岡田鯱彦の作品 岡田鯱彦の作品です。 作品名 発行年 遠隔窃聴狂 1955 ５２番目の密室 1955 恐怖の一夜 1960 三味線殺人事件 1961

. 遠隔窃聴狂 岡田鯱彦 東方社 あらすじ 　主任教授・鳥潟の令嬢・星子を妻に娶り順風満帆な生活を送っている尾形幸彦だったが、結婚７年目に入っても子供ができず、やがて夫婦生活の数も減り、ひたすら超小型通信機「Ｘ１号」の研究に没頭するようになった。そして通信機の機能を確認しようと親友の大学教授・藤井の家に密かに置いてみることにした。すると藤井家の夫婦の会話が盗聴できるようになって…。 　作品の舞台 　鎌倉・・・幸彦の友人が療養生活を送っています。 　登場人物 尾形　幸彦 ○○大学工学部教授。小型極超短波発信機「Ｘ１号」を研究。 尾形　星子 幸彦の妻。結婚７年目。旧姓・鳥潟。 鳥潟 星子の父。幸彦の主任教授。 みね 尾形家の若い女中。 藤井　健一 幸彦の親友。○○大学工学部助教授。 藤井ひろ子 健一の妻。元・宝塚ソプラノ歌手「青空ひろみ」。 杉田　則夫 ○○大学アイスホッケー部員。 エミ子 酒場の女給。 友人 幸彦の友人。鎌倉で療養中。 . ５２番目の密室 岡田鯱彦 東方社 あらすじ 　漢文界の泰斗である飯島博士は若妻の久美子の激しい情熱に応対できず、自身の無力を感じていた。そんな元気のない夫のために彼女は寝室を改造し鍵も良いものに新調し情熱もさらに高めていた。しかし全く奮わない夫の姿に失望した久美子は、飯島の書生・尾形にその矛先を向けた…。 　作品の舞台 　鎌倉・・・飯島泰明邸があります。 　登場人物 飯島　泰明 鎌倉市に住むＴ大学文学部漢文科教授。５５歳。漢文界の泰斗。 飯島久美子 泰明の妻。２８歳。 尾形　俊介 飯島家の書生。Ｋ大学医学部３年生。 父 俊介の父。泰明の幼なじみ。 鈴木のぶ江 飯島家の色黒なベテラン女中。 小川　雪子 飯島家の色白な若い女中。 ミー 久美子の飼い猫。白猫。 宍戸 管轄署警部補。 . 恐怖の一夜 岡田鯱彦 小説刊行社 あらすじ 　平岡商事社長・平岡敏明は１０年前に悪友の犬丸敬介と強盗事件をおこし、犬丸だけが逮捕され１０年ほど刑務所に入所していた。このことは妻や一人娘は何も知らない。しかし犬丸が刑期を終え出所することになり平岡の成功に妬んだ彼は、結婚間近な一人娘・ちどりと結婚させろと要求してきた…。 　作品の舞台 　鎌倉・・・平岡敏明邸があります。 　登場人物 平岡　敏明 鎌倉に住む「平岡商事」社長。５２歳。 平岡喜久枝 敏明の妻。 平岡ちどり 敏明のひとり娘。友也と結婚間近。 古川　友也 ちどりのフィアンセ。鉄鋼会社「古川産業」の御曹司。 犬丸　敬介 敏明の悪友。敏明と強盗事件をおこすも犬丸だけ逮捕され１０年服役中。