久保田万太郎の作品
久保田万太郎の作品です。

久保田万太郎
 浅草生まれの小説家。美食家としても有名。

作品名 発行年
じんぎすかん料理 1931
還暦反逆 1949
三の酉 1967
十年…… 1968
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じんぎすかん料理 久保田万太郎 青空文庫
あらすじ
 中国へ行った時に北京で食べた「成吉思汗料理」が美味しかったという話をある会合でしたところ、ならば夏だけ鎌倉に出店する日本橋浜町の料理店「濱の家」で食べようということになった。そして夏に由比ガ浜の浜辺で成吉思汗料理をやることになった…。

 作品の舞台
 由比ガ浜・・・万太郎は「濱の家」の主人の協力を得て浜辺で成吉思汗料理を行ないます。
 登場人物
久保田万太郎 物語の語り手。浅草生まれ。
和田 三造 万太郎の美食仲間。洋画家。
岡田三郎助 万太郎の美食仲間。洋画家。
水上瀧太郎 万太郎の美食仲間。小説家。
長崎 英造 万太郎の美食仲間。実業家。「旭石油」社長。
寺木 万太郎の美食仲間。「湘南俱楽部」会員。
主人 日本橋浜町の京蘇料理店「濱の家」の主人。
里見  弴 万太郎の友人。小説家。
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還暦反逆 久保田万太郎 青空文庫
あらすじ
 酉の市を見に行くことが好きなおさわは、今年も大きなマスクをした男と二人で見に行ったのだが、どうやら彼女はその男性のことをあまり知らないというのだ…。

 作品の舞台
 海岸橋・・・万太郎はひとりの老女と出会います。
 登場人物
久保田万太郎 物語の語り手。60歳。浅草生まれ。
万太郎の幼少時代の同級生の女性。浅草の大地主の娘。
万太郎の亡妻。38歳の時に死亡。
万太郎の妹。他家へ嫁ぎ東京に住む。
子供 万太郎の子供。
里見  弴 万太郎の友人。作家。
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三の酉 久保田万太郎 講談社教養文庫
あらすじ
 酉の市を見に行くことが好きなおさわは、今年も大きなマスクをした男と二人で見に行ったのだが、どうやら彼女はその男性のことをあまり知らないというのだ…。

 作品の舞台
 材木座・・・年ちゃんの嫁ぎ先があります。
 登場人物
おさわ 吉原の引手茶屋の娘。赤坂芸者。46歳。
ぼく おさわの馴染み客。
年ちゃん おさわと仲が良いお酌さん(芸者見習い)。現在は鎌倉へ嫁いでいる。
柴  白雨 年ちゃんの夫。画家。
シイさん 逗子に住む会社の重役。
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十年…… 久保田万太郎 青空文庫
あらすじ
 月日が経つのは早いもので、周りの光景も人々の成長もあっという間に変わってしまい、ぼくは戸惑っている。そんなぼくはこの頃、世の行く末を考えるようになった…。


 作品の舞台
 下河原・・・古道具屋「雅楽多堂」があります。
 材木座・・・万太郎の家があります。
 登場人物
久保田万太郎 物語の語り手。
万太郎の友人。
まど子 Kの長女。慶応大学4年。
万太郎の友人。漫画家。
万太郎の友人。漫画家。
老主人 万太郎の友人。古道具屋「雅楽多堂」主人。
主人 万太郎の友人。八百屋の主人。元・古道具屋。
F医院の院長。元・軍医。