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あらすじ
葉山に住む若妻・玲子は、姑からのいびりや自分の財産を狙う夫などに頭を悩ます毎日だった。そんな玲子の唯一の心の支えは、幼なじみのサーフィン仲間で義弟の真也だ。しかし玲子の周囲で、さらに映画フィルムの盗難騒ぎや夫の保険金詐欺疑惑がおこり、不安は募る一方だった・・・。
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作品の舞台 |
鶴岡八幡宮・・・本庄玲子は、姑や登美枝らと八幡宮で茶会を催します。
円覚寺・・・玲子は、円覚寺の茶会で姑に見初められ、志郎と結ばれます。 |
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登場人物 |
本庄 玲子 |
葉山に住む若妻。 |
本庄 志郎 |
玲子の夫。大物政治家・木島の秘書。 |
姑 |
志郎の母。茶道教授。作中では名前の記述はない。 |
朝倉 真也 |
志郎の弟。プラスチック加工会社「新国際科学」勤務。 |
三田村健介 |
真也の学友。ヨット仲間。 |
佐藤亜紀子 |
健介の見合い相手。OL。 |
宮川登美枝 |
玲子の学友。銀座のバーのホステス。 |
本庄 壮平 |
玲子の父。元・高級官僚。財界有力者。死亡。 |
大村 栄道 |
真也のヨット乗員(クルー)。僧侶。 |
曽根 収 |
真也のヨット乗員。会社員。 |
山本 |
真也のヨット乗員。「新国際科学」新入社員。 |
宮崎 |
真也のヨット乗員。「新国際科学」新入社員。 |
木島 明 |
政界の黒幕と呼ばれる大物政治家。 |
J・C・バレイ |
海運会社「バレイ商会」社長。 |
オルセン |
オランダ人の実業家兼ヨットマン。 |
チャールストン |
世界一周を目指したアメリカ人のヨットマン。 |
丸山 |
ヨット「白鯨」のオーナー。医学博士。 |
本田 |
真也の同僚。長く平社員で勤める先輩。 |
松本 |
真也の同僚。現在は他工場に派遣され製品検査係。 |
榎本 |
「新国際科学」の真也の上司。課長。 |
山川 |
「新国際科学」の真也の上司。部長。 |
本間 |
姑の茶道の弟子。 |
岡田 |
元・姑の茶道の弟子。 |
酒島 |
警視庁警視。 |
草刈 |
海上保安庁保安官。 |
レイノルズ |
シドニーの警察署長。 |
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鎌倉夫人秘図 背徳の鎌倉案内 |
宇能鴻一郎 |
実業之日本社 |
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あらすじ
扇ヶ谷の屋敷に住む若い社長夫人のわたしは、不在がちな夫に不満はないのだが体が疼いてしまう日が続いていた。そんな彼女の周辺には、彼女に憧れる男たちがあふれているようだが…。
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作品の舞台 |
扇ヶ谷・・・わたしが住む屋敷があります。
由比ガ浜・・・自宅の浄化槽の点検をしている間、タクシーで由比ガ浜に行きます。
円覚寺・・・わたしとフランソワズは、円覚寺前の「門前」に湯葉料理を食べに行きます。
若宮大路・・・若宮大路沿いにあるうなぎ屋「森川」でウナギを頼みます。
長谷・・・わたしと中世文学者夫妻と薪能を見に行きます。またテニスクラブの帰りに小花鮨によります。さらに「湘陽クリニック」があります。
稲村ガ崎・・・一郎が通う高校があります。
二階堂・・・わたしが行きつけの産婦人科があります。
高徳院・・・わたしと夫は、ルキアーノ夫妻を連れて高徳院(作品中では「高徳寺」)の大仏を見に行きます。
鎌倉山・・・その後4人は、鎌倉山の「檑亭」へ行きます。
腰越・・・友子が経営するバレエスクール「松田友子バレエスタジオ」があります。
七里ガ浜・・・わたしと友子と古川は、パブロワ記念館を見に行きます。
小町・・・わたしはシフォンケーキを食べに喫茶店に行きます。また骨董屋「黄鶴堂」があります。
鎌倉駅・・・わたしは駅裏にある映画館に映画を見に行きます。
極楽寺・・・わたしがこれまでの性体験を懺悔した教会があります。
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登場人物 |
わたし |
扇ヶ谷に住む社長夫人。28歳。作品中に名前は出てこない。 |
夫 |
わたしの夫。財閥系大会社の2代目社長。 |
好江 |
わたしの家の女中。1か月前に来たばかり。18歳。 |
下村 |
わたしの家の運転手。 |
顕二 |
わたしの義弟。フランス帰りの遊び人。 |
誠 |
夫の大学時代の親友の子。親友の死後、夫が世話をする。 |
フランソワズ |
わたしのフランス語教師。22歳。 |
一郎 |
わたしの家の居候。稲村ガ崎の高校に通う高校生。 |
ルキアーノ |
イタリアの軍需会社の社長。 |
ソフィア |
ルキアーノの妻。 |
松田 友子 |
わたしの友人。バレエスタジオを経営。 |
古川 |
友子のパトロン。資産家。 |
黄鶴堂 |
小町の骨董商。 |
中年の男 |
黄鶴堂の仲間。学校教師。 |
金ぶち眼鏡の男 |
黄鶴堂の仲間。薬剤師。 |
ヨボヨボのおじいさん |
黄鶴堂の仲間。 |
青年 |
黄鶴堂の仲間。 |
パキスタン青年 |
酒屋の配達をするパキスタン青年。 |
マッサージ師 |
わたしのなじみのマッサージ師。 |
神父 |
極楽寺にある教会の神父。 |
男 |
浄化槽点検業者に変装した痴漢。 |
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あらすじ
鎌倉に住む令夫人・早川園子は、不在がちの夫に悶々とした毎日を過ごしていた。そんな園子は、友人の槇村静子に誘われ鎌倉駅近くにある古刹・延隆寺で行われる古典の勉強会に参加した。会自体はおしゃべり会のようなものであったが、その様子を見ていた寺の住職・佑天は園子をひと目で気に入ってしまう・・・。
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作品の舞台 |
扇ヶ谷・・・園子が住む早川隆司邸があります。
延隆寺・・・鎌倉駅近くにある延隆寺(架空の寺)で、古典の勉強会が開かれます。 |
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登場人物 |
早川 隆司 |
銀座の画商。「画廊早川」を経営。 |
早川 園子 |
隆司の妻。28歳。 |
恵美 |
早川家のお手伝い。21歳。 |
佑天 |
延隆寺の住職。 |
佑乗 |
佑天の息子。仏教系の大学の1年生。 |
作造 |
延隆寺の寺男。 |
野口 |
「画廊早川」の番頭格。 |
槇村 静子 |
園子の友人。社長夫人。 |
森山夫人 |
勉強会のメンバー。 |
佐野夫人 |
勉強会のメンバー。 |
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あらすじ
「夏宮病院」院長夫人の夏宮綾香は、大学講師の秋津則文と不倫関係をつづけていた。ある日の夜2人が車で帰宅する途中、七里ガ浜で轢き逃げ現場に遭遇した。その被害者は夏宮病院の事務員・大原憲司だった。しかし、その事件をきっかけに夏宮病院にたびたび脅迫状がおくられるようになり、綾香の身にも危機が迫ってきた・・・。
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作品の舞台 |
鎌倉山・・・秋津則文邸があります。
扇ヶ谷・・・夏宮聡太郎邸や、秋津と綾香が通夜の前に食事を取った『峰月庵』があります。
七里ガ浜・・・大原憲司は、七里ガ浜の海岸通りで轢き逃げされました。
小町通り・・・夏宮美由季が経営するピアノバー『仮面貴族』があります。
明月院・・・大原憲司の通夜が行われました。
浄智寺・・・浄智寺の「井の洞」に呼び出された綾香が、そこで死体を発見します。
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境内の墓地の奥に「横井戸の洞窟」があります。
ただ受付の方に訪ねてみても「井の洞」とは呼ばれていないようですが・・・。 |
稲村ガ崎・・・久我俊之が経営するシーサイドレストラン『ネイルズ』があります。
雪ノ下・・・円山須磨子が経営するランジェリーショップ『ミモザの館』があります。
材木座・・・夏宮病院は材木座2丁目にあります。 |
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登場人物 |
秋津 則文 |
湘南台大学で東洋美術を教える講師。32歳。独身。 |
夏宮聡太郎 |
夏宮病院院長。名外科医。 |
夏宮 綾香 |
聡太郎の妻。則文とは愛人関係。 |
夏宮美由季 |
綾香の3つ年下の妹。新劇女優。ピアノバー「仮面貴族」を経営。 |
仙道香津美 |
則文の恋人。お茶の水女子美術大学の学生。鎌倉彫「慶運堂」の次女。 |
仙道美根子 |
香津美の姉。「三星重工業」本社に勤務。 |
久我 俊之 |
則文の大学時代の友人。シーサイドレストラン「ネイルズ」のオーナー。 |
久我 暁子 |
俊之の妻。則文の妹。 |
久我 久常 |
「三星重工業」取締役社長。俊之の父。 |
久我継之進 |
俊之の義弟。「三星重工業」本社統括部長。「三星」の後継者候補。 |
円山須磨子 |
久常の愛人。継之進の母。ランジェリーショップ「ミモザの館」オーナー。 |
蓮華寺 瞳 |
円山須磨子のデザイナーネーム。 |
夏宮 守広 |
綾香の祖父。「夏宮病院」を創立。 |
夏宮堅一郎 |
綾香の父。守広の長男。二代目「夏宮病院」院長。 |
春山 敏恵 |
「夏宮病院」看護婦。則文の高校時代の友人。 |
遠山 絹江 |
元「夏宮病院」看護婦。 |
梅崎 郁代 |
夏宮家のばあや。 |
佐野 |
秋津家のばあや。 |
篠山 信子 |
銀座の画廊「葵ギャラリー」オーナー。聡太郎の愛人。 |
天野 佑吉 |
「鎌倉不動産」社長。没落貴族。 |
有隅喜八郎 |
天野の不動産仲間。 |
田宮賢一郎 |
元「三星重工業」社員。 |
玲子 |
丸の内のOL。夜は銀座のクラブでアルバイト。 |
片岡 繁信 |
鎌倉西署警部。 |
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あらすじ
優しい夫と子供に恵まれ幸せな家庭に暮らす旭霧子は、箱根で行われる高校の同窓会に出席した。会が催されたその夜、霧子は学生時代から彼女に思いを寄せていた婦人科医の神崎鋭介に無理矢理体を奪われてしまう。しかしその後、霧子の心の中で何かが変わっていった・・・。
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作品の舞台 |
稲村ガ崎・・・旭辰之進邸があります。
思念寺・・・霧子たちは、鶴岡八幡宮の裏手にある思念寺(架空の寺)の薪能を観に行く予定でした。
県立近代美術館・・・霧子と鋭介は、近代美術館の前でおちあいます。 |
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登場人物 |
旭 霧子 |
気品に満ちた鎌倉夫人。コンピュータ会社社長の一人娘。28歳。 |
旭 辰夫 |
霧子の夫。コンピュータ会社「旭コンピュータ」のエンジニア。旧姓・谷野。35歳。 |
旭 洋一 |
霧子の長男。幼稚園児。4歳。 |
旭 辰之進 |
霧子の父。「旭コンピュータ」社長。 |
旭 鈴子 |
霧子の母。 |
キヨ |
旭家のお手伝い。 |
神崎 鋭介 |
霧子の高校時代の同級生。成城にある「神崎婦人科医院」婦人科医。28歳。 |
後藤 エミ |
霧子の高校時代の同級生。六本木で高級クラブを経営。28歳。 |
神崎真一郎 |
鋭介の父。「神崎婦人科医院」院長。 |
神崎 志穂 |
鋭介の母。元・看護師。 |
神崎千加子 |
鋭介の妻。赤坂の形成外科医の娘。 |
塩見 智子 |
「神崎婦人科医院」婦人科婦長。 |
根元 正彦 |
「神崎婦人科医院」外科部長。 |
高野 伸二 |
「旭医療機械㈱」営業局局長。 |
マヤ |
新宿のSMクラブのマダム。 |
佳世子 |
新宿のSMクラブのホステス。 |
赤井 童子 |
AVビデオ監督。元・財閥の御曹司。 |
エレーヌ |
フランスのファッションモデル。 |
裕坊 |
鋭介の友人。 |
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あらすじ
跡継ぎを産めなかった沢木紘子にとって、夫・孝之の隠し子が現れたことは困惑の色を隠せなかった。そんな紘子は突然、学生時代の友人で外科医の谷崎圭から、紘子の昔の恋人・高田秋司の近況を聞かされ、さらに心は揺れていた。しかしそんな中、夫の隠し子・孝一の姿が見えなくなり、家中は大騒ぎとなるのだが・・・。
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作品の舞台 |
佐助・・・沢木孝之邸があります。
霊仙山・・・紘子が学生時代に遊びに行った高田家の別荘があります。
鎌倉宮・・・紘子が鎌倉宮での薪能を鑑賞している最中、沢木家では孝一の失踪騒ぎがおきます。 |
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登場人物 |
沢木 孝之 |
製薬会社の三代目社長。 |
沢木 紘子 |
孝之の妻。43歳。 |
沢木 雛子 |
孝之と紘子の娘。13歳。 |
沢木 庸介 |
孝之の父。製薬会社二代目社長。 |
沢木 道代 |
孝之の母。 |
沢木 孝一 |
孝之の隠し子。沢木家の「跡継ぎ」と孝之が自宅に連れてくる。 |
近藤みゆき |
元・孝之の秘書。孝一の母。 |
佐藤 |
孝之の運転手。 |
高田 秋司 |
紘子の学生時代の恋人。医者の息子。 |
谷崎 圭 |
紘子・秋司の友人。横浜の総合病院の外科医。 |
立原 あき |
紘子の友人。宝飾デザイナー。43歳。 |
立原 新子 |
あきの娘。 |
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鎌倉夫人 わななく臓腑 |
戸塚文明 |
グリーンドア文庫 |
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あらすじ
万年ヒラの大学講師・樋口良介は、学部長夫人・篠田典子のお供で鎌倉のテニスクラブにやってきた。愛人に夢中になっている学部長の篠田修一郎が「助教授への推薦」を条件に、妻のお供を学生時代にテニス部だった良介に頼んだのだ。そのテニスコートで、良介は控えめな風情を持つ緑と出会った・・・。
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作品の舞台 |
雪ノ下・・・篠田修一郎邸は、八幡宮近くの閑静な小道の突き当たりにあります。
鎌倉山・・・桑島幸造邸があります。
長谷寺・・・緑と弓恵がおちあいます。 |
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登場人物 |
樋口 良介 |
城東大学経済学部講師。45歳。 |
篠田修一郎 |
城東大学経済学部長。55歳。 |
篠田 典子 |
修一郎の妻。有名な作家の娘。43歳。 |
樋口 国夫 |
良介の弟。42歳。奈良の実家に住む。 |
樋口 弓恵 |
国夫の妻。28歳。 |
桑島 幸造 |
鎌倉山に住む一部上場製薬会社の会長。 |
桑島 緑 |
幸造の養女。32歳。 |
岡田 昇 |
良介の同級生の弟。 |
岡田シゲ子 |
奈良の樋口家の隣に住む世話好きの主婦。 |
山下 |
樋口家の実家にある吉野杉製材所の所長。58歳。 |
一乗寺 豊 |
前衛舞踏家。財閥の御曹司。 |
横田 |
大手出版社の編集者。鎌倉のテニスクラブの会員。 |
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あらすじ
日本画家の大家・橘正道の元へ後妻として嫁いだ27歳年下の礼子。それは事業経営の借金に苦しむ礼子の父のためでもあった。そんな礼子は月に一度だけ許される外出にあわせて、画商の猪俣荘平と情事を愉しむのだが・・・。
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登場人物 |
橘 正道 |
鎌倉に住む日本画家の大家。58歳。 |
橘 礼子 |
正道の妻。31歳。 |
猪股 荘平 |
東京の画廊の主人。35歳。 |
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あらすじ
それまでは女遊びが派手だったものの50歳を過ぎた頃から能舞家元の里見浩蔵は、不能状態となりそれは妻・綾のせいだといつも口にしていた。一方、綾はそんな夫との情交を重ねていくにつれ異常な性癖を覚醒させてしまう…。
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作品の舞台 |
鶴岡八幡宮・・・里見浩蔵邸は八幡宮の近くにあります。
稲村ガ崎・・・高野家が経営するレストラン「ロンド」があります。
北鎌倉・・・淳蔵や宏が通い、小夜子が教師をしている「私立北鎌倉学園高校」があります。
材木座・・・淳蔵と宏がボートセーリングをします。 |
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登場人物 |
里見 浩蔵 |
室町時代から続く能舞家元。59歳。 |
里見 綾 |
浩蔵の後妻。旧姓・小林。37歳。 |
里見 淳蔵 |
浩蔵と綾の一人息子。「私立北鎌倉学園高校」2年。16歳。 |
高野 宏 |
淳蔵の親友。「私立北鎌倉学園高校」2年。16歳。 |
高野小夜子 |
「私立北鎌倉学園高校」教師。宏の兄嫁。元・浩蔵の愛人。25歳。 |
町田 俊介 |
新宿西口公園を根城にするホームレス。元・一流商社マンで綾の恋人。40歳。 |
奥園亜希子 |
綾の友人。洋画家の妻。 |
寺坂 徹 |
板橋谷端公園を根城にするホームレス。元・俊介の同僚。俊介を恨んでいる。 |
小倉 |
「私立北鎌倉学園高校」教師。淳蔵・宏のクラス担任。 |
横田 |
興信所の探偵。 |
山下 |
若い警備員。 |
川崎 |
ベテランの警備員。 |
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あらすじ
ライターの敬吾と美人編集者の由希子は、雑誌の取材で鎌倉の天堂家を訪ねた。天堂家は、鎌倉時代より前からこの地で暮らす陰陽師の家系だった。取材が終わり帰路についた二人は、周りの景色が変わってしまったり、天候が急に悪くなったりと不思議な体験をする・・・。
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作品の舞台 |
極楽寺・・・敬吾と由希子は、極楽寺駅から天堂家に向かいます。
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登場人物 |
吉野 敬吾 |
新米のフリーライター。21歳。 |
五条由希子 |
美人編集者。25歳。 |
天堂沙耶香 |
陰陽師の家筋「天堂家」の末裔。35歳。 |
北条 政子 |
鎌倉幕府の実力者。尼将軍。 |
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あらすじ
大学の歴史探訪サークルに所属する新条亜紀と関根純司は、先輩後輩の関係であり恋人同士でもあった。ある夜、二人は「丑三つ時に無人の江ノ電に乗ると異次元に運ばれる」という噂を確かめようと思い、真夜中の駅に向かった。そしてホームに入ってきた無人の電車に乗ると、到着したのは明治44年の由比ヶ浜駅だった・・・。
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作品の舞台 |
由比ガ浜・・・純司と亜紀が訪ねた高原家の別荘があります。
小町・・・比呂子の実家でもある老舗和菓子店『小鳩屋』があります。
稲村ガ崎・・・半年前、幸夫が投身自殺をしました。 |
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登場人物 |
関根 純司 |
歴史探訪サークルに所属する大学1年生。18歳。 |
新条 亜紀 |
純司の恋人。同じサークルに所属する先輩。大学4年生。22歳。 |
高原 男爵 |
麹町に住む文部省の書記官。鎌倉に別荘を持つ。 |
高原比呂子 |
男爵の妻。鎌倉の和菓子屋「小鳩屋」の娘。38歳。 |
高原 里美 |
男爵と弘子の娘。喘息もちで比呂子とともに鎌倉に療養に来ている。18歳。 |
光 |
高原家の通いのお手伝い。「小鳩屋」の従業員。28歳。 |
山場 幸夫 |
元・里美の恋人。半年前に投身自殺。風貌は純司に似ている。 |
杉山 直樹 |
慶應義塾大学の学生。後の「夢野久作」。 |
杉山 茂丸 |
直樹の父。 |
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