タロット日美子シリーズ(PART5)
神奈川県警に異動していたさとるに兵庫県警へ出向するまでの作品です。作品名でもわかるとおり鎌倉市内は一部分でしか登場せず、取り扱う事件も全国各地でおこっています。
作品名 発行年
春の紀州路で何を見た 1992
夏の能登路に誰が待つ 1992
秋の甲斐路の何処で死ぬ 1992
冬の吉備路でいつ殺す 1992
日美子 血洗川の魔女(←「青色の殺人」「神奈川県の謎 青色の殺人」) 1992
伯備線秘図推理旅行 1992
火の国秘愛殺人事件(←「熊本城秘愛殺人事件」) 1992
日美子 太宰府の神秘(←「福岡県の秘密 金色の殺人」) 1992
日美子 流氷祭の怪(←「タロット日美子の氷色の殺人」「北海道の秘密 氷色の殺人」) 1992
ブライダル・マーダー 1992
「荒城の月」殺人事件 1993
日美子 マリーゴールドの失踪(←「兵庫県の秘密 銀色の殺人」) 1993
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 登場人物(レギュラー)
二階堂日美子 生まれも育ちも鎌倉市材木座のタロット占いの名手。28歳。愛称は「タロット日美子」。現在は関東タロット研究会の副会長。旧姓は柏木。逗子市の私立海星女子高校卒業で学生時代の友人から相談を受けることが多いが、それが事件に結びつくことも多い。
二階堂さとる 日美子の夫。32歳。鎌倉署から神奈川県警警視庁付きの警部に異動となったが、『日美子 マリーゴールドの失踪』で兵庫県警の特命刑事調査官(警視相当職)となる。名前は「警部」と書いて「さとる」と読む。日美子のタロットには理解を示している。愛妻家。
柏木 陽一 日美子の実兄。ハワイの「クランシン総合病院」の脳神経外科主任部長。超心理学の研究者。
 門田 京子 材木座に住む日美子の大親友。「ファウスト殺人事件」で殺されてしまうのだが、何故かその後も数作品に出てくる準レギュラー。 
大貫 朋斎 日美子のタロット占いの師。関東タロット占い研究会の会長。箱根湯本で悠々自適の暮らしをしている。家からあまり出たがらず会長職を日美子に任せている。
怪盗ファジー  「人殺しはしない」をモットーに高級美術品を狙う国際的怪盗。国籍・年齢・性別が不明。変装も得意だが、ハーブの匂いが苦手。
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春の紀州路で何を見た 斎藤 栄 光文社文庫
あらすじ
 日美子の家に、和歌山に住む友人の若山竜江から新築祝いへの誘いの電話が入った。早速和歌山に向かった日美子だがその日の夜、庭の木の下で人間の足を埋める謎の男を目撃する。さらに翌日、若山家が火事をおこし家屋が全焼してしまう・・・。


 作品の舞台
 材木座・・・日美子の家があります。
 和賀江島・・・日美子とさとるは、材木座海岸を和賀江島に向かって歩きながら事件を回顧します。
 登場人物     レギュラー登場人物はこちら
若山 竜江 日美子の高校時代の友人。
若山竜太郎 竜江の父。膵臓を患い入院中。
若山 笑子 竜江の母。料理教室の講師。
吉野葉留枝 和歌浦湾の旅館「西浦旅館」の女将。笑子の親友。
宮前園 若山家に出入りの植木屋。
曾根田 和歌山県警警部。
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夏の能登路に誰が待つ 斎藤 栄 光文社文庫
あらすじ
 自宅の庭の手入れをしていた日美子に、友人の鈴木味加子から電話が入った。彼女は明後日行われる婚約者の和歌川和重との結婚についてタロット占いをしてほしいというのだが、結果は「凶」とでてしまった。そこで結婚式出席のため日美子は新郎の地元である石川県輪島市に向かったが、宿泊先で男性の首なし死体を発見してしまう・・・。


 作品の舞台
 材木座・・・日美子の家があります。
 登場人物     レギュラー登場人物はこちら
鈴木味加子 三浦市に住む日美子の友人。
鈴木由利江 味加子の母。
和歌川和重 味加子の婚約者。輪島市の山林王の孫。帯無町立図書館司書。
和歌川健作 和重の父。
和歌川次夫 和重の弟。病気で入院中。
魚水 石川県警警部。
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秋の甲斐路の何処で死ぬ 斎藤 栄 光文社文庫
あらすじ
 日美子が自宅を掃除していると、友人の中瀬奈理の母・津江から電話がかかってきた。奈理が死んだというのだ。しかし、津江は何故か奈理の死因をはっきりと言わなかった・・・。


 作品の舞台
 材木座・・・日美子の家があります。
 登場人物     レギュラー登場人物はこちら
中瀬 奈理 日美子の学生時代の友人。
中瀬 大蔵 奈理の父。病身。
中瀬 津江 奈理の母。
佐倉 常一 奈理の恋人。
滝井玄太郎 奈理の友人。「劇団タイガー」劇団員。
羽川今日子 「劇団タイガー」劇団員。
小林 救急隊長。
松阪 山梨県警警部。
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冬の吉備路でいつ殺す 斎藤 栄 光文社文庫
あらすじ
 日美子は、岡山県の吉備高原都市に住む友人の玉井真利の家を訪ねることになった。しかし旅に出る前にタロット占いをすると真利の不幸を示すカードが出てしまう。そして岡山へ着いた日の夜、占い通り真利が殺されてしまう・・・。

 作品の舞台
 材木座・・・日美子の家があります。
 登場人物     レギュラー登場人物はこちら
玉井 真利 日美子の高校時代の友人。
玉井 恒一 真利の父。薬種商。
玉井由布子 真利の母。薬剤師。
玉井 麻子 真利の妹。
玉井 勝良 麻子の息子。5歳。
辻村 女芽 真利の友人。「岡山現代新聞」記者。
佐倉 岡山県警警部。
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日美子 血洗川の魔女 斎藤 栄 光文社文庫
あらすじ
 有給休暇をとることになったさとるは、日美子と愛用のポンコツ車でドライブ中に男性の死体を発見した。死体を見ると、別の場所で殺されてからここまで運ばれた形跡があった。そこで日美子はタロットで犯行現場を占ったが、「神奈川県であって、神奈川県でない」という不可思議な結果が出てしまった・・・。


 作品の舞台
 材木座・・・日美子の家があります。
 登場人物     レギュラー登場人物はこちら
木下 順一 港南大学の学生。ワンダーフォーゲル部所属。22歳。
松崎  麗 順一の妹。20歳。
松崎 譲次 麗の夫。フリーライター。23歳。
松崎好太郎 譲次の父。平塚の旅館「マツザキ」の主人。
谷藤 穂波 横浜市中区の病院「谷藤病院」の院長。
谷藤むつみ 穂波の妻。写真誌「モンブルー」編集長。
谷藤和太郎 穂波の息子。豊花学園大学の学生。
谷藤 四郎 穂波の甥。「谷藤病院」の医師。
林葉ちさと 「谷藤病院」主任看護師。
細川 良平 「谷藤病院」の患者。政治評論家。
高橋 「谷藤病院」の患者。元地裁の判事。
中倉 「谷藤病院」の患者。金貸しの老女。
木原 「谷藤病院」の患者。元シップチャンドラー。
上西 康男 道志村の民宿「上西荘」の主人。
清水 基一 道志村の民宿「渓流荘」の主人。 
関山 淑子 善行短期大学の学生。 
鈴木 優子 善行短期大学の学生。 
桜井あすか 善行短期大学の学生。 
室岡 竜彦 伊勢原在住の兼業農家。
久山  進 横浜市中区の民生委員。
間宮 晴郎 「ピーチ銀行」横浜支店長。
佐伯  剛 さとるの高校時代の友人。大磯の不動産屋。
武藤 横浜市大病院法医学教室教授。
添田 神奈川県警警視長。さとるの上司。
池田 神奈川県警警部。
戸村 神奈川県警警部。
安藤 神奈川県警部長刑事。
松山 神奈川県警刑事。
田中 神奈川県警刑事。
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伯備線秘図推理旅行 斎藤 栄 徳間文庫
あらすじ
 日美子は友人の榊原裕子から伯母の榊原静の失踪について相談を受けた。原因はゴルフ場会員権売買のトラブルのようで、日美子のタロット占いの結果も案の定芳しくなかった。そこで2人は岡山に向かい静の住むマンションを訪ねると、静は居らずそこに血染めの地図が落ちていた・・・。


 作品の舞台
 材木座・・・日美子の家があります。
 二階堂・・・日美子と裕子が乗ったタクシーの運転手の妹が、鎌倉市二階堂に嫁いだそうです。
 登場人物     レギュラー登場人物はこちら
榊原 裕子 日美子の高校時代の友人。化粧品会社「愛美」横浜支店勤務。
榊原  静 岡山に住む裕子の伯母。ゴルフ会員権取引業「㈲イーグル」の社長。
大木田洋江 「㈲イーグル」社員。
香月 進介 保守系衆議院議員。元・建設相。
安田 敏樹 進介の地元担当私設秘書。
安田 奈津 敏樹の妻。
佐々木三郎 岡山桃太郎カントリークラブ事件の被害者。「佐々木産業」社長。
大門 健作 岡山桃太郎カントリークラブ事件の被害者。玩具チェーン店「ほてい屋」社長。
笠置 良助 「ほてい屋」高松支店長。
笠置 京子 良助の妻。
笠置  保 良助の長男。進介の私設秘書。
笠置 友美 保の妻。
丹波 清一 「丹波商会」社長。
波原 一子 静の友人。「波原不動産」社長。
小松原和江 高梁市の吉備高原都市に住む主婦。
プー 和江の飼い犬。
金山 十蔵 元・副総理。
中尾 岡山県警部長刑事。
西岸 岡山県警警部。
田村 岡山県警刑事。
桜井 岡山県警巡査。婦警。
貝谷 香川県警警部。
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火の国秘愛殺人事件 斎藤 栄 徳間文庫
あらすじ
 日美子のもとに、熊本で入院中の友人・井上純から連絡が入った。純は熊本城にある銀杏の木に秘密の文書を隠しているので、自分の代わりに回収してほしいというのだ。早速熊本に向かった日美子だったが、樹から文書を見つけることはできず、その文書に絡んだ殺人事件に巻き込まれてしまう・・・。


 作品の舞台
 材木座・・・日美子の家があります。
 建長寺・・・日美子と小夜の会話の中で、「建長寺の狸の山門の伝説」が出てきます。
建長寺の狸の山門の伝説とは、
建長寺の奥山に住む狸が日頃世話になっているお礼に、和尚に化けて勧進したというお話です。

武蔵国の宿に泊まっている勧進僧の中に狸が化けた和尚がいるという噂が流れたある日、
青梅街道でカゴに揺られていた和尚に、カゴかきたちが犬を使ってけしかけたところ、
犬が和尚をひきづり出しかみ殺してしまい、その後狸が正体を現したとそうです。
その時、カゴに残されていた金30両と銭5貫200文は、建長寺に寄進されたといいます。
 登場人物     レギュラー登場人物はこちら
井上  純 熊本に住む日美子の高校時代の友人。
井上順一郎 純の父。工業資材製造「ルミネセンス」代表取締役。
井上 琴柱 純の母。
服部 八郎 純も入会している遊びサークル「BCグループ」のメンバー。日本料理店「服部」の長男。
加藤 正史 「BCグループ」のメンバー。熊本市役所に勤める公務員。
松前 奈穂 「BCグループ」のメンバー。「あんず銀行熊本支店長」の一人娘。
森田 小夜 「BCグループ」のメンバー。「森田整形外科医院」の一人娘。
森田 純が入院する「森田整形外科医院」院長。小夜の父。
森田あかね 小夜の母。
梅田 「森田整形外科医院」看護師。
奈良沢一也 純の不倫相手。「島原建設」社員。
奈良沢ナツ子 一也の妻。
奈良沢伸也 一也の息子。高校生。
善   照 横浜市磯子区にある「東海寺」の住職。
片桐 「肥後産業ビル」にある会社の係長。
北畠 吉親 熊本県警警部。
江藤 熊本県警巡査。
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日美子 太宰府の神秘 斎藤 栄 光文社文庫
あらすじ
 九州タロット研究会の貝塚俊夫と地元の「女流文学新人賞」を受賞した高校時代の友人・松川基子の2人から同時に福岡への誘いを受けた日美子。しかし我が強い性格の2人はお互い独占欲が強く、日美子は2人の顔をたてながらの気を使う旅になってしまった。そこでまず基子のスケジュールに付き合うことになり邪馬台国ゆかりの綾塚古墳に向かったが、そこで彼女たちは金粉を撒かれた死体を発見する・・・。


 作品の舞台
 材木座・・・日美子の家があります。
 登場人物     レギュラー登場人物はこちら
松川 基子 日美子の高校時代の友人。小説「金の黄昏」で「北九州女流新人賞」を受賞。
貝塚 俊夫 九州タロット研究会会員。日美子とは以前、関東タロット研究会総会で知り合う。
石田 繁夫 九州タロット研究会副会長。柳川市のマンション「ぺぺ」の管理人。
甘木 善行 九州タロット研究会会員。元自衛官。
田川 周子 九州タロット研究会会員。元漫才師。芸名は「桜井花月」。
春野 郁代 九州タロット研究会会員。元バレリーナ。
梅野 春一 「㈱梅野屋」代表取締役。
岩上  清 ヤミ金業者。
長谷部明次 「北九州秘密探偵社」探偵主任。
片山あつ子 梅野の秘書。
西田 寿美 岩上の愛人。
貝塚 和郎 俊夫の父。火事で焼死。
貝塚 希世 俊夫の母。火事で焼死。
原沢 太宰府のレストラン「梅ヶ瀬」のマネージャー。
森山 加代 基子の友人。主婦作家。59歳。
古沢 由女 基子の友人。女子大生。
柴村 太宰府に住む女性。野草の写真を撮ることが趣味。
西田 福岡県警警部。
新田貞次郎 福岡県警警部。
花井 太宰府署警部。
山上 神奈川県警刑事。さとるの部下。
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日美子 流氷祭の怪 斎藤 栄 光文社文庫
あらすじ
 タロット研究会が国際的に人を集め、北海道クロマン村で<流氷祭>を行うことになった。早速日美子をはじめとする7人のタロット占者が人里離れた村に向かったのだが、その日の夜、占者のひとり・セネガル人のマンディンゴが惨殺されてしまう・・・。


 作品の舞台
 材木座・・・日美子の家があります。
 登場人物     レギュラー登場人物はこちら
立花 胡蝶 タロット研究家。
立花 女蝶 胡蝶の妹。
ジャネット・ランセル フランス出身の有名な占者。
ベティ・ローマン アメリカ出身の有名な占者。
メアリー・ブルックリン アイルランド出身の有名な占者。
マンディンゴ セネガル出身の有名な占者。
オマンネ・アル・ハッジ セネガル出身の有名な占者。
マントット 「セネガルの大魔神」と呼ばれるセネガル出身の大物占者。
田原家三宇 クロマン村村長。
田原家知人 クロマン村助役。三宇の甥。
クロマン村の吏員。
小川 クロマン村の吏員。
大森 吾平 クロマン村駐在所巡査。
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ブライダル・マーダー 斎藤 栄 講談社文庫
あらすじ
 兵庫県警に出向するさとるとともに、日美子は神戸に引越しをすることになった。そこで材木座の留守宅の管理を頼むために、松原旅館の女将・松原美加子を訪ねた日美子は、彼女の娘・良英が自室で死亡しているのを見つけた。死体となった良英の手には、自筆の原稿が握られていた・・・。


 作品の舞台
 材木座・・・日美子の家があります。また松原美加子が女将をする「松原旅館」があります。
 扇ヶ谷・・・「三日月城の殺人」の作品内で、松原麗が女将をする「松原旅館」があります。
 登場人物     レギュラー登場人物はこちら
松原美加子 材木座にある旅館「松原旅館」の女将。
松原 良英 美加子の娘。33歳。
井村 昌元 将棋八段。
加賀 美晴 井村の婚約者。
加賀 幾三 美晴の父。医師。
小宮山弥生 かまくら冬春社編集長。
清川清兵衛 弁護士。ミステリーファン。
岩田  茂 将棋関連のライター。
マイケル・バントン イギリス人。
細川旭菊斎 マジシャン。
杉野 「ホテル桜花」のフロント。
浅井 「ホテル桜花」のボーイ。
前川 夙川タクシー運転手。
高坂 「神戸ブライダルサービスコーナー」主任。
松波 「神戸ブライダルサービスコーナー」社員。
佐々木良一 雑誌「将棋現代」カメラマン。
雲澄 保守党国会議員。
後藤 鎌倉署部長刑事。
川辺 鎌倉署刑事。
 小説<三日月城の殺人>登場人物
松原  麗 作品中「私」と呼ばれる人物。鎌倉で旅館を営む。
浦川 健一 将棋九段。最高位。
近藤 将棋九段。
原口 将棋九段。
住友 将棋八段。
芦田 将棋八段。
山田 将棋八段。
神崎 将棋七段。
前島 将棋三段。
菅谷 将棋三段。
林水 将棋女流王将。
藤木 優美 猫プロダクションの女優。
ゲオルグ・ハンセン 鎌倉短期大学講師。ハンガリー人。
金井 吾一 毎朝新聞学芸部記者。
大村源次郎 毎朝新聞社主。
森山 「旅館青井」サブマネージャー。
前川 警部。
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「荒城の月」殺人事件 斎藤 栄 廣済堂文庫
あらすじ
 日美子は親友の門田京子に誘われ会津を旅することになった。京子の義姉・内山花藻が資産300億円といわれる内山家の遺産問題に巻き込まれているからだった。日美子たちが会津に到着すると、内山家の長男・市郎の邸宅から出火し、一家全員が焼死する事件がおきてしまう・・・。

 作品の舞台
 材木座・・・日美子の家があります。
 登場人物     レギュラー登場人物はこちら
内山 次郎 「会津の山林王」と呼ばれる資産家。元・日本海軍技術研究所の暗号技術者。
内山 花枝 次郎の妻。63歳。アルツハイマーを発症。
内山 市郎 次郎の長男。「内山不動産」社長。
内山 広子 市郎の妻。
内山 正雄 市郎の息子。
内山 三郎 次郎の次男。「磐梯銀行」支店次長。
内山 数江 三郎の妻。
内山 吾郎 次郎の三男。35歳。ミニコミ誌「鶴ヶ城新聞」編集長。
内山 花藻 吾郎の妻。京子の義姉。
内山 七郎 次郎の四男。福島県庁総務部地方課の公務員。
内山 夏美 七郎の妻。
内山  桂 七郎の長女。10歳。小学4年生。
内山 司郎 次郎の弟。53歳。美術関係の貿易商。
鵜飼  信 花枝の兄。66歳。画家。
鵜飼  炎 信の妻。60歳。
柿崎八右衛門 内山家の隣人。大地主。
伊藤 福島県警警部。
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日美子 マリーゴールドの失踪 斎藤 栄 光文社文庫
あらすじ
 日美子は高校時代の友人・桜川久里から赤穂への旅行に誘われた。しかし旅の目的を語らない彼女が心配になり、日美子はタロット占いをするが結果は「凶」と出てしまう。そこで友人を心配する日美子は旅の誘いにのるのだが、逗留先の旅館の近くで久里に似た女性が殺される事件がおきる・・・。


 作品の舞台
 材木座・・・日美子の家があります。
 登場人物     レギュラー登場人物はこちら
桜川 久里 日美子の高校時代の友人。
桜川 夏彦 久里の兄。詩人。
犬飼 鶴代 夏彦の恋人。
安井 恵二 神戸の画廊「RAN」の社員。
氷川  梢 「RAN」社長。
若宮 英太 神戸の「縄手商事」の社員。元「RAN」社員。
大石 亀三 詩人。
佐倉 有馬温泉旅館「山の坊」受付。
黒沼 三木市の住人。
栗山 赤穂市の住人。
金倉 ゆみ 赤穂の「ドラゴン・マンション」203号室住人。
横田 兵庫県警捜査第一課長。
荒尾 兵庫県警刑事調査官。
水木 俊一 兵庫県警警部。
八釜 赤穂署警部。