女の一生 森本 薫 青空文庫
あらすじ
 明治38年、両親を失った布引けいは不思議な縁で清国との貿易で財を成した堤家に拾われる。けいは次男の栄二とほのかな恋をしていたが、女主人・しずの意向もあり長男・伸太郎の嫁となって一家を支えていくことになった…。
森本薫の遺作。劇団文学座で長く上演されている。

 作品の舞台
 小町・・・章介が長兵衛の家をみつけます。
 登場人物
布引 けい 堤家に拾われた孤児の少女。16歳。やがて長男の嫁となり一家の柱となっていく。
堤  しず 堤家の女主人。
堤 伸太郎 しずの長男。22歳。後のけいの夫。絵を描くことが好き。
堤  総子 しずの長女。21歳。
堤  栄二 しずの次男。19歳。
堤  ふみ しずの次女。16歳。「ふみ子」と呼ばれる。
堤  章介 しずの弟。足が悪くぴっこをひいている。
堤  知栄 けいと伸太郎の娘。
野村 精三 堤家の使用人。働き者。
堤家の女中。
堤家の女中。
澄江 章介の元妻。章介が出征中に他家へ嫁ぐ。
布引 勝一 けいの亡父。戦死。
猪瀬 勝一の義弟。
新ちゃん 魚屋の青年。
井上 堤家に出入りの職人。
野村長兵衛 堤家との取引相手。
松永 伸太郎の友人。
刑事1 刑事。
刑事2 刑事。