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あらすじ
「新編鎌倉誌」を読むと水戸徳川家と鎌倉のつながりが見えてくる。太田道灌の屋敷跡でもある英勝寺は、家康の側室で水戸頼房の養母でもある英勝院が建立している…。
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作品の舞台 |
英勝寺・・・英勝院によって建立されました。
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登場人物 |
徳富 蘇峰 |
物語の語り手。歴史家。評論家。 |
徳川 家康 |
三河国の戦国大名。江戸幕府初代将軍。 |
英勝院 |
家康の側室。頼房の養母。鎌倉・英勝寺を建立。 |
徳川 義直 |
家康の九男。尾張徳川家初代藩主。 |
水戸 頼房 |
家康の十一男。水戸徳川家初代藩主。 |
水戸 光圀 |
頼房の三男。水戸徳川家二代藩主。諡号は「義公」。 |
保科 正之 |
家康の孫。秀忠の子。会津藩初代藩主。 |
徳川 綱吉 |
家康の曾孫。江戸幕府五代将軍。 |
太田 道灌 |
扇谷上杉家の家宰。 |
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あらすじ
犬の優良種として「土佐犬」は喧嘩が強いと言われ、「秋田犬」は狩猟用にいいと言われているが、猫の優良種というのはどの地方でも聞いたことがない。先日、鎌倉に住む友人の家を訪ねたときに飼い猫の「たま」が捕鼠の名人というので、お手並み拝見とその様子を見ていたのだが…。
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登場人物 |
山中 六彦 |
物語の語り手。国文学者。 |
友人 |
鎌倉に住む六彦の友人。飼い猫の名前は「たま」。 |
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あらすじ
私は4月1日に鎌倉へ転居した。住む環境がガラリと変わった私に、友人たちが魚釣りをすすめたり、私自身が裏山の鳥の鳴き声に興味をもったりしている…。
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作品の舞台 |
姥ヶ谷・・・三好達治邸があります。
長谷・・・達治は来客のためにビールと牛肉を買います。
由比ガ浜・・・達治が古本屋に立ち寄ります。
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登場人物 |
三好 達治 |
物語の語り手。詩人。翻訳家。 |
生島 遼一 |
達治の旧友。 |
佐藤 信衛 |
達治の友人。三好家の大家。 |
林 房雄 |
達治の文士仲間。小説家。 |
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あらすじ
先日行われた文士仲間たちとの会合でうまく意見が言えずくよくよしていた姿を見ていた女中から散歩をすすめられ、わたしは街中へ出かけた…。
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作品の舞台 |
姥ヶ谷・・・三好達治邸があります。
極楽寺・・・散歩途中に作業中の桶屋と出会います。
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登場人物 |
三好 達治 |
物語の語り手。詩人。翻訳家。 |
佐藤 正彰 |
達治の友人。フランス文学者。ヴァレリーの研究者。 |
女中 |
三好家の女中。 |
桶屋 |
達治が散歩途中に出会った桶屋の主人。 |
植木屋 |
達治が散歩途中に出会った植木屋の親方。 |
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あらすじ
神奈川で「三市××配給」と言われると横浜・川崎・横須賀の三市ばかり恩恵を受けて、鎌倉は除け者にされてしまう。住民の数も少なくないと思うが、配給の不円滑さがかなり目立っているのだ…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・配給が不円滑となっています。
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あらすじ
先週の月曜日、三つの用事に重なった。実は以前にもこんなことがあった。それは鶴岡八幡宮でNHK番組「話の泉」の公開録音が行なわれた時のことだった…。
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作品の舞台 |
鶴岡八幡宮・・・NHK番組「話の泉」の公開録音が行われました。
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登場人物 |
横山 隆一 |
物語の語り手。漫画家。 |
久米 正雄 |
小説家。 |
渡辺紳一郎 |
ジャーナリスト。 |
和田 信賢 |
NHKアナウンサー。 |
堀内 敬三 |
作曲家。 |
春山 行夫 |
詩人。随筆家。 |
松井 翠声 |
漫談家。 |
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あらすじ
夏の鎌倉ペンクラブの行事に「鎌倉カーニバル」があり、ペンクラブに対して市側から意見を求められることがあった。しかしいざ会合が開かれると出席したのは私だけだった…。
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作品の舞台 |
由比ガ浜・・・夏に「夏期大学」が開講されます。
獅子ヶ谷・・・国木田虎雄邸、中山義秀邸があります。
二階堂・・・小島政二郎邸が転居したため、ペンクラブの事務所も移転します。
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登場人物 |
横山 隆一 |
物語の語り手。漫画家。 |
久米 正雄 |
鎌倉文士。小説家。 |
大佛 次郎 |
鎌倉文士。小説家。 |
国木田虎雄 |
鎌倉文士。独歩の息子。詩人。 |
中山 義秀 |
鎌倉文士。小説家。 |
久保田万太郎 |
鎌倉文士。小説家。 |
林 房雄 |
鎌倉文士。小説家。 |
今 日出海 |
鎌倉文士。小説家。 |
小島政二郎 |
鎌倉文士。小説家。 |
吉屋 信子 |
鎌倉文士。小説家。 |
吉井 勇 |
鎌倉文士。俳人。 |
里見 弴 |
鎌倉文士。小説家。 |
松井 翠声 |
鎌倉文士。漫談家。 |
清水 崑 |
鎌倉文士。漫画家。 |
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あらすじ
昔の鎌倉山といえば北鎌倉から扇ガ谷に及ぶ周辺を呼んでいたが、今では住宅地として新しく変わってしまった。余りにいい土地なので一区画500坪でくじ引きによる販売しようと思っていたが、設備を贅沢にしたり道路や鉄道を整備したらとてつもない価格になってしまった…。
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作品の舞台 |
鎌倉山・・・高級住宅地として販売されました。
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登場人物 |
菅原 通済 |
物語の語り手。実業家。鎌倉山・江ノ島の開発に着手。江ノ島電鉄社長。 |
松本 蒸治 |
法学者。 |
望月 圭介 |
政治家。 |
市村羽左衛門 |
鎌倉山に住む歌舞伎役者。 |
尾上 梅幸 |
鎌倉山に住む歌舞伎役者。 |
藤原 義江 |
鎌倉山に住むテノール歌手。 |
田中 絹代 |
鎌倉山に住む女優。 |
竹腰与三郎 |
鎌倉山に住む政治家・歴史学者。 |
清元延寿大夫 |
鎌倉山に住む江戸浄瑠璃清元流宗家家元。 |
柴崎 梅吉 |
鎌倉山に住む「柴崎牛乳店」店主。 |
常ノ花寛一 |
鎌倉山に住む力士。第31代横綱。 |
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あらすじ
戦後まもなく上京した時に私はお濠でテナガエビをエサに置針を仕掛けてウナギを獲っていた。しかし田舎で獲っていたものとは違いドブ臭くもったいないが捨ててしまっていた。そして鎌倉に移り住んでからはウナギの穴釣りを楽しんでいる…。
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作品の舞台 |
北鎌倉・・・近くの河川で穴釣りをします。
扇ガ谷・・・近くの河川で穴釣りをします
瑞泉寺・・・近くの河川で穴釣りをします
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登場人物 |
那須 良輔 |
物語の語り手。鎌倉に住む漫画家。 |
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あらすじ
珠子と弟・英光は幼い頃から一緒に遊んでいた。兄や姉と年が10歳以上離れていたこともあってか、二人きりで過ごすことが多かった。そして勝ち気でおてんばな珠子に対して英光はおとなしく無口だったため、珠子の人形遊びの相手をさせられていたのだ…。
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登場人物 |
田中 英光 |
小説家。 |
内山 珠子 |
英光の次姉。英光と年が近い。 |
母 |
英光たちの母。 |
兄 |
英光の10歳以上年が離れた長兄。 |
姉 |
英光の10歳以上年が離れた長姉。 |
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あらすじ
昭和23年、私は鎌倉へ遊びに行った。その際寄宿先となった「一力旅館」の2階に石井柏亭が描いた屏風があり、素晴らしい出来だったためその美しさを女将に話したところ、教養高く親切な彼女はある話を細田に話し始めた…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・細田は鎌倉駅近くの旅館「一力」に泊まりました。
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登場人物 |
細田 直俊 |
物語の語り手。歌人。 |
山本 友一 |
歌人。 |
石井 柏亭 |
日本画家。 |
伊藤左千夫 |
小説家。正岡子規の高弟。 |
女将 |
鎌倉にある「一力旅館」の女将。 |
女中 |
「一力旅館」の女中。 |
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あらすじ
友人から「全国名勝案内」の蒐集を譲り受けた私はふと「鎌倉江ノ島名勝記」に目を通した。すると当時の鎌倉には大臣や外国行使の別荘が所々に建っている様子がわかった・・。
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作品の舞台 |
光明寺・・・光明寺の内藤家墓所の東隣に山田伯爵の別邸があります。
稲村ガ崎・・・井上伯爵の別邸があります。
由比ガ浜・・・海濱院があります。
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登場人物 |
服部 之総 |
物語の語り手。歴史学者。 |
山田 顕義 |
司法大臣。陸軍中将。伯爵。 |
井上 馨 |
農商務大臣。伯爵。 |
南里 後陽 |
「鎌倉江ノ島名勝記」の著者。 |
北条 時頼 |
鎌倉幕府5代執権。 |
青砥 藤綱 |
幕府の御家人。 |
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あらすじ
鎌倉の夏は土用波が過ぎるとすぐに終わってしまう。そして秋を迎えると今度は修学旅行生の群団が各寺社にやってくるのだ…。
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作品の舞台 |
高徳院・・・秋になると修学旅行生がやってきます。
鶴岡八幡宮・・・秋になると修学旅行生がやってきます。
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あらすじ
久米正雄や大佛次郎らによって昭和9年から始まった「鎌倉カーニバル」は鎌倉の夏の風物詩となった。その第1回のテーマが「龍神」だったが、その年の夏は雨が多く海での商売がさっぱりだったため、「龍神」が雨を呼んだのではないかと大騒ぎになった…。
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作品の舞台 |
若宮大路・・・観光客で大賑わいになります。
鶴岡八幡宮・・・節分会の後に、NHK「話の泉」の公開録音が行われました。
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登場人物 |
横山 隆一 |
物語の語り手。漫画家。 |
久米 正雄 |
小説家。「鎌倉カーニバル」の発案者のひとり。 |
大佛 次郎 |
小説家。「鎌倉カーニバル」の発案者のひとり。 |
林 房雄 |
小説家。 |
今 日出海 |
小説家。 |
高見 順 |
小説家。 |
川端 康成 |
小説家。 |
永井 龍男 |
小説家。 |
三笠宮崇仁親王 |
皇族。歴史学者。 |
小野佐世男 |
漫画家。 |
小野 寧子 |
佐世男の妻。 |
近藤日出造 |
漫画家。 |
秋好 馨 |
漫画家。 |
村山しげる |
漫画家。 |
加藤 芳郎 |
漫画家。 |
岩松 淳 |
漫画家。 |
柳瀬 正夢 |
漫画家。 |
白土 三平 |
漫画家。 |
八島 太郎 |
洋画家。 |
岡本 唐貴 |
洋画家。 |
渡辺紳一郎 |
ジャーナリスト。 |
和田 信賢 |
NHKアナウンサー。 |
堀内 敬三 |
作曲家。 |
佐田 啓二 |
俳優。 |
坂本 武 |
俳優。 |
田中 絹代 |
女優。 |
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鎌倉の夜に妖女をみた |
林家木久蔵 |
桃園書房
「小説club」
1972.10 |
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あらすじ
昭和31年、木久蔵は鎌倉にある清水崑の家に三食下宿付きの書生として住み込んでいた。その頃の彼の鎌倉の印象は観光客の多さと、それに対抗する地元民の派手な服装だった・・・。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・木久蔵は鎌倉にある清水崑宅の住み込み書生でした。
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登場人物 |
林家木久蔵 |
清水家の書生。後の落語家。 |
清水 崑 |
鎌倉に住む漫画家。 |
清水夫人 |
崑の妻。 |
桂 三木助 |
落語家。木久蔵の落語の師匠。 |
友人 |
木久蔵の友人。銭湯の倅。 |
モデル |
ファッションモデル。 |
歌手 |
長髪の歌手。 |
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