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あらすじ
日本人と朝鮮人のの二親を持つ石見次郎は、昔おこった悲劇の日から「混血」という自分に苦悩する日々を送っていた。それは戦争が終わった翌日、日本の敗戦の原因である朝鮮の血が入っているという理由で、次郎の兄・太郎が従兄の憲吉に竹槍で刺されてしまう事件がおきたからだった…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・直人の家があります。
大船・・・次郎は、京都へ向かう兄を見送ります。
円覚寺・・・志津子は山門前での昔の思い出話をします。
鎌倉文庫・・・太郎と次郎が、玉璽放送の日に立ち寄ります。
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登場人物 |
石見 次郎 |
国文学者。朝鮮人の父と日本人の母を持つ。 |
石見 太郎 |
次郎の兄。2歳年上。終戦後死亡。 |
石見 康正 |
次郎の祖父。 |
石見 澄江 |
次郎の祖母。 |
石見 尚子 |
次郎の母。康正の娘。 |
李 慶孝 |
次郎の父。朝鮮生まれ。大日本帝国陸軍大尉。現在行方不明。 |
李 慶明 |
慶孝の弟。大日本帝国海軍中佐。 |
李 慶胤 |
慶孝・慶明の父。 |
石見三千子 |
次郎の妻。 |
直人 |
鎌倉に住む次郎の伯父。 |
春子 |
直人の妻。 |
憲吉 |
直人の長男。次郎の6歳年上。 |
志津子 |
直人の長女。憲吉の妹。次郎の1歳年下。 |
楠田 |
大日本帝国陸軍少佐。次郎の上官。 |
青木 |
太郎・次郎の友だち。漁師の息子。 |
金 溶圭 |
太郎の中学時代のクラスメイト。 |
新庄 |
日本橋の羅紗問屋の主人。 |
北 一輝 |
社会運動家。 |
西田 税 |
革新的思想を持つ陸軍軍人。 |
山本 |
北の仲間。 |
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あらすじ
若宮大路をペットのライオンを連れて歩く生駒医院の娘・千鶴子。茶道も弓道も嗜む彼女は父の死後、医院を婿養子の夫に継がせ女相続人として経営を切り盛りしていた。しかし、夫は父の後妻との浮気が発覚、千鶴子は従兄の広行に相談をするが、広行もまた数々の女性遍歴のある男だった…。
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作品の舞台 |
由比ガ浜・・・生駒医院があります。
鎌倉駅・・・駅前に由紀子が経営する酒場「若宮」があります。
鎌倉山・・・能勢広行邸があります。
長谷・・・田島宏邸、生駒草平邸があります。
小袋谷・・・脇坂葉子宅があります。
扇ヶ谷・・・葉子が働いていた割烹料亭があります。
極楽寺・・・周防宗高邸があります。
深沢・・・香椎雪江宅があります。
材木座・・・関口圭子宅があります。
浄明寺・・・安房慶一邸があります。
大船・・・一郎は、千鶴子のために大船に土地を残します。
若宮大路・・・若宮大路沿いの教会の前で、広行は易占いを行います。 |
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登場人物 |
生駒千鶴子 |
通称「ライオン医院」と呼ばれる生駒医院の女相続人。32歳。茶道も弓道も嗜む鎌倉夫人。 |
生駒 良吉 |
千鶴子の夫。生駒医院院長。婿養子。旧姓・香椎。元・大学医学部の研究室助手。 |
生駒由紀子 |
千鶴子の妹。30歳。酒場「若宮」を経営。 |
生駒 一郎 |
千鶴子・由紀子の亡父。元・「生駒医院」院長。1年前に57歳で死亡。 |
生駒 和子 |
千鶴子・由紀子の亡母。 |
生駒 房子 |
一郎の後妻。千鶴子・由紀子の義母。30歳。 |
生駒 草平 |
一郎の長弟。千鶴子・由紀子の叔父。元・新聞社の特派員。 |
生駒 直方 |
一郎の次弟。千鶴子・由紀子の叔父。農林技師。 |
生駒 達子 |
草平の妻。57歳。逗子で喫茶店を経営。 |
長男 |
草平の長男。高校の物理教師。作品上、名前が出てこない。 |
次男 |
草平の次男。外科医。麻薬中毒で療養中。作品上、名前が出てこない。 |
脇坂 葉子 |
草平の次男の診療所の看護師。次男の元妻。 |
能勢 広行 |
千鶴子の従兄。33歳。根っからのプレーボーイ。 |
香椎 雪江 |
良吉の妹。学習院大学文学部国文科3年生。 |
関口 圭子 |
生駒医院の看護師。23歳。 |
萩原 |
生駒医院の看護師。 |
美奈子 |
生駒家の女中。 |
相良 永助 |
私立大学の文学部教授。倫理学を専攻。 |
周防 宗高 |
弓道師範。千鶴子の弓道の師。 |
周防勝一郎 |
宗高の息子。33歳。広行の同窓生。 |
安房 慶一 |
広行の悪友。 |
木次 |
鎌倉市の医師会の重鎮。 |
工藤 咲子 |
野点の会に来た女性。 |
山村 里子 |
野点の会に来た女性。 |
神父 |
若宮大路の教会の神父。カナダ人。 |
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あらすじ
鎌倉彫扇ヶ谷派四代目職人の父を亡くすと、2人の息子たちには確執が生まれそれぞれの道を歩むこととなった。そして保守的で伝統を守る長男の麟太郎は当主5代目を継ぎ本店を守り、一方前進的で華やかな次男の竜次郎は新たに店を構えるのだが…。
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作品の舞台 |
雪ノ下・・・鎌倉彫「扇ヶ谷春慶堂」があります。
由比ガ浜・・・竜次郎が「飛騨堂」を開店します。
琵琶小路・・・京子は直子を手打ち蕎麦屋に呼び出します。
小袋谷・・・福村永蔵宅があります。
鎌倉山・・・雅子の家があります。 |
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登場人物 |
扇ヶ谷隆正 |
鎌倉彫の職人。「扇ヶ谷春慶堂」店主。鎌倉彫扇ヶ谷派4代目。 |
扇ヶ谷麟太郎 |
隆正の長男。鎌倉彫の職人。父の死後、5代目を継ぐ。 |
扇ヶ谷直子 |
麟太郎の妻。 |
扇ヶ谷竜次郎 |
隆正の次男。鎌倉彫の職人。父の死後、家を出て新たに店を構える。 |
扇ヶ谷京子 |
竜次郎の妻。直子と仲がいい。 |
福村 永蔵 |
鎌倉彫のベテラン塗師。 |
勘助 |
竜次郎の店「飛騨堂」の店員。 |
栗田 |
美術商「栗田商会」社長。 |
雅子 |
鎌倉山に住む京子の妹。 |
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あらすじ
横浜山手の地蔵坂にある洋館・通称「薔薇屋敷」。そこは愛欲や金に満たされない男女が、恋愛や阿片に貪りあう場でもあった。そんな館に通っていた周二は、親族から亡兄の若き未亡人・縫子との結婚を望まれていた。自らの体がすでに阿片の中毒になっていることを知っている周二は、その話に結論を出さずにいたのだが…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・安芸周二宅があります。
由比ガ浜・・・砂原朝子宅があります。
小町通り・・・周二と朝子が出会った酒場「ロシナンテ」があります。
宝戒寺・・・安芸家の菩提寺です。
大町・・・「長洲精神科内科医院」があります。
七里ガ浜・・・冴子の夫が入院するサナトリウムがあります。
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登場人物 |
安芸 周二 |
父の残した遺産で暮らす遊び人。無職。32歳。 |
安芸 信広 |
周二の兄。大学助教授。昨年病死。享年36歳。 |
安芸 縫子 |
信広の妻。30歳。若くして未亡人となった。 |
安芸 美佐 |
信広と縫子の娘。1歳。 |
加山 達哉 |
周二の悪友。無職。 |
薔薇夫人 |
横浜山手にある「薔薇屋敷」の女主人。クールビューティー。 |
妹 |
薔薇夫人の妹。伊勢佐木町で酒場を経営。 |
足立 浩二 |
「薔薇屋敷」の運転手。 |
佝僂男 |
「薔薇屋敷」の雑用係。 |
婆や |
「薔薇屋敷」の下働き。 |
メアリ |
「薔薇屋敷」の娼婦。プロテスタント教会の宣教師。黒人女。 |
エミリイ |
「薔薇屋敷」の娼婦。巨乳。 |
エリナ |
「薔薇屋敷」の娼婦。ロシア人女性。 |
冴子 |
「薔薇屋敷」の娼婦。鵠沼に住む人妻。会社の事務員。 |
久保 |
鎌倉に住む馬車道の銃砲店の主人。 |
砂原 朝子 |
由比ガ浜に住む女流画家。40歳。 |
長洲 |
大町の「長洲精神科内科医院」院長。信広の友人。 |
看護婦 |
「長洲精神科内科医院」の看護婦。 |
長谷川 |
周二と加山の友人。空襲で死亡。 |
佐藤 |
周二と加山の友人。戦死。 |
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あらすじ
高校教師を辞め、実家の寺を継ぐことになった修三は、寺の経営もうまくいかずとうとう自分が描きためていた絵を売ることになった。その際、元教え子だった藍子に画商との仲介を頼んだのだが、彼女との出会いが修三にとってさらに堕落する人生の始まりだった。彼女は毎日のように男を代えるほどの自由奔放な恋愛をする体質だったのだ…。
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作品の舞台 |
東国寺・・・修三が住持を務める東国寺は、名越にあります。(架空の寺名)
佐助・・・喫茶店「坂道」があります。
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登場人物 |
山根 修三 |
名越にある真言宗の東国寺の住持。35歳。元・高校教師。画家でもある。 |
山根 冴子 |
修三の妻。28歳。元・修三の教え子。 |
更科浩太郎 |
銀座の画廊商。60歳。 |
更科 藍子 |
浩太郎の妻。28歳。元・修三の教え子。自由奔放な恋愛体質。 |
京子 |
浩太郎が通うナイトクラブの常連客。34歳。未亡人。 |
親父 |
喫茶店「坂道」のマスター。 |
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あらすじ
少年感化院(現在の少年刑務所)出身の石見次郎は、鎌倉市の夜警員をつとめながら一人の非行少年を世話することになった。その少年、依田祐一は同じ環境で育った次郎に徐々に心を開き、数学教師への道を志そうとするが、ある夜バイク事故で死亡してしまう。そして彼の死後、次郎は荒んだ生活を続けていたが、やがて市内でかつての感化院仲間に出会う…。
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作品の舞台 |
扇ヶ谷・・・依田祐一宅があります。
一の鳥居・・・祐一はバイク事故をおこします。
材木座・・・恵美の家があります。
建長寺・・・次郎は境内で過去を振り返ります。
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登場人物 |
石見 次郎 |
鎌倉市の夜警員。少年感化院(少年刑務所)出身。朝鮮人の父と日本人の母を持つ。 |
依田 祐一 |
通称「弁天のハート破り」と呼ばれる非行少年。 |
村松六太郎 |
次郎が入院した「離山少年感化院」の感化院仲間。次郎と同室の十二号室の室長。通称「六」。 |
泣虫 |
十二号室の感化院仲間。退院後、売春宿「SEA GODDESS HOUSE」を経営。 |
金太 |
十二号室の感化院仲間。 |
銭助 |
十二号室の感化院仲間。 |
ナベ |
十二号室の感化院仲間。 |
藤五 |
九号室の感化院仲間。 |
君島 |
七号室の感化院仲間。 |
浦田 |
七号室の感化院仲間。 |
桜井 |
「離山少年感化院」副院長。 |
雨宮 |
「離山少年感化院」教官。 |
村松 美枝 |
六太郎の妹。27歳。「SEA GODDESS HOUSE」のパンパンガール。 |
栄子 |
「SEA GODDESS HOUSE」のパンパンガール。 |
悠蔵 |
次郎の飲み仲間。輪タク屋。 |
芳公 |
悠蔵の仕事仲間。輪タク屋。 |
倉島 |
次郎の飲み仲間。軍票のドル売買人。 |
恵美 |
女ブローカー。材木座に住む中年の未亡人。 |
芙美江 |
鎌倉に住む羽振りのいい伯爵夫人。 |
下藤 |
次郎の級友。剣道部所属。 |
ママ |
バー「夕やけ小やけ」のママ。 |
市議 |
「夕やけ小やけ」の常連客。逗子市議。 |
木田 |
次郎の学生時代の体育教師。あだ名は「黒ん坊」。 |
ポンチ |
次郎の学生時代の国語教師。あだ名は「ポンチ」。 |
国語教師 |
依田の学生時代の国語教師。クラス担任。 |
社会教師 |
依田の学生時代の社会教師。 |
ジョニー |
米軍海兵隊員。美枝の情夫。 |
ウィリアム |
米軍海兵隊員。 |
石見 太郎 |
次郎の兄。 |
志津子 |
次郎の従姉。 |
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あらすじ
鎌倉の山奥に建つ「ピアノの先生の家」と呼ばれる古い洋館には、森岡弥穂子・藤子の母娘が暮らしていた。私生児として産まれた二人は親子関係もうまくいかず、それぞれ歪んだ恋愛を楽しんでいた。ある日、弥穂子のもとに「ピアノを教えてほしい」と一人の男が訪ねてきたことから母娘の人生が狂いだしてきた…。
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作品の舞台 |
浄明寺・・・「ピアノの先生の家」と呼ばれる古い洋館・森岡邸があります。
十二所・・・半治が経営する「十二所乗馬クラブ」があります。
鎌倉宮・・・「大塔宮」のバス停で、藤子は十郎の自宅に招かれます。
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登場人物 |
森岡弥穂子 |
ピアニスト。48歳。 |
森岡 藤子 |
弥穂子の娘。ピアニスト。28歳。 |
川崎 半治 |
「十二所乗馬クラブ」の馬の調教師。29歳。足が悪い。 |
川崎 民子 |
半治に嫁いだ新しい妻。 |
北川彰太郎 |
「ホテルキタガワ」社長。44歳。 |
村野藤一郎 |
弥穂子の父。若い実業家。妻子がいたため、子供ができた弥穂子に鎌倉の家を与える。太平洋戦争で戦死。 |
浜田 十郎 |
妻子持ちの洋画家。40歳。 |
婆さん |
半次の独身時代に身のまわりの世話をしていた百姓の婆さん。 |
本庄 |
藤子のピアノ教室の生徒の母親。 |
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あらすじ
夫・直澄が出征後戻らないまま、妻の明子は一人息子の清晴とともに長山の別荘で暮らしていた。ある日清晴は傷だらけで帰宅し、その原因を語らずにいたが、近所の噂から強姦事件の話を聞き、明子は清晴が犯人ではないかと心配をする。そして後日明子が腰越に出かけると、強姦事件の被害者と名乗る男たちに襲われ、妹の仕返しとばかりに輪姦されてしまう…。
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作品の舞台 |
長山・・・腰越小学校の裏山にある長山別荘地の中に対馬家の別荘があります。
腰越・・・新ヶ谷浩二の家があります。
小動神社・・・神社の裏山で強姦事件がおきます。
日坂・・・清晴は駅のベンチで、母と浩二の関係を思い悩みます。
鶴岡八幡宮・・・貿易商の息子の家があります。
満福寺・・・静枝の嫁ぎ先の近藤家があります。
津村・・・浩二は明子と海一のために家を建てます。
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登場人物 |
対馬 直澄 |
陸軍軍医大尉。東京四谷にある「対馬外科医院」院長。 |
対馬 明子 |
直澄の妻。38歳。 |
対馬 清晴 |
直澄と明子の息子。私立大学の学生。 |
対馬 直久 |
直澄の兄。 |
新ヶ谷浩二 |
腰越の漁師の次男坊。25歳。 |
新ヶ谷芙美 |
浩二の長妹。18歳。 |
新ヶ谷静江 |
浩二の次妹。17歳。 |
坂田 時子 |
浩二の叔母。 |
新ヶ谷海一 |
浩二と明子の息子。 |
多津子 |
明子の妹。 |
恵美 |
清晴が経営するバー「石楠花」のホステス。清晴の愛人。 |
河田 |
対馬家の近所に住む大学教授の母。 |
友人 |
清晴の悪友。貿易商の息子。 |
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あらすじ
夫の武彦が愛人のもとに去ってからはや3年が経とうとしていた。方子の心の慰めは、流鏑馬神事で狩装束に身を包む若き流鏑馬騎手で義弟の武二の晴れ姿だけだった。そんなある日、夫が実家での話し合いで今後は愛人のもとで暮らしていくことになり、方子は実家に戻ることになった。そんな義姉を哀れに思った武二は、方子とその夜に結ばれてしまうのだが・・・。
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作品の舞台 |
鶴岡八幡宮・・・武二は流鏑馬神事に参加する騎手をつとめます。
鎌倉山・・・方子の実家があります。
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登場人物 |
鬼頭 武彦 |
日本橋堀留の呉服問屋「鬼頭商店」の副社長。30歳。元・流鏑馬神事の騎手。 |
鬼頭 方子 |
武彦の妻。25歳。 |
鬼頭 武二 |
武彦の弟。21歳。建築事務所に勤務。流鏑馬神事の騎手。 |
鬼頭 浩一 |
武彦と武二の父。 |
鬼頭 静 |
武彦と武二の母。 |
関口 京子 |
武彦の妹。武二の姉。 |
関口豊四郎 |
京子の夫。「鬼頭商店」重役。 |
弥生 |
武彦の愛人。元・柳橋の芸者。世田谷豪徳寺の小料理店「弥生の里」の女将。 |
五月 |
武彦と弥生の息子。 |
但馬 克之 |
武彦の友人。 |
土佐 |
流鏑馬神事の騎手。 |
女中 |
鬼頭家の若い女中。 |
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あらすじ
子種がないということだけで前夫・間瀬と離婚させられ、現在の夫・省吾と結婚させられた桂井瑞江。会社経営者の家付き娘である彼女は、省吾との間に子供もできたものの女として心が満たされない日々を送っていた。そんなある日、茶会のため鎌倉に訪れた瑞江は、間瀬と出会ってしまう…。
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登場人物 |
桂井 瑞江 |
会社社長の家付き娘。34歳。後継者を産むよう父から期待される。 |
桂井 圭助 |
瑞江の父。「桂井建設」社長。 |
桂井 房子 |
圭助の妻。瑞江の母。 |
桂井 幸江 |
瑞江の妹。 |
桂井 春子 |
瑞江の祖母。 |
間瀬 定二 |
瑞江の最初の夫。建築家。元「桂井建設」社員。 |
広畑 省吾 |
瑞江の2番目の夫。「桂井建設」社員。 |
桂井 肇 |
瑞江の従兄。 |
宝田 |
「関東セメント」社長。 |
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あらすじ
夫が若い女と駆け落ちしてしまい、里子は一人息子を連れて鎌倉の実家に戻ってきた。夫の実家にも足を運ぶものの、新たな進展を見せない中、彼女は友人の勧めから田園調布の骨董店に勤めることとなった。そしてそこで会った会社社長の浩平に、里子は夫とは違う魅力を感じるのだが…。
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作品の舞台 |
北鎌倉・・・里子の実家・朝永弘資宅があります。
葛原ヶ岡・・・弘資は里子を連れ、葛原ヶ岡公園に行きます。
東慶寺・・・里子は、牧子たち女4人で白木蓮を見に行きます。
光則寺・・・里子は、綾江と花を見に行きます。
永明寺・・・慈山老師が籍を置く永明寺は、極楽寺坂を上ったところにあります。(架空の寺名)
長谷・・・綾江の実家・骨董店「奇瑋堂」があります。
妙本寺・・・浩平と里子は、妙本寺の境内でおちあいます。
妙法寺・・・浩平は、寺側の横柄な態度に腹を立てます。
県立近代美術館・・・浩平と里子が展示を見に行きます。
瑞泉寺・・・里子は、牧子・明子と梅を見に行きます。
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