1905年 |
東京市浅草区向柳原にて父・萬年の侍女として生まれる。 |
1921年 |
校風に馴染めず日本大学付属高等女学校を4年時修了と同時に中退。
その後、個人教授をつけて英語・フランス語などを勉強。 |
1926年 |
演劇雑誌「歌舞伎」の脚本懸賞で戯曲『ふるさと』が当選。
小山内薫を師事。 |
1930年 |
「東京日日新聞」の記者・円地与四松と結婚。
3月~11月、鎌倉市材木座に居住。 |
1935年 |
処女戯曲集『惜春』を刊行。
【小説家としてデビュー】 |
1939年 |
「東京日日新聞」に『源氏物語私語』を連載。 |
1945年 |
東京・中野の自宅が空襲に遭い、家財蔵書を全て焼失。
軽井沢へ疎開。 |
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戦後の出版ブームに乗り、描く作品を戯曲から少女小説に転換。 |
1953年 |
『ひもじい月日』で第6回女流文学者賞(鎌倉文庫系の「婦人文庫」主宰)を受賞。 |
1956年 |
河出書房より私小説『朱を奪うもの』を刊行。 |
1957年 |
『女坂』で第10回野間文芸賞を受賞。 |
1966年 |
『なまみこ物語』で第5回女流文学賞(「中央公論社」主宰)を受賞。 |
1969年 |
『朱を奪うもの』『傷ある翼』『虹と修羅』で第5回谷崎潤一郎賞を受賞。 |
1970年 |
日本芸術院会員に選出。 |
1972年 |
『遊魂』三部作で第4回日本文学大賞を受賞。 |
1976年 |
心臓の不調により、女流文学者会会長を辞任。 |
1979年 |
文化功労者に選出。 |
1985年 |
文化勲章を受章。女流作家では野上弥生子以来2人目。 |
1986年 |
東京・谷中清水町(現・台東区池之端)の自宅にて急性心不全のため没。 |