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あらすじ
おなじ古都と呼ばれても鎌倉は京都や奈良に比べ血塗られた歴史を持っている。しかし鎌倉の風光はそれらに比べ明るすぎる。夏は太陽がきらめき海がまぶしいし、冬はおだやかな翡翠色に凪いでいる日が多いのだ…。
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作品の舞台 |
永福寺・・・戦火を経験し建物が無くなっています。
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あらすじ
鶴岡八幡宮に向かっての一本の通り道「若宮大路」は今でも市民の重要な交通路になっている。またさらに一段高い道「段葛」は、都市計画のひとつとして造られたものではなく、源頼朝が妻・政子の安産祈願のために造ったものだ…。
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作品の舞台 |
若宮大路・・・八幡宮に向かって一本の道を整備しました。
和田塚・・・和田一族最期の地となりました。
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登場人物 |
永井 路子 |
物語の語り手。小説家。 |
源 頼朝 |
鎌倉幕府初代将軍。初代鎌倉殿。源氏の棟梁。 |
北条 政子 |
頼朝の正妻。時政の長女。後の尼将軍。 |
北条 時政 |
政子の父。鎌倉幕府初代執権。 |
牧の方 |
時政の後妻。 |
平賀 朝雅 |
牧の方の娘婿。 |
畠山 重忠 |
幕府の有力御家人。時政の娘婿。 |
畠山 重保 |
幕府の御家人。重忠の嫡男。 |
和田 義盛 |
幕府の有力御家人。侍所別当。 |
オールコック |
英国公使。 |
清水 清次 |
オールコックを襲った浪人。 |
間宮 一 |
オールコックを襲った浪人。 |
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あらすじ
杉木立に囲まれた鶴岡八幡宮は鎌倉の象徴的な存在だ。静御前が舞殿で舞い、実朝が公暁に命を奪われるなど数々の出来事がおこったところでもある…。
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作品の舞台 |
鶴岡八幡宮・・・鎌倉市の象徴的存在となる社です。
比企ヶ谷・・・比企一族の屋敷がありました。
浄光明寺・・・足利家ゆかりの寺のひとつです。
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登場人物 |
永井 路子 |
物語の語り手。小説家。 |
源 頼家 |
鎌倉幕府2代将軍。2代目鎌倉殿。 |
源 実朝 |
鎌倉幕府3代将軍。3代目鎌倉殿。頼家の弟。 |
公暁 |
頼家の子。実朝の猶子。鶴岡八幡宮別当。 |
静御前 |
京の白拍子。義経の愛妾。 |
比企 能員 |
幕府の有力御家人。頼家の乳母夫で舅。 |
若狭局 |
能員の娘。頼家の正室。 |
北条 義時 |
幕府の有力御家人。鎌倉幕府2代執権。 |
三浦 義村 |
幕府の有力御家人。三浦氏当主。公暁の乳母夫。 |
三浦駒若丸 |
義村の息子。 |
足利 高氏 |
幕府の有力御家人。後に反幕府派の将となり、室町幕府初代将軍。 |
新田 義貞 |
幕府の有力御家人。後に反幕府派の将となり鎌倉攻めを行なう。 |
北条 時行 |
高時の遺児。 |
後醍醐天皇 |
第96代天皇。南朝初代天皇。建武の新政を行なう。 |
護良親王 |
後醍醐の皇子。 |
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あらすじ
瑞泉寺は現在「梅の寺」として有名になってしまったため、花咲くシーズンになると観光客で混雑するので、私はその時期を敬遠している。ただ他の季節はゆっくりと愉しめる寺だと思っているし、名だたる昔の人たちも「いつ来てもいい場所」と折り紙を付けているのだ…。
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作品の舞台 |
瑞泉寺・・・梅の寺として鎌倉市でも有名な観光地となりました。
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登場人物 |
永井 路子 |
物語の語り手。小説家。 |
夢窓疎石 |
臨済僧。瑞泉寺の開山。 |
二階堂道蘊 |
幕府の御家人。二階堂貞藤。政所執事。瑞泉寺の開基。 |
後醍醐天皇 |
第96代天皇。南朝初代天皇。 |
光厳天皇 |
北朝初代天皇。 |
足利 高氏 |
幕府の有力御家人。後に反幕府派の将となり、室町幕府初代将軍。 |
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あらすじ
。いつの間にか狭い道に入ったら見知らぬお寺があり、その門をくぐるとひっそりと一輪の花を楽しむ。鎌倉はそういったお寺が多いのだ。特に印象深いのは椿の花で、中でも壽福寺の落ち椿はとても美しい…。
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作品の舞台 |
壽福寺・・・落ち椿の美しさで有名です。
明王院・・・頼経が五大堂を建てます。
光則寺・・・海棠の花が有名です。
明月院・・・紫陽花の花で有名です。
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登場人物 |
永井 路子 |
物語の語り手。小説家。 |
北条 政子 |
頼朝の正妻。実朝の母。墓が壽福寺にある。 |
源 実朝 |
鎌倉幕府3代将軍。政子の次男。墓が壽福寺にある。 |
藤原 頼経 |
鎌倉幕府4代将軍。明王院(五大堂)を発願。 |
日朗 |
日蓮の弟子。光則寺の開山。 |
宿屋 光則 |
幕府の御家人。日蓮を帰依。光則の屋敷跡に光則寺を建立。 |
北条 時頼 |
鎌倉幕府5代執権。最明寺入道。 |
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あらすじ
初夏の我が家でよくホトトギスの声を聞く。緑が濃く日差しがまぶしい朝に、それも一声か二声しか聞かせてくれないのだ…。
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作品の舞台 |
鎌倉山・・・永井路子邸があります。
永福寺・・・実朝は義時らを連れ、ホトトギスの声を聞きに行きます。
勝長寿院・・・頼朝が父の菩提を弔うために建てます。
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登場人物 |
永井 路子 |
物語の語り手。小説家。 |
源 義朝 |
源氏の棟梁。頼朝の亡父。 |
源 頼朝 |
鎌倉幕府初代将軍。義朝の三男。 |
源 実朝 |
鎌倉幕府3代将軍。頼朝の四男。 |
北条 義時 |
鎌倉幕府2代執権。頼朝の懐刀。 |
二階堂行村 |
幕府の有力官吏。政所執事。 |
千葉 重胤 |
幕府の御家人。 |
畠山 重忠 |
幕府の有力御家人。 |
公暁 |
実朝の猶子。鶴岡八幡宮別当。 |
文覚 |
元武士の真言僧。 |
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あらすじ
建長寺にあるビャクシンは見上げるほどの大樹ではないが、幹も太くなり年輪を加えてきている…。
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登場人物 |
永井 路子 |
物語の語り手。小説家。 |
蘭渓道隆 |
宋の禅僧。建長寺の開山。 |
北条 政子 |
頼朝の正妻。尼将軍。 |
無学祖元 |
臨済僧。円覚寺・建長寺に兼住。 |
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あらすじ
湘南道路ができてから鎌倉の浜辺はその姿を全く変えてしまった。鎌倉の海沿いの歴史を遺す場所も和賀江島ぐらいしかなくなってしまった…。
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作品の舞台 |
和賀江島・・・日本最古の築港遺跡です。
稲村ガ崎・・・義貞の鎌倉攻めの伝説が有名です。
化粧坂・・・鎌倉攻めでは激戦が繰り広げられました。
巨福呂坂・・・鎌倉攻めでは激戦が繰り広げられました。
極楽寺坂・・・鎌倉攻めでは激戦が繰り広げられました。
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登場人物 |
永井 路子 |
物語の語り手。小説家。 |
北条 泰時 |
鎌倉幕府3代執権。 |
陳和卿 |
宋の工人。 |
源 実朝 |
鎌倉幕府3代将軍。3代目鎌倉殿。 |
新田 義貞 |
幕府の有力御家人。反幕府派の将となり、鎌倉攻めを行なう。 |
大舘 宗氏 |
義貞の家臣。極楽寺坂の戦いで戦死。 |
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