. |
|
|
あらすじ
実朝の正室の坊門の姫は乳母の右京局とともに京から鎌倉へやってきた。本来であればめでたい婚礼のはずなのだが、実朝の母・北条政子に笑顔が見えなかった。その後、右京局は政子や妹の阿波局、継母の牧の方など女房衆の思惑が、幕府内の男たちを動かしていることを気づき始める…。
|
|
作品の舞台 |
大倉御所・・・実朝は坊門家の姫を妻に迎えます。
荏柄天神社・・・死罪が決まっている兼守が和歌を捧げます。
鶴岡八幡宮・・・実朝は公暁に暗殺されます。
|
|
登場人物 |
右京局 |
坊門の姫の乳母。 |
源 実朝 |
鎌倉幕府3代将軍。歌人。 |
坊門の姫 |
実朝の正室。 |
北条 政子 |
実朝の母。「尼御台」と呼ばれる幕府の権力者。 |
阿波局 |
政子の妹。実朝の乳母。 |
源 頼家 |
鎌倉幕府2代将軍。政子の長男。実朝の兄。 |
公暁 |
頼家の三男。幼名・善哉。 |
北条 時政 |
政子の父。鎌倉幕府初代執権。 |
牧の方 |
時政の後妻。政子・阿波局の継母。 |
平賀 朝雅 |
牧の方の娘婿。幕府の御家人。京都守護。 |
和田 義盛 |
幕府の有力御家人。侍所別当。 |
三浦 義村 |
幕府の有力御家人。 |
妻 |
義村の妻。善哉の乳母。 |
坊門 忠信 |
坊門の姫の兄。大納言。 |
渋河刑部兼守 |
上野国の武士。謀反に加担し死罪をが決まっている。 |
安念 |
信濃国の僧。謀反の罪で捕らえられる。 |
慈円 |
天台宗の僧。歌人。 |
後鳥羽院 |
第82代天皇。朝廷の権力者。 |
|
. |
|
|
あらすじ
九郎の処分に悩んでいた頼朝たちは、家人の土佐房昌俊を京に向かわせることにした。戦の天才といわれる九郎相手では、昌俊も分が悪い。親しい家人の篠田元季も昌俊を心配するが、当の本人は命に従う以外の選択肢はなかった…。
|
|
作品の舞台 |
大倉御所・・・頼朝たちは九郎の処分について話し合います。
腰越・・・九郎は頼朝の命で鎌倉入りを止められます。 |
|
登場人物 |
土佐房昌俊 |
幕府の御家人。 |
小月 |
昌俊の妻。 |
母 |
下野国に住む昌俊の母。 |
源 頼朝 |
鎌倉幕府初代将軍。 |
源九郎義経 |
頼朝の異母弟。 |
武蔵坊弁慶 |
義経の家来。 |
篠田五郎元季 |
昌俊と親しい幕府の御家人。 |
平 宗盛 |
平家の棟梁。 |
後白河院 |
第77代天皇。朝廷の権力者。 |
|
. |
|
|
あらすじ
壇の浦の戦いに敗れ一門を失うも、生き残って京都に戻った建礼門院たちは出家し、大原の寂光院で隠棲していた。そこへ後白河上皇が側近たちを連れ密かに訪問した。建礼門院は不在だったが、応対した老尼を上皇は誰だか分らなかった。実は彼女の正体は上皇の側近・信西の娘・阿波内侍だった…。
|
|
作品の舞台 |
鎌倉・・・後白河法皇は鎌倉にいる頼朝に義仲追討・平家追討の院宣を出します。
|
|
登場人物 |
建礼門院徳子 |
寂光院に隠棲する尼。清盛の娘。安徳帝と平家一門の菩提を弔う。 |
阿波内侍 |
大原・寂光院に隠棲する尼。信西の娘。徳子に仕える。 |
大納言佐局 |
寂光院に隠棲する尼。重衡の妻。徳子に仕える。 |
平 清盛 |
平家の棟梁。徳子の父。故人。 |
二位尼 |
清盛の妻。平清子。壇の浦で入水。 |
平 重盛 |
清盛の長男。故人。 |
平 宗盛 |
清盛の三男で嫡男。 |
平 清経 |
重盛の三男。 |
平 教経 |
清盛の甥。壇の浦で戦死。 |
平 時忠 |
二位尼の弟。 |
建春門院滋子 |
清子の異母妹。高倉天皇の母。 |
後白河法皇 |
第77代天皇。朝廷の権力者。 |
徳大寺実定 |
後白河の側近。 |
花山院兼雅 |
後白河の側近。 |
静賢法印 |
後白河の側近。阿波内侍の兄。 |
信西 |
僧侶。元・後白河の側近。故人。 |
藤原 信頼 |
元・後白河の側近。 |
高倉天皇 |
第80代天皇。 |
安徳天皇 |
第81代天皇。壇の浦で入水。 |
源 頼朝 |
鎌倉に住む平家の棟梁。 |
源 義朝 |
頼朝の亡父。 |
木曽 義仲 |
頼朝の従兄弟。 |
|
. |
|
|
あらすじ
異母兄たちが着実に出世をしていく中、一条能保の子・藤若丸は得度し法勝寺に入った。そして寺を訪れた後白河法皇は、当時京で流行っていた彼の「さいころ振り」に感心し、重用するようになっていった…。
|
|
作品の舞台 |
鎌倉・・・高能が鎌倉にいる大姫のもとに下ります。
|
|
登場人物 |
尊長 |
京・法勝寺執行。 |
一条 能保 |
公卿。権中納言。尊長の父。 |
坊門姫 |
能保の正室。頼朝の姉。 |
江口の遊女 |
能保の側室。 |
一条 高能 |
能保の長男。尊長の異母兄。右兵衛督。坊門姫の子。 |
一条 信能 |
能保の次男。尊長の異母兄。江口の遊女の子。 |
源 頼朝 |
源氏の棟梁。鎌倉幕府初代将軍。 |
大姫 |
頼朝の長女。 |
源 実朝 |
頼朝の四男。鎌倉幕府3代将軍。 |
公暁 |
実朝の甥。 |
乙姫 |
実朝の妻。坊門家の姫。 |
坊門 信清 |
乙姫の父。 |
坊門 忠信 |
乙姫の次兄。 |
北条 義時 |
頼朝の側近。鎌倉幕府2代執権。 |
北条 時氏 |
義時の孫。六波羅探題北方。 |
木曽 義仲 |
頼朝の従兄弟。 |
木曽 義高 |
義仲の嫡男。大姫の許婚。 |
円長 |
尊長の兄弟子。 |
後白河法皇 |
第77代天皇。朝廷の実力者。 |
後鳥羽上皇 |
第82代天皇。朝廷の実力者。 |
土御門天皇 |
第83代天皇。 |
順徳天皇 |
第84代天皇。 |
伊賀局 |
後鳥羽の愛妾。 |
豊葉 |
伊賀局の雑仕女。 |
源 通親 |
後鳥羽の側近。内大臣。 |
在子 |
後鳥羽の女御。 |
藤原 基通 |
後白河の側近。摂政。 |
|
. |
|
|
あらすじ
幕府警固の若侍・臼井八郎はある日の夜、彼が恋焦がれる御所の女房・千歳のもとに忍び寄る男を斬りつけた。するとその男の正体が将軍・頼朝だった。その後八郎は斬られ、頼朝は表向き落馬が原因で死亡したとされた…。
|
|
作品の舞台 |
大倉御所・・・八郎は頼朝を斬ってしまいます。
若宮大路・・・小雪は歩きながらあることを思いつきます。 |
|
登場人物 |
臼井 八郎 |
幕府警固の若侍。24歳。 |
千歳 |
八郎が恋焦がれる御所に仕える女房。 |
小雪 |
千歳の妹。 |
源 頼朝 |
鎌倉幕府初代将軍。 |
北条 政子 |
頼朝の妻。 |
源 頼家 |
頼朝の嫡男。鎌倉幕府2代将軍となる。 |
源 範頼 |
頼朝の異母弟。 |
大江 広元 |
幕府の官吏。政所別当。 |
三浦 義村 |
幕府の有力御家人。三浦氏の総帥。 |
芦名 平太 |
三浦氏の郎従。 |
稲毛 重成 |
幕府の御家人。 |
|
|
|