森田たまの作品
森田たまの作品です。

作品名 発行年
日照雨 1940
赤い靴 1940
青葉の窓 1940
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日照雨 森田たま 竹村書房
あらすじ
 きぬ子は夫・庫吉に嫁いで10年ほどになるが、夫の真面目過ぎる性格に夫婦の生活も面白みを感じなくなっていた。そんな彼女はひとり暮らしをする隣人・坂本洗介の存在に心惹かれるようになった…。

 作品の舞台
 鎌倉・・・美沙子は鎌倉へ海水浴に行くことを心配する母を説得するため、きぬ子宅を訪ねます。
 登場人物
庫吉 銀行の支配人代理。42歳。生真面目な性格。
きぬ子 庫吉の妻。30歳。結婚して10年ほど。
朝江 庫吉の姉。茶道・華道が趣味。
朝江の夫。美沙子の父。工業会社の重役。
美沙子 朝江の娘。新舞踊が趣味。遊びたい盛り。
たけや 庫吉宅の上女中。
坂本 洗介 庫吉宅の隣人。ひとり暮らし。
息子 洗介の息子。出征中。
ばあや 坂本家の上女中。千葉の郷里へ帰省中。
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赤い靴 森田たま 竹村書房
あらすじ
 高木家と離縁したさわ子のもとに、高木家で働く上女中・ときやがやってきた。彼女の話によると元夫・康雄に新しい嫁が来ることになり、さわ子との娘・桃子を新潟の親類に預けることが決まったようだった…。

 作品の舞台
 鎌倉・・・さわ子は桃子・ときやを連れ鎌倉へ遊びに行きます。
 登場人物
さわ子 高木家と離縁した女性。桃子の母。
高木 康雄 中野に住むさわ子の元夫。
高木 桃子 康雄と桃子の娘。5歳。康雄と同居。
高木 さだ 康雄の母。
ふぢ江 さわ子の母。
善雄 さわ子の亡兄。
大垣 越後に住むさだの親類。資産家。
北條 欣哉 子爵。さわ子の恋人。
欣哉の姪。12歳。
小僧 雑貨屋の御用聞き。
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青葉の窓 森田たま 竹村書房
あらすじ
 体を悪くして学校を一度は辞めたもの同士でもある悠紀・お京・青菜は大の仲良しだった。そして彼女たちが社会人になると、青葉は大好きだったお京の縁談話の噂を聞き、悠紀に相談を持ち掛けてきた…。

 作品の舞台
 鎌倉・・・青菜は2年ほど転地療養をしていました。
 登場人物
悠紀 中学5年生。
お京 クラスメイトの女子。男勝りな性格。
青菜 クラスメイトの男子。悠紀・お京の2歳年上。2年ほど鎌倉で転地療養したため、2年学年が遅れている。
お京の兄。悠紀に英語を教える。
女中 お京宅の女中。
番頭 お京の母の実家の店の番頭。27歳。紀州の金持ちの息子。お京の結婚相手。