高木彬光の作品
高木彬光は腰越に居住、仕事場として過ごしていました。
作品名 発行年
悪魔の口笛 1953
薔薇の刺青 1955
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悪魔の口笛 高木彬光 ポプラ
ポケット文庫
あらすじ
 ある夏の夜、神津恭介は最終電車の中で出会った男が、突然飛んできたナイフにより絶命した。その時、男は神津に「青い鳥・・・薔薇屋敷・・・」という言葉を残し息を引き取った。神津はその謎を解くために薔薇屋敷を探しに鎌倉へ向かったのだが・・・。

 作品の舞台
 七里ガ浜・・神津が「薔薇屋敷」を探し回ります。
 登場人物
神津 恭介 東京大学医学部法医学科助教授。名探偵。
古沢美和子 恭介を手助けする助手的存在。
古沢 三郎 大科学者。博士。美和子の父。
池上 省三 日本で指折りの財産家。
池上 澄江 省三の妻。世界的に有名なソプラノ歌手。
園 真理子 澄江の姪。両親を亡くし池上夫妻に引き取られる。
園 源三郎 千葉県の死人島の網元。真理子の父。死亡。
園  源一 真理子の兄。戦死。
相良 三郎 東京のT大生。
木下 保夫 東京のT大生。
三橋 光夫 工学博士。
殿村 良吉 省三の知人。実業家。
殿村 春子 良吉の妻。
三太 サーカス団育ちの少年。
メリー 池上家の飼い犬。
松下英一郎 警視庁捜査一課長。
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薔薇の刺青 高木彬光 角川文庫
あらすじ
 探偵作家・松下研三は夏の暑さを避けるために伊豆海岸のA町で過ごしていた。そんな中、執筆の合間に海水浴場まで散歩に出かけた研三は殺人事件に遭遇した。研三は殺された男と同じ薔薇の刺青をいれた女が怪しいと思うのだが・・・。

 作品の舞台
 鎌倉の海岸・・・研三は、夏の日曜日の鎌倉の海岸の様子を「人人人人海人人海人人人海人人人人海」と記しています。
 登場人物
神津 恭介 東京大学医学部法医学科助教授。名探偵。
松下 研三 神津の友人。探偵作家。
松下英一郎 研三の兄。警視庁捜査一課長。
ジョージ・ケネデス アメリカ人のブローカー。
松島 陽子 元貿易会社のOL。A町の出身。
バクダンのお時 不良少女あがりの女。