. |
|
|
あらすじ
東京駅丸の内駅舎前に「丸の内ビルヂング」が建ち、虚子はビル7階に「ホトトギス発行所」を移転した。その後丸ビル毎日観光客がビルを訪ね人気スポットとなったが、昼時になるとなかなかエレベーターに乗ることができず昼飯時が遅れてしまうことも多かった…。
|
|
作品の舞台 |
由比ガ浜・・・虚子は由比ガ浜の自宅から、丸ビルに通いました。
|
|
登場人物 |
高浜 虚子 |
鎌倉・由比ガ浜に住む俳人。俳句雑誌「ホトトギス」主宰。 |
赤星 |
丸ビルを建てた「三菱地所」の部長。 |
高橋 |
東京駅駅長。 |
男 |
虚子の同郷の男。俳句好き。近々ブラジルへ移住。 |
妻 |
男の妻。 |
弟 |
男の弟。 |
森 肇 |
政治家。ジャーナリスト。虚子と同郷。 |
森 律子 |
肇の娘。帝劇女優。 |
村田嘉久子 |
帝劇女優。 |
初瀬 浪子 |
帝劇女優。 |
河村 菊江 |
帝劇女優。 |
鈴木 徳子 |
帝劇女優。 |
沢村宗之助 |
歌舞伎役者。徳子の夫。 |
尾上 梅幸 |
歌舞伎役者。六代目。 |
尾上栄三郎 |
歌舞伎役者。七代目。梅幸の息子。 |
沢村宗十郎 |
歌舞伎役者。七代目。 |
助高屋高助 |
歌舞伎役者。五代目。宗十郎の長男。 |
沢村田之助 |
歌舞伎役者。五代目。宗十郎の次男。 |
車夫 |
人力車の老車夫。 |
|
. |
|
|
あらすじ
私の五女・晴子の娘で私にとって9番目の孫の防子が6歳で亡くなった。利発で素直な子だったが、疫痢に罹りあっという間の出来事だった。父母の嘆きはもちろんのことだったが、私としては悲しいというよりあっけにとられるという心境だった。防子の遺骨は2つに分け、祖父が眠る夫の実家の高木家の墓に、もう一つは3歳で亡くなった私の四女・六の墓に納めることにした…。
|
|
作品の舞台 |
壽福寺・・・虚子の四女・六の墓があります。
材木座・・・虚子の家があります。 |
|
登場人物 |
高浜 虚子 |
鎌倉・材木座に住む俳人。 |
高木 晴子 |
虚子の五女。高木家へ嫁ぐ。 |
高木 防子 |
晴子の亡娘。疫痢に罹り死亡。享年6歳。 |
高木 享一 |
防子の弟。 |
高浜 六 |
虚子の四女。晴子の亡姉。 |
母 |
虚子の母。 |
水竹居 |
虚子の友人。 |
和尚 |
壽福寺住職。 |
|
. |
|
|
あらすじ
1943年、石川県の山中温泉で行われた句会を終え、虚子と立子は関西方面へ旅をすることになった。そして柏翠や愛子らが敦賀駅まで見送りに来た際、三国町の方に虹が立っていることに気づき、愛子は「あの虹の橋を渡って鎌倉へ行こう」と独り言を言った…。
|
|
作品の舞台 |
由比ガ浜・・・虚子の家があります。
七里ガ浜・・・柏翠は七里ガ浜の鈴木病院に10年入院しました。 |
|
登場人物 |
高浜 虚子 |
鎌倉・由比ガ浜に住む俳人。 |
星野 立子 |
虚子の次女。俳人。 |
伊藤 柏翠 |
虚子の門下生。俳人。愛子が住む三国の家に滞留。 |
森田 愛子 |
柏翠の門下生。俳人。柏翠とは相思相愛だが、共に病弱なため結婚できないでいる。 |
田中 よし |
愛子の母。元・三国の芸妓。 |
森田 武雄 |
愛子の亡長兄。早逝。 |
森田 敏子 |
愛子の亡長姉。早逝。 |
坪内美佐尾 |
愛子の友人。俳人。愛子の父(銀行頭取)の重役の娘。 |
永諦 |
柏翠の門下生。俳人。三国にある寺の住職。 |
本田 一杉 |
虚子の門下生。俳人。大阪在住。 |
|
. |
|
|
あらすじ
1945年、柏翠が自然気胸で危篤状態になっていると報せが届いたので、虚子は三国町の愛子の家を訪ねた。そして家の2階の座敷で句会を開き、虚子はその座敷を「愛居」と命名する…。
|
|
作品の舞台 |
七里ガ浜・・・柏翠は七里ガ浜の鈴木病院に10年入院しました。
|
|
登場人物 |
高浜 虚子 |
鎌倉・由比ガ浜に住む俳人。 |
星野 立子 |
虚子の次女。俳人。 |
高木 晴子 |
虚子の四女。俳人。 |
伊藤 柏翠 |
虚子の門下生。俳人。愛子が住む三国の家に滞留。 |
森田 愛子 |
柏翠の門下生。俳人。柏翠とは相思相愛だが、共に病弱なため結婚できないでいる。 |
坪内美佐尾 |
春江に住む愛子の友人。俳人。愛子の父(銀行頭取)の重役の娘。再婚したばかり。 |
島崎ふく子 |
愛子の異母妹。 |
|
. |
|
|
あらすじ
1946年、虚子は小諸で行われた「ホトトギス600号記念会」に参加していた時から、愛子の体調を気にかけていたが、夏になって愛子はとうとう病臥生活になってしまった…。
|
|
作品の舞台 |
七里ガ浜・・・柏翠は七里ガ浜の鈴木病院で愛子と知り合います。
壽福寺・・・愛子の墓を建てます。
|
|
登場人物 |
高浜 虚子 |
鎌倉・由比ヶ浜に住む俳人。 |
高浜 年尾 |
虚子の長男。俳人。 |
伊藤 柏翠 |
虚子の門下生。俳人。三国の森田宅で夫婦同様な生活を送る。 |
森田 愛子 |
柏翠の門下生。俳人。 |
田中 よし |
愛子の母。元・三国の芸妓。 |
竹原 はん |
虚子の門下生。俳人。舞踏家。東京・六本木の料亭「はん居」の女将。 |
下田 実花 |
虚子の門下生。俳人。東京在住。名前の読みは「じつか」。 |
高野 素十 |
虚子の門下生。俳人。新潟に住む医学博士。 |
田畑 比古 |
虚子の門下生。俳人。京都在住。 |
松岡 春泥 |
虚子の門下生。俳人。和歌山在住。 |
松岡 芙蓉 |
虚子の門下生。俳人。和歌山在住。春泥の妻。 |
京極 杞陽 |
虚子の門下生。俳人。但馬・豊岡京極家の13代当主。 |
古屋敷香律 |
虚子の門下生。俳人。但馬・和田山在住。 |
小河 政明 |
虚子の門下生。俳人。 |
五代 信子 |
愛子の友人。 |
五代 一子 |
信子の娘。 |
野上弥生子 |
小説家。 |
|
. |
|
|
あらすじ
愛子が死んでから初めて柏翠とよしが小諸にある虚子の家を訪ねた。彼らは愛子の死後、三国町に虹が立たないと嘆くのだった…。
|
|
|
登場人物 |
高浜 虚子 |
鎌倉・由比ヶ浜に住む俳人。 |
伊藤 柏翠 |
虚子の門下生。俳人。三国の森田宅で夫婦同様な生活を送る。 |
森田 愛子 |
柏翠の門下生。俳人。 |
田中 よし |
愛子の母。元・三国の芸妓。 |
高野 素十 |
虚子の門下生。俳人。新潟に住む医学博士。 |
田畑 比古 |
虚子の門下生。俳人。京都在住。 |
京極 杞陽 |
虚子の門下生。俳人。但馬・豊岡京極家の13代当主。 |
坪内美佐尾 |
愛子の友人。俳人。 |
小河 政明 |
虚子の門下生。俳人。 |
|
. |
|
|
あらすじ
1948年、柏翠は鎌倉の寿福寺に愛子の墓を建て、墓石の字を虚子に書いてほしいと言った。そして彼らは寺にある虚子の4女・六の墓をお参りする…。
|
|
作品の舞台 |
由比ガ浜・・・虚子の家があります。
壽福寺・・・柏翠が愛子の墓を建てます。
|
|
登場人物 |
高浜 虚子 |
鎌倉・由比ヶ浜に住む俳人。 |
高浜 六 |
虚子の四女。故人。墓は寿福寺にある。 |
高浜 防子 |
虚子の孫。故人。墓は寿福寺にある。 |
池内たけし |
虚子の甥。虚子の門下生。俳人。 |
伊藤 柏翠 |
虚子の門下生。俳人。 |
森田 愛子 |
柏翠の門下生。俳人。故人。 |
下田 実花 |
虚子の門下生。俳人。東京在住。名前の読みは「じつか」。 |
片山きよ子 |
柏翠の友人。静岡在住。 |
広瀬 |
柏翠の俳句仲間。 |
|
. |
|
|
あらすじ
疎開先の小諸から鎌倉へ戻った虚子は、俳号の命名の御礼に友人の山田徳兵衛から女の子の日本人形をもらった。そして書斎から見える椿の美しさに心惹かれていた虚子は、その人形に「椿子」という名を命名した。そして3年後、弟子の古屋敷香律が同じく弟子の安積素顔の娘・叡子を連れて虚子の庵を訪ねてきた。虚子は敗戦の年に丹波和田山へ出向いた際に叡子と会っていたが、その頃はまだ素朴な少女であった。しかしその後可憐に育った叡子の姿を見て、虚子は「椿子」を彼女にあげようと思った…。
|
|
作品の舞台 |
由比ガ浜・・・虚子の庵があります。
|