概 要 |
・1285年、覚山志道尼により開山。覚山尼は鎌倉幕府8代執権・北条時宗の妻。
・5世の用堂尼は後醍醐帝の皇女。それゆえに格式高い寺として栄えた。
・鎌倉尼五山の第2位。「松ケ岡御所」とも呼ばれた。
・「縁切り寺」「駆け込み寺」として知られる尼寺。女性側からの離縁が出来ない時代に、寺で三年修行を積めば離縁ができるという「縁切寺法」のもと1871年に廃止されるまで約600年の間、多くの女性を救った。
・1903年、尼寺から臨済宗の寺と変わった。
・「松ケ岡宝蔵」には、寺宝の仏像などが展示されている。また、禅の研究者・鈴木大拙ゆかりの「松ケ岡文庫」もあるが、こちらは許可制で研究者のみ一部書籍の閲覧ができる。
・寺宝の水月観音像の拝観は、電話か葉書で予約が必要となる。
・前出の鈴木大拙の他、哲学者の西田幾多郎、小説家の高見順・真杉静枝・田村俊子など著名人・文士たちの墓がある。 |
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