落ち武者のおちむん 作:齋藤裕之
絵:花沢洋平
落ち武舎
あらすじ
 元弘2年(1332年)、鎌倉では討幕を目指す朝廷軍に対抗するため、戦の準備が始まっていた。そんな中、落ちこぼれ武者のおちむんは、武芸の稽古もせず遊びほうけていました。そんな彼が町に遊びに出ると、茶屋で働く町娘・こまっちんに恋をしてしまいました…。


 作品の舞台
 鎌倉・・・おちむんは鎌倉に住んでいます。
 由比ガ浜・・・現代に来てしまったおちむんは、由比ガ浜で見た女性の水着姿に驚いてしまいます。
 小町通り・・・こまっちんを探すおちむんは、歩き疲れヘトヘトになります。
 登場人物
おちむん 鎌倉時代末期に、鎌倉に住む戦が苦手な落ちこぼれ武者。
こまっちん 小町の団子茶屋で働く町娘。
北条 高時 鎌倉幕府14代執権。
後醍醐天皇 朝廷軍を率いる帝。
新田 義貞 朝廷軍の武将。
おちむんの母。夫は戦で討ち死。
若者 団子茶屋で食い逃げをする町人。
主人 団子茶屋の主人。
外国人観光客 おちむんに道を尋ねる外国人。
子供 おちむんに指をさして笑う子供。