歴史小説の作品 その3
鎌倉が舞台となる時代小説です。

作品名 発行年
不知火清十郎 妖花の陰謀 1999
源平の姫君たち 白の章 2013
陰陽師九郎判官 2003
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不知火清十郎 妖花の陰謀 早坂倫太郎 集英社文庫
あらすじ
 徳川将軍家の落とし種で八紘琴の名手の聖清十郎は、弟弟子の森田右近を伴い鎌倉を訪ねた。亡き師・松行秋風から聞かされていた不思議な八紘琴をもつ片根勘太夫を訪ねるためだった。しかしそこには琴は持ち去られた勘太夫の変わり果てた姿があるだけだった。そして江戸では、老中首座・松平信明のもとに人の手の形をした奇怪な椿が送りつけられ、江戸市中では人の手を切る辻切が横行していた・・。


 作品の舞台
 名越・・・片根勘太夫の家があります。
 長谷・・・清十郎は、良念に頼まれた書状を渡しに行きます。
 東慶寺・・・菊は尼となった竹姫に、龍笛を聴かせます。
 登場人物
聖 清十郎 徳川将軍家の落とし種。愛刀・一文字信房が繰り出す「不知火剣法」の遣い手。八紘琴の名手。
松平 信明 老中首座。清十郎の手助けをする。
唐津三左衛門 松平信明用人。清十郎を手助けする。
平木 兵馬 旗本。清十郎の従弟。
楽丸 松平家の隠密。
龍笛の名手。清十郎を慕っている。
清十郎の亡妻。清十郎は冴を惨殺した相手を追い続けている。
次郎吉 清十郎の仲間。元・ねずみ小僧。
仁助 清十郎の仲間。元・盗賊。
登世藤 深川徳右衛門町に住む三味線の師匠。次郎吉が惚れている。
竹蔵 富沢町の香具師の元締。
銀松 竹蔵配下の香具師。元・盗人。
伝麿 銀松の遊び仲間。猿のような顔。
松平伊織康英 長崎奉行。
戸波 城助 松平康英用人。鉄人流の遣い手。
徳川 家治 清十郎の亡父。江戸幕府10代将軍。
徳川 家斉 家治の養子。江戸幕府11代将軍。
水野 忠成 老中。信明とは勢力争いをするライバル的関係。
島影備中守外記 御側衆。
平木 頼母 旗本。御書院番。
伊予の方 頼母の長女。清十郎の母。
平木甲之進 頼母の長男。御書院番。兵馬の父。
田治見照貞 旗本。御書院番。
田治見新兵衛 照貞の長男。旗本。
梅島 直元 旗本。御書院番。
近江 修理 旗本。御書院番。
内之倉兵庫 旗本。御書院番。
森田 右近 清十郎の八紘琴の弟弟子。琴師。
松行 秋風 清十郎・右近の琴の師。
辰吉 柳原の古着屋の元締。
鳶次 富沢町の古着屋の元締。
海江田藤堂 軍学者。幼名は「嘉助」。
浅倉四郎太 藤堂の門弟。元・尾張藩士。
佐々崎十兵衛 藤堂の門弟。元・尾張藩士。
田代八郎右衛門 藤堂の門弟。元・尾張藩士。
吉崎九郎兵衛 浪人。
藤兵衛 尾張国瀬戸の陶工。
片根勘太夫 鎌倉・名越坂下に住む琴師。不思議な八紘琴の持ち主。
老婆 勘太夫の身の周りの世話をする通いの婆。
良念 江戸・麻布村の法元寺の住職。清十郎の知人。
明順 鎌倉・長谷の向徳寺の住職。
小坊主 光徳寺の小坊主。
常角 向徳寺の近くの寺の住職。向徳寺の留守番を任される。
如然 諸国をまわる巡回僧。
円徳 尾張国瀬戸の持念寺の住職。
京林 幻斎 軍学者。八紘琴の名手。秋風のライバル。藤堂の師。
おけい 今川町の料亭「金重」の座敷女中。
お多喜 おけいの双子の妹。
五木田五郎兵衛 おけい・お多喜の父。浪人。
松庵 麹町に住む松平家御用達の藩医。
香月 淡彩 兵馬の胡弓の師。
飯炊き婆 香月家の飯炊き婆。
お香 上野不忍池の出会い茶屋「高勢」の女将。
お円 「高勢」の女中。
林  宗知 東大久保村に住む本草学の研究者。
甲屋久兵衛 三河国岡崎の紙問屋の主。
十八屋多吉 芝口の古着屋の主。
善吉 瓦職人。
纏の源次 内藤新宿の賭場の胴元。
長吉 内藤新宿の賭場に出入りする遊び人。
千次 内藤新宿の賭場に出入りする遊び人。
伊香屋当兵衛 海商。抜け荷がばれて自害。
竹姫 元・安浜藩の姫。現在は東慶寺の尼。
木崎 竹姫の侍女。東慶寺の尼。
徳兵衛 遠江国金谷の子供。
吾作 遠江国金谷の子供。
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源平の姫君たち 白の章 藤咲あやな 白泉社
招き猫文庫
あらすじ
 源氏と平家が対決した時代に翻弄された女性たちの波乱の生涯を描いた作品。由良御前・常盤御前・八重姫・巴御前・大姫・千手前・静御前・蕨姫・郷御前・北条政子・坊門姫の10名を描いている…。


 作品の舞台
 亀谷堂・・・1181年3月1日、頼朝は母・由良御前の供養を行います。
 鶴岡八幡宮・・・1189年6月9日、頼朝が五重塔を建立します。
 由比ガ浜・・・義隆と大姫が浜辺へ遊びに行きます。
 登場人物
源  義朝 源氏の棟梁。希義の長男(嫡男)。
由良御前 義朝の正室。元・上西門院に仕える女房。
常盤御前 義朝の側室。呈子の雑仕女。
源  義平 義朝の長男。通称「悪源太」。
源  朝長 義朝の次男。
源  頼朝 義朝の三男。由良の子。鎌倉幕府初代将軍。
源  義門 義朝の四男。由良の子?。
源  希義 義朝の五男。由良の子。
源  範頼 義朝の六男。通称「蒲冠者」。
阿野 全成 義朝の七男。常盤の子。通称「悪禅師」。幼名「今若」。
義円 義朝の八男。常盤の子。幼名「乙若」。
源  義経 義朝の九男。常盤の子。幼名「牛若」。
坊門姫 義朝の娘。由良の子。
源  希義 義朝の父。
源  義賢 希義の次男。
源  義広 希義の三男。
源  行家 希義の十男。通称「新宮十郎」。
源  仲家 義賢の長男。
木曽 義仲 義賢の次男。頼朝の従兄弟。通称「朝日将軍」。
巴御前 義仲の愛妾。
山吹御前 義仲の愛妾。
木曽 義高 義仲の長男。山吹の子。通称「清水冠者」。
中原 兼遠 巴の父。義仲の乳父。
樋口 兼光 兼遠の次男。巴の兄。義仲の家来。
今井 兼平 兼遠の三男。巴の兄。義仲の家来であり乳母子。
北条 政子 頼朝の正室。
八重姫 頼朝の前妻。
千鶴 頼朝と八重の子。
大姫 頼朝の長女。政子の子。
源  頼家 頼朝の長男。政子の子。鎌倉幕府二代将軍。
源  実朝 頼朝の次男。政子の子。鎌倉幕府三代将軍。
郷御前 義経の正室。
静御前 義経の愛妾。
蕨姫 義経の妾。平時忠の娘。
千手の前 頼朝の官女。政子付きの女房。
藤原 季範 由良の父。熱田神宮の大宮司。
一条 長成 常盤の再婚相手。大蔵卿。
北条 時政 政子の父。鎌倉幕府初代執権。
伊東 祐親 伊豆国伊東の豪族。八重の父。
比企尼 祐親の後妻。祐清の義母。
伊東 祐清 祐親の長男。八重の兄。
磯禅師 静の母。
三寅 坊門の孫。鎌倉幕府四代将軍。
長田 忠致 義朝の家来。
後藤 実基 義朝の家来。
北条 宗時 時政の嫡男。政子の兄。
北条 義時 時政の次男。鎌倉幕府二代執権。政子の弟。
梶原 景時 幕府の有力御家人。頼朝の腹心。侍所所司。
梶原 景季 幕府の有力御家人。景時の嫡男。
梶原 景茂 幕府の御家人。景時の三男。
工藤 祐経 幕府の有力御家人。
三浦 義澄 幕府の有力御家人。
畠山 重忠 幕府の有力御家人。
土肥 実平 幕府の有力御家人。
土肥 遠平 幕府の御家人。実平の嫡男。
土佐坊昌俊 幕府の御家人。
堀  藤次 幕府の御家人。
狩野介宗茂 幕府の御家人。
河越 重頼 幕府の御家人。
河越 重房 幕府の御家人。重頼の嫡男。郷の兄。
河越尼 重頼の妻。郷の母。比企尼の次女。
藤内 光澄 藤次の家来。鎌倉から逃亡した義高をとらえ討ち取る。
武蔵坊弁慶 義経の家来。
伊勢三郎義盛 義経の家来。
佐藤 継信 義経の家来。
佐藤 忠信 義経の家来。継信の弟。
喜三太 義経の家来。
那須 与一 義経の家来。
江田 源三 義経の家来。
一条 能保 坊門の夫。権中納言。
一条 高能 能保と坊門の長男。京都守護。
恩田八郎師重 大力で知られる源氏軍の将。巴と一騎打ちの末に敗死。
海野 幸氏 義高の従者。後に幕府の御家人。
井上 光盛 義仲の家来。
文覚 幕府側の要人。真言宗の僧。
安達 清宗 頼朝の雑色。
山本 義経 義仲軍の将。近江源氏。
平  清盛 平家の棟梁。
平  時子 清盛の正室。後の「二位尼」。
平  重盛 清盛の嫡男。
平  宗盛 清盛の三男。
平  知盛 清盛の四男。
平  重衡 清盛の五男。
平  徳子 清盛の娘。建礼門院。
平  輔子 重衡の妻。
平  維盛 重盛の嫡男。
平  清宗 宗盛の長男。
平  時忠 滋子の弟。
平  滋子 時忠の妹。建春門院。高倉帝の母。
平  領子 時忠の継室。安徳帝の乳母。
平  時実 時忠の長男。
北の方 時忠の娘。蕨の妹。
平  教盛 清盛の弟。
平  通盛 教盛の嫡男。
平  教経 教盛の次男。
池禅尼 清盛の継母。
藤原 景綱 清盛の腹心。伊藤武者所。伊勢守。
山木 兼隆 伊豆国の目代。平家方の将。
藤原 秀衡 奥州藤原氏3代当主。
藤原 国衡 秀衡の長男。
藤原 泰衡 秀衡の次男(嫡男)。奥州藤原氏4代当主。
富樫 泰家 安宅関の関守。
後白河法皇 第77代天皇。
高倉天皇 第80代天皇。後白河の子。
安徳天皇 第81代天皇。高倉帝と建礼門院の子。
後鳥羽天皇 第82代天皇。高倉帝の子。安徳帝の異母弟。
以仁王 後白河の第三皇子。
上西門院統子 後白河の姉。
源  頼政 公卿。通称「源三位」。
藤原 呈子 元・近衛帝の中宮。
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陰陽師九郎判官 田中啓文 講談社
コバルト文庫
あらすじ
 頼朝の従兄弟・木曽義仲は異国の羅刹女・アシャドの妖術により魔物となり、都を襲って帝に成り上がろうとしていた。その騒ぎを知った鎌倉にいる源氏の棟梁・源頼朝は、弟の義経を京へ向かわせ様子を探らせることにした。京は荒れ果てた状態となっていたが、謎の異国の美女・馬李阿によって過去に携わっていた陰陽道に目覚めた義経は、義仲と対決することになった…。

 作品の舞台
 鎌倉・・・頼朝は義経を京に向かわせ、義仲の行動を監視させます。
 登場人物
源九郎義経 美貌の青年。幼少のころから武芸だけではなく陰陽道にも精通している。
源  頼朝 義経の兄。鎌倉幕府初代将軍。源氏の棟梁。
源  範頼 義経の兄。頼朝の弟。蒲冠者。平氏追討の源氏軍総大将。
異国から来た白拍子。正体は異国の封魔師「ディアナ・サイレンス」。
安倍 晴明 伝説の大陰陽師。263歳。馬李阿・義経の曾祖父。
安倍馬李阿 金髪碧眼の異国の美女。封魔師。
安倍 泰親 安倍家の末裔。陰陽頭。天文博士。
アーサー・鵜・ホーガン イギリスの魔道士。静を探している。
アシャド 異国の羅刹女。義仲を惑わす。正体は陰陽師「蘆屋道満」。
壇ノ市 壇ノ浦の琵琶法師。正体は女封魔師。
梶原 景時 頼朝の右腕的存在。平氏追討軍の軍監。
三浦 大介 幕府の御家人。
北条 義時 幕府の御家人。後の鎌倉幕府二代執権。
武蔵坊弁慶 義経の家来。
伊勢 三郎 義経の家来。
佐藤 継信 義経の家来。
佐藤 忠信 義経の家来。
那須 与市 義経の家来。
源  義朝 頼朝・範頼・義経の亡父。
常盤 頼朝・義経の母。鳥羽院の雑仕女。
木曽 義仲 頼朝の従兄弟。
義仲の愛妾。
太夫房覚明 義仲の右腕的存在。
平  清盛 平家の棟梁。
平  宗盛 清盛の三男。平家軍の総大将。
平  知盛 清盛の四男。従二位権中納言。
平  維盛 清盛の嫡孫。
平  通盛 平家の将。
平  忠度 平家の将。
平  敦盛 平家の将。
二位尼 清盛の妻。
建礼門院 清盛の娘。
鳥羽上皇 第74代天皇。
後白河法皇 第77代天皇。朝廷の権力者。
以仁王 後白河の第三皇子。
源  頼政 公卿。源三位。
源  行家 源氏の将。平家打倒を伝え歩く。
玉藻前 鳥羽院の寵姫。金毛九尾の狐の化身。
勘殿由小路経房 後白河の寵臣。
藤原 泰衡 奥州藤原氏四代当主。
悪次郎 盗賊の頭目。