菜
わたせせいぞう原作の『菜』シリーズです。
作品名 発行年
菜 1993
菜　～ふたたび～ 2008
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菜 わたせせいぞう モーニング
ＫＣＤＸカラー
あらすじ
　大学助教授の富田耕平と妻の菜は、妻の旧家に二人で仲良く暮らしていた。親戚や兄弟が多い耕平と、両親を事故で失い一人で暮らしてきた菜は、お互い対照的な環境で生きてきたが、四季の移り変わりを感じながら新しい二人の生活を作り上げようとしていた…。
　作品の舞台
　大巧寺・・・菜は麻衣子に安産のお守りをあげます。
　タベルナ・ロンディーノ・・・菜と麻衣子がイカ墨パスタを食べます。
　納言しるこ・・・富田夫妻が捨て猫の話をします。
　満福寺・・・町会のお婆さんの家からの帰り道に通りかかります。
　鶴岡八幡宮・・・芳雄は富田夫妻と初詣に行きます。
　小町通り・・・菜はゴロの好きなものを買いに行きます。
　導地蔵・・・菜は駄菓子屋の婆さんの息子と話をします。
　登場人物
富田　耕平 星北大学助教授。大の愛妻家だが、教え子や水商売の女性の誘惑に弱い。
富田　　菜 耕平の妻。２６歳。旧姓・桐島。両親も亡くなり身寄りがない。
トク 富田家の飼い犬。メスの柴犬。
茶々丸 富田家の飼い猫。オスの日本猫。
松丸 富田家で飼うことになった捨て猫。好戦的。
竹丸 富田家で飼うことになった捨て猫。思慮深い。
梅丸 富田家で飼うことになった捨て猫。憶病。
富田　精蔵 耕平の祖父。
祖母 耕平の祖母。足が悪い。
富田　良平 耕平の父。
母 耕平の母。
長兄 耕平の長兄。保険外交員。
嫁 長兄の妻。
富田　辰次 耕平の次兄。寿司屋「寿司辰」の主人。
富田　聖子 辰次の妻。
富田　マミ 辰次の長女。
富田　正樹 辰次の長男。
富田　瓢介 耕平の三兄。
富田　筆子 瓢介の妻。
富田麻衣子 耕平の妹。２３歳。
倉橋 麻衣子の恋人。１２歳年上のバツイチ。息子が二人いる。
桐島　秀雄 菜の亡父。
佳つ美 菜の異母姉。京都・祇園町のお茶屋「近江乃」の女将。秀雄と芸妓の間にできた娘。
美乃 佳つ美の付き人。芸妓見習い。
荒川清十郎 秀雄の友人。不動産屋。
坂井 秀雄の友人。画家。
葉山　象蔵 秀雄の友人。
葉山コハル 象蔵の妻。
葉山　直治 象蔵の長男。
葉山　恒子 直治の妻。
小島　芳雄 クラブ「マカオ」のオーナー。耕平の友人。おかま。
お福 芳雄の母。７７歳。
奥沢 星北大学教授。
海野　夏夫 星北大学４年。耕平の教え子。日本水泳界のホープ。
西川 星北大学４年。耕平の教え子。建設会社「西川組」のアルバイト。
島津ケン太 耕平が家庭教師をする受験生。２浪。
島津 ケン太の父。施盤工。
友子 耕平が家庭教師をする受験生。
若松　竜一 耕平が家庭教師をする受験生。
若松　彦造 竜一の父。
若松　くめ 彦造の亡妻。竜一の亡母。
高本 現代国語の教師。
村椿たまき 耕平の大学時代の恋人。
おさよ たまきの友人。
余市郎 耕平の友人。
小夜子 余市郎の恋人。
佐々木俊介 耕平の友人。西北大学助教授。
佐々木夫人 俊介の妻。
斉藤 耕平の友人。医師。
竹田　武士 耕平の友人。瓦職人。３８歳。
関根　たき 富田家の隣家に住む老婆。
片岡　杉六 町内会顧問。
堀　　兼介 町内会副会長。本屋。
荒木岩次郎 町内会防犯部長。石屋。
笠原　千治 ８丁目組長。釣具屋。
お婆さん 同じ町会のお婆さん。義太夫好き。
古田銀次郎 八百屋「八百留」の主人。背中に龍の刺青があるため、通称「昇り龍の銀」と呼ばれる。
古田　正太 銀次郎の息子。父が大好き。
永井　道風 富田家が住む小舟町の借家の大家。時代劇作家。
富士 富田家の隣人。「富士金物店」の主人。
妻 富士の妻。
富士　春美 富士の長女。
富士　夏美 富士の次女。
富士カンナ 富士の三女。
松山 骨董商。
浜本 「浜本豆腐店」の主人。
妻 浜本の妻。
くらした　まもる 小学２年生。両親を亡くし叔母のもとで暮らす。
女将 まもるの叔母。小料理屋「小いも」の女将。
寺田　道蔵 富田家の近所に住む一人暮らしの老人。
長男 道蔵の長男。
長女 道蔵の長女。
クロ 道蔵の飼い犬。１０歳。
伊藤 寺田家の顧問弁護士。
春子 富田家に出入りするクリーニング店の店員。高校を２年で中退。
女将 飲み屋「おふくろ」の女将。菜の母の面影を残している。
園田　喜一 富田家の近所の住人。
ゴロ 喜一の飼い犬。凶暴化している。
駄菓子屋の婆さん 映画好きで意固地な婆さん。
息子 婆さんの息子。
はしご酒先生 耕平が尊敬する作家。
大沼 菜の大学時代の恩師。
坂本 菜の元恋人。経営コンサルタント兼作家。
金竹 芳雄のバーの常連客。代議士。
山村 金竹の友人。Ｔ大学総長。
首藤 金竹の友人。
藤木　一美 星南大学理工学部学部長。
れい子 バー「茜」のホステス。
波奈 クラブ「ポワゾン」のホステス。
愛子 クラブ「美ほ」のホステス。
麻里奈 愛子の娘。
豆葉 祇園の芸妓。
こまめ 豆葉の半玉。芸妓見習い。
豆幽 祇園の芸妓の幽霊。
栗山　芳彦 広告代理店社員。
竜木　　淳 ＣＭ監督。
服部　羊一 ＣＭ制作会社重役。
みやかわ 天ぷら「みやかわ」の店主。横柄な態度をとる。
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菜　～ふたたび～ わたせせいぞう モーニング
ＫＣＤＸカラー
あらすじ
　鎌倉市小舟町の借家に引っ越してから５年が経ち、富田耕平・菜夫妻も生活が落ち着いてきた。二人の間には双子の赤ちゃんが産まれたが、先天性の心臓疾患で兄が早逝し、妹のかりんが元気に育っていた。そんな富田家に新たな新たな波風が立とうとしていた。耕平の同僚でライバル的存在の教授・倉島直樹が出世街道をひた走る中、学部長と折り合いの悪い耕平は突然京都にある大学への転任を言い渡された…。
　作品の舞台
　極楽寺・・・富田家が住む小舟町の借家の最寄り駅です。
　鶴岡八幡宮・・・かりんの七五三詣が行われます。
　鎌倉市農協連即売所・・・菜とかりんが秋野菜を買いに行きます。
　高徳院・・・菜はかりんと同じ心臓病を持つ勝也を抱きしめます。
　登場人物
富田　耕平 星北大学助教授。大の愛妻家だが、教え子や水商売の女性の誘惑に弱い。
富田　　菜 耕平の妻。３１歳。耕平のことが大好き。贅沢をせず物を大事にする。
富田　　力 耕平と菜の亡息。双子の兄。２年前に先天性心臓疾患で死亡。
富田かりん 耕平と菜の長女。３歳。持病の心臓疾患で定期的に通院しているが天真爛漫に育つ。
富田　精蔵 耕平の祖父。耕平の父が妾との子供であるためか、耕平と仲が悪い。
富田　良平 耕平の父。
富田　房子 耕平の母。
倉橋麻衣子 耕平の妹。
倉橋 麻衣子の夫。子連れで再婚する。
佃　　奈津 精蔵の妾。若い小唄の師匠だが、体を悪くしている。
永井　堂風 富田家が住む小舟町の借家の大家。時代劇作家。
猿田 星北大学理学部長。
猿田夫人 猿田の妻。派手な老夫人。
倉橋　直樹 星北大学理学部教授。耕平のライバル的存在。元・菜の実家だった古民家に住む。
倉橋　冴子 直樹の妻。派手好きな夫人。菜を見下す発言が多い。
上原　由美 星北大学理学部の学生。耕平のゼミの教え子。耕平の追っかけ。
内海　京子 星北大学理学部の学生。耕平のゼミの教え子。耕平の追っかけ。
大野　ルナ 星北大学理学部の学生。耕平のゼミの教え子。
美果 星北大学理学部の学生。耕平も所属する「陶芸同好会」の部員。
佳つ美 菜の異母姉。京都祇園の置屋「近江乃」の女将。
駒丸 「近江乃」の芸妓。２１歳。本名「小野小百合」。耕平に惚れている。
小夜子 「近江乃」の舞妓。
小川寿美れ 耕平の京都の住まいの大家。８０歳。元・祇園の芸妓。
佳ん奈 寿美れの友人。７２歳。元・祇園の芸妓。
恵利花 寿美れの友人。７０歳。喫茶店を経営。元・祇園の芸妓。
川辺　寅造 寿美れの元夫。「川辺織機」の社員。
酒田 祇園の太鼓持ち。
桐島　秀雄 菜・佳つ美の亡父。文芸評論家。
広田 耕平の師。原子物理学の権威。退職後、農業を営む。
聖子 バー「レッドヒール」のママ。耕平の追っかけ。
大倉牛次郎 鎌倉にある「三州屋酒店」の５代目店主。
白藤宗一郎 鎌倉彫「白藤堂」２９代目店主。
村西　順一 鎌倉にある「村西家具」の息子。プレイボーイ。
竹山　秀和 小舟町の医者。定期的にかりんを診療している。
はしご酒先生 耕平が尊敬する作家。
篠田　勝也 近所に住む子ども。５歳。心臓病の持病を持つ。
英 近所に住む子ども。双子の兄。菜が使っていた二人乗りベビーカーを使っている。
雄 近所に住む子ども。双子の弟。
山本　　治 鎌倉に来た観光客。リストラされ無職の身。青森県金木町の出身。