曽我物 曽我兄弟の仇討を扱った演目である「曽我物」の作品です。人気がある演目が多く、正月狂言として上演することが多かった。 作品名 寿曽我対面　ことぶきそがのたいめん

. 寿曽我対面 ことぶきそがのたいめん 河竹黙阿弥 あらすじ 　頼朝の重臣・工藤祐経は富士の巻狩りの総奉行を仰せつけられ、屋敷で開いた宴には大磯の遊女・虎や化粧坂少将たちも祝いに駆け付けた。そこへ若い豪族・小林朝比奈が２人の若者を連れてきた。彼らは祐経が討った河津三郎の忘れ形見の曽我十郎・五郎兄弟だった…。 　作品の舞台 　鎌倉・・・鎌倉の御家人たちが富士の巻狩りを行ないます。 　登場人物 源　　頼朝 鎌倉幕府初代将軍。 工藤左衛門祐経 頼朝の重臣。一臈職（いっとうしょく）につく大名。曽我兄弟の仇。 曽我十郎祐成 曽我兄弟の兄。冷静で思慮深い性格。 曽我五郎時致 曽我兄弟の弟。血気盛んな性格。 梶原平三景時 幕府の御家人。頼朝の側近。 梶原平次景高 幕府の御家人。景時の次男。 小林朝比奈 幕府の御家人。関東の豪族。またの名を「朝比奈義秀」。 小林　舞鶴 朝比奈の妹。武闘系女子。 近江小藤太成家 祐経の側近。 八幡三郎行氏 祐経の側近。 鬼王新左衛門 曽我兄弟の家来。 河津三郎祐泰 曽我兄弟の亡父。祐経に暗殺される。 大磯の虎 大磯宿の遊女。祐成の愛妾。 化粧坂少将 大磯宿の遊女。時致の愛妾。