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あらすじ
風変わりで恥ずかしがりやな津軽生まれの作家・笠井一は、サラリーマン生活に憧れて「都新聞」の採用試験を受けたが不採用となり、絶望して首を吊って死のうと思ったことを、わたしこと「笠井一」が書こうと思う…。
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作品の舞台 |
七里ガ浜・・・太宰は7年前に七里ガ浜にある「青松園」(恵風園療養所がモデル)に収容されました。
長谷・・・江ノ島から鎌倉へ江ノ電で向かう途中、太宰は長谷で下車し食事をとります。
二階堂・・・深田久弥邸があります。
日蓮上人辻説法跡・・・太宰が前を歩きます。
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登場人物 |
笠井 一 |
津軽生まれの作家。本名・手沼謙蔵。太宰治がモデル。 |
手沼源右衛門 |
一の亡父。貴族院議員。 |
手沼 高 |
一の母。 |
長兄 |
一の長兄。 |
妻 |
一の妻。 |
甥 |
一の甥。医学生。 |
久保田万太郎 |
小説家。 |
深田 久弥 |
小説家。二階堂在住。 |
保田與重郎 |
文芸評論家。 |
女中 |
浅草の食堂「ひさごや」の女中。15~6歳。 |
新内 |
30歳前後の新内流し。 |
巡査 |
駐在所の巡査。 |
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あらすじ
修治は伊豆の南にある温泉宿を訪れた。彼はこの宿に滞在し、それまでの10年間に津軽の芸妓・小山初代と一緒に暮らした東京での出来事を短篇小説に書こうとしていた…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・修治はバーの女と鎌倉へ海水浴に行きます。また修治は小動での心中未遂の5年後、山中で首つり自殺を図ります。
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登場人物 |
津島 修治 |
小説家。32歳。筆名は「太宰治」。 |
津島美知子 |
修治の妻。 |
小山 初代 |
修治と東京で同棲していた青森生まれの芸妓。文中では「H」。 |
津島 文治 |
修治の長兄。津軽の生家に住む。 |
津島 圭治 |
修治の三兄。横浜市戸塚に住む。 |
井伏 鱒二 |
修治の師。48歳。小説家。文中では「先輩」。 |
佐藤 春夫 |
小石川で暮らしていたころに世話になった作家。文中では「S」。 |
石原 愛子 |
美知子の妹。文中では「妹」。 |
T |
愛子の許婚。愛子との結納後、すぐに召集される。 |
父 |
Tの父。工場を経営。 |
職工 |
Tの父の工場に勤める職工。 |
女工 |
Tの父の工場に勤める女工。 |
洋画家 |
修治の友人。 |
女 |
銀座裏のバーのホステス。 |
辰野 隆 |
東京帝国大学仏蘭西文学教授。 |
院長 |
世田谷区経堂にある内科医院の院長。文治の友人。 |
女中 |
伊豆湯ケ野温泉「福田屋旅館」の女中。 |
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あらすじ
16歳から26歳の間に人格が形成されるとルソーか誰かが言っていたのを思い出し、16歳の中学生・芹川進は日記をつけることにした。16歳になると周りの環境も違って見えるようになってきたし、悪の存在もわかってきたのだ…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・芹川家の親戚・圭ちゃんの家があります。
大船・・・一高受験に失敗した進は、俳優になろうと思い大船の撮影所の正門前に行きました。
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登場人物 |
芹川 進 |
文学が好きな麹町に住む旧制中学4年生。16歳。蹴球部所属。
翌年一高文科を受験するも失敗、R大に入学、俳優を目指す。「春秋座」の団員となり、芸名は「市川菊松」。 |
父 |
進の亡父。実業家。政治家。 |
母 |
進の母。10年近く脊髄カリエスで寝たきり。 |
姉 |
進の姉。26歳。鈴岡家に嫁ぐ。 |
兄 |
進の兄。25歳。帝大英文科4年生。後に大学を中退する。 |
木島 |
芹川家の書生。 |
梅 |
芹川家の住み込み女中。 |
杉野 |
芹川家の住み込み看護婦。母の看護のために芹川家で暮らす。 |
香川 |
芹川家の主治医。 |
鈴岡 |
姉の結婚相手。40歳。会社の重役。柔道4段。 |
鈴岡 俊雄 |
鈴岡の実弟。慶大文科生。 |
シュン |
鈴岡家の縁戚の婆や。 |
慶ちゃん |
進のいとこ。商大生。 |
よしちゃん |
慶ちゃんの妹。 |
圭ちゃん |
鎌倉に住む芹川家の親戚の子ども。 |
マメちゃん |
新宿に住む芹川家の親戚の子ども。 |
チョッピリ女史 |
目黒に住む進の叔母。45歳。亡父の妹。独身。華道の師匠。 |
木村 |
進の悪友。19歳。学内でも有名な不良だが来年陸軍士官学校を受験する勉強家。 |
父 |
木村の父。 |
佐伯 |
進の友人。金持ちの息子。体が弱く中学を中退する。 |
矢村 さえ |
進の中学時代のクラスメイト。級長。あだ名は「たぬき」。 |
赤沢 |
進の中学時代のクラスメイト。後にR大に入学。 |
志田 |
進の中学時代のクラスメイト。落第生。 |
黒田 |
進の中学時代のクラス担任。 |
梶 |
進の中学時代の蹴球部のキャプテン。 |
大沢 |
中学蹴球部のOB。 |
松村 |
中学蹴球部のOB。 |
川越一太郎 |
千葉・九十九里浜にある芹川家の別荘の留守番役。ベテラン巡査。 |
キン |
芹川家の別荘の留守番役。婆や。 |
石塚 |
芹川家の別荘の元・留守番役。 |
男の子 |
石塚の孫。10歳。 |
女の子 |
石塚の孫。7歳。 |
生田 繁夫 |
別荘の隣人。中学生。 |
太田 |
R大蹴球部のキャプテン。おでこが広い。 |
津田 |
本郷に住む兄の友人。進に斎藤を紹介する。 |
島村 |
兄の友人。 |
小早川 |
兄の友人。 |
若旦那 |
朝日タクシイの若旦那。 |
斎藤 市蔵 |
芝に住む芸能評論家。 |
女 |
斎藤家の秘書兼女中。 |
横沢 太郎 |
劇団「鴎座」の演出家兼脚本家。 |
上杉 新介 |
「鴎座」の俳優。 |
伊勢 良一 |
「鴎座」の俳優。 |
市川菊之助 |
劇団「春秋座」の最高幹部。歌舞伎役者。 |
瀬川国十郎 |
「春秋座」の最高幹部。歌舞伎役者。 |
沢村嘉右衛門 |
「春秋座」の最高幹部。歌舞伎役者。 |
坂東 市松 |
「春秋座」の最高幹部。歌舞伎役者。 |
坂田門之助 |
「春秋座」の最高幹部。歌舞伎役者。 |
染川 文七 |
「春秋座」の最高幹部。歌舞伎役者。 |
沢村扇之介 |
「春秋座」の新進歌舞伎役者。本名・滝田輝夫。帝劇女優・滝田節子の隠し子。 |
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あらすじ
12歳の時から近くで仕えているわたしにとって、実朝様はとても秀でた方で尊敬の念を堪えられない。彼は厩戸皇子を敬い見事に政務を決裁しているし、京からやってきた鴨長明の無礼な振る舞いを許す大きな度量を持っているからだ…。
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作品の舞台 |
大倉幕府・・・実朝は見事に政務をつとめます。
由比ガ浜・・・和田一族の首実験を行ないます。
鶴岡八幡宮・・・実朝は公暁によって暗殺されます。 |
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登場人物 |
源 実朝 |
鎌倉幕府三代将軍。頼朝の次男。頼家の弟。右大臣。京に憧れる。 |
語り手 |
本作の語り手。12歳から実朝の近習となり、実朝暗殺後は出家、山奥で隠棲する。 |
源 頼朝 |
実朝の亡父。鎌倉幕府初代将軍。佐殿。 |
北条 政子 |
頼家・実朝の母。頼朝の妻。尼御台。 |
源 頼家 |
実朝の兄。頼朝の長男。鎌倉幕府二代将軍。 |
坊門信清女 |
京からやってきた実朝の妻。御台所。実朝との夫婦仲は良い。 |
公暁 |
頼家の次男。実朝の猶子。鶴岡八幡宮別当。 |
北条 時政 |
政子の父。鎌倉幕府初代執権。 |
北条 義時 |
時政の次男。鎌倉幕府二代執権。相州。実朝を贔屓にしている。 |
北条 泰時 |
義時の長男。後の鎌倉幕府三代執権。修理亮。 |
北条 朝時 |
義時の次男。泰時の異母弟。 |
大江 広元 |
幕府の官吏。政所別当。広元入道。用心深い性格。 |
大江 時広 |
広元の長男。幕府の御家人。 |
長井 時広 |
広元の次男。幕府の御家人。 |
三善 康信 |
幕府の官吏。善信入道。 |
三浦 義村 |
幕府の有力御家人。 |
和田 義盛 |
幕府の有力御家人。侍所別当。実朝の大の贔屓。 |
和田 常盛 |
義盛の嫡男。幕府の御家人。 |
和田 義直 |
義盛の四男。幕府の御家人。 |
和田 義重 |
義盛の五男。幕府の御家人。 |
和田 胤長 |
義盛の甥。幕府の御家人。 |
畠山 重忠 |
幕府の有力御家人。時政の娘婿。 |
畠山 重慶 |
重忠の末子。幕府の御家人。 |
稲毛 重成 |
幕府の御家人。時政の娘婿。 |
波多野忠綱 |
幕府の御家人。 |
中原 季時 |
幕府の御家人。 |
安達 景盛 |
幕府の御家人。 |
加藤 景廉 |
幕府の御家人。 |
足利 義兼 |
幕府の御家人。 |
江戸 能範 |
幕府の御家人。 |
長沼 宗政 |
幕府の御家人。 |
泉小次郎親平 |
信濃国の御家人。 |
横山 時兼 |
武蔵国の御家人。横山党。 |
藤原 清綱 |
坊門信清女に仕える侍。 |
明日香井雅経 |
公卿。歌人。 |
鴨 長明 |
雅経が京から連れてきた実朝の和歌の相手。 |
陳和卿 |
南宋の工人。 |
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あらすじ
幕府の官吏・青砥藤綱は幕府からの帰り道で、火打ち袋に入れていた10文の銭を橋の上から誤って落としてしまった。倹約質素・清廉潔白な彼は、どうしても10文の銭を取り戻すがために人足を使って銭を探すことになった…。
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作品の舞台 |
滑川・・・藤綱は橋の上から10文の銭を川へ落してしまいます。
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登場人物 |
青砥左衛門尉藤綱 |
幕府の官吏。引付衆。 |
北条 時頼 |
鎌倉幕府5代執権。 |
松下禅尼 |
時頼の母。 |
浅田小五郎 |
人足。博打打ちの遊び人。 |
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あらすじ
昭和10年12月から昭和11年元旦にかけて、太宰のもとに届けられた書簡のみで構成された文学作品。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・太宰は若い女性と投水心中を図ります。
高徳院・・・学生だった頃の種一の教師は高徳院の僧です。
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登場人物 |
太宰 治 |
作家。青森生まれ。本名・津島修治。 |
吉田 潔 |
太宰の友人。文学者。 |
林 彪太郎 |
太宰の友人。文学者。 |
永野喜美代 |
太宰の友人。文学者。 |
深沼 太郎 |
太宰の友人。文学者。 |
早川 俊二 |
太宰の友人。文学者。 |
萱野 鉄平 |
太宰の友人。文学者。 |
黒田 重治 |
太宰の友人。文学者。 |
中江 種一 |
太宰の友人。文学者。 |
斎藤 武夫 |
太宰の友人。文学者。 |
清瀬 次春 |
太宰の友人。 |
清水 忠治 |
太宰の友人。 |
気質沢 猛 |
太宰の友人。 |
菊地 千秋 |
太宰の友人。 |
細野鉄次郎 |
太宰の友人。 |
山形 宗太 |
太宰の友人。 |
敬四郎 |
太宰の友人。画家。 |
竹内 俊吉 |
太宰の友人。編集者。 |
秋田 |
「英雄文学社」編集者。 |
栗飯原梧郎 |
「諷刺文芸」編集者。 |
高折 茂 |
「大森書房」編集者。 |
高橋安二郎 |
「大阪サロン」編集者。 |
春田 和男 |
「大阪サロン」編集者。 |
小泉 邦録 |
「東京日日新聞社」政治部記者。 |
長沢 伝六 |
「武蔵野新聞社」文芸部記者。 |
辻田吉太郎 |
「北奥新報社」整理部記者。 |
飛島 定城 |
編集者。青森生まれ。 |
相馬 閏二 |
編集者。 |
R |
編集者。 |
白石国太郎 |
太宰のファン。医者。 |
金森重四郎 |
太宰のファン。 |
カメよカメよ |
太宰のファン。 |
地獄の女性 |
太宰のファン。 |
内山 徹 |
太宰のファン。三重県在住。 |
菅沢 忠一 |
太宰のファン。 |
S |
太宰のファン。 |
謙 |
太宰のファン。日大の夜学生。電気技師志望。 |
平河 多喜 |
謙の彼女。 |
田所 美徳 |
原稿用紙屋。 |
津島 会治 |
太宰の親戚。 |
津島 菊子 |
会治の姉。山木田家に嫁ぐ。 |
中江 新子 |
種一の母。 |
山口 定雄 |
種一の兄の妻の弟。作家。 |
岡田 |
山口の親友。 |
深沢 省三 |
洋画家。 |
深沢 紅子 |
省三の妻。 |
井伏 鱒二 |
作家。 |
壇 一雄 |
作家。 |
島崎 藤村 |
作家。 |
佐藤 春夫 |
作家。 |
加藤 咄堂 |
作家。仏教学者。 |
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あらすじ
1945年東京大空襲にあった太宰治一家は、他に頼るところもなかったので15年ぶりに津軽の生家に疎開することになった。戻ってみて思うのだが、太宰は15年もの間東京で暮らしていたのだが、都会人らしさが感じられないのだ…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・東京での15年を振り返ると、1946年におきた鎌倉心中事件のことを外せません。
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登場人物 |
津島 修治 |
小説家。37歳。筆名は「太宰治」。 |
津島美知子 |
修治の妻。 |
津島 園子 |
修治の長女。5歳。 |
津島 たね |
修治の母。津軽の生家に住む。 |
津島 文治 |
修治の長兄。津軽の生家に住む。 |
津島 圭治 |
修治の三兄。27歳で病死。体の弱い彫刻家。 |
井伏 鱒二 |
修治の師。48歳。小説家。 |
朝太郎 |
修治の小説「火の鳥」の登場人物。大学生。 |
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あらすじ
東北の田舎で生まれた大庭葉蔵は幼い頃から裕福な家庭で過ごしてきたが、心の弱さから他人との価値観の違いに疑問を持ち、人間を怖れるようになったため「道化」を演じるようになった。しかし中学時代に同級生の竹一に「道化」を見抜かれてしまった葉蔵は人間からの恐怖を紛らわすため、旧制高等学校に入学後、悪友の堀木とともに酒や煙草、淫売婦などに溺れるようになる…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・葉蔵はツネ子と心中事件をおこします。
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登場人物 |
大庭 葉蔵 |
東北の田舎生まれの青年。心が弱く人間不信。画家を目指し上京する。 |
父 |
葉蔵の父。衆議院議員。月の大半は台東区上野にある別荘で過ごす。 |
兄 |
葉蔵の長兄。東北の実家で暮らす。 |
竹一 |
葉蔵の中学時代の同級生。 |
小母 |
葉蔵が中学時代に世話になった夫人。50歳過ぎ。 |
アネサ |
小母の長女。 |
セッちゃん |
小母の次女。 |
安田新太郎 |
本郷千駄木町に住む洋画家。葉蔵の絵画の師。 |
堀木 正雄 |
新太郎の画塾の生徒。葉蔵の6歳年上の悪友。 |
キヌ |
蓬莱町のカフェの女給。 |
娘 |
旧制高等学校時代の葉蔵が下宿をする「仙遊館」の娘。 |
娘 |
女子高等師範の女子文科生。左翼運動の同志。 |
ツネ子 |
銀座のカフェの女給。後に葉蔵と鎌倉の海岸で心中する。 |
丸坊主 |
銀座裏の寿司屋の大将。 |
渋田 |
大庭家の上野の別荘に出入りする美術商。通称「ヒラメ」。葉蔵と同郷。 |
シヅ子 |
雑誌社の編集者。28歳。夫と死別後、高円寺のアパートで長女と二人暮らし。後に葉蔵と同棲する。 |
シゲ子 |
シヅ子の長女。5歳。 |
マダム |
京橋のスタンド・バアの女主人。侠義心のある性格。転がり込んできた葉蔵を温かく迎え入れる。 |
ヨシ子 |
スタンド・バアの向かいにある煙草屋の娘。純真な心の持ち主。18歳。後に葉蔵の妻になる。 |
奥さん |
薬局の女主人。片足が小児マヒで不自由。 |
テツ |
療養中の葉蔵の世話をする老女中。 |
友人 |
葉蔵の友人。女子大学の講師。 |
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あらすじ
東北の田舎で生まれた大庭葉蔵は幼い頃から裕福な家庭で過ごしてきたが、心の弱さから他人との価値観の違いに疑問を持ち、人間を怖れるようになったため「道化」を演じるようになった。しかし中学時代に同級生の竹一に「道化」を見抜かれてしまった葉蔵は人間からの恐怖を紛らわすため、旧制高等学校に入学後、悪友の堀木とともに酒や煙草、淫売婦などに溺れるようになる…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・葉蔵はツネ子と心中事件をおこします。
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登場人物 |
大庭 葉蔵 |
東北の田舎生まれの青年。心が弱く人間不信。画家を目指し上京する。 |
父 |
葉蔵の父。衆議院議員。月の大半は台東区上野にある別荘で過ごす。 |
兄 |
葉蔵の長兄。東北の実家で暮らす。 |
竹一 |
葉蔵の中学時代の同級生。 |
小母 |
葉蔵が中学時代に世話になった夫人。50歳過ぎ。 |
アネサ |
小母の長女。 |
セッちゃん |
小母の次女。 |
安田新太郎 |
本郷千駄木町に住む洋画家。葉蔵の絵画の師。 |
堀木 正雄 |
新太郎の画塾の生徒。葉蔵の6歳年上の悪友。 |
娘 |
旧制高等学校時代の葉蔵が下宿をする「仙遊館」の娘。 |
娘 |
女子高等師範の女子文科生。左翼運動の同志。 |
ツネ子 |
銀座のカフェの女給。後に葉蔵と鎌倉の海岸で心中する。 |
渋田 |
大庭家の上野の別荘に出入りする美術商。通称「ヒラメ」。葉蔵と同郷。 |
シヅ子 |
雑誌社の編集者。28歳。夫と死別後、高円寺のアパートで長女と二人暮らし。後に葉蔵と同棲する。 |
シゲ子 |
シヅ子の長女。5歳。 |
マダム |
京橋のスタンド・バアの女主人。侠義心のある性格。転がり込んできた葉蔵を温かく迎え入れる。 |
ヨシ子 |
スタンド・バアの向かいにある煙草屋の娘。純真な心の持ち主。18歳。後に葉蔵の妻になる。 |
奥さん |
薬局の女主人。片足が小児マヒで不自由。 |
テツ |
療養中の葉蔵の世話をする老女中。 |
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青い文学シリーズアニメコミックス
人間失格 |
原作:太宰 治
キャラクター原案:小畑 健
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集英社 |
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あらすじ
自分の思いが周りにうまく伝えることができず臆病な性格になった大庭葉蔵は、周囲の人間たちに対して「道化」を演じて生きてきた。そんな彼が上京し画家を目指し学んでいるときに、悪友たちの誘いから反社活動に身を投じることになった…。
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作品の舞台 |
小動岬・・・葉蔵とマユミがカルモチンを飲み心中を図ります。
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登場人物 |
大庭 葉蔵 |
津軽生まれの画学生。後に漫画家となる。学生時代は反社活動に身を投じる。 |
父 |
葉蔵の父。議員。 |
兄 |
葉蔵の兄。津軽に暮らす。 |
マユミ |
銀座のカフェの女給。本名・恒子。 |
ヒラメ |
葉蔵の悪友。 |
堀木 |
漫画家。 |
志津子 |
雑誌記者。堀木の担当編集。 |
茂子 |
志津子の娘。 |
美子 |
煙草屋の娘。 |
マダム |
葉蔵の行きつけのバーのマダム。 |
小菅 |
刑事。 |
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マンガでBUNGAKU 人間失格 |
原作:太宰 治
作画:星野 末
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三栄書房 |
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あらすじ
裕福だが厳格な家庭で育ったヨウゾウは、次第に人間に対して恐怖を感じ始め、嫌われることを怖れるがゆえに道化を演じて過ごしていた。そして彼が大学生になった時、悪友の堀木に誘われ女遊びを始めるようになり、今度は異性に好まれる道化を演じるようになった…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・ヨウゾウはツネコと心中事件をおこします。
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登場人物 |
ヨウゾウ |
女性に人気がある美男子。東北の生まれ。画家を目指していたが定職についていない。 |
ツネコ |
カフェの女給。夫は服役中。 |
堀木マサオ |
ヨウゾウの悪友。画塾の学友。 |
シヅコ |
堀木の担当の編集者。 |
シゲコ |
シヅコの娘。5歳。 |
マダム |
京橋のスタンド・バーのマダム。 |
薬屋の奥さん |
薬局を営む夫人。足が不自由。 |
ヨシコ |
バーの向かいのタバコ屋の看板娘。 |
タケイチ |
ヨウゾウの中学時代の同級生。 |
ヒラメ |
「浜田骨董店」の店主。ヨウゾウの連絡係兼身元保証人。 |
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あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。
人間失格 |
原作:太宰 治
作画:ひらはらしだれ
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興陽館 |
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あらすじ
鎌倉・小動岬でカフェの女給・ツネ子と心中した大庭葉蔵はひとりだけ生き残ってしまった。そしてその後、酒と女におぼれ荒んだ生活をおくる葉蔵は破滅に向かう生き様をさらすことになった…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・葉蔵はツネ子と心中事件をおこします。
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登場人物 |
大庭 葉蔵 |
東北生まれの実業家の次男坊。画家を目指す。 |
兄 |
葉蔵の兄。 |
堀木 |
葉蔵の悪友。同じ画塾の生徒。 |
しのぶ |
葉蔵が行きつけのバーのマダム。 |
ツネ子 |
カフェの女給。夫は服役中。 |
シヅ子 |
堀木の編集担当。シングルマザー。 |
ヨシ子 |
タバコ屋の娘。 |
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漫画 人間失格 |
原作:太宰 治
作画:森 稟 |
文響社 |
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あらすじ
裕福だが厳格な家庭で育った葉蔵は、次第に人間に対して恐怖を感じ始め、嫌われることを怖れるがゆえに道化を演じて過ごしていた。そして彼が大学生になった時、悪友の堀木に誘われ女遊びを始めるようになり、今度は異性に好まれる道化を演じるようになった…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・葉蔵はツネ子と心中事件をおこします。
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|
登場人物 |
大庭 葉蔵 |
東北の田舎の生まれ。漫画家「上司幾太」となる。 |
父 |
厳格な葉蔵の父。政治家。 |
母 |
葉蔵の母。 |
兄 |
葉蔵の兄。 |
竹一 |
葉蔵の中学時代の友人。白痴。 |
堀木 正雄 |
東京にある画塾の塾生。葉蔵の6歳年上。下町育ちだが見栄っ張り。 |
ツネ子 |
カフェの女給。 |
キヌ |
カフェの女給。 |
夫 |
ツネ子の夫。理髪師。現在収監中。 |
渋田 |
東京・大久保にある大庭の別邸に出入りする書画骨董商。 |
ヒラメ |
大庭の別邸に出入りする父の太鼓持ち。40歳代の男。 |
母 |
正雄の母。 |
シズ子 |
新宿の雑誌社に勤める正雄の担当編集。3年前に夫と死別。高円寺のアパートで娘と暮らす。 |
シゲ子 |
シズ子の娘。5歳。 |
ヨシ子 |
タバコ屋の看板娘。 |
マダム |
京橋にあるバー「CONAN」のマダム。 |
私 |
「CONAN」の常連客。小説家。 |
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