみシリーズ」で有名な平岩弓枝の作品です。

平岩 弓枝
  東京の代々木八幡宮の一人娘として生まれる。「鏨師」で直木賞受賞後、テレビドラマ「ありがとう」シリーズや「肝っ玉かあさん」シリーズの脚本も手がける。
作品名 発行年
狂言宗家 1959
わかれる 1974
パナマ運河の殺人 1988
千姫様 1990
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狂言宗家 平岩弓枝 新小説社
あらすじ
 祖父の代に加茂流宗家から破門を言い渡された佐伯家の末裔・慎吾は、現在河内流の師のもとで狂言を続けていた。しかし現在の狂言界を不満に思っていた彼は、急進的な考えを持つ舞台演出家・遠藤が企画するイベントへの参加を考えていた。そんなある日、彼は突然師匠の口から、慎吾を加茂流宗家に迎えたいという噂が流れていることを知った…。


 作品の舞台
 鎌倉・・・晏斎と慎吾が暮らす佐伯家があります。
 登場人物
佐伯 慎吾 河内流の若い狂言師。19歳。
佐伯 晏斎 慎吾の父。二代目「晏斎」。下半身不随になってから狂言界を引退。
佐伯 新市 晏斎の長男。慎吾の兄。戦死。
河内 宗八 青山高樹町に住む慎吾の師。河内流宗家の狂言師。
河内 安子 宗八の妻。
遠藤 公人 急進的な考えを持つ舞台演出家。
加茂三左衛門 加茂流宗家二代目当主。
加茂 広方 加茂流宗家三代目当主。
よね 佐伯家の女中。
仁科 いち 広方の妹。京都木屋町の料理屋「華や」に嫁ぐ。
仁科 葉子 いちの娘。
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わかれる 平岩弓枝 角川文庫
あらすじ
 派出看護婦の智子は、同じ年の薬剤師・村井が郷里で見合いをすると聞いてショックを受けていた。智子自身には別居中の内縁の夫・岡島がいるのだが、村井はそんな智子に気があるようだったからだ。そして郷里から戻った村井は智子に岡島と別れて一緒になってくれれば、郷里の縁談を断ると言い出した…。


 作品の舞台
 北鎌倉・・・智子と別居中の岡島陸平が暮らしています。
 登場人物
上月 智子 М病院に勤務する派出看護婦。33歳。
村井 恵吉 М病院薬局部の薬剤師。33歳。
芳野 とも 智子の先輩看護婦。
遠藤支那子 智子の同僚看護婦。
岡島 陸平 智子の内縁の夫。肺病を患い別居中。貧乏画家。
浜田由利子 陸平宅の隣家の女中。
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パナマ運河の殺人 平岩弓枝 角川文庫
あらすじ
 大手デパート「鶴賀百貨店」のロスアンゼルス支店オープン3周年を記念して、豪華客船を使ってのクルーズツアーが行われることになった。しかし、ツアーに参加するために集まってきたのは、いずれも断ちがたい因縁を持った者たちだった。ツアーは予定通りロスアンゼルス港を出港するが、パナマ運河に差し掛かった頃、船内で殺人事件が発生する…。


 作品の舞台
 北鎌倉・・・亡くなった浅野善太郎の隠居所だった北鎌倉の別荘は、現在善治夫妻が週末だけ過ごしています。
 登場人物
牧野 蘭子 М旅行社ベテランツアーコンダクター。未婚の母。
上杉 信吾 М旅行社ツアーコンダクター。29歳。昨年入社の蘭子の部下。
大久保 М旅行社営業部長。
石田 一郎 М旅行社コンダクター課長。
三木 勝枝 М旅行社コンダクター課長補佐。
田中 良明 М旅行社営業担当。「鶴賀百貨店」旅行部に出向中。
大川 М旅行社ニューヨーク支店長。
関原 英四 「鶴賀百貨店」3代目社長。
関原真理子 英四の妻。旅行好き。39歳。
浅野 善次 「鶴賀百貨店」2代目社長。現・会長。真理子の父。64歳。
浅野 伸枝 善次の妻。真理子の母。59歳。
浅野善太郎 「鶴賀百貨店」創始者。真理子の祖父。故人。
今井 英四の秘書。
石井 「鶴賀百貨店」常務。
君島 「鶴賀百貨店」専務。
岡見 正夫 「鶴賀百貨店」ロスアンゼルス支店長。
倉田 章三 「鶴賀百貨店」大阪支店長。伸枝の弟。
田畑 正己 善次の甥。35歳。
雪子 元・善太郎の秘書。故人。
愛子 善太郎と雪子の娘。善次の異母妹。故人。
長井 周一 愛子の夫。美術商「長井美術」社長。故人。
長井美希子 周一の長女。大手衣料品メーカー販売促進課所属。
長井由紀子 周一の次女。ニューヨーク在住。
牧野 英一 蘭子の一人息子。3歳。
牧野 里江 蘭子の母。
岡本喜久代 蘭子の妹。
岡本 和夫 喜久代の夫。
井上由紀夫 服飾デザイナー。伸枝の服を担当。
駒沢佐知子 由紀夫の助手。
駒沢 昭彦 佐知子の兄。丸4年行方不明。
上杉宗太郎 「上杉商事」社長。英四の学友。信吾の兄。
上杉久美子 宗太郎の妹。信吾の姉。21歳の時に自殺。
関原謙之助 英四の父。「スーパーYOU」社長。
皆川 代々木上原の材木商。
大竹 昌子 ツアー参加客。70歳。
福喜寺の住職 長井家の菩提寺となる福喜寺の住職。
ブライアン・マートン 豪華客船「サンタクルーズ号」の事務長。
トーマス 豪華客船「サンタクルーズ号」のスチュワード。
小笹  勉 警視庁刑事。
横山 賢次 警視庁刑事。
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千姫様 平岩弓枝 角川文庫
あらすじ
 大坂夏の陣も終盤を迎え、大坂方から秀頼の命乞いを頼まれた千姫とその侍女たちは、城を離れ祖父の家康のもとへ向かった。しかし姫の願いむなしく大阪城は落城、秀頼たちは自刃した。彼女は攻撃を決断した父・秀忠に一言申し上げたく江戸へ向かおうとするのだが…。


 作品の舞台
 東慶寺・・・千姫は天秀尼が修業する東慶寺の伽藍を再建します。
 登場人物
千  姫 戦乱の世にその身を翻弄される姫。
三  帆 千姫の侍女。
松坂局 千姫の小姓。
速水甲斐守守之 三帆の父。大坂方の将。
徳川 家康 千姫の祖父。大御所として政治の実権を握る。
徳川 秀忠 家康の子。千姫の父。2代将軍。
阿茶局 家康の愛妾。
お勝の方 家康の愛妾。
お江与の方 秀忠の正室。
長  丸 秀忠の長男。2歳で早逝。
竹千代 秀忠の次男。後の「徳川家光」。
国千代 秀忠の三男。後の「徳川忠長」。
初姫 秀忠の四女。
松姫和子 秀忠の五女。
おふく 竹千代の乳母。後の「春日局」。
おふり 家光の側室。
千代姫 家光とおふりの娘。
おなつ 家光の側室。
長  松 家光となつの子。後の「徳川 綱重」。
本多 忠勝 徳川四天王の一人。
本多 忠政 忠勝の長男。桑名城主。
ゆう姫 忠政の妻。
本多平八郎忠刻 忠政の長男。姫路新田城主。
本多 政朝 忠政の次男。竜野城主。
本多 忠義 忠政の三男。
小笠原忠真 忠政の娘婿。明石城主。
勝姫 忠刻と千の長女。
幸千代 忠刻と千の長男。
小笠原信濃守長次 忠刻の甥。
長田十太夫長政 千の執事。
宮本三木之助 本多家家臣。武蔵の養子。
猪熊仙兵衛 本多家家臣。船手頭。
神尾政之助 本多家家臣。
山本四郎左衛門 本多家家臣。
岩倉 本多家の老女。
新太郎信行 忠刻の遠縁。
豊臣 秀頼 千の夫。秀吉の子。
秀頼の母。お江与の姉。
大蔵卿局 秀頼の乳母。
国松丸 秀頼と側室の子。
香姫 秀頼と側室の子。後の「天秀尼」。
小野 阿通 淀の側近。
常高院 淀の妹。お江与の姉。
大野 治長 大坂方の将。大蔵卿の子。
大野 治房 大坂方の将。治長の弟。大蔵卿の子。
真田 幸村 大坂方の将。
真田 大助 大坂方の将。幸村の子。
後藤 基次 大坂方の将。
薄田 兼相 大坂方の将。
山川 賢信 大坂方の将。
木村 重成 大坂方の将。
毛利 勝永 大坂方の将。
堀内 氏久 大坂方の将。
長宗我部盛親 大坂方の将。
本多 正純 家康の側近。
金地院崇伝 家康の側近。
南光坊天海 家康の側近。
坂崎出羽守 徳川方の将。
藤堂 高虎 徳川方の将。
井伊 直孝 徳川方の将。
安藤 重信 徳川方の将。
板倉 勝重 徳川方の将。京都所司代。
大田采女正資宗 徳川家家臣。
神尾宮内少輔守勝 徳川家家臣。
松平 重則 徳川家家臣。
越智与右衛門 徳川家家臣。
加茂甚左衛門宗利 板倉家家臣。
茶屋又四郎清次 徳川の御用商人。
酒井雅楽頭忠世 老中。
土井大炊頭利勝 老中。
島津惟新義弘 徳川方の大名。
島津 家久 義弘の弟。
福島 正則 徳川方の大名。安芸広島城主。
浅野但馬守長晟 徳川方の大名。紀州和歌山城主。
京極 忠高 徳川方の大名。常高院の子。
池田 光政 徳川方の大名。因幡鳥取城主。
永井信濃守尚政 徳川方の大名。常陸古河城主。
韓長老 南禅寺の住持。方広寺鍾銘の作者。
安  英 南禅寺の僧。
周 清 尼 伊勢慶光院の庵主。
中井 正清 徳川の大工頭。
柳生但馬守 徳川家の兵法指南役。
後陽成天皇 第107代天皇。
新上東門院 帝の母。
御津与の局 帝の側室。
政仁 親王 帝の子。後の「後水尾天皇」。
鷹司 信房 公家。関白左大臣。
鷹司 孝子 信房の娘。
祖 心 尼 おふくの義理の姪。
彫  海 播磨国の仏師。
了  条 下総飯沼の弘経寺の僧。
おらん 常陸古河城下の娘。