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あらすじ
ツアーコンダクターの宮原美里は、有名画家の父・宮原一樹と青山で二人暮らしをしていた。そんな2人がある雪の日、平泉へ旅に出たが、彼女は中尊寺で犬丸大介という青年に、宿では深沢亜稀子という婦人と出会った。そしてその後この二人が彼女の人生に大きく絡んでいくのだが…。
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作品の舞台 |
東慶寺・・・美里はジュッセン夫妻を案内します。
瑞泉寺・・・寺の近くに滝沢三郎邸があります(作品途中から「北鎌倉の家」と表現される)。
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登場人物 |
宮原 美里 |
外国語堪能のツアーコンダクター。23歳。港区青山で父娘二人暮らし。 |
宮原 一樹 |
美里の父。48歳。有名な画家。 |
宮原 昭子 |
一樹の亡妻。美里の亡母。5年前に病死。 |
滝沢 三郎 |
鎌倉在住の陶芸家。43歳。一樹たちとは家族ぐるみの付き合い。 |
滝沢千代枝 |
三郎の妻。四郎・五郎・六郎の母。 |
滝沢 四郎 |
三郎の長男。 |
滝沢 五郎 |
三郎の次男。作曲家。 |
滝沢 六郎 |
三郎の三男。24歳。幼なじみの美里に気がある。 |
犬丸 大介 |
美里の婚約者。裕福な家庭で育った一人暮らしの青年。無職。 |
犬丸 忠行 |
大介の父。「М銀行」専務。大田区田園調布に住む。 |
梅崎 久代 |
大介の母。忠行の愛人。元・京都の芸者。現在、嵐山にある小さな旅館の女将。 |
深沢亜稀子 |
ニューヨーク在住の未亡人。35歳。 |
亡夫 |
亜稀子の亡夫。アメリカ東部の資産家の息子。弁護士。 |
深沢 麻里 |
亜稀子の娘。8歳。 |
グローリヤ夫人 |
亜稀子の舅。亜稀子母娘と同居。 |
金田 |
美里の上司。課長職。 |
岡本 |
美里の先輩ツアーコンダクター。 |
前川 |
美里が勤める旅行会社のニューヨーク支店長。 |
前島 |
「K航空」部長。金田の友人。 |
広池 |
広島市に住む絵画蒐集家。 |
柳沢 |
「T大学付属病院」脳外科部長。一樹・三郎の友人。 |
お手伝い |
宮原家に通う初老のお手伝い。 |
女中 |
美里たちが宿泊した宿の女中。 |
観光ガイド |
平泉の観光ガイド。 |
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あらすじ
藤沢市にある化粧品会社の香料研究室に若林彩子が赴任してきた。容姿端麗な彼女の前職がパリで有名な香料会社の一流調香師だったこともあり、男ばかりだった研究室のスタッフたちも彼女に負けじとやる気を出していた。そのスタッフの一人・小出省吾は研究所長・後藤からも期待されており、ミュンヘンの見本市から帰国したのち、13歳も年の離れた後藤の娘・美佐子との結婚の話も進んでいた。しかし彩子の赴任と彼女の夫・若林研三の異常な執着心がスタッフたちの人生を狂わせていく…。
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作品の舞台 |
北鎌倉・・・若林研三邸があります。
鶴岡八幡宮・・・彰吾と美佐子がデートをします。
材木座海岸・・・彰吾は美佐子が作ったサンドイッチを浜辺で食べます。
建長寺・・・彰吾と美佐子のデートの途中に雨が降り出し、偶然現れた彩子に誘われ若林邸に向かいます。
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登場人物 |
小出 彰吾 |
化粧品会社の香料研究室スタッフ。35歳。藤沢の独身寮に住む。K大卒。元・美佐子の家庭教師で婚約者。 |
後藤 信一 |
香料研究所長。藤沢市に住む。 |
舛方 保 |
香料研究室主任スタッフ。妻と子(幼稚園児)と住む。 |
内山 良司 |
香料研究室若手スタッフ。藤沢の独身寮に住む。千葉県安房鴨川生まれ。 |
若林 彩子 |
香料研究室新任スタッフ。40歳。元・パリの香料会社「ガブリエル社」の一流調香師。
K大学文学部卒。夫と北鎌倉に住む。旧姓・美作。 |
若林 研三 |
彩子の夫。48歳。やり手の貿易商。執念深い性格。 |
美作 幸雄 |
彩子の父。高名な植物学者。世田谷区成城に住む。 |
美作 桂子 |
幸雄の妻。彩子の母。 |
長兄 |
幸雄の亡長男。彩子の7歳年上。22歳で病死。 |
美作 利和 |
幸雄の次男。会社員。父母と同居。 |
小出 敏子 |
彰吾の母。62歳。世田谷区下北沢に長女一家と住む。 |
小出 輝子 |
敏子の長女。彰吾の姉。40歳。 |
小出 正之 |
輝子の夫。道路公団の技師。後に建設会社「中崎組」に転職、ジャカルタへ単身赴任。 |
小出 太郎 |
正之の長男。高校3年生。 |
長男 |
信一の長男。家電メーカー社員。 |
次男 |
信一の次男。銀行員。 |
後藤美佐子 |
信一の末娘。22歳。彰吾の婚約者。 |
若林 文栄 |
研三の母。80歳過ぎ。研三夫婦と同居。 |
若林 英世 |
文栄の亡夫。 |
藤沢 紀代 |
日本で有名なファッションデザイナー。 |
パウロ |
「ガブリエル社」の№1調香師。 |
内山 篠子 |
良司の母。千葉県安房鴨川に住む。 |
飯田 良夫 |
太郎の家庭教師。大学理工学部4年生。 |
佐山 繁夫 |
南フランス・グラスにある香料会社の経理部社員。33歳。 |
岸本 |
化粧品会社パリ支店のスタッフ。 |
管理人 |
藤沢にある彰吾・良司が住む独身寮の管理人。 |
妻 |
管理人の妻。独身社員の母代わり。 |
藤井 順三 |
パリにある日本大使館に所属する警部補。 |
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あらすじ
大手デパート「鶴賀百貨店」のロスアンゼルス支店オープン3周年を記念して、豪華客船を使ってのクルーズツアーが行われることになった。しかし、ツアーに参加するために集まってきたのは、いずれも断ちがたい因縁を持った者たちだった。ツアーは予定通りロスアンゼルス港を出港するが、パナマ運河に差し掛かった頃、船内で殺人事件が発生する…。
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作品の舞台 |
北鎌倉・・・亡くなった浅野善太郎の隠居所だった北鎌倉の別荘は、現在善治夫妻が週末だけ過ごしています。
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