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あらすじ
わたしにとってフキノトウは亡き母が咳の薬だといって食べさせられたことから始まっている。岐阜へ旅した時も土手一面に生えるフキノトウに新鮮さを感じたほどだ…。
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作品の舞台 |
浄智寺・・・新村は寺でフキノトウの佃煮を食べます。
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無情な今年の二月
村松梢風氏と下中弥三郎氏をいたむ |
平野零児 |
青空文庫 |
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あらすじ
1961年2月、私にとっての偉大な友人たちが鬼籍に入った。それは村松梢風氏と下中弥三郎翁のことだ…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・戦後、梢風は鎌倉で暮らします。
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登場人物 |
平野 零児 |
物語の語り手。小説家。 |
村松 梢風 |
零児の友人。鎌倉に住む小説家。 |
下中弥三郎 |
零児の友人。出版社「平凡社」創業者。労働運動の指導者。 |
馬場 胡蝶 |
慶應義塾大学部文学科教授。零児の師。文壇随一の座談の名手。 |
永井 荷風 |
慶應義塾大学部文学科教授。小説家。 |
舟橋 聖一 |
小説家。 |
丸尾 長顕 |
日劇ミュージックホールプロデューサー。小説家。 |
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あらすじ
建築技師で友人の守屋三郎の工房を訪ねた際、息抜きで作ったオルゴールを見せてもらった…。
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作品の舞台 |
円覚寺・・・戦後に焼きだされ東京を離れた三郎は寺で仮寓します。
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登場人物 |
三好 達治 |
物語の語り手。詩人。 |
守屋 三郎 |
達治の友人。48歳。建築技師。 |
奥野信太郎 |
達治の友人。中国文学研究者。 |
横山 隆一 |
達治の友人。漫画家。 |
佐藤 正彰 |
達治の友人。ポール・ヴァレリー研究者。 |
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あらすじ
戦後復活された鎌倉の夏の風物詩となった「鎌倉カーニバル」だが、その第一回目は昭和9年に行なわれ、その主神は「龍神」だった。しかしその年は非常に雨が多く海の商売が全く振るわず、鎌倉駅前にも大きなテルテル坊主が飾られ、龍神を早く海に返して好天続きにしてほしいと大騒ぎになってしまったそうだ…。
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作品の舞台 |
鎌倉駅・・・駅前の喫茶店「りんどう」で三笠宮殿下は子どものお土産にシュークリームを買います。
鶴岡八幡宮・・・節分会の後、NHKの娯楽番組「話の泉」の公開生放送が行われました。
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登場人物 |
横山 隆一 |
物語の語り手。鎌倉に住む漫画家。戦後に復活した「鎌倉カーニバル」の実行委員。 |
久米 正雄 |
鎌倉に住む小説家。「鎌倉カーニバル」の実行委員長。 |
大佛 次郎 |
鎌倉に住む小説家。「鎌倉カーニバル」の実行委員。 |
山本 紫郎 |
日劇のプロデューサー。「鎌倉カーニバル」の実行委員。 |
林 房雄 |
鎌倉に住む小説家。 |
永井 龍男 |
鎌倉に住む小説家。 |
川端 康成 |
鎌倉に住む小説家。 |
高見 順 |
鎌倉に住む小説家。 |
小野佐世男 |
鎌倉に住むマンガ家。 |
小野 寧子 |
佐世男の妻。夫の死後、画塾を開く。 |
近藤日出造 |
鎌倉に住むマンガ家。 |
秋好 馨 |
鎌倉に住むマンガ家。 |
村山しげる |
鎌倉に住むマンガ家。 |
加藤 芳郎 |
マンガ家。 |
三笠宮崇仁親王 |
昭和天皇の末弟。歴史学者。軍人。 |
和田 信賢 |
NHKアナウンサー。娯楽番組「話の泉」の司会。 |
渡辺紳一郎 |
「話の泉」の解答者。元・朝日新聞記者。 |
堀内 敬三 |
「話の泉」の解答者。作詞家。 |
春山 行夫 |
「話の泉」の解答者。詩人。 |
田中 絹代 |
「話の泉」のゲスト。女優。 |
佐田 啓二 |
「話の泉」のゲスト。俳優。 |
坂本 武 |
「話の泉」のゲスト。俳優。 |
アサン |
佐世男が従軍記者時代の召使い。ジャワ人。 |
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あらすじ
第2回目の鎌倉カーニバルでは大きな赤い恐龍を作り、パレードをしようとしたのだが、これもまたかなり苦労するものだった…。
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作品の舞台 |
飯島・・・久米正雄が市議になった頃、そこがガラス張りになっている水中船が運ばれてきました。
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登場人物 |
横山 隆一 |
物語の語り手。鎌倉に住むマンガ家。 |
久米 正雄 |
鎌倉に住む小説家。「鎌倉カーニバル」の実行委員長。 |
永井 龍男 |
鎌倉に住む小説家。 |
今 日出海 |
鎌倉に住む小説家。 |
野一色幹夫 |
小説家。 |
八島 太郎 |
洋画家。元・漫画家「岩松淳」。隆一の友人。 |
マコ岩松 |
太郎の息子。ハリウッド俳優。 |
岡本 唐貴 |
洋画家。 |
白土 三平 |
唐貴の息子。漫画家。 |
矢崎 茂四 |
漫画家。隆一の友人。 |
和田 義三 |
漫画家。 |
相馬 |
鎌倉の住人。日出海や龍男の仕事部屋の大家。 |
三木のり平 |
喜劇役者。 |
安達 |
「田辺製薬」宣伝部長。大宅壮一の娘婿。 |
杉山 吉良 |
カメラマン。 |
小城 彪 |
雑誌記者。 |
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あらすじ
清が一高の生徒だった大正6年4月、西田幾多郎博士の哲学講演会に参加し、思索する彼の姿に感銘を受けていた。それが影響し清は京都帝国大学哲学科に入学、西田博士に就いて学ぶことになった…。
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登場人物 |
三木 清 |
物語の語り手。哲学者。当時は一高の生徒。後に京都帝国大学哲学科に入学。 |
西田幾多郎 |
京都帝国大学文学部教授。哲学者。清の師。 |
速水 滉 |
心理学者。 |
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あらすじ
政子は自身を「辺鄙の老尼」といったことがあった。1218年熊野参詣の際、藤原兼子から後鳥羽天皇に謁見できる機会を与えられた時にそう言って辞退したのだ…。
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作品の舞台 |
安養院・・・政子の小坐像があります。
段葛・・・政子の安産を祈願して造りました。
鶴岡八幡宮・・・静御前が舞を舞います。
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