森鴎外の作品
明治の文豪・森鴎外の作品です。

作品名 発行年
日蓮上人辻説法(戯曲) 1904
細木香以 1917
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日蓮上人辻説法 森鴎外 青空文庫
あらすじ
 1255年正月、日蓮を尊崇する比企能本の娘・妙は江間家家臣・進士善春と恋仲だったが、他宗を攻撃してやまない日蓮を敵視する善春の姿に、能本は二人の仲を許さずにいた。すると辻説法する日蓮に善春が問答を挑むことになったが、日蓮は彼に自らの信念を熱心に説き伏せようとしていた…。

 作品の舞台
 小町大路・・・日蓮が民衆に辻説法を行ないます。
 妙本寺・・・能本は比企邸の跡に寺を創建します。
 登場人物
日蓮 日蓮宗の祖。34歳。
比企大学三郎能本 能員の末子。50歳。日蓮を帰依。
能本の娘。18歳。日蓮を帰依。
進士太郎善春 江間家家臣。20歳。妙と恋仲。日蓮を敵視。
日朗 日蓮の弟子。11歳。
太郎坊 日蓮の従者。
次郎坊 日蓮の従者。
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細木香以 森鴎外 青空文庫
あらすじ
 鴎外は少年期に貸本屋でよく本を借りていたが、特に人情本にハマっていた。為永春水や松亭金水が描いた人情本作品をよく読んでいたが、その中でも春水の作品に出てくる「細木香以」という豪快な半生を送った新橋山城町の酒屋の主人が出てくるものが記憶に残っている…。
 作品の舞台
 鎌倉・・・香以は38歳の時に仲間たちと共に鎌倉・江の島をめぐります。
 登場人物
森  鴎外 小説家。物語の語り手。
細木 香以 新橋山城町の酒屋「摂津国屋」の主人。通称・摂津国屋藤次郎「津藤」。小字は子之助。
摂津国屋伊兵衛 香以の亡祖父。竜池の養父。
細木 竜池 香以の父。伊兵衛の養子。先代店主「津藤」。元・摂津国屋の番頭。
三村 すみ 香以の養母。竜池の後妻。
遠州屋太右衛門 すみの父。竜池の岳父。
摂津国屋伊三郎 香以の姉婿。
細木 ふさ 香以の妻。
細木慶次郎 香以の息子。
香以の妾。
金兵衛 「摂津国屋」の手代。
後藤 進一 新堀に住む香以の旧友。
岡田 竜吟 木場に住む香以の旧友。
河原崎権十郎 歌舞伎役者。香以の贔屓。後の九代目市川團十郎。
小稲 吉原「稲本楼」の花魁。香以の贔屓。吉原でナンバーワン太夫。
花鳥 「稲本楼」の昼三(上級花魁)。
豊花 「稲本楼」の遊女。小稲の番頭新造。
秦  星池 書家。伊兵衛の読み書きの師。
弥生庵雛丸 狂歌師。伊兵衛の狂歌の師。
狂訓亭春水 狂歌師。竜池の友人。
桜川由次郎 深川の幇間。香以の遊び仲間。
鳥羽屋小三次 浄瑠璃・河東節の太夫。香以の遊び仲間。
乾坤坊良斎 落語家。香以の遊び仲間。
岩窪 北渓 浮世絵師。香以の遊び仲間。
竹内 医師。香以の遊び仲間。
三竺 按摩。香以の遊び仲間。
喜斎 按摩。香以の遊び仲間。
高木 ぎん 団子坂にある世尊院の尼。
石田 団子坂に住む鳶職の頭。
山本の勘八 深川の老妓。
明石 吉原「久喜万字屋」の遊女。
為永 春水 人情本の代表的作家。
松亭 為水 人情本の代表的作家。