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あらすじ
北条家の次男・義時は江間小四郎として、伊東家の娘・八重を妻に迎えていた。八重は流人である頼朝の最初の妻として男児を設けたため、無理やり別れさせられて小四郎のもとに置かれていた。ただ彼女自身、小四郎と本物の夫婦になる気もなく、真珠の髪飾りを付け奇抜な色の衣装を身にまとい気高さを失わずにいた…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・八重たちが入水したおよそ20年後、義時は鎌倉で活躍します。
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登場人物 |
江間小四郎 |
伊豆国の将。後の「北条義時」。 |
八重 |
小四郎の妻。伊東家の姫。元・頼朝の妻。 |
北条 時政 |
小四郎の父。伊豆国韮山の豪族。 |
母 |
小四郎の母。伊東家の姫。八重の姉。 |
源 頼朝 |
源氏の御曹司。伊豆国に流罪の身。 |
北条 政子 |
頼朝の2番目の妻。時政の長女。 |
伊東 祐親 |
伊豆国伊東の豪族。小四郎の母と八重の父。 |
千鶴丸 |
頼朝と八重の子。故人。 |
琥珀 |
八重の侍女。大柄で大年増。 |
亀の前 |
頼朝の妾。 |
三浦平六義村 |
小四郎の盟友。三浦家の嫡男。 |
源 頼家 |
頼朝と政子の長男。 |
源 実朝 |
頼朝と政子の次男。 |
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あらすじ
1185年4月25日、幕府の管理・大江広元は頼朝に呼び出された。彼はどうやら平家追討の軍奉行・梶原平三から弟・九郎の愚行を知らされ、彼の傲慢な姿を見た坂東武者たちの心離れを気にしていた。そこで広元は頼朝にある案を授けた…。
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作品の舞台 |
大倉幕府・・・広元は頼朝に呼び出されます。
勝長寿院・・・頼朝は父・義朝や源氏一党の菩提を弔います。
銭洗弁財天宇賀福神社・・・頼朝の夢のお告げを信じて、宇賀神を祀れと家来に伝えます。
杉本寺・・・円庸坊が籍を置きます。
腰越・・・義経は鎌倉入りを止められます。
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登場人物 |
中原 広元 |
幕府の官吏。公文所別当。後の政所別当。 |
源 頼朝 |
鎌倉幕府初代将軍。 |
源 義経 |
頼朝の異母弟。平家追討軍の総大将。 |
源 義朝 |
頼朝・義経の亡父。 |
梶原平三景時 |
頼朝の懐刀。平家追討軍の軍奉行。 |
江間 四郎 |
頼朝の寝所を護る武士(家子)。後の「北条義時」。 |
千葉 胤正 |
幕府の御家人。家子。 |
藤原 邦通 |
幕府の右筆。 |
後白河院 |
第77代天皇。朝廷の権力者。 |
平 宗盛 |
平家の総大将。 |
多介 |
霊泉を見つけた小者。 |
円庸坊 |
杉本寺に籍を置く天台僧。 |
北条 時頼 |
義時の孫。後の鎌倉幕府5代執権。 |
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あらすじ
1189年6月、時政と義時は伊豆国にある願成就院の供養式のために韮山へ下向した。寺は北条館の近くにあり、この周辺では源氏再興における数々の出来事が起きていた…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・頼朝は鎌倉に幕府を開きます。
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登場人物 |
北条 時政 |
幕府の有力御家人。伊豆国韮山の豪族。 |
北条 時方 |
時政の父。伊豆国在庁官人。 |
母 |
時政の母。時方の妻。伴為房の娘。 |
妻 |
時政の亡妻。祐親の娘。 |
牧の方 |
時政の後妻。 |
北条 宗時 |
時政の長男。石橋山の戦いで戦死。 |
北条 義時 |
時政の次男。幕府の有力御家人。頼朝の側近。 |
北条 政子 |
時政の長女。 |
源 頼朝 |
源氏の棟梁。後の鎌倉幕府初代将軍。 |
源 範頼 |
頼朝の異母弟。 |
源 義経 |
頼朝の異母弟。 |
伊東 祐親 |
伊豆国伊東の豪族。時政の舅。 |
八重 |
祐親の末娘。元・頼朝の妻。 |
千鶴丸 |
頼朝と八重の子。故人。 |
牧 宗親 |
牧の方の兄。 |
源 義仲 |
信濃源氏の将。頼朝の従兄弟。 |
武田 信義 |
甲斐源氏4代当主。 |
梶原 景時 |
幕府の有力御家人。頼朝の側近。 |
安達 盛長 |
幕府の有力御家人。頼朝の側近。 |
加藤 景廉 |
幕府の有力御家人。頼朝の側近。 |
佐々木定綱 |
幕府の有力御家人。頼朝の側近。 |
上総介広常 |
幕府の有力御家人。下総国の豪族。 |
千葉 常胤 |
幕府の有力御家人。上総国の豪族。 |
三浦介義明 |
幕府の有力御家人。相模国の豪族。 |
比企 能員 |
幕府の有力御家人。 |
飯田 家義 |
幕府の御家人。 |
中原 光家 |
幕府の御家人。 |
藤原 邦通 |
幕府の右筆。 |
比企尼 |
頼朝の乳母。能員の叔母で養母。 |
平 清盛 |
平家の棟梁。 |
大庭 景親 |
平家軍の将。相模国大庭御厨の豪族。 |
山木 兼隆 |
伊豆国の目代。 |
堤 信遠 |
兼隆の後見役。 |
池禅尼 |
清盛の継母。 |
後白河法皇 |
第77代天皇。朝廷の権力者。 |
以仁王 |
後白河の皇子。 |
源 頼政 |
公卿。清盛の側近。源氏の長老。 |
八条院 |
後白河の異母妹。 |
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ある坂東武者の一生 |
吉森大祐 |
講談社
時代小説文庫 |
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あらすじ
旧友からの悪い知らせにより、幕府の家人・熊谷直家は父・蓮生坊に会うため京へ向かうことになった。どうやら父は朝廷側の九条家や法然上人に近づいているというのだ。そしてその道中、駿河国藤枝に着くと、父の死と鎌倉の義時からの呼び出しの報せが同時に直家のもとに届いた…。
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作品の舞台 |
小町・・・直家は小町の義時邸に呼び出されます。
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登場人物 |
蓮生坊 |
元・熊谷直実。武士を辞め出家。荒い性格をもつ。 |
熊谷 直家 |
蓮生の嫡男。幕府の御家人。武蔵国大里郡熊谷郷の地頭。40歳。 |
熊谷 忠直 |
直家の弟。 |
熊谷 直国 |
直家の嫡男。 |
妻 |
直家の妻。土肥氏の娘。 |
北条 義時 |
鎌倉幕府2代執権。 |
畠山 重忠 |
幕府の御家人。故人。 |
稲毛 重成 |
幕府の御家人。故人。重忠の従兄弟。 |
橘樹坊 |
河越・無量寿寺の僧。重成の弟。元・榛谷重朝。直家の旧友。 |
久下 直光 |
熊谷郷に隣接する久下郷の地頭。 |
後鳥羽上皇 |
第82代天皇。朝廷の実力者。 |
九条 兼実 |
公家の重鎮。法然の有力な後援者。 |
九条 道家 |
公卿。兼実の孫。 |
法然 |
浄土宗の開祖。京・長講堂の僧。 |
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あらすじ
幕府の実力者・北条義時からの理不尽な挑発に乗せられ、和田義盛は北条勢を攻めることとなったが、親類の三浦義村の裏切りによって、形勢は不利となった。そんな中、義盛の子・朝比奈義秀は新たな道を開こうとする…。
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作品の舞台 |
大倉幕府・・・和田勢の主力は幕府を襲います。
小町・・・和田勢の別動隊は小町にある義時邸を襲います。
荏柄天神社・・・近くに和田胤長邸があります。
由比ガ浜・・・戦いを終えた和田勢が向かいます。
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登場人物 |
和田 義盛 |
幕府の有力御家人。侍所別当。 |
和田 常盛 |
義盛の嫡男。 |
朝比奈三郎義秀 |
義盛の三男。 |
和田 義直 |
義盛の四男。37歳。 |
和田 義重 |
義盛の五男。34歳。 |
和田 朝盛 |
常盛の長男。義盛の孫。 |
和田 胤長 |
義盛の甥。 |
源 実朝 |
鎌倉幕府3代将軍。 |
北条 政子 |
実朝の母。尼御台。 |
北条 義時 |
鎌倉幕府2代執権。政子の弟。 |
三浦 義村 |
幕府の有力御家人。 |
大江 広元 |
幕府の官吏。 |
泉 親衡 |
信濃国の豪族。 |
源 頼朝 |
鎌倉幕府初代将軍。故人。 |
源 頼家 |
鎌倉幕府2代将軍。故人。 |
梶原 景時 |
幕府の有力御家人。故人。 |
比企 能員 |
幕府の有力御家人。故人。 |
畠山 重忠 |
幕府の有力御家人。故人。 |
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あらすじ
3代将軍・源実朝は右大臣の御礼言上拝賀式へ出るために八幡宮へ向かった。実朝の飼い猫・黒麿は近くに住み着く野良猫・六弥太、白妙から拝賀式に義時がでなくなったことを聞かされ、何かが起こるのではないかと危惧する…。
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作品の舞台 |
鶴岡八幡宮・・・実朝は右大臣御礼言上の拝賀式で暗殺されます。
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登場人物 |
源 実朝 |
鎌倉幕府3代将軍。 |
御台所 |
実朝の妻。坊門家の娘。 |
黒麿 |
実朝が飼うオスの黒猫。 |
六弥太 |
北条邸の近くに住み着くオスの野良猫。 |
白妙 |
八幡宮の近くに住み着くメスの野良猫。 |
北条 政子 |
尼御台。実朝の母。 |
源 頼家 |
政子の亡息。鎌倉幕府2代将軍。 |
公暁 |
頼家の子。実朝の猶子。八幡宮の別当。 |
北条 義時 |
鎌倉幕府2代執権。政子の弟。 |
三浦 義村 |
幕府の有力御家人。 |
三浦駒若丸 |
義村の子。 |
北条 時政 |
伊豆国に流された政子・義時の父。元・鎌倉幕府初代執権。 |
比企 能員 |
幕府の有力御家人。故人。 |
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あらすじ
幕府の御家人・鍬形直輔は、幕府に対する悪言を放つ破戒僧を斬れと命じられ伊豆の修善寺に向かい、一人の謎の僧と出会った。海燿坊と名乗るその僧は、直輔に幕府でおこった出来事は全て北条家の企みから行なわれていると語りだした…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・直輔は得宗家から悪言を放つ破戒僧を斬れと命じられます。
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登場人物 |
鍬形 直輔 |
幕府の御家人。 |
海燿坊 |
元・修善寺の僧。 |
源 頼家 |
鎌倉幕府2代将軍。修善寺で落命。 |
源 範頼 |
頼朝の異母弟。修善寺で落命。 |
源 頼朝 |
鎌倉幕府初代将軍。故人。 |
北条 政子 |
尼御台。頼朝の妻。 |
源九郎義経 |
頼朝の異母弟。故人。 |
源十郎行家 |
頼朝の叔父。故人。 |
源 実朝 |
鎌倉幕府3代将軍。頼家の弟。 |
北条 時政 |
政子・義時の父。鎌倉幕府初代執権。 |
北条 義時 |
鎌倉幕府2代執権。政子の弟。 |
梶原平三景時 |
幕府の有力御家人。故人。 |
梶原源太景季 |
幕府の御家人。景時の嫡男。故人。 |
梶原平次景高 |
幕府の御家人。景時の次男。故人。 |
畠山次郎重忠 |
幕府の有力御家人。故人。 |
畠山 重保 |
幕府の御家人。重忠の嫡男。故人。 |
三浦 義村 |
幕府の有力御家人。 |
三浦 泰村 |
幕府の御家人。義村の嫡男。 |
仁田四郎忠常 |
幕府の有力御家人。故人。 |
和田小太郎義盛 |
幕府の有力御家人。故人。 |
比企藤四郎能員 |
幕府の有力御家人。故人。 |
若狭局 |
頼家の妻。能員の娘。故人。 |
一幡 |
頼家と若狭局の子。故人。 |
多田太郎行綱 |
頼朝軍の将。故人。 |
伊具四郎入道 |
幕府の御家人。故人。 |
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