「かまくらのとも」スピンオフ企画
読書にぴったりのサブレを探れ2015
 2015年8月。
鎌倉の駅前に新しくできた「かまくら駅前蔵書室」にて。

 「このページで何かイベントができないかなぁ。」
室長の鈴木さんにそんなことを言われて恐縮するわたし。

本当は「鎌倉を舞台にしたミステリを中心とする小説作品サイト」という文芸サイトなんだけどなぁ・・・などということも口にできず(その頃は)、

「まぁ・・・そうですねぇ・・・できますかねぇ・・・」
たぶんやらないだろうと思ってそんなことを言っていたのですが、



 その3か月後、
こんな立派な告知ポスターまで作られ、
2015年11月7日に「読書にぴったりのサブレを探れ!」というイベントが開催されることになりました。




会場となった「かまくら駅前蔵書室」は下記バナーより
     ↓      ↓      ↓
 
・・・ 
 さらにこのイベントのことがTVKテレビのカナフルTVという番組で紹介されることにもなってしまいました。
(番組名をクリックすると動画配信のページに飛びます。平成27年11月1日「本大好き!カナフル厳選読書スポット」の14分頃から)

・・・ 
 イベントについて熱弁をふるう鈴木さん。
これを観ている限りではわたしよりもサブレに詳しそう。
せっかくだったらレポーターの梅小鉢に
菅野美穂のまねでイベント告知してもらえばよかったのに。
 個人的にはサブリミナル効果ぐらいチョロっと映って終わりかと思ったら、
随分と長く映っていたイベントのポスター。
右隅の女性がポスターに書いてあるわたしの名前を手話通訳していないことを祈ります。

 
 そして当日、心地よいサブレ日和の中、無事イベントが開催されました。

 初司会のわたしとしては、ほぼ希望通りの参加者7名によってサブレNo.1を決めることとなります。


 始まる前はとにかく参加者に今回エントリーされたサブレの製造元などの関係者や焼菓子知識豊富なベテランパティシエなどがいなければいいなと、そんなことばかり考えていました。

 今回エントリーされたのはこちらの5品です。
似ているものをいくつも食べるよりはと、多少大きさや味を変えたものを5種類わたしが選びました。

 エントリー商品(試食順)
鳩サブレ―
(豊島屋)
 鎌倉生まれ鎌倉育ちの鎌倉銘菓も、もはや神奈川県を代表する銘菓に。本店では関連グッズも多種類売られるほどの人気サブレ。また販売元には「鳩兵衛」というゆるキャラもいる。
アステリー
(イルドショコラ)
 映画でも「海街」と評された鎌倉らしいデザインの逸品。販売店ではヒトデの他、ヒラメ、クジラ、貝、おさかななど海の生物関連のデザインが使われたスイーツが多数売られている。ちなみに「アステリー」はフランス語で「ヒトデ」。
梵鐘サブレ
(大森商店)
 建長寺の入り口の売店のみで売られる薄型サブレ。建長寺の国宝梵鐘の形をしている。
さつまいものサブレ
(いも吉館)
 見た目も味もさつまいもそっくりな小型サブレ。いも吉館といえば来日したオバマ大統領の演説に便乗して大仏店でのみ抹茶ソフトを「オバマっ茶ソフト」と名を変えて発売したことでも有名。
鎌倉だより プレーン
(紅谷)
 今年の11月1日で「大いちょうサブレー」から名前を変えてリスタートしたサブレ。プレーン味の他、あずき味、抹茶味がある。
今回のスケジュール説明と簡単な自己紹介の後、早速実食スタートです。

今回は
「読書にぴったり」のサブレを決めるわけです。
ただ美味しいというだけでなく、より快適な読書の手助けとなるものというところが今回のミソです。
参加者はそれぞれ読む本を持参して、サブレを食べながら読書をしています。


参加者はサブレを食べながら、黙々と読書をし、司会のわたしはそれを黙ってみているというとてもシュールな時間が過ぎていきます。

そして第1回目の投票で、5種類から3種類に絞ります。
参加者は各自3つを選び投票、そしてその結果は…。

赤丸の3つ。
鳩サブレ―敗れる…そして、さつまいもも…

続いて、決選投票へ。コーヒーや紅茶をいれてリラックスしながらNo.1を決めます。

写真からではサブレの選考に集中しているのか、読書に集中しているのかわかりません。

そして最終投票。

周りの意見や雰囲気が影響しないように
ひとりひとりがこれだと思うサブレの名前を書いて投票します。
 わたし個人的には、アメリカのCBSや日本のTBSなどで放送されたバラエティー番組「サバイバー」の追放審議会の最終投票をイメージしたのですが、

(ちなみに開票も、番組のとおり司会のわたしが投票順番を替え、参加者の目の前で一票ずつ読み上げました。)

 写真で見る限り、まるで地方の町議会議員選挙のようです。


そして最終投票の結果、



読書にぴったりのサブレに選ばれたのは











梵鐘サブレでした!!!おめでとうございます。

 そして、ある意味で本日のメインイベントでもあったアポなしで製造元にうれしいご報告も行いました。

 今回は製造元の方にも、趣旨を理解していただき快く対応していただきましたが、ちょっと間違えればイタズラ電話かと思われて切られても不思議ではありません。

電話をかけている方も、見ている方もヒヤヒヤです。



尚、No.1に選ばれたからといって
優勝賞品とかトロフィーとか賞状とかそういったものはありません。

かくしてイベントも無事終了。
参加者の皆さんにはあれだけサブレを食べたにもかかわらず
さらにお土産としてサブレが手渡されました。




さらに11月1日に発売が終了となった「大いちょうサブレ―」や ネットで鳩サブレーに似ているといわれている「鴨サブレ」も
1枚ずつ配られました。

参加者の数名からは、「お昼が食べられないほどお腹いっぱい」と口にしていました。
もし第2回のイベントがあったら、お土産には胃薬がいいかもしれませんね。






今回は参加者の方々、場所提供&企画をしていただいた「かまくら駅前蔵書室」様、
そして各サブレの製造元・販売元の皆様方ご協力ありがとうございました。
今イベントは勝手に選考して、勝手にNo.1を決めてしまいました。特定商品の販売促進や営業妨害などは一切意図しておりません。
関係者各位には、勝手ではございますが、その点ご配慮お願い申し上げます。