高木彬光の作品
高木彬光は腰越に居住、仕事場として過ごしていました。
作品名 発行年
白蝋の鬼 1952
千両文七捕物帖 離魂病 1952
悪魔の口笛 1953
オペラの怪人 1954
薔薇の刺青 1955
着衣の裸像 1957
魔剣青貝流 謎の虚無僧 1960
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白蝋の鬼 高木彬光 ポプラ社
あらすじ
 夏休みのある日、高校生の古沢三千夫は友人の中学生・島崎秀夫を誘って江ノ島へ遊びに行った。それは江ノ島には2人の憧れの名探偵・神津恭介も来ているからだ。すると2人は江ノ島にある洋館・鏡屋敷に秀夫の父・博文が訪ねる姿を見かけた。普段と違う父の姿に不安を感じた秀夫は単身屋敷に侵入するが、謎の怪人「白蝋の鬼」に捕まってしまう…。

 作品の舞台
 鎌倉カーニバル・・・お祭りの仮装行列の中に白蝋の鬼の姿を見かけます。
 浄明寺・・・藤原晋作の別荘があります。
 登場人物
神津 恭介 東京大学医学部法医学科助教授。名探偵。
松下英一郎 警視庁捜査一課長。
松下 研三 神津の友人。栄一郎の弟。
古沢 三郎 大科学者。博士。美和子の父。
古沢美和子 三郎の長女。恭介を手助けする助手的存在。
古沢三千夫 三郎の長男。美和子の弟。16歳。高校1年生。恭介を手助けする助手的存在。
島崎 博文 世田谷区経堂に住む「日光化学」重役。50歳。工学博士。
博文の妻。38歳。
島崎 秀夫 博文の長男。中学1年生。
小島善之助 恭介の遠縁。江ノ島に別荘を持つ実業家。
藤原 晋作 池袋に住む古美術の蒐集家。
藤原香代子 晋作の長女。
吉岡 良一 江ノ島にある洋館「鏡屋敷」の主人。博文の学友。
吉岡 園子 良一の妹。
森 三枝子 元・良一の助手。
木下八重子 有名女優。
ジョージ山口 アメリカ人牧師。
斎藤 警視庁捜査一課警部補。英一郎の部下。
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千両文七捕物帖
離魂病
高木彬光 ポプラ社
あらすじ
 神田の質屋の娘・お米が魂が抜けてしまったかのような病気にかかり長く寝付いていた。そして馬喰町の宿屋では女の幽霊が出現する噂が立ち、旅の薬売りの話から幽霊の正体はお米ではないかと騒ぎが大きくなってしまう…。

 作品の舞台
 腰越・・・病身のお米がひと夏保養に行きます。
 登場人物
千両文七 江戸きっての捕物名人。「千両」は当時の千両役者と顔が似ているから。
吉田屋清吉 神田お玉が池の質屋「吉田屋」の主人。
お米 清吉の一人娘。病身。
お糸 お米の乳母。
相模屋 馬喰町の宿屋「相模屋」の主人。
女中 「相模屋」の女中。
青貝三右衛門 「相模屋」の宿泊客。播州姫路の浪人。
福屋三次郎 「相模屋」の宿泊客。京・西陣の織物屋。
お粂 「相模屋」の宿泊客。三次郎の女房。
不動の岩吉 「相模屋」の宿泊客。野州の貸元。やくざ。
寿屋嘉平次 「相模屋」の宿泊客。越後の米商人。
新助 「相模屋」の宿泊客。越中の薬売り。
鈴木屋文吉 浜松の女郎屋の亭主。
昭海 托鉢僧。
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悪魔の口笛 高木彬光 ポプラ
ポケット文庫
あらすじ
 ある夏の夜、神津恭介は最終電車の中で出会った男が、突然飛んできたナイフにより絶命した。その時、男は神津に「青い鳥・・・薔薇屋敷・・・」という言葉を残し息を引き取った。神津はその謎を解くために薔薇屋敷を探しに鎌倉へ向かったのだが・・・。

 作品の舞台
 七里ガ浜・・神津が「薔薇屋敷」を探し回ります。
 登場人物
神津 恭介 東京大学医学部法医学科助教授。名探偵。
古沢美和子 恭介を手助けする助手的存在。
古沢 三郎 大科学者。博士。美和子の父。
池上 省三 日本で指折りの財産家。
池上 澄江 省三の妻。世界的に有名なソプラノ歌手。
園 真理子 澄江の姪。両親を亡くし池上夫妻に引き取られる。
園 源三郎 千葉県の死人島の網元。真理子の父。死亡。
園  源一 真理子の兄。戦死。
相良 三郎 東京のT大生。
木下 保夫 東京のT大生。
三橋 光夫 工学博士。
殿村 良吉 省三の知人。実業家。
殿村 春子 良吉の妻。
三太 サーカス団育ちの少年。
メリー 池上家の飼い犬。
松下英一郎 警視庁捜査一課長。
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オペラの怪人 高木彬光 偕成社
あらすじ
 世間をにぎわす怪盗黒百合団がが若い探偵の命を取ってでも手に入れたい「黒い百合」と呼ばれる黒のブローチを探していた。すると彼らはブローチが新聞配達の少年・三太の手によって山田家の令嬢・梨枝子に渡されたことを知った。そして彼女が観劇のために帝都劇場へ行ったときに事件がおこってしまう…。

 作品の舞台
 鎌倉・・・桂田洋子の別荘があります。
 登場人物
神津 恭介 中野区鷺宮に住む名探偵。
古沢美和子 恭介の親友で助手の古沢博士の娘。
古沢 三郎 美和子の弟。
山田省二郎 世田谷区深沢に住む会社員。
山田 妙子 省二郎の妻。
山田梨枝子 省二郎の長女。15歳。
三太 新聞配達の少年。梨枝子の友人。
中村 梅子 深沢にある時計屋敷の管理人。
篠原 正作 丸の内にある「篠原私立探偵事務所」の所長。元・憲兵隊の中佐。
村松 三郎 「篠原私立探偵事務所」の若い探偵。
リリー香山 M町に住む新進ジャズシンガー。17歳。本名・香山百合枝。
香山 剣次 リリーの養父でマネージャー。
香山 初枝 リリーの養母。
藤島 愛子 リリーの異母妹。
大島 敬蔵 リリーの亡実父。ハルピン・ウォーリック街の火事で焼死。
高柳 正夫 リリーの親戚の青年。
秋山 幸夫 「東亜芸能社」社長。
桂田 洋子 有名な実業家の未亡人。鎌倉に別荘を持つ。
支配人 「帝都劇場」の支配人。
黒百合姫 怪盗黒百合団の№2の軍団員。謎に満ちた奇怪な女性。
野呂 俊三 怪盗黒百合団の軍団員。
井上 K大医学部附属病院外科部長。
渡辺 義雄 K大医学部附属病院の内科医。
増田 武造 警視庁捜査一課警部。
石川 警視庁捜査一課刑事。
野村 交番の巡査。
小林 交番の巡査。
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薔薇の刺青 高木彬光 角川文庫
あらすじ
 探偵作家・松下研三は夏の暑さを避けるために伊豆海岸のA町で過ごしていた。そんな中、執筆の合間に海水浴場まで散歩に出かけた研三は殺人事件に遭遇した。研三は殺された男と同じ薔薇の刺青をいれた女が怪しいと思うのだが・・・。


 作品の舞台
 鎌倉の海岸・・・研三は、夏の日曜日の鎌倉の海岸の様子を「人人人人海人人海人人人海人人人人海」と記しています。
 登場人物
神津 恭介 東京大学医学部法医学科助教授。名探偵。
松下 研三 神津の友人。探偵作家。
松下英一郎 研三の兄。警視庁捜査一課長。
ジョージ・ケネデス アメリカ人のブローカー。
松島 陽子 元貿易会社のOL。A町の出身。
バクダンのお時 不良少女あがりの女。
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着衣の裸像 高木彬光 東京文芸社
あらすじ
 結婚を間近に控えた小島家の令嬢・頼子のヌード写真が世間にばらまかれ、娘の縁談が破談になりそうになっていることを心配した彼女の父・京蔵は有名な名探偵・大前田英策に相談をした。すると数日後、阿佐ヶ谷にある小島邸で頼子の絞殺死体と京蔵の射殺死体が発見された…。

 作品の舞台
 鎌倉・・・頼子と喜久雄が鎌倉でデートします。
 登場人物
大前田英策 有名な私立探偵。
野々宮 英策の助手。カメラ好き。
小島 京蔵 杉並区阿佐ヶ谷に住む「大東製薬(株)」専務。
小島 敏子 京蔵の亡妻。久一・頼子の亡母。3年前に病死。
小島 久一 京蔵の長男。道楽息子。
小島 頼子 京蔵の長女。久一の妹。料理・洋裁学校の生徒。
手塚 良平 「大東製薬(株)」社長。頼子と喜久雄の仲人。
津川喜久雄 「大東化学(株)」の研究員。「大東化学」会長の息子。頼子の婚約者。
内海とく子 小島家の家政婦。
吉田 庄平 映画制作会社「新映」のプロデューサー。
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魔剣青貝流 謎の虚無僧 高木彬光 東京文芸社
あらすじ
 鎌倉・浄明寺の住職・正念に誘われ鎌倉へやってきた青貝新之丞は、街中に蔓延る辻斬りの噂を聞いた。そこで翌日、寺社散策に出かけた青貝の前に謎の虚無僧が現れた…。

 作品の舞台
 浄明寺・・・青貝は住職の正念から誘いを受けます。
 鶴岡八幡宮・・・参詣した二人の侍が辻斬りに襲われます。
 鎌倉宮・・・青貝が散策します。
 頼朝の墓・・・青貝が散策します。
 大町・・・お栄が宿泊する宿屋「秩父屋」があります。
 登場人物
青貝新之丞 剣客。大江戸無宿の人斬り浪人。元・備前池田藩馬廻り役。
正念 鎌倉・浄明寺の住職。大柄な体格。
丹羽長門守 備前池田藩の大名。
丹羽英太郎 長門守の息子。若殿。
井上甚太夫 丹羽家江戸家老。
藤沢左衛門 丹羽家江戸家老。
杉田郷之助 丹羽家家臣。英太郎の近習。
お栄 元・深川芸者。英太郎の贔屓。
主人 八幡宮前の茶店の主人。