二合庵雑記帖
小島寅雄著「二合庵雑記帖」関連書籍の紹介です。

※「二合庵」は良寛が40歳頃から20年ほど過ごした越後の庵「五合庵」に因んで、寅雄が自邸に付けた名称。

作品名 発行年
二合庵雑記帖 1973
二合庵雑記帖 鎌倉蝉しぐれ 1975
お十夜の鯛焼き 二合庵雑記帖 1982
わたしの良寛さま 二合庵老春抄 1998
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二合庵雑記帖 小島寅雄 創造社
あらすじ
 鎌倉市の教育活動に情熱を燃やしてきた筆者が、ライフワークの「良寛の研究」や四季の移ろい、育ちゆく家族たちを見ながら思いを語っていく…。

 作品の舞台
 北鎌倉・・・米寿になる寅雄の母の家があります。
 鎌倉・・・寅雄の長女の家があります。
 禅居院・・・寅雄がお墓を買います。
 登場人物
小島 寅雄 物語の語り手。葉山町下山口に住む。元・鎌倉郡川上尋常高等小学校訓導。良寛の研究家。
寅雄の妻。
長女 寅雄の長女。北鎌倉に住む。
加代 長女の長女。
小島 朝也 寅雄の長男。早逝。
長男 寅雄の長男。朝也早逝のため、長男扱い。
長男の嫁。
次男 寅雄の次男。大学4年生。
静子 次男の嫁。
祖父 寅雄の祖父。
鈴木 朝也の主治医。朝也の名付け親。
老女 お墓の草むしりをする老女。鎌倉の未亡人の会「銀杏会」会員。夫は戦死。
住職 建長寺塔頭・禅居院の住職。
京都・巣林寺の手伝い。
奥さん 京都・石水院住職の妻。
役人 宮内庁の若い役人。
小僧 近所の洗濯屋の小僧。
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二合庵雑記帖 鎌倉蝉しぐれ 小島寅雄 かまくら春秋社
あらすじ
 鎌倉市の教育活動に情熱を燃やしてきた筆者が、ライフワークの「良寛の研究」や四季の移ろい、育ちゆく家族たちを見ながら思いを語っていく…。

 作品の舞台
 朝比奈峠・・・Sの仕事場があります。
 鶴岡八幡宮・・・書道グループ「紫苑会」は実朝忌に書道展を開きます。
 北鎌倉・・・寅雄の家、加代の家、松本の家があります。
 二階堂・・・村田の家があります。
 源平池・・・寅雄は蓮の花を見に行きます。
 柏尾川・・・大雨で水かさが増し、自宅付近が山崩れをおこす可能性が出てきました。
 妙本寺・・・わたしがひとりで訪ねます。
 登場人物
小島 寅雄 物語の語り手。北鎌倉に丘の上に住む。元・鎌倉郡川上尋常高等小学校訓導。良寛の研究家。
寅雄の妻。
加代 長女の長女。寅雄の孫娘。幼稚園児。
鈴木 小江 寅雄の友人。女流書家。書道グループ「紫苑会」メンバー。
村田 寅雄の友人。二階堂在住。
松本 寅雄の友人。北鎌倉在住。
板島 寅雄の友人。郡山市在住。
旧朝比奈峠の仕事場を持つ石の仏像を彫る石工。
寅雄の友人。画家。
寅雄の友人。放送局職員。
相原 寅雄の元同僚。現在はS新聞社の記者。
相原の妻。
真佐子 寅雄の元教え子。幼い頃に両親を亡くす。
老紳士 仏像展の客。亡くした孫のために寅雄に地蔵を彫ってほしいと依頼する。
仏像展の客。老紳士の娘。
K老人 鎌倉の郷土史研究家。一昨年妻を亡くす。
和尚 福島・旦那寺の和尚。
無外 生駒山・子安地蔵寺の和尚。昼間はサラリーマン。
老婆 妙本寺の墓掃除をする老婆。
子ども 妙本寺の入口で蝉取りをする子ども。
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お十夜の鯛焼き 二合庵雑記帖 小島寅雄 かまくら
春秋社
あらすじ
 鎌倉市の教育活動に情熱を燃やしてきた筆者が、ライフワークの「良寛の研究」や四季の移ろい、育ちゆく家族たちを見ながら思いを語っていく…。

 作品の舞台
 北鎌倉・・・寅雄は葉山から北鎌倉へ引越しします。
 円覚寺・・・寅雄は加代が2歳になるまで、よく一緒に境内を散歩しました。
 瑞泉寺・・・寅雄は散策の帰りにあるトラブルに巻き込まれます。
 鶴岡八幡宮・・・Sは寅雄を連れ自分が通う師範学校に向かいます。
 光明寺・・・寅雄たちはお十夜法要に行き、鯛焼きを買います。
 蓮乗院・・・寅雄は吉田にお十夜の「善の綱」の話を聞きます。
 化粧坂・・・寅雄とSが散策します。
 登場人物
小島 寅雄 物語の語り手。北鎌倉に丘の上に住む。元・鎌倉郡川上尋常高等小学校訓導。良寛の研究家。
寅雄の妻。
長女 寅雄の長女。北鎌倉在住。
加代 長女の長女。寅雄の孫娘。
幸平 長女の長男。加代の弟。
秀平 長女の次男。加代・幸平の弟。
長男 寅雄の長男。
次男 寅雄の次男。
次女 寅雄の次女。
祖父 寅雄の祖父。寅雄が17~8歳の頃に死亡。享年76歳。
義兄 寅雄の義兄。妻の兄。1年前に死亡。
寅雄の年下の友人。故人。
富原 義徳 小学校の綴り方教育の講師。東京にある小学校の教師。
瑞泉寺近くのテニスコートでテニスをしていた母親。20歳代後半。
女児 母の娘。2~3歳。
寅雄の友人。
Yの父。病死。
寅雄が務める教育事務所長の前任者。
神奈川県師範学校第二付属小学校の教生(教育実習生)。
村上 川崎中学校の教師。福岡県田川郡川崎町在住。
平島 三悟 教師。福岡県朝倉郡在住。
寅雄の友人。富山県在住。
西藤 寅雄の友人。「あすなろの詩」を出版。原の高校時代の友人。
坂本 大山の集団疎開で寝泊まった寮の寮長。
田中 十郎 寅雄と共に大山に集団疎開した無口な子ども。
S 寮の寮母。
十郎の母。町工場の雑役婦。新潟県生まれ。
寅雄の従兄。
寅雄の講演会の主催者。
料理屋「なぎさ」の女将。
浜野 児童相談所の心理判定員。
A子 保健室にやってきた女子小学生。
西田 きぬ 新潟に疎開した寅雄の友人。元・雪ノ下在住。
吉田 蓮乗院の僧。
松本冨美子 寅雄の元・教え子。
坂本 寅雄の元・教え子。同窓会の幹事役。
太田 寅雄の元・教え子。
春子 寅雄の元・教え子。
植田 寅雄の元・教え子。
寅雄の元・教え子。故人。知恵遅れ。
東京に住む寅雄の友人。アレルギー性鼻炎持ち。佐渡生まれ。
家元 鎌倉に住む寅雄の友人。茶道の家元。
ノンコ 鎌倉に住む女子小学生。
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わたしの良寛さま 二合庵老春抄 小島寅雄 中央公論
美術出版
あらすじ
 鎌倉市の教育活動に情熱を燃やしてきた筆者が、ライフワークの「良寛の研究」や四季の移ろい、育ちゆく家族たちを見ながら思いを語っていく…。

 作品の舞台
 光明寺・・・永井龍男の葬儀が行われます。
 北鎌倉・・・寅雄の家、長女の家、加代の家があります。
 鶴岡八幡宮・・・小島夫妻はぼんぼり祭で北條の作品を見つけます。
 妙本寺・・・寅雄がひとりで訪ねます。
 円覚寺・・・寅雄・長女・加代・楓と4代で訪ねます。
 登場人物
小島 寅雄 物語の語り手。北鎌倉に丘の上に住む。元・鎌倉郡川上尋常高等小学校訓導。良寛の研究家。
寅雄の妻。
長女 寅雄の長女。北鎌倉在住。
加代 長女の長女。寅雄の孫娘。
加代の娘。寅雄の曾孫。
長男 寅雄の長男。
次男 寅雄の次男。
次女 寅雄の次女。
寅雄の亡父。石工。作業中に事故死。
寅雄の母。
寅雄の姉。北鎌倉在住。
永井 龍男 寅雄の友人。小説家。
今 日出海 寅雄の友人。小説家。
矢田津世子 寅雄の友人。東京・下落合に住む小説家。
大谷 藤子 寅雄の友人。小説家。津世子の作家仲間。
荻原井泉水 寅雄の友人。俳人。
種田山頭火 寅雄の友人。俳人。
北條 秀司 寅雄の友人。劇作家。
古田 紹欽 寅雄の友人。仏教学者。放送大学講師。
老人 父の元同僚。
父の元同僚。
校長 川上尋常高等小学校校長。
老師 信濃・碩水寺の和尚。
老師 静岡・臨済寺の和尚。
老婆 妙本寺の墓掃除をする老婆。