. |
|
北条時頼公 北へ -津軽往還の記- |
宮藤 等 |
風詠社 |
|
あらすじ
鎌倉幕府5代執権・北条時頼の時代になって、「赤斑痘(天然痘)」が流行りだし人々を苦しめた。そして病の影響は幕府の中枢にも及び時頼自身や幼い娘にまでが被害を被り、娘は病によって早逝してしまった。この状況に悩んだ時頼は、建長寺にいる彼の禅の師・蘭渓道隆に相談した。その結果、時頼は執権職を義兄の長時に譲り、30歳にして出家をし積年の垢をを流し去る修業として、二階堂行忠と共に廻国行脚を決意した…。
|
|
作品の舞台 |
大倉幕府・・・流行り病に悩んだ時頼は、長時に執権職を譲り出家します。
建長寺・・・時頼は彼の師・蘭渓道隆に相談します。
高徳院・・・時頼は13歳の時に大仏造営の法要で見た景色を思い出します。
|
|
登場人物 |
北条 時頼 |
鎌倉幕府5代執権。時氏の次男。最明寺入道。30歳で出家、法号「覚了坊道祟」として津軽まで行脚する。 |
北条 泰時 |
時頼の亡祖父。鎌倉幕府3代執権。 |
北条 時氏 |
泰時の長男。時頼の亡父。六波羅探題北方。 |
松下禅尼 |
時氏の正室。時頼の母。 |
北条 経時 |
時氏の長男。早逝。 |
北条 時宗 |
時頼の次男で嫡男。鎌倉幕府8代執権。 |
北条 宗政 |
時頼の三男。 |
幼女 |
時頼の娘。流行病で早逝。 |
北条 長時 |
鎌倉幕府6代執権。時頼の義兄。 |
葛西殿 |
時頼の正室。長時の妹。 |
唐糸御前 |
時頼の側室。津軽の名門・安藤家に縁がある。 |
千歳御前 |
時頼の側室。年長で唐糸を目の敵にする。 |
漣御前 |
時頼の側室。唐糸を目の敵にする。 |
桂木御前 |
時頼の側室。唐糸を目の敵にする。 |
二階堂信濃入道行忠 |
時頼の廻国行脚の従者。法号は「行一」。 |
蘭渓道隆 |
時頼の禅の師。建長寺住持。 |
九条 頼経 |
鎌倉幕府4代将軍。 |
宗尊親王 |
鎌倉幕府6代将軍。 |
太田 康連 |
幕府御家人。問注所執事。流行り病の犠牲となる。 |
葦原右衛門尉 |
幕府御家人。時頼の留守居役。 |
緒方稜威雄 |
幕府御家人。葦原が蟄居後の新しい留守居役。 |
清藤 秀盛 |
幕府御家人。問注所御内人。津軽へ向かう唐糸の警護役。 |
福田 博 |
幕府御家人。侍所別当。幕府の長老。 |
若江幾三郎鉄素 |
幕府御家人。侍所執事。 |
鈴木 徹睦 |
幕府御家人。若江の配下。 |
小野 晃康 |
幕府御家人。若江の配下。 |
松宮俊洋種作 |
津軽得宗家領御内人。津軽・鼻和郡の取り締まりを行う武人。 |
田浦 徹升 |
津軽得宗家領御内人。松宮の配下の若武者。 |
尾崎 暁央 |
津軽得宗家領御内人。松宮の配下の若武者。 |
甲嶋 竜一 |
津軽得宗家領御内人。松宮の配下の若武者。 |
吉澤 直博 |
津軽得宗家領御内人。筆頭。 |
久保 庄司 |
津軽得宗家領御内人。 |
齋藤 実 |
津軽得宗家領御内人。 |
奈良 輝昭 |
津軽得宗家領御内人。 |
吉澤 直実 |
津軽得宗家領御内人。直博の父。 |
成田 茂克 |
津軽得宗家領御内人。津軽・田舎郡の被官。 |
工藤剛藤石 |
武蔵国の御家人。 |
安西 大輔 |
武蔵国の御家人。工藤の配下。 |
飯塚 利政 |
武蔵国の御家人。 |
佐野源左衛門常世 |
下野国佐野の御家人。 |
皆上 秀樹 |
下総国の御家人。 |
大村 圭二 |
越後国湯沢の地頭。 |
大村 勝敏 |
圭二の惣領。 |
坂本 修武 |
圭二の配下。 |
根上 顕次 |
圭二の配下。 |
飛島 剛士 |
圭二の配下。 |
奈良 圭吾 |
下総国の地頭。 |
篠崎 起克 |
武蔵国小机郷の地頭。 |
池田裕一郎 |
武蔵国小机郷の地頭代。起克の甥。 |
長濱幸三久一 |
起克の腹心。 |
北条 宣時 |
佐渡守護。北条氏大仏流の出。 |
長谷川淳穂 |
時頼が佐野家へ派遣した若者武士団の頭。 |
工藤 祐介 |
若者武士団の侍。工藤一族の出。 |
工藤 良彦 |
若者武士団の侍。祐介の弟。 |
工藤 祐太 |
若者武士団の侍。祐介・良彦の弟。兄弟の末子。 |
小柴 嵩之 |
若者武士団の侍。小柴兄弟の兄。 |
小柴 康平 |
若者武士団の侍。小柴兄弟の弟。 |
千島 勤 |
佐渡国赤泊の船頭。 |
林崎辰三郎 |
佐渡国赤泊の船頭。 |
滝淵 元也 |
宮大工の棟梁。名匠。 |
笹谷 徳助 |
越後国中条に住む男。時頼・行忠を助ける。 |
日蓮 |
日蓮宗の祖。 |
若宮僧正(隆弁) |
葛西殿の安産を祈祷した僧。 |
清尊僧都 |
葛西殿の安産を祈祷した僧。 |
円爾弁円 |
禅宗の高僧。 |
無住道暁 |
弁円の弟子。「沙石集」「雑談集」の著者。 |
冨田 名重 |
津軽・藤崎の「護国寺」住持。 |
冨田 博泰 |
名重の弟。 |
森雄岳 |
越後国稲倉谷の「宝蔵院」住持。 |
森雄峯 |
雄岳の亡父。 |
|
. |
|
北条義時 「武士の世」を創った男 |
嶋津義忠 |
PHP研究所 |
|
あらすじ
伊豆の小豪族・北条一族は流刑中だった源氏の御曹司・源頼朝を旗頭にして平家打倒に立ち上がった。伊豆の目代・山木判官兼隆を倒した頼朝軍は相模国の石橋山に到着、平家方の将・大庭景親、伊東祐親らと戦うことになった…。
|
|
作品の舞台 |
鶴岡八幡宮・・・静は舞殿で舞を舞います。
由比ガ浜・・・静の産んだ男児が投げ捨てられます。
大倉幕府・・・頼朝は大倉の地に幕府を建てます。
小町・・・北条義時邸、畠山重忠邸があります。
名越・・・北条時政邸があります。
若宮大路・・・和田義盛邸があります。
大慈寺・・・寺の近くに梶原景時邸があります。
勝長寿院・・・実朝の死骸が葬られます。
|
|
登場人物 |
江間小四郎義時 |
幕府の有力御家人。時政の次男。頼朝の懐刀。後に鎌倉幕府2代執権。 |
北条四郎時政 |
伊豆国韮山の豪族。頼朝の側近。鎌倉幕府初代執権。 |
北条 政子 |
時政の長女。頼朝の妻。後の尼将軍。 |
北条三郎宗時 |
時政の長男。 |
阿波局 |
時政の次女。全成の妻。千幡の乳母。 |
北条五郎時房 |
時政の三男。政子・宗時・義時・阿波の異母弟。 |
北条 時子 |
時政の三女。足利義兼の妻。 |
稲毛重成室 |
時政の四女。稲毛重成の妻。大姫の唯一の心許せる伯母。 |
畠山重忠室 |
時政の五女。畠山重成の妻。 |
牧の方 |
時政の後妻。宗親の娘。 |
牧 宗親 |
牧の方の兄。幕府の御家人。 |
平賀 朝雅 |
京都守護。牧の方の娘婿。義信の四男。 |
姫前 |
義時の2番目の妻。比企氏の出。 |
伊賀局 |
義時の3番目の妻。 |
伊賀 光季 |
京都守護。伊賀局の長兄。 |
伊賀 光宗 |
幕府の評定衆。伊賀局の次兄。 |
一条 実雅 |
京都守護。伊賀局の娘婿。 |
北条 泰時 |
義時の嫡男。 |
北条 朝時 |
義時の次男。姫前の子。 |
北条 重時 |
義時の三男。姫前の子。 |
北条 時氏 |
泰時の嫡男。 |
源 頼朝 |
流刑中の源氏の御曹司。後に鎌倉幕府初代将軍。鎌倉殿。 |
源 範頼 |
頼朝の異母弟。蒲殿。 |
阿野 全成 |
頼朝・範頼の異母弟。義経の同母兄。 |
源九郎義経 |
頼朝・範頼の異母弟。全成の同母弟。 |
大姫 |
頼朝と政子の長女。 |
源 頼家 |
頼朝と政子の長男。後の鎌倉幕府2代将軍。幼名「万寿」。 |
三幡姫 |
頼朝と政子の次女。 |
源 実朝 |
頼朝と政子の次男。後の鎌倉幕府3代将軍。幼名「千幡」。 |
一幡 |
頼家の長男。若狭局の子。 |
公暁 |
頼家の次男。実朝の猶子。鶴岡八幡宮寺別当。 |
栄実 |
頼家の三男。幼名「千手」。親衡らに擁立され義時誅殺未遂をおこす。 |
若狭局 |
頼家の妻。能員の娘。 |
坊門姫 |
実朝の妻。 |
源 行家 |
頼朝の叔父。 |
源 義仲 |
頼朝の従兄弟。朝日将軍。 |
源 義高 |
義仲の嫡男。大姫の許婚。 |
比企尼 |
頼朝の乳母。 |
唐糸 |
義高の乳母。 |
静 |
義経の愛妾。白拍子。 |
磯禅師 |
静の母。白拍子。 |
亀の前 |
頼朝の愛妾。 |
大江 広元 |
幕府の官吏。頼朝の腹心。公文所別当。政所別当。 |
大江 親広 |
広元の嫡男。京都守護。 |
中原 親能 |
幕府の官吏。公事奉公人。 |
三善 康信 |
幕府の官吏。問注所執事。 |
二階堂行政 |
幕府の官吏。政所執事。 |
二階堂行光 |
幕府の官吏。政所執事。 |
三浦 義澄 |
幕府の有力御家人。相模国の豪族。 |
三浦 義村 |
幕府の有力御家人。義澄の嫡男。相模国の豪族。 |
三浦 胤義 |
幕府の御家人。義村の末弟。承久の乱では朝廷軍。 |
三浦 泰村 |
幕府の有力御家人。義村の次男。 |
三浦 光村 |
幕府の御家人。義村の四男。幼名「駒若丸」。八幡宮の稚児。 |
和田 義盛 |
幕府の有力御家人。義澄の甥。侍所別当。相模国の豪族。 |
朝比奈義秀 |
幕府の御家人。義盛の三男。 |
和田 義重 |
幕府の御家人。義盛の四男。 |
和田 義直 |
幕府の御家人。義盛の五男。 |
和田 胤長 |
幕府の御家人。義盛の甥。 |
梶原 景時 |
幕府の有力御家人。侍所所司。相模国の豪族。 |
安達 盛長 |
幕府の有力御家人。比企尼の娘婿。 |
安達 景盛 |
幕府の御家人。盛長の嫡男。 |
足立 遠元 |
幕府の有力御家人。相模国の豪族。 |
八田 知家 |
幕府の有力御家人。下総国の豪族。 |
畠山 重忠 |
幕府の有力御家人。武蔵国の豪族。時政の娘婿。 |
畠山 重保 |
幕府の御家人。重忠の嫡男。 |
比企 能員 |
幕府の有力御家人。比企尼の養子。 |
比企 宗員 |
幕府の御家人。能員の三男。頼家の近習。 |
比企 時員 |
幕府の御家人。能員の四男。頼家の近習。 |
千葉 常胤 |
幕府の有力御家人。下総国の豪族。 |
千葉 成胤 |
幕府の御家人。常胤の嫡男。 |
稲毛 重成 |
幕府の御家人。武蔵国の豪族。重忠の従兄弟。時政の娘婿。 |
榛谷 重朝 |
幕府の御家人。武蔵国の豪族。重成の弟。 |
小山 政光 |
幕府の御家人。下総国の豪族。 |
小山 朝政 |
幕府の御家人。下総国の豪族。政光の長男。 |
長沼 宗政 |
幕府の御家人。下総国の豪族。政光の次男。 |
結城 朝光 |
幕府の御家人。下総国の豪族。政光の三男。。 |
仁田 忠常 |
幕府の御家人。伊豆国の豪族。 |
仁田 五郎 |
幕府の御家人。伊豆国の豪族。忠常の弟。 |
仁田 六郎 |
幕府の御家人。伊豆国の豪族。忠常の弟。 |
土肥 実平 |
幕府の御家人。相模国の豪族。頼朝の側近。 |
工藤 祐経 |
幕府の御家人。伊豆国の豪族。頼朝の側近。 |
下河辺行平 |
幕府の御家人。下総国の豪族。 |
幸島 行時 |
幕府の御家人。下総国の豪族。行平の三男。 |
渋谷 重国 |
幕府の御家人。相模国の豪族。 |
佐々木高綱 |
幕府の御家人。 |
平賀 義信 |
幕府の御家人。長老。朝雅の父。 |
天野 遠景 |
幕府の御家人。 |
足利 義兼 |
幕府の御家人。時政の娘婿。 |
足利 義氏 |
幕府の御家人。義兼の三男。 |
伏見 広綱 |
幕府の御家人。 |
愛甲三郎季隆 |
幕府の御家人。弓の名手。 |
後藤 基綱 |
幕府の御家人。 |
中野 能茂 |
幕府の御家人。頼家の近習。 |
小笠原長経 |
幕府の御家人。頼家の近習。 |
堀 親家 |
幕府の御家人。頼家の近習。 |
大河戸三郎 |
幕府の御家人。 |
仁科 盛遠 |
幕府の御家人。信濃国の豪族。 |
曽我十郎祐成 |
幕府の御家人。 |
曽我五郎時致 |
幕府の御家人。 |
芝田 兼義 |
幕府の御家人。 |
南条 七郎 |
幕府の御家人。 |
藤馬 允 |
義時の近侍。元・直種の家臣。 |
吾妻 助光 |
実朝の近侍。 |
源 仲章 |
義時の近臣。文章博士。 |
後白河法皇 |
第77代天皇。朝廷の権力者。 |
後鳥羽法皇 |
第82代天皇。朝廷の権力者。 |
土御門天皇 |
第83代天皇。後鳥羽の第1皇子。 |
順徳天皇 |
第84代天皇。後鳥羽の第3皇子。土御門の弟。 |
仲恭天皇 |
第85代天皇。順徳の第3皇子。 |
以仁王 |
後白河の第3皇子。 |
高階 栄子 |
後白河の寵姫。丹後局。 |
宣陽門院覲子 |
後白河の第6皇女。栄子の娘。 |
藤原 兼子 |
後鳥羽の乳母。 |
藤原 宗頼 |
兼子の夫。 |
六条宮雅成 |
後鳥羽の皇子。 |
冷泉宮頼仁 |
後鳥羽の皇子。 |
春華門院昇子 |
後鳥羽の第1皇女。 |
八条院瞕子 |
在子の養母。 |
承明門院在子 |
後鳥羽の女院。通親の養女。土御門の国母。 |
亀菊 |
後鳥羽の愛妾。元・遊女。 |
九条 兼実 |
後白河の近臣。親鎌倉派。 |
慈円 |
兼実の弟。天台座主。 |
源 有雅 |
後鳥羽の近臣。 |
高倉 範成 |
後鳥羽の近臣。 |
尊長 |
後鳥羽の近臣。 |
三寅 |
鎌倉幕府4代将軍。 |
源 頼政 |
公卿。源三位。歌人。 |
源 通親 |
公卿。宣陽門院の院司。後鳥羽の院執事別当。 |
一条 能保 |
公卿。頼朝の娘婿。 |
一条 高能 |
公卿。能保の子。 |
坊門 信清 |
公卿。後鳥羽の母方の外叔父。 |
坊門 忠清 |
公家。時政の娘婿。 |
源 具親 |
公家。歌人。姫前の再婚相手。 |
藤原 忠綱 |
公家。後鳥羽の近臣。 |
西園寺公経 |
公卿。三寅の将軍後継運動に貢献。 |
三善 長衡 |
公経の家司。 |
藤原 秀康 |
朝廷軍の将。北面武士。 |
押松 |
秀康の所従。 |
山田 重忠 |
朝廷軍の将。美濃源氏の末裔。 |
平 清盛 |
平家の棟梁。 |
原田 種直 |
平家方の将。大宰府少弐。 |
賀摩 種益 |
平家方の将。種直の子。 |
原田 種敦 |
平家方の将。種直の弟。 |
大庭 景親 |
平家方の将。相模国の豪族。 |
伊東 祐親 |
平家方の将。伊豆国の豪族。 |
藤原 秀衡 |
奥州藤原氏3代当主。 |
藤原 泰衡 |
秀衡の次男で嫡男。 |
泉 親衡 |
信濃国の住人。 |
藤原 定家 |
歌人。 |
内藤 朝親 |
定家の門弟。 |
陳和卿 |
宋の工人。 |
|
. |
|
|
あらすじ
池田宿の遊女と源氏の棟梁・源義朝の間に生まれた源範頼は、平治の乱後の源氏の残党狩りで遺児として捕らえられ京へ送られた。そして彼は命を助けられ貴族の藤原範季に預けられた。範季は範頼を下野国の豪族・小山家へ送ることを進言したが、実はある意味を持った行動だった…。
|
|
作品の舞台 |
大倉御所・・・1183年、頼朝の号令で地方の豪族たちが御所に集結します。
由比ガ浜・・・範頼は義経の娘と語り合います。
|
|
登場人物 |
源 範頼 |
義朝の六男。蒲殿。平家討伐軍総大将。三河守。 |
源 義朝 |
義平・頼朝・範頼・義経の父。源氏の棟梁。 |
池田宿遊女 |
範頼の母。 |
源 義平 |
義朝の長男。 |
源 頼朝 |
義朝の三男。 |
北条 政子 |
頼朝の妻。後の尼将軍。 |
源 義経 |
義朝の九男。 |
大姫 |
頼朝の長女。 |
小山小四郎政光 |
下野国の豪族で押領使。小山氏の祖。頼朝の乳母夫。 |
寒河尼 |
政光の妻。頼朝の乳母。 |
小山 朝政 |
政光の嫡男。下野国寒河御厨の荘司。下野守護。 |
長沼 宗政 |
政光の次男。 |
結城 朝光 |
政光の三男。幼名・一万丸。 |
下河辺行平 |
朝政の従弟。下野国下河辺荘の荘司。 |
北条 時政 |
幕府の有力御家人。頼朝の腹心。政子・義時の父。 |
北条 義時 |
幕府の有力御家人。時政の次男。 |
畠山 重忠 |
幕府の有力御家人。時政の娘婿。武蔵国の住人。 |
稲毛 重成 |
幕府の御家人。時政の娘婿。武蔵国の住人。 |
榛谷 重朝 |
幕府の御家人。重成の弟。武蔵国の住人。 |
梶原 景時 |
幕府の有力御家人。頼朝の側近。相模国の住人。 |
土肥 実平 |
幕府の御家人。頼朝の側近。相模国の住人。 |
安達 盛長 |
幕府の有力御家人。頼朝の従者。 |
工藤 祐経 |
幕府の有力御家人。頼朝の側近。伊豆国の住人。 |
千葉 常胤 |
幕府の有力御家人。下総国の住人。 |
熊谷 直実 |
幕府の御家人。武蔵国の住人。 |
平山 季重 |
幕府の御家人。武蔵国の住人。 |
佐々木秀義 |
幕府の御家人。近江国の住人。 |
曽我十郎祐成 |
伊豆国の若侍。祐経を仇に「曽我兄弟の仇討」を敢行。 |
曽我五郎時致 |
伊豆国の若侍。祐成の弟。祐経を仇に「曽我兄弟の仇討」を敢行。 |
志田先生義広 |
常陸国の豪族。義朝の弟。頼朝の叔父。 |
山本 義経 |
近江源氏の将。 |
箕浦 義明 |
近江源氏の将。 |
小河 重清 |
美濃源氏の将。 |
多田 行綱 |
多田源氏の将。 |
武田 信義 |
甲斐源氏の当主。 |
一条 忠頼 |
甲斐源氏の将。信義の嫡男。 |
板垣 兼信 |
甲斐源氏の将。信義の次男。 |
安田 義定 |
甲斐源氏の将。信義の弟。 |
井上 光盛 |
信濃源氏の将。 |
木曽 義仲 |
信濃源氏の将。頼朝の従兄弟。 |
清水 義高 |
信濃源氏の将。義仲の嫡男。 |
源 広綱 |
摂津源氏の将。 |
平賀 義信 |
河内源氏の将。 |
大内 惟義 |
河内源氏の将。義信の長男。 |
武蔵坊弁慶 |
義経の郎党。 |
佐藤 継信 |
義経の郎党。 |
那須 与一 |
義経の郎党。 |
今井 兼平 |
義仲の郎党。 |
仁科 盛家 |
義仲の郎党。 |
三浦 義明 |
頼朝勢の老将。相模国の住人。 |
上総介広常 |
頼朝勢の将。上総国の住人。 |
足利 義兼 |
頼朝勢の将。上野国の住人。 |
小栗 重成 |
頼朝勢の将。常陸国の住人。 |
平 清盛 |
平家の棟梁。 |
二位尼 |
清盛の正室。平時子。 |
平 宗盛 |
清盛の三男。 |
平 知盛 |
清盛の四男。 |
平 維盛 |
清盛の孫。 |
建礼門院徳子 |
清盛の長女。安徳の国母。 |
伊藤 忠清 |
平家の侍大将。 |
平 貞能 |
平家の家人。 |
平田 家継 |
平家の家人。 |
城 助職 |
平家方の将。越後国の住人。 |
大庭 景親 |
平家方の将。相模国の住人。 |
佐竹 隆義 |
平家方の将。常陸国の住人。 |
佐竹 秀義 |
平家方の将。常陸国の住人。隆義の嫡男。 |
臼杵 惟隆 |
平家方の将。豊後国の住人。 |
緒方 惟栄 |
平家方の将。豊後国の住人。惟隆の弟。 |
原田 種直 |
平家方の将。太宰大監。 |
藤原 秀衡 |
奥州藤原氏3代当主。 |
藤原 国衡 |
秀衡の長男。 |
藤原 泰衡 |
秀衡の次男で嫡男。4代当主。 |
後白河法皇 |
第77代天皇。朝廷の権力者。 |
安徳天皇 |
第81代天皇。徳子の子。 |
後鳥羽法皇 |
第82代天皇。朝廷の権力者。尊成親王。 |
以仁王 |
後白河の第3皇子。 |
北陸宮 |
以仁王の遺児。 |
近衛 基通 |
公卿。摂政。 |
藤原 範季 |
貴族。範頼を預かる。 |
藤原 親信 |
後白河の側近。 |
湛増 |
熊野別当。 |
|
. |
|
やおよろず神異録 鎌倉奇聞 上下 |
真園めぐみ |
創元推理文庫 |
|
あらすじ
村の祭支度のため精霊豊かな故郷の遠谷に戻ってきた薬の行商人・真人。しかし祭の目前、正体不明の武士集団に村が襲われた。武士たちは村人を襲い、神域を汚し、御神剣を奪い、真人の幼なじみ・颯を連れ去っていった。そこで真人は武士たちを追って鎌倉を目指すことになった…。
|
|
作品の舞台 |
小町大路・・・颯の家や高坂景秀の館があります。
化粧坂・・・真人は景秀を追って化粧坂の切通しにやってきます。
佐間ヶ谷・・・鎌倉の南西にある斎笹山(ゆささやま)に佐間乃神社があります。
二階堂大路・・・北条義時の館があります。
比企ヶ谷・・・比企能員の館があります。
名越・・・北条時政の館があります。
長谷・・・杪葉が隠れ神を退治しに行きます。
由比ガ浜・・・杪葉が隠れ神を退治しに行きます。
|
|
登場人物 |
真人 |
精霊宿る隠れ里・遠谷に住む薬の行商人。19歳。 |
颯 |
真人の親友で幼なじみ。19歳。遠谷の薬の行商人。鎌倉に住む。 |
杪葉 |
真人が助けた少女。巫女。 |
藤五 |
杪葉の同行者。 |
さつき |
杪葉の同行者。 |
村長 |
遠谷の村長。 |
三男 |
村長の三男。 |
高臥老 |
遠谷の室守。真人を後継にしようとしている。 |
矢野六郎道重 |
真人の亡父。 |
しの |
真人の亡母。 |
矢野 道正 |
道重の亡父。幕府の御家人。 |
唱 |
颯の亡父。鎌倉で病死。 |
無量 |
颯の母。元の名前は「菊」。行方不明。 |
珠光尼 |
信濃国観総寺の尼。杪葉の育ての親。 |
千寿 |
杪葉の先代の巫女。伊豆国で静養中。 |
源 頼家 |
鎌倉幕府2代将軍。頼朝の長男。 |
若狭局 |
頼家の妻。能員の娘。 |
源 頼朝 |
頼家の亡父。鎌倉幕府初代将軍。 |
北条 政子 |
頼朝の妻。頼家の母。時政の長女。 |
大姫 |
頼朝の長女。 |
源 実朝 |
頼朝の次男。幼名・千幡。 |
北条 時政 |
政子の父。頼朝の腹心。幕府の有力御家人。 |
北条 義時 |
時政の次男。頼朝の腹心。幕府の有力御家人。 |
北条 時房 |
時政の三男。政子・義時の異母弟。幕府の有力御家人。 |
北条 泰時 |
義時の長男。 |
十郎 |
義時の郎党。 |
比企 能員 |
幕府の有力御家人。 |
比企 三郎 |
能員の子。頼家の近習。 |
比企弥四郎 |
能員の子。頼家の近習。 |
中野 能茂 |
頼家の近習。 |
高坂 景秀 |
幕府の御家人。比企氏の縁者。 |
篠女 |
景秀に仕える剣の巫女。 |
小糸 |
佐間乃神社の巫女。 |
善英 |
小糸の亡夫。山伏。 |
紅焔 |
火神。 |
美那音 |
水神。 |
山神 |
山神。 |
風神 |
風神。 |
風乃子 |
風神の使い。 |
雷神 |
雷神。 |
戸都岐 |
かつての遠谷の守り神。 |
如月 |
遠谷の地護神。 |
淵祇 |
遠谷の流れ神。 |
朧月 |
遠谷の流れ神。 |
はばね |
和魂を遠谷に連れていく青灰色の鳥。 |
闇神 |
正体不明の邪神。 |
堕神 |
精霊や人間を糧にする邪神。 |
樹霊 |
樹に宿る精霊。 |
|
. |
|
|
あらすじ
朝廷による神泉苑での雨乞いの儀に呼び出された白拍子の静は、見事な舞を舞い雨を降らせたことで周囲をおおいに驚かせた。そして上流公家・藤原成範が後見人としてついた静だったが、自分の舞に何かが足りないと悩む日々を過ごしていた。そんな中、彼女は討伐軍として京にやってきた源氏の大将・源義経と運命的な出会いをはたした…。
|
|
作品の舞台 |
腰越・・・義経は鎌倉入りを止められます。
大倉幕府・・・捕らえられた静が連行されます。
鶴岡八幡宮・・・静が奉納の舞を舞います。
由比ガ浜・・・静が産んだ男子は海に投げ入れられます。
|
|
登場人物 |
静 |
京の七条にある「総角(あげまさ)一座」の白拍子。13歳。後に義経の愛妾となる。 |
総角 |
「総角一座」の女座長。 |
小仏 |
「総角一座」のベテラン白拍子。静の姉弟子。 |
琴柱 |
「総角一座」の若手白拍子。11歳。静の妹弟子。 |
葛の葉 |
「総角一座」の白拍子見習い。静・琴柱の妹弟子。 |
磯禅師 |
静の母。信西に男舞を教えられた日本の白拍子の祖。 |
猿丸 |
傀儡を束ねる「猿丸一座」の座長。総角の知人。 |
信西入道 |
公家。黒衣の宰相。磯禅師の舞いの師。 |
藤原 成範 |
公家。信西の子。桜町中納言。静の後見人。 |
花山院兼雅 |
公家。権大納言。 |
北の方 |
兼雅の正室。清盛の娘。元・成範の許婚。 |
廊のお方 |
兼雅の愛妾。清盛と常磐の娘。北の方の異母妹。 |
常盤御前 |
廊のお方の母。義朝の側室。清盛の愛妾。長成の妻。義経の母。 |
一条 長成 |
公家。常磐の夫。 |
平 清盛 |
平家の棟梁。 |
源 義朝 |
源氏の棟梁。頼朝の亡父。平治の乱で戦死。 |
源 頼朝 |
義朝の三男で嫡男。 |
源 範頼 |
義朝の六男。頼朝の異母弟。蒲殿。平家討伐軍の総大将。 |
源 義経 |
義朝の九男。頼朝・範頼の異母弟。九郎。 |
木曽 義仲 |
頼朝の従兄弟。 |
北条 時政 |
幕府の有力御家人。頼朝の腹心。 |
北条 政子 |
時政の長女。頼朝の正室。 |
郷(北の方) |
義経の正室。重頼の娘。 |
梶原 景時 |
幕府の有力御家人。頼朝の懐刀。 |
梶原 景茂 |
幕府の御家人。景時の三男。 |
畠山 重忠 |
幕府の有力御家人。時政の娘婿。 |
河越 重頼 |
幕府の御家人。義経の舅。 |
足立 清常 |
幕府の御家人。頼朝の側近。 |
工藤 祐経 |
幕府の御家人。頼朝の側近。 |
千葉 常秀 |
幕府の御家人。 |
八田 知重 |
幕府の御家人。 |
藤原 邦通 |
幕府の御家人。 |
土佐房昌俊 |
幕府の御家人。義経への刺客。 |
武蔵坊弁慶 |
義経の郎党。 |
後白河法皇 |
第77代天皇。朝廷の権力者。 |
安徳天皇 |
第81代天皇。清盛の孫。 |
藤原 範季 |
後白河の近臣。範頼の育ての親。 |
藤原 秀衡 |
奥州藤原氏3代当主。義経の後見人。 |
藤原 泰衡 |
奥州藤原氏4代当主。秀衡の次男で嫡男。 |
琥珀 |
郷が飼う黄金色の目をした猫。 |
|
. |
|
|
あらすじ
平治の乱後、平家による源氏の残党狩りが始まり、源義朝の愛妾・常盤御前も3人の子どもたちとともに平家方に捕らえられてしまった。しかし清盛は常盤と子供たちを助け、常盤は自分の妾に、子どもたちはそれぞれ別々の寺で出家をさせられてしまった…。
|
|
作品の舞台 |
鶴岡八幡宮・・・義経は平家打倒を祈願します。
腰越・・・義経は頼朝宛に腰越状を送ります。
由比ガ浜・・・静が産んだ子は海に投げられます。
|
|
登場人物 |
源 義経 |
義朝の九男。幼名・牛若、遮那王。鞍馬寺に預けられていたが、庇護者の藤原秀衡のもとへ向かう。 |
源 義朝 |
義経の亡父。源氏の棟梁。 |
由良御前 |
頼朝の母。義朝の正室。熱田大宮司の娘。 |
常盤御前 |
義経の母。義朝の妾。 |
源 頼朝 |
義朝の三男。義経の異母兄。伊豆に流刑中。平家討伐の旗上げをする。 |
源 範頼 |
義朝の六男。頼朝の異母弟。義経の異母兄。 |
阿野 全成 |
義朝の七男。頼朝の異母弟。義経・義円の同母兄。幼名・今若。 |
源 義円 |
義朝の八男。頼朝の異母弟。義経の同母兄。幼名・乙若。 |
大姫 |
頼朝の長女。 |
比企尼 |
頼朝の乳母。 |
比企掃部允 |
比企尼の夫。 |
武蔵坊弁慶 |
義経の郎党。延暦寺の破戒僧。 |
常陸坊海尊 |
義経の郎党。大男。 |
伊勢三郎義盛 |
義経の郎党。上野国の夜盗。 |
佐藤三郎継信 |
義経の郎党。園城寺の僧。元・武士。 |
佐藤三郎兵衛嗣信 |
義経の郎党。元・奥州藤原氏家臣。 |
佐藤四郎忠信 |
義経の郎党。元・奥州藤原氏家臣。嗣信の弟。 |
増尾 七郎 |
義経の郎党。 |
片岡 経春 |
義経の郎党。 |
熊井 太郎 |
義経の郎党。 |
源 有綱 |
義経の郎党。 |
堀 景光 |
義経の郎党。 |
喜三太 |
義経の郎党。 |
備前平四郎 |
義経の郎党。 |
鈴木三郎重家 |
義経の郎党。 |
亀井 六郎 |
義経の郎党。重家の弟。 |
那須与一宗高 |
義経の郎党。 |
|
義経の郎党。 |
郷御前 |
義経の正室。 |
久我大臣姫 |
義経の側室。 |
十郎権頭兼房 |
姫の守役。 |
静御前 |
義経の愛妾。白拍子。 |
磯禅師 |
静の母。白拍子。 |
北条 時政 |
源氏方の将。伊豆国の豪族。頼朝の監視役。後に頼朝の腹心。 |
北条 政子 |
時政の長女。頼朝の正妻。 |
北条 義時 |
時政の次男。源氏方の将。伊豆国の豪族。頼朝の腹心。 |
土肥次郎実平 |
源氏方の将。相模国の豪族。 |
三浦 義澄 |
源氏方の将。相模国の豪族。 |
和田 義盛 |
源氏方の将。相模国の豪族。侍所別当。義澄の甥。 |
石田 為久 |
源氏方の将。相模国の豪族。三浦党。 |
畠山 重忠 |
源氏方の将。武蔵国の豪族。時政の娘婿。 |
河越 重頼 |
源氏方の将。武蔵国の豪族。郷の父。 |
熊谷 直実 |
源氏方の将。武蔵国の豪族。 |
千葉総介広常 |
源氏方の将。上総国の豪族。 |
|
源氏方の将。国の豪族。 |
土佐房昌俊 |
幕府の御家人。 |
佐々木高綱 |
幕府の御家人。近江国の住人。 |
庄野三郎高家 |
幕府の御家人。 |
御田 八郎 |
幕府の御家人。武蔵国の住人。 |
大江 広元 |
幕府の有力官吏。公文所別当。 |
安達 清常 |
頼朝の雑色。 |
平 清盛 |
平家の棟梁。 |
二位尼 |
清盛の正室。 |
平 重盛 |
清盛の長男。 |
平 宗盛 |
清盛の三男。 |
平 維盛 |
重盛の長男。 |
平 資盛 |
重盛の次男。 |
平 教経 |
清盛の甥。 |
平 敦盛 |
清盛の甥。 |
池禅尼 |
清盛の継母。 |
梶原 景時 |
平家方の将。相模国の豪族。後に源氏方に寝返る。 |
梶原 景季 |
景時の嫡男。 |
平 兼隆 |
平家方の将。伊豆国の目代。 |
緒方 三郎 |
平家方の将。九州の御家人。 |
木曽 義仲 |
頼朝の従兄弟。信濃源氏の将。朝日将軍。 |
今井 兼平 |
兼遠の子。義仲の乳兄弟。 |
山吹御前 |
義仲の正室。 |
巴御前 |
義仲の妾。 |
源 行家 |
頼朝の叔父。 |
崇徳上皇 |
第75代天皇。 |
後白河法皇 |
第77代天皇。朝廷の権力者。 |
安徳天皇 |
第81代天皇。 |
以仁王 |
後白河の第3皇子。 |
藤原 光隆 |
公卿。猫間中納言。 |
明運大僧正 |
天台座主。 |
円恵法親王 |
園城寺長吏。 |
藤原 秀衡 |
奥州藤原氏3代当主。 |
藤原 泰衡 |
秀衡の次男で嫡男。奥州藤原氏4代当主。 |
山科左衛門 |
近江国大津の領主。 |
大津 次郎 |
近江国大津の大廻船業者。 |
お時勢 |
次郎の妻。 |
敦賀兵衛 |
越前国敦賀の住人。 |
井上左衛門 |
加賀国の住人。 |
富樫介 |
安宅の関守。 |
|
. |
|
|
あらすじ
鞍馬寺へ預けられた遮那王は、森に棲むカラス天狗に武芸を鍛錬されながら、世に出ることを夢見ていた。そんな最中、以仁王から平家討伐の令旨が全国に伝わり、遮那王は元服して「源義経」と名乗り、家来となった武蔵坊弁慶や常陸坊海尊・伊勢三郎たちとともに奥州の大豪族・藤原秀衡のもとへ向かった…。
|
|
作品の舞台 |
鎌倉・・・頼朝は鎌倉を本拠地と定めます。
腰越・・・義経は頼朝に鎌倉入りを止められます。
由比ガ浜・・・静の子は砂浜に埋められたと頼朝に報告されます。
|
|
登場人物 |
源 義経 |
義朝の九男。幼名・牛若、遮那王。鞍馬寺に預けられていたが、庇護者の藤原秀衡のもとへ向かう。 |
源 義朝 |
義経の亡父。源氏の棟梁。 |
常盤御前 |
義経の母。義朝の妾。 |
源 頼朝 |
義朝の三男。義経の異母兄。伊豆に流刑中。平家討伐の旗上げをする。 |
源 範頼 |
義朝の六男。頼朝の異母弟。義経の異母兄。 |
武蔵坊弁慶 |
義経の郎党。延暦寺の破戒僧。 |
常陸坊海尊 |
義経の郎党。大男。 |
伊勢三郎義盛 |
義経の郎党。上野国の夜盗。 |
佐藤三郎嗣信 |
義経の郎党。 |
佐藤四郎忠信 |
義経の郎党。嗣信の弟。 |
静御前 |
義経の愛妾。白拍子。 |
磯禅師 |
静の母。白拍子。 |
北条 時政 |
源氏方の将。伊豆国の豪族。頼朝の監視役。後に頼朝の腹心。 |
北条 政子 |
時政の長女。頼朝の正妻。 |
北条 義時 |
時政の次男。源氏方の将。伊豆国の豪族。頼朝の腹心。 |
土肥 実平 |
源氏方の将。相模国の豪族。 |
畠山 重忠 |
源氏方の将。武蔵国の豪族。 |
土佐房昌俊 |
幕府の御家人。 |
今井 正清 |
義朝の忠臣。鎌田正清。 |
今井 正近 |
正清の子。 |
平 清盛 |
平家の棟梁。 |
平 重盛 |
清盛の長男。 |
平 宗盛 |
清盛の次男。 |
平 知盛 |
清盛の四男。 |
平 重衡 |
清盛の五男。 |
平 維盛 |
重盛の長男。 |
平 教盛 |
清盛の三弟。 |
平 教経 |
教盛の次男。 |
平 行盛 |
清盛の甥。 |
平 忠盛 |
清盛の亡父。 |
梶原 景時 |
平家方の将。相模国の豪族。後に源氏方に寝返る。 |
梶原 景季 |
景時の嫡男。 |
木曽 義仲 |
頼朝の従兄弟。信濃源氏の将。朝日将軍。 |
中原 兼遠 |
義仲の養父。木曽国の豪族。 |
今井 兼平 |
兼遠の子。義仲の乳兄弟。 |
巴御前 |
義仲の妻。 |
後白河法皇 |
第77代天皇。朝廷の権力者。 |
安徳天皇 |
第81代天皇。 |
以仁王 |
後白河の第3皇子。 |
藤原 成親 |
公卿。後白河の近臣。 |
源 頼政 |
公卿。源三位。 |
源 仲綱 |
頼政の嫡男。 |
藤原 秀衡 |
奥州藤原氏3代当主。 |
藤原 国衡 |
秀衡の長男。妾腹の子。 |
藤原 泰衡 |
秀衡の次男で嫡男。奥州藤原氏4代当主。 |
文覚 |
元・北面武士の真言僧。 |
湛増 |
熊野21世別当。熊野水軍の総帥。 |
多賀谷管六 |
一の谷の猟師。 |
|
. |
|
源義朝 日本史短編人物伝記 |
牧野 新 |
kindle本 |
|
あらすじ
1139年上総国で生まれた源義朝は、熱田大宮司の娘・由良との結婚を機に鎌倉で荘園を広げた。格式高い義朝のことを朝廷も無視することができず、1153年鳥羽法皇は彼のことを近臣として置くことにした…。
|
|
作品の舞台 |
鎌倉・・・1139年、義朝は鎌倉を拠点に荘園を広げます。
|
|
登場人物 |
源 義朝 |
源氏の棟梁。為義の長男。鳥羽院の近臣。 |
源 為義 |
義朝の父。保元の乱で斬死。 |
藤原忠清女 |
義朝の母。 |
源 義賢 |
為義の次男。 |
源 頼賢 |
為義の四男。 |
源 為朝 |
為義の八男。 |
源 行家 |
為義の十男。 |
由良御前 |
義朝の妻。熱田大宮司の娘。 |
常盤御前 |
義朝の妻。九条院に仕える官女。 |
源 義平 |
義朝の長男。悪源太。母は三浦氏の娘。 |
源 朝長 |
義朝の次男。母は波多野氏の娘。 |
源 頼朝 |
義朝の三男。母は由良御前。 |
源 範頼 |
義朝の六男。母は池田宿の遊女。 |
源 義経 |
義朝の九男。母は常盤御前。 |
鎌田 正清 |
義朝の重臣で乳兄弟。 |
長田 棟忠 |
義朝の家来。尾張国野間の住人。 |
平 清盛 |
平家の棟梁。 |
平 重盛 |
清盛の長男。 |
池禅尼 |
清盛の継母。 |
斉藤 実盛 |
平家方の侍大将。 |
鳥羽法皇 |
第74代天皇。 |
後白河法皇 |
第77代天皇。鳥羽の子。 |
二条天皇 |
第78代天皇。後白河の子。 |
藤原 信西 |
公卿。後白河の近臣。 |
藤原 信頼 |
公卿。後白河の近臣。 |
|
. |
|
伝説 上総介広常と源頼朝
房総頼朝伝説 |
夷隅民話の会 |
kindle本 |
|
あらすじ
伊豆に流刑中の源氏の御曹司・源頼朝は地元の豪族・北条時政らの手を借りて平家討伐の旗上げをする。そして平家方の伊豆の目代・山木兼隆を襲撃した。平家方は相模の豪族・大庭景親や伊豆国の豪族・伊東祐親らの反撃となった「石橋山の戦い」で頼朝軍を敗走させた。敗れた頼朝は真鶴から海路を伝って安房へ逃げた。そして房総半島に入ってから地元の大豪族・上総介広常や千葉常胤に力を借りることになった…。
|
|
作品の舞台 |
鎌倉・・・頼朝は本拠地を鎌倉と定めます。
|
|
登場人物 |
源 頼朝 |
伊豆に流刑中の源氏の御曹司。東国武士を束ね平家討伐の旗上げをする。 |
源 義朝 |
頼朝の亡父。平治の乱で敗死。 |
源 義経 |
義朝の九男。頼朝の異母弟。 |
源 行家 |
義朝の末弟。 |
源 頼家 |
頼朝の次男で嫡男。 |
北条 時政 |
伊豆国の豪族。頼朝の腹心。 |
北条 政子 |
時政の長女。頼朝の正妻。 |
北条 義時 |
時政の次男。 |
北条 泰時 |
義時の嫡男。 |
安達 盛長 |
頼朝の従者で腹心。 |
上総介広常 |
源氏方の将。上総国の豪族。 |
上総 良常 |
源氏方の将。上総国の豪族。広常の子。 |
千葉 常胤 |
源氏方の将。下総国の豪族。 |
東 胤頼 |
源氏方の将。下総国の豪族。常胤の子。 |
工藤 茂光 |
源氏方の将。伊豆国の豪族。 |
土肥 実平 |
源氏方の将。相模国の豪族。 |
三浦 義澄 |
源氏方の将。相模国の豪族。 |
佐原 義連 |
源氏方の将。相模国の豪族。義澄の弟。 |
岡崎 義実 |
源氏方の将。相模国の豪族。義澄の叔父。 |
和田 義盛 |
源氏方の将。相模国の豪族。義澄の甥。 |
佐奈田与一 |
源氏方の将。相模国の豪族。 |
安西 景益 |
源氏方の将。安房国の豪族。 |
佐々木定綱 |
源氏方の将。近江国の住人。佐々木兄弟の長男。 |
佐々木盛綱 |
源氏方の将。近江国の住人。佐々木兄弟の三男。 |
佐々木高綱 |
源氏方の将。近江国の住人。佐々木兄弟の四男。 |
新田 義重 |
源氏方の将。下野国の豪族。 |
一条 忠頼 |
源氏方の将。甲斐源氏。 |
伊北 七郎 |
源氏方の将。 |
おせん |
頼朝の愛妾。 |
平 清盛 |
平家の棟梁。朝廷の権力者。 |
平 時子 |
清盛の正室。二位尼。 |
平 重盛 |
清盛の長男。 |
平 維盛 |
重盛の長男。清盛の孫。 |
平 徳子 |
清盛の長女。高倉の中宮。安徳の国母。 |
平 時忠 |
清盛の義弟。時子の弟。 |
池禅尼 |
清盛の継母。 |
伊東 祐親 |
平家方の将。伊豆国の豪族。 |
大庭 景親 |
平家方の将。相模国の豪族。 |
俣野 景久 |
平家方の将。相模国の豪族。景親の弟。 |
梶原 景時 |
平家方の将。相模国の豪族。後に源氏方に寝返る。 |
梶原 景季 |
平家方の将。相模国の豪族。景時の嫡男。 |
佐竹 義政 |
平家方の将。常陸国の豪族。 |
長狭六郎常伴 |
平家方の将。安房国の豪族。 |
山木 兼隆 |
平家方の将。伊豆国の目代。 |
稲葉 重成 |
景親の家来。 |
後白河法皇 |
第77代天皇。朝廷の権力者。 |
高倉天皇 |
第80代天皇。 |
安徳天皇 |
第81代天皇。 |
以仁王 |
後白河の第3皇子。 |
藤原 信西 |
公卿。後白河の近臣。 |
藤原 信頼 |
公卿。後白河の近臣。 |
源 頼政 |
公卿。源三位。 |
平野仁右衛門 |
安房国鴨川の網元。 |
庄司四郎左右衛門 |
安房国鴨川の庄屋。 |
次郎兵衛 |
安房国鴨川の村一番の力持ちの若者。 |
水野源左衛門 |
上総国老川村の農民。 |
田中 兼重 |
上総一ノ宮・玉前神社の神官。 |
岳太郎 |
伝説に残る広常の遺児。 |
|
. |
|
|
あらすじ
12歳の駒王丸は信濃国の豪族・中原兼遠の屋敷ですくすくと育っていた。そんな彼は自分に源氏の血が流れていること、侍女と思っていた小枝が実は実母だったということなど今まで知らされていなかった過去のことを知らされる。そして彼は自分が信濃の地を治める「木曽義仲」として育つため、忠臣たちと行動を共にしていく…。
|
|
作品の舞台 |
大蔵幕府・・・頼朝は木曽への使者を盛長に決めます。
若宮大路・・・光澄は義高と大姫を連れ海に向かいます。
|