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あらすじ
私は初めて鶴岡八幡宮に初詣に行った。着物や紋服もいるがモンペや国民服もかなり多い。それでも日本人もアメリカ兵もみんな賑やかに八幡宮へ向かっているのだ…。
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作品の舞台 |
鶴岡八幡宮・・・久基は初詣に行きます。
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あらすじ
私が住む大町の仮寓のすぐそばに「元八幡」があるので散歩がてらに行ってみた。あっけなく寂しい神社ではあるが『吾妻鏡』によるとここが元の鶴岡であることがわかった…。
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作品の舞台 |
大町・・・久基が暮らす仮寓があります。
元八幡・・・仮寓の近くにあります。
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登場人物 |
島津 久基 |
物語の語り手。国文学者。 |
源 頼義 |
源氏の棟梁。 |
源 頼朝 |
源氏の御曹司。 |
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あらすじ
『万葉集』にも鎌倉が詠まれている。「見越崎(現・稲村ガ崎)」「水無瀬(現・稲瀬川)」「鎌倉山」といった地名が無名歌人たちによって詠まれているのだ…。
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作品の舞台 |
稲村ガ崎・・・「見越崎」として万葉集に歌が詠まれています。
稲瀬川・・・「水無瀬」として万葉集に歌が詠まれています。
鎌倉山・・・万葉集に歌が詠まれています。
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あらすじ
鎌倉七不思議を考えると戦争中空襲が一回も無かったこと、北鎌倉は寒いのに鎌倉駅に降り立つと気候が温和なこと、世間の鎌倉に対する噂と真実が大違いであることなどが挙げられる…。
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作品の舞台 |
北鎌倉・・・鎌倉市内では寒いところとして知られています。
鎌倉駅・・・気候が温和なところとして知られています。
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あらすじ
材木座に住んでいると日差しが強いことに驚く。東京・本郷に暮らしている頃も温かかったが、こんなことはなかった。そしてサァーッサァーッと潮騒が聴こえてくるのがよいのだ…。
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あらすじ
今日で鎌倉に住んで1年が経った。一昨年の冬、東京爆撃があった時、無理をしたため急性肺炎を患った。そんな病身の私に武見医師は苦心と根気で治療を続けてくれた…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・病身の久基は家族と共に鎌倉へ一時移住します。
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登場人物 |
島津 久基 |
物語の語り手。国文学者。 |
武見 |
久基の主治医。 |
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あらすじ
肺炎が治った私は久しぶりに東京へ行った。運賃の馬鹿上げにより電車内は空いていた。都内に入ると焼けた建物ばかりだったが、私の住居は変わらぬままだった…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・久基は肺炎の療養で鎌倉で暮らしています。
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登場人物 |
島津 久基 |
物語の語り手。国文学者。 |
武見 |
久基の主治医。 |
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あらすじ
今冬に鎌倉で5~6回雪が降った。梅も桜もつぼみはまだ固く、春はまだまだといった感じだ…。
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作品の舞台 |
段葛・・・段葛の桜並木のつぼみが硬いままです。
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登場人物 |
島津 久基 |
物語の語り手。国文学者。 |
武見 |
久基の主治医。 |
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あらすじ
謡曲に『鎌倉山』という作品がある。名前からすると実朝や義経を扱った作品かと思うのだが、実は藤原鎌足を主人公にした作品なのだ…。
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作品の舞台 |
鎌倉山・・・鎌足が夢のお告げで秘蔵の鎌を与えた当地を「鎌倉山」と名づけました。
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登場人物 |
島津 久基 |
物語の語り手。国文学者。 |
藤原 鎌足 |
飛鳥時代の政治家。 |
染屋太郎時忠 |
鎌足の子孫。由比の長者。 |
足利 基氏 |
初代鎌倉公方。 |
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あらすじ
『御伽草子』で鎌倉の四季を、春は梅ケ谷、夏は扇ガ谷、秋は笹目ヶ谷、冬は雪ノ下と詠んでいる作品がある。他にも他地区を詠み込む作品があるは、春だけは「梅ケ谷」と決まっているのだ…。
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作品の舞台 |
梅ケ谷・・・『御伽草子』で詠まれています。(現・扇ガ谷の一部)
扇ガ谷・・・『御伽草子』で詠まれています。
笹目ヶ谷・・・『御伽草子』で詠まれています。
雪ノ下・・・『御伽草子』で詠まれています。
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あらすじ
家族が近くの海へアサリやワカメを取りに行ったため、私とミッちゃんはお留守番だ。隣人が配給の米の袋を集めに来たこと以外は訪ね人も無く非常に静かだった…。
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登場人物 |
島津 久基 |
物語の語り手。国文学者。 |
ミッちゃん |
久基の子ども。 |
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あらすじ
鎌倉での療養生活が始まり、ミッちゃんも鎌倉にやってきた。本郷の家より庭も広く、また近くに運動場もあるので、私もミッちゃんも健康的な生活を送り、すこしふくよかになってきた…。
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登場人物 |
島津 久基 |
物語の語り手。国文学者。 |
ミッちゃん |
久基の子ども。 |
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あらすじ
鎌倉へ来てすくすくと育つミッちゃんだが、心はまだまだ赤ん坊のようです…。
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登場人物 |
島津 久基 |
物語の語り手。国文学者。 |
ミッちゃん |
久基の子ども。 |
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