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あらすじ
3歳年上の吉村貞が幼い頃から一緒に遊んでいた義兄の従妹・岸田民が18歳になり、綺麗な女性となった。その姿はを見てわたしは仄かな恋心が芽生えたが、彼女は親類と結婚をしてしまった…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・姉の嫁ぎ先の別荘や加藤家の別荘があります。
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| 登場人物 |
| 吉村 貞 |
物語の語り手。美学の研究家。芝居好き。 |
| 姉 |
貞の姉。 |
| 義兄 |
貞の義兄。姉の夫。理学者で無口。 |
| 弟 |
貞の弟。 |
| 岸田 民 |
義兄の従妹。貞の3歳年下の憧れの人。 |
| 岸田孝太郎 |
民の弟。貞の弟と同じ年齢。 |
| 加藤 辰 |
民の叔母。 |
| 男 |
民の結婚相手。岸田家の親類。民の叔父が経営する会社の課長。 |
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あらすじ
兄の友人として度々我が家に遊びに来てくれた坂本のことを私は特に覚えている。兄たちが文学活動をするグループを結成し活動している姿を見て、私も友人たちと同じようなグループを作るほど憧れの的でもあった…。。
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| 登場人物 |
| 赤松(私) |
物語の語り手。学生。3兄弟の末弟。 |
| 赤松俊之助 |
私の長兄。文学専攻の学生。 |
| 赤松 金造 |
私の次兄。 |
| 岩村 |
俊之助たちの文学の師。鹿児島生まれ。 |
| 坂本 |
俊之助の友人で文学仲間。 |
| 黒田 |
俊之助の友人で文学仲間。 |
| 戸田 |
俊之助の友人で文学仲間。 |
| さよ |
俊之助の恋人。坂本家の女中。 |
| 渡辺 |
私の植物学の師。 |
| 小川 |
私の友人で文学仲間。 |
| 藤村 |
私の友人で文学仲間。 |
| 東久世 |
私の友人で文学仲間。 |
| 田島 |
私の友人で文学仲間。 |
| 大内 |
私の友人で文学仲間。 |
| 北小路 |
私の友人で文学仲間。 |
| 小山 |
私の友人で文学仲間。文学士。劇団「眞砂屋」の関係者。 |
| 澤 |
私の友人で文学仲間。私の1歳年下。 |
| 安井 |
私の友人で文学仲間。私の1歳年下。 |
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あらすじ
私のもとに嫂が危篤だと電報が届いた。仕事で大阪に滞在していた私はすぐに対応ができず、その代わりに妻や兄が彼女のもとに急いだが…。。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・嫂は鎌倉から平塚に療養先を転地します。
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| 登場人物 |
| 私 |
物語の語り手。会社員。 |
| 長兄 |
私の長兄。 |
| 嫂 |
長兄の妻。平塚で療養中。 |
| 夏絵 |
長兄と嫂の娘。 |
| 次兄 |
私の次兄。 |
| 三兄 |
私の三兄。 |
| 妹 |
私の妹。 |
| 父 |
嫂の父。 |
| 母 |
嫂の母。 |
| 姉 |
嫂の亡姉。 |
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あらすじ
避暑のため鎌倉にある別荘の留守番を頼まれた私たちだったが、周辺地域の治安の悪さが噂されたため地元署の老刑事・芝田に立ち寄るよう頼んでいた。すると別荘で蓄えていたお米が少なくなっている事象がおこり、私たちは芝田刑事と共に犯人探しをすることになったが…。。
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| 作品の舞台 |
滑川・・・私たちが留守番をする別荘があります。
御霊神社・・・私は中学生たちに米泥棒の話を聞きます。
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| 登場人物 |
| 私 |
物語の語り手。避暑で鎌倉の別荘の留守番を頼まれる。 |
| 相川 |
私の友人。別荘の留守番をする。 |
| 岩田 |
私の友人。別荘の留守番をする。 |
| 楠本 |
私の友人。別荘の留守番をする。 |
| 小川 |
私の友人。別荘の留守番をする。高校生。 |
| 和田 |
別荘の隣人。 |
| 妻 |
和田の妻。 |
| 市 |
和田の長女。 |
| 千代 |
和田の次女。 |
| 芝田 |
地元署の老刑事。 |
| 長吉 |
三崎の鮮魚商。 |
| 大西 |
哲学科の大学教授。 |
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あらすじ
私は扁桃腺炎で療養を続けていたが、熱が下がらず妻や兄たちに心配をかけていた。そこで妻たちは都内にある伝染病療養所に問い合わせをしてみたのだが…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・鎌倉に行く兄が私の見舞いに立ち寄ります。
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| 登場人物 |
| 私 |
物語の語り手。本家で扁桃腺炎で療養中。 |
| 妻 |
私の妻。 |
| 洋一 |
私の息子。 |
| 兄 |
分家に住む兄。 |
| 姉 |
私の姉。高木家に嫁ぐ。 |
| 高木 |
私の義兄。姉の夫。 |
| 中戸川 |
私の友人。 |
| 久保田 |
私の友人。 |
| 野村 |
私の友人。 |
| 叔母 |
中戸川の叔母。北海道生まれ。 |
| 志賀 |
本家の隣人。 |
| 看護婦 |
伝染病療養所の看護婦。 |
| 素木しづ子 |
小説家。 |
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あらすじ
気がつくと次郎は体を縄で縛られ留置場に入れられていた。自分には全く記憶がないのだが、担当の刑事によると次郎はかなり酔っていて平常心を失い、署に連行されてからもガラスを割って大暴れしたというのだ…。
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| 作品の舞台 |
琵琶橋・・・以前琵琶橋があったところは、現在陸橋ができ下をくぐって海に向かいます。
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| 登場人物 |
| 次郎 |
裕福な家庭で育った不良少年。19歳。 |
| 岩永 |
刑事。 |
| 巡査 |
巡査。 |
| 小使 |
留置場の小使い。 |
| 男 |
留置場にいた和服の男。 |
| 文 |
次郎の親戚の娘。 |
| 車夫 |
人力車夫。 |
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あらすじ
硬派な不良少年のフレディは汽車の車内でひとりの少女と知り合った。そこで彼は彼女をナンパしようとするのだが、彼女が打明けた悩みの相談にのることとなったが…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・はッちゃんが暮らす仕立屋があります。
和田塚・・・フレディの家があります。
長谷・・・アンナの家があります。
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| 登場人物 |
| 本田フレディ |
鎌倉・和田塚に住む硬派な不良少年。21歳。混血児。 |
| 父 |
フレディの父。ドイツ人。 |
| 母 |
フレディの母。日本人。 |
| オットオ |
フレディの友人。19歳。混血児。 |
| 中佐 |
フレディの友人。退任した海軍中佐。 |
| 山崎アンナ |
鎌倉・長谷に住むロシア人女性。 |
| 叔父 |
アンナの叔父。横浜正金の行員。 |
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あらすじ
亡くなった親友・田島の娘・都留子の縁談が決まり、阿野はホッとしていたが、このところ彼女の様子が元気のないように見え心配していた…。
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| 作品の舞台 |
扇ガ谷・・・阿野邸があります。
銭洗弁財天宇賀福神社・・・阿野・都留子・お藤が参詣します。
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| 登場人物 |
| 阿野 |
鎌倉・扇ガ谷に住む物語の語り手。 |
| 田島 |
阿野の親友。急性盲腸炎で死亡。 |
| 田島 勝子 |
田島の妻。未亡人。麻布市兵衛町に住む。 |
| 田島 貴一 |
田島の長男。24歳。 |
| 田島都留子 |
田島の長女。23歳。 |
| お藤 |
阿野の後妻。元芸者。 |
| 青年 |
都留子の結婚相手。三菱に勤める。慶応出。名古屋生まれ。 |
| 浜野 |
阿野の友人。 |
| 小林 |
阿野の友人。 |
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あらすじ
山内夫妻は市内に新築の自宅を建てるまでの間、八幡宮裏の谷戸の仮住まいに引っ越すことになった。その際友人の野崎益吉に引越しの手伝いや庭の手入れを手伝ってもらうことになり、彼に毎日住まいへ来てもらっていた。ある日そんな彼が独学で灸を学んでいることを知り、試しに灸をすえてもらうことになったが…。
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| 作品の舞台 |
雪ノ下・・・山内の仮住まいがあります。
名越・・・野崎益吉宅があります。 |
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| 登場人物 |
| 山内 |
鎌倉に住む男。山内英夫(里見弴の本名)? |
| 山内夫人 |
山内の妻。 |
| 野崎 益吉 |
鎌倉・名越に住む山内の友人。 |
| 娘 |
益吉の娘。山内家の女中。 |
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あらすじ
姫路の小学校教師・杉田義太郎は文学好きが高じて次第に作家を目指すことになった。そして作品を書き上げた彼は教師を辞め上京し、鎌倉に住む作家・草間章宅を訪ねることになった…。
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| 登場人物 |
| 杉田義太郎 |
姫路市の小学校教師。作家志望。 |
| 杉田 平八 |
義太郎の父。指物師。元・宮大工。義太郎と2人暮らし。 |
| 杉田 とく |
義太郎の亡母。義太郎を出産後、乳脚気で死亡。 |
| 杉田 松枝 |
義太郎の妻。旧姓・工藤。 |
| 工藤晋之助 |
松枝の父。義太郎の岳父。 |
| 下女 |
杉田義太郎家の下女。16歳。 |
| 岡村 |
姫路市城東小学校教師。義太郎の師。 |
| 谷口 勝 |
義太郎の同僚。古参教師。 |
| 荒木 |
義太郎の同僚。先輩教師。 |
| 服部八十吉 |
義太郎の同僚。同期の教師。 |
| 古賀よし江 |
義太郎の同僚。同期の教師。 |
| 槇 宗子 |
義太郎の教え子で恋人。 |
| 片岡 ハル |
義太郎の初恋相手。京口町の米屋の娘。 |
| 草間 章 |
鎌倉に住む作家。 |
| 真野 弘雄 |
文芸評論家。 |
| 氏家 克巳 |
親友。 |
| 氏家 静 |
克巳の妹。 |
| 勝沼 仙桂 |
若い旅絵師。 |
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あらすじ
保科は年下の親友で歯科医の北村良介が、自分の患者でもある実業家・吉川栄子に惚れていることを知り恋の手助けに奔走するのだが…。
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| 登場人物 |
| 保科 欣造 |
西銀座の医院を経営するアメリカ仕込みの歯科医。鎌倉に住む。 |
| 三上 |
欣造の医院の歯科医。 |
| 花田 |
欣造の医院の医療事務。 |
| 北村 良介 |
欣造の友人。「××興業」の専務。欣造の10歳年下。 |
| 吉川 栄子 |
欣造の医院の患者。58歳。実業家。 |
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あらすじ
朝鮮の鉱山で働いている私の長男の出征が決まり、半年ぶりに彼は日本に帰ってきた。入営まで幾日もなかったが、弟たちは彼の帰宅を喜んでいる…。
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| 作品の舞台 |
鎌倉・・・私の家があります。
大船駅・・・酔客は大船駅で降ります。
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| 登場人物 |
| 私 |
鎌倉に住む演出家。 |
| 妻 |
私の妻。 |
| 長男 |
私の長男。朝鮮の鉱山で働く。 |
| 次男 |
私の次男。会社員。 |
| 三男 |
私の三男。学生。 |
| 四男 |
私の四男。学生。 |
| A |
私の幼なじみ。軍人。 |
| B |
私の友人。 |
| 酔客 |
汽車の乗客。酔っぱらい。 |
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あらすじ
「金を貯えるのは易しいが、使うのは難しい」という金言を見たがそんなことはない。良家の出ならともかく衣食住に必要なら金を使わざるを得ないのだ…。
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| 登場人物 |
| 庄策 |
学習院卒の作家。鎌倉に別邸を持つ。 |
| 父 |
庄策の父。 |
| 母 |
庄策の母。 |
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