小島政二郎の作品(その2)
小島政二郎の作品です。

作品名 発行年
木がくれの巣 1956
たった一人の娘・美籠 1966
美籠、君は今どこにいるの-楽しい思い出ばかりを- 1966
奥野信太郎 1966
妻が娘になる時 1970
美籠と共に私はあるの 1970
砂金 1979
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女といふ城 小島政二郎 大日本雄弁会
講談社
あらすじ
 築地マリは母を亡くしたことで天涯孤独の身となり、亡母の実家へ母の納骨をしたのちに東京の自宅に戻ると自宅が壊され、家財は鎌倉に住む実業家・沖十蔵のもとにあると知らされた。どうやら自宅と土地を十蔵に買われたようなのだ。そこでマリは十蔵が住む鎌倉へ向かうのだが…。

 作品の舞台
 二階堂・・・マリは沖十蔵邸を訪ねます。
 登場人物
築地 マリ 青山に住む女性。22歳。父兄は戦死、母は病死して天涯孤独の身。
沖  十蔵 鎌倉・二階堂に住む実業家。あだ名は「鳴子」。
大利根 九州の炭鉱王。実業家。
赤堀 大利根の友人。実業家。
一盃 千九 マリの飲み仲間。長崎生まれ。
江戸 千九の悪友。16歳。掏摸の少年。
おいね 沖家の女中。
鹿の子 築地芸者。元・博多にあるバー「クロコダイル」の女給・お澄。
玉蝶 築地芸者。元・博多芸者・夕子。
ヒトミ 玉蝶の娘。
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木がくれの巣 小島政二郎 東方社
あらすじ
 大した稼ぎもないくせに女にだらしなく散在する新進戯曲家の夫・中山麟太郎の姿に、妻・まゆみも我慢の限界に達していた。今日も箱根・塔ノ沢で文士仲間の送別会を理由に出かけているが、きっと愛人の漾子のもとへ行っているに違いない。まゆみはそう思っていた…。

 作品の舞台
 鎌倉・・・春雄は西村の家に将棋を指しに行きます。
 登場人物
中山麟太郎 下町生まれの新進戯曲家。女にだらしない。
中山まゆみ 麟太郎の妻。
中山 太郎 麟太郎とまゆみの一人息子。
まゆみの兄。
晴子 兄の一人娘。
よし 中山家の女中。
藤田 漾子 麟太郎の作品のファン。名前の読み方は「なみこ」。
和田 壮吉 麟太郎の文士仲間。
和田 梅子 壮吉の妻。
牧  春雄 麟太郎の文士仲間。
牧  智子 春雄の妻。
三徳 麟太郎の文士仲間。
吉田 麟太郎の文士仲間。
小池 麟太郎の文士仲間。
高橋 麟太郎の文士仲間。
石井 麟太郎の文士仲間。
本田 麟太郎の文士仲間。
西村 麟太郎の文士仲間。鎌倉に住む。
田中 麟太郎の友人。
道子 麟太郎の中学時代の友人の妻。
大江 麟太郎の弟子。若い文士。
大江の父。
大江の母。
漾子の妹。
津田 槇子 まゆみの友人。ダンス好き。
内田 まゆみの女学校時代の図画教師。
大橋 女性雑誌「婦人公論」記者。
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たった一人の娘・美籠 小島政二郎 鶴書房
あらすじ
 一人娘の美籠を亡くし孤独を感じた政二郎。そんな彼が娘との思い出を語り始めた…。

 作品の舞台
 二階堂・・・小島政二郎邸があります。
 材木座・・・美籠は政二郎に「伊勢屋」という菓子屋を紹介します。
 登場人物
小島政二郎 物語の語り手。小説家。美籠の父。
小島 美籠 政二郎の亡娘。
敏子 小島家の女中。
水野多津子 食べ物雑誌「あまカラ」編集者。
岡部 瓔子 美籠の親友。
宮田 重雄 「慶応病院」医師。医学博士。美籠の担当。
石田 二郎 「慶応病院」医師。医学博士。美籠の担当。
田村  一 「慶応病院」医師。医学博士。美籠の担当。
佐佐木茂索 政二郎の文士仲間。
久米 正雄 政二郎の文士仲間。
久米 昭二 正夫の息子。美籠の親友。
菊池  寛 政二郎の文士仲間。
川端 康成 政二郎の文士仲間。
佐藤 春夫 政二郎の文士仲間。
佐藤 方哉 春雄の息子。
宇野 千代 政二郎の文士仲間。
猪熊弦一郎 政二郎の友人。画家。
山内 一幹 名古屋場所の相撲案内所「わか竹」当主。
河崎 なつ 「文化学院」創立者。美籠の恩師。
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美籠、君は今どこにいるの
-楽しい思い出ばかりを-
小島政二郎 鶴書房
あらすじ
 男性的なサッパリとした明るい性格だった政二郎の娘・美籠は男友達との付き合い方も男性的であった。男友達からもその付き合い方は評判が良かった…。

 作品の舞台
 二階堂・・・小島政二郎邸があります。
 登場人物
小島政二郎 物語の語り手。小説家。美籠の父。
小島 美籠 政二郎の亡娘。
石川 武美 政二郎の文士仲間。「主婦之友社」社長。
高橋 藤雄 「主婦之友社」自動車主任。専属運転手。
久米 正雄 政二郎の文士仲間。
久米 昭二 正雄の息子。美籠の親友。
菊池  寛 政二郎の文士仲間。
川口松太郎 政二郎の文士仲間。
松村 梢風 政二郎の文士仲間。
阿川 弘之 政二郎の文士仲間。
志賀 直哉 政二郎の文士仲間。
佐藤 春夫 政二郎の文士仲間。
直木三十五 政二郎の文士仲間。
久保田万太郎 政二郎の文士仲間。
岡野喜一郎 「駿河銀行」頭取。
鈴木美恵子 「駿河銀行」鎌倉支店預金係。
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奥野信太郎 小島政二郎 鶴書房
あらすじ
 講義に面白みを加えたいと思っていた慶応義塾大学文学部の講師陣から、芥川龍之介に文学誌『三田文学』への投稿を依頼するよう言われた政二郎は、後日彼の家を訪ねて頼んでみたが、思っている以上に簡単に承諾してもらい内心ホッとしていた…。

 作品の舞台
 二階堂・・・小島政二郎邸があります。
 登場人物
小島政二郎 物語の語り手。小説家。慶応義塾大学文学部講師。
奥野信太郎 慶応義塾大学文学部の学生。後に随筆家、中国文学者。
澤木四方吉 慶応義塾大学文学部美術・美術史科教授。美術評論家。
馬場 孤蝶 慶応義塾大学文学部教授。イギリス文学者。
芥川龍之介 政二郎の文士仲間。
久米 正雄 政二郎の文士仲間。
菊池  寛 政二郎の文士仲間。
石川 啄木 政二郎の文士仲間。
久保田万太郎 政二郎の文士仲間。
永井 荷風 政二郎の文士仲間。
小山内 薫 政二郎の文士仲間。
村松 梢風 政二郎の文士仲間。
山崎 俊夫 政二郎の文士仲間。
三宅周太郎 政二郎の文士仲間。
田口 米舫 政二郎の文士仲間。
青柳 瑞穂 政二郎の文士仲間。
長岡半太郎 政二郎の友人。物理学者。
長岡 治男 半太郎の息子。
邦枝 完二 「時事新報」文芸部記者。
老松 新橋芸者。
君太郎 新橋芸者。
浜勇 新橋芸者。
小奴 新橋芸者。後に舞踊家「花柳寿美」。
照葉 大阪芸者。
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妻が娘になる時 小島政二郎 中央公論社
あらすじ
 日頃女性にもてない政二郎だったが、先妻を亡くしたのちに二番目の妻として32歳年下のモダンガール・視英子を娶った。しかしその生活は夫婦とは言えず、寝室が別々であったり、生活文化が全く違っていた。彼女はのんびりとした鎌倉での生活ではなく、華やかな東京での生活を望んでいた。それに隣人の婆さんは妻を娘と思われていたようだし、妻の実家では「鎌倉のお父さん」と呼ばれているのだ…。

 作品の舞台
 二階堂・・・小島政二郎邸があります。
 登場人物
小島政二郎 物語の語り手。鎌倉・二階堂に住む小説家。
小島みつ子 政二郎の最初の亡妻。病没。
小島視英子 政二郎の2番目の妻。32歳年下。モダンガール。鳥取生まれ。旧名・嘉寿子。
小島 美籠 政二郎とみつ子の娘。読み方は「みこ」。
鳥取の実家に住む視英子の父。
婆さん 小島家の隣人。
久保田万太郎 政二郎の友人。鎌倉文士。小説家。
水上滝太郎 政二郎の友人。鎌倉文士。小説家。
広津 和郎 政二郎の友人。鎌倉文士。小説家。
芥川龍之介 政二郎の友人。鎌倉文士。小説家。
谷崎潤一郎 政二郎の友人。小説家。
倉島竹二郎 政二郎の友人。小説家。将棋記者。
大場白水郎 政二郎の友人。俳人。
折口 信夫 政二郎の友人。俳人。
三宅 三郎 政二郎の友人。劇評家。
三宅周太郎 政二郎の友人。劇評家。
中村吉右衛門 歌舞伎役者。初代。
尾上菊五郎 歌舞伎役者。6代目。
尾上菊次郎 歌舞伎役者。女形が得意。4代目。
尾上 芙雀 歌舞伎役者。女形が得意。9代目。菊五郎の門弟。
梅香 新橋芸者。下谷育ち。
お京 新橋芸者。
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美籠と共に私はあるの 小島政二郎 中央公論社
あらすじ
 政二郎と32歳年下の妻・視英子とは根本的に考え方が違っていた。政二郎は妻が家を治めてくれるものだと思っていたが、妻はそんな気がさらさらないのだ。そんな不満は視英子の方にもあり、彼女は行きつけの美容師・山崎伊久江にその愚痴をこぼすと、伊久江は視英子を新興宗教「直日教」の教祖・木村明操のもとに連れて行ってしまった…。

 作品の舞台
 二階堂・・・小島政二郎邸があります。
 登場人物
小島政二郎 物語の語り手。鎌倉・二階堂に住む小説家。
小島視英子 政二郎の2番目の妻。32歳年下。モダンガール。鳥取生まれ。旧名・嘉寿子。
小島 美籠 政二郎と先妻との娘。読み方は「みこ」。
山崎伊久江 視英子の行きつけの美容師。美籠の友人。
岡部 源司 伊久江の兄。土壌の研究家。
木村 明操 足立区梅田に本部を持つ新興宗教「直日教」の女教祖。
渥美 源司の友人。医学博士。
芥川龍之介 政二郎の友人。小説家。
小宮 豊隆 政二郎の友人。ドイツ文学者。
田辺  至 政二郎の友人。洋画家。
中谷宇吉郎 政二郎の友人。物理学者。雪の研究家。
上村 占魚 政二郎の友人。俳人。
緒方知三郎 政二郎の友人。医学博士。
富田 正文 政二郎の友人。慶応卒の会社社長。
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砂金 小島政二郎 読売新聞社
あらすじ
 政二郎は小説家を目指すために鈴木三重吉のもとを通うようになり、そのうち顔見知りになった三重吉の妻・楽子の妹・光子と夫婦になった。やがて娘の美籠が生まれたものの、どうも夫婦仲がうまくいかない日々か続いている…。
【小島政二郎の自伝的小説】

 作品の舞台
 二階堂・・・小島政二郎邸があります。
 登場人物
小島政二郎 物語の語り手。鎌倉・二階堂に住む小説家。
小島 光子 政二郎の妻。楽子の次妹。
小島 美籠 政二郎と光子の娘。読み方は「みこ」。
政二郎の父。東京市下谷の呉服商「柳川屋」の主人。
政二郎の母。
政二郎の兄。
三柴 タキ 兄の妻。栃木生まれ。淑徳女学校卒。
小島 賢三 政二郎の弟。
伯母 本所竪川に住む政二郎の伯母。母の姉。
鈴木三重吉 政二郎の文学の師。小説家。児童文学者。
鈴木 楽子 三重吉の後妻。元・鈴木家の家政婦。光子の長姉。
冬子 光子の2歳年上の次姉。
富士枝 光子の長妹。
栄子 光子の次妹。
芥川龍之介 政二郎の友人。小説家。
久保田万太郎 政二郎の友人。小説家。
村松 梢風 政二郎の友人。小説家。
菊池  寛 政二郎の友人。小説家。
久米 正雄 政二郎の友人。小説家。
里見  弴 政二郎の友人。小説家。
佐藤 春夫 政二郎の友人。小説家。
小山内 薫 政二郎の友人。脚本家。
神田 伯龍 政二郎の友人。講釈師。
馬場 弧蝶 政二郎の友人。イギリス文学者。詩人。
米川 正夫 政二郎の友人。ロシア文学者。
中村 白葉 政二郎の友人。ロシア文学者。
辰野  隆 フランス文学者。
折口 信夫 詩人。
阿部 次郎 哲学者。
岸田 劉生 洋画家。
中林 政二郎の友人。新潟生まれ。
三宅周太郎 劇評家。政二郎の同級生。
石川 武美 「主婦の友社」社長。
菊枝 政二郎の愛人。芸者。
数寄屋町の芸者。