萩尾望都の作品
少女漫画の大家・萩尾望都(はぎお・もと)の作品です。
作品名 発行年
天使の擬態 1984
海のアリア 1990
あぶない壇ノ浦 1993
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天使の擬態 萩尾望都 小学館文庫
あらすじ
 秋の雨の夜、教会で下宿する四郎は浜辺で散歩の途中に倒れている女性を助けた。彼女は自殺を図ろうとしていた大学生・有栖川次子で、教会の神父や四郎の介抱をうけるが結局喧嘩別れをして出て行ってしまう。そして就任することになった大学の学園祭に出かけた四郎は、偶然次子と出会ってしまう…。

 作品の舞台
 鎌倉・・・海岸で次子は自殺を図り、近くの教会で暮らす四郎に助けられます。
 登場人物
有栖川次子 ヨコハマアドリア女子学園大学1年生。文様研究会のメンバー。横浜の実家で一人暮らし。
織田 四郎 ヨコハマアドリア女子学園大学の生物学講師。鎌倉にある教会の下宿人。短気な関西人。
ヨーゼフ 四郎が下宿する教会の神父。
ジロウ 教会の飼い犬。
次子の父。仕事でボストンに赴任中。
次子の母。父と共にボストンで暮らす。
有栖川一子 次子の姉。岡山へ嫁ぐ。
麻田 次子の同級生。文様研究会のメンバー。あだ名は「マック」。メガネでパーマ。
麻田の兄。K大学3年生。妹からはマット・ディロン似といわれるが、周囲からはビートたけし似に見られる。
阿部 次子の同級生。
西源寺 次子の高校時代の元カレ。国立大学の1年生。
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海のアリア 萩尾望都 角川書店
あらすじ
 8月のある日、逗子に住む双子の兄弟・アベルとコリンは、友人の十里や乱とヨットで鎌倉沖に出たが、突然火の玉が落ちてきたことから遭難してしまう。そしてコリン・十里・乱は近くを通った漁船に助けられたが、アベルの消息だけはわからないままだった。後日アベルの葬儀が行なわれたが、そこへ沖縄・万座毛で記憶喪失になったアベルが海から現れたという連絡が自宅に届いた…。

 作品の舞台
 鎌倉沖・・・アベルたちの乗ったヨットが遭難します。
 登場人物
音羽アベル 聖シモン学院生徒。逗子市に住む。
音羽コリン 聖シモン学院生徒。アベルの双子の弟。。
アベル・コリンの父。
アベル・コリンの母。
祖母 アベル・コリンの祖母。
十里 聖シモン学院生徒。アベル・コリンの幼なじみ。
近衛  乱 聖シモン学院生徒。アベル・コリンの友人。
花敷 日奈 聖シモン学院生徒。乱の彼女。
九十九 聖シモン学院3年生。宇宙人ウェルカム同好会会員。読み方は「つづら」。
仁木 次郎 聖シモン学院生徒。銀河共同体12区担当の保安部調査員。
有亜土・ディデキャンド 聖シモン学院音楽教師。感覚音楽の演奏家。
関根 聖シモン学院保健教師。
ナオミ 十里のいとこ。宇宙人ウェルカム同好会会員。
近衛  勝 乱の兄。EMMレコード社員。
マリサ 沖縄のリゾートホテルのバーで歌う歌手。
馬天 マリサのバンド仲間。
ミナト マリサの元カレ。
ポポル 音楽協会の委員。パン音楽大学校長。
ポポス 音楽協会の委員。パン音楽大学理事長。
ティティ 音楽協会の委員。
ダリダン 有亜土の大学時代の友人。
リリド ダリダンの妹。
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あぶない壇ノ浦 萩尾望都 小学館文庫
あらすじ
 律子・静香と共に鎌倉へ初詣に出かけた真比古は、初めて源頼朝と源義経は兄弟の間柄であることを知った。そんな真比古を心配した律子は歴史好きの先輩や知人を紹介するのだが、やがて真比古は源氏のことが夢に出るようになり、いつしかタイムトリップして頼朝のそばに行くことになってしまう…。

 作品の舞台
 鶴岡八幡宮・・・真比古は律子・静香と初詣に行きます。
 満福寺・・・真比古は頼朝と義経が兄弟であることを初めて知ります。
 登場人物
平羅坂真比古 高校1年生。16歳。兄思いの馬鹿正直な少年。
平羅坂安曇 真比古の異母兄。大きな翼を持つ異星人のような存在。
不動 律子 高校1年生。16歳。真比古の幼なじみ。古道具屋の娘。
不動 静香 律子の姉。少々根暗。名前も容貌もあの芸能人に似ている。
奥田 正子 律子の高校の先輩。歴史クラブ所属。義経マニア。
安達 政男 正子の同級生。歴史クラブ所属。頼朝マニア。源氏の話をすると正子とケンカになる。
赤間 律子が通う英語塾の生徒。歴史好き。平家物語マニア。
先生 赤間の知り合いの歴史好きの初老の先生。
源  頼朝 源氏の棟梁。後に鎌倉幕府初代将軍。
北条 政子 北条家の一の姫。後に頼朝の妻となる。
源九郎義経 頼朝の異母弟。
弁慶 義経の家来。
佐藤 継信 義経の家来。
鈴木 重家 義経の家来。亀井兄弟の兄。
亀井 義清 義経の家来。亀井兄弟の弟。
鷲尾 義久 義経の家来。
郷御前 義経の正室。
蕨姫 義経の側室。深窓の姫。
静御前 義経の愛妾。
平  時忠 公家。深窓の父。
後白河法皇 都側の黒幕。
安徳帝 第81代天皇。
平  徳子 安徳帝の母。後の建礼門院。
梶原 景時 頼朝の懐刀。
藤原 秀衡 第3代藤原家当主。奥州の覇者。
藤原 泰衡 秀衡の次男。