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あらすじ
借金の催促がうるさく仕事にならないという理由で、善蔵は原稿を書くために茨城県の大洗へ旅に出た。そこで以前滞在したことのある宿へ向かっていたのだが、ふと思いだした旧友の呉服商のもとを訪ねることにした…。
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作品の舞台 |
宝珠院・・・善蔵が住まいを借りています。
鶴岡八幡宮・・・善蔵は八幡前の宿屋から使いをやって、Fとおせいを呼びたします。 |
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登場人物 |
葛西 善蔵 |
物語の主人公。 |
おせい |
善蔵の家に食事を持って通う茶店「招寿軒」の娘。22歳。(浅見ハナがモデル) |
F(葛西 亮三) |
善蔵の息子。 |
葛西 勇蔵 |
善蔵の弟。飯田橋の運送店に勤務。 |
内田 |
助川駅から町よりのところにある呉服店の店主。善蔵の旧友。36歳。(「助川駅」は現・JR常磐線「日立駅」) |
妻 |
内田の妻。元小学校教師。 |
女の子 |
内田の娘。生後6か月。 |
兄さん |
内田の兄。助川駅近くの呉服店の店主。 |
妻の妹 |
近所に住む内田の妻の妹。17~8歳。 |
S閣主人 |
大洗の宿「S閣」の主人。 |
娘 |
主人の一人娘。 |
若主人 |
娘の亭主。婿養子。宿の料理番。 |
G館の女中 |
海辺の宿「G館」の女中。 |
G館の番頭 |
「G館」の若い番頭。 |
従兄 |
善蔵の従兄。故人。 |
S |
有名作家。 |
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あらすじ
息子のF(亮三)が学校へ行かなくなったと寺から知らせを受けた。父の上京で弟・勇蔵の家にいた善蔵は、早速家の2階に下宿する学生・井出に息子の説得を頼んだのだが、どうもうまくいかないようだった。さらに善蔵や祖父が諭しても、Fは頑なに態度を変えないでいる。どうやら息子は不良になってしまったのではないかと、善蔵は心配するのだが…。
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作品の舞台 |
宝珠院・・・善蔵が住まいを借りています。
由比ガ浜・・・Fが通う小学校があります。
鶴岡八幡宮・・・おせいは、八幡前の占い屋に寄ります。
腰越・・・Fが腰越の時計屋に時計を売るところを巡査に見つかります。
妙本寺・・・慶ちゃんは妙本寺の近くに住んでいます。
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登場人物 |
葛西 善蔵 |
物語の主人公。 |
おせい |
善蔵の家に食事を持って通う茶店「招寿軒」の娘。23歳。(浅見ハナがモデル) |
F(葛西 亮三) |
善蔵の息子。12歳。 |
葛西 勇蔵 |
善蔵の弟。東京に住む。 |
葛西卯一郎 |
善蔵・勇蔵の父。青森から上京し、勇蔵宅に身を寄せる。 |
葛西 つる |
善蔵の妻。青森に住む。 |
井出 |
勇蔵宅の2階に住む居候。文科の受験生。 |
逗子の薬屋 |
逗子にある薬局の店主。 |
秋山 |
逗子の中学生。 |
慶ちゃん |
逗子の中学生。 |
警部補 |
鎌倉署の警部補。 |
巡査 |
山ノ内駐在所の巡査。 |
巡査 |
腰越駐在所の巡査。 |
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あらすじ
息子のF(亮三)が学校へ行かなくなったと寺から知らせを受けた。父の上京で弟・勇蔵の家にいた善蔵は、早速家の2階に下宿する学生・井出に息子の説得を頼んだのだが、どうもうまくいかないようだった。さらに善蔵や祖父が諭しても、Fは頑なに態度を変えないでいる。どうやら息子は不良になってしまったのではないかと、善蔵は心配するのだが…。
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作品の舞台 |
宝珠院・・・善蔵が住まいを借りています。
巨福呂坂・・・善蔵は、故郷に帰るFを呼び止めます。
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登場人物 |
葛西 善蔵 |
物語の主人公。 |
おせい |
善蔵の家に食事を持って通う茶店「招寿軒」の娘。23歳。(浅見ハナがモデル) |
F(葛西 亮三) |
善蔵の息子。 |
葛西 勇蔵 |
善蔵の弟。東京に住む。 |
葛西卯一郎 |
善蔵・勇蔵の父。 |
葛西 つる |
善蔵の妻。青森に住む。 |
葛西 雪子 |
善蔵の次女。 |
義母 |
善蔵の義母。 |
K |
善蔵の従兄。 |
T |
善蔵の従弟。 |
伯母 |
善蔵の伯母。卯一郎の姉。 |
老和尚 |
宝珠院の老師。 |
婆さん |
寺の婆さん。 |
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あらすじ
持病の脚気で父・卯一郎が亡くなった。葬儀は身内だけで行うこととなり、善蔵は弟・勇蔵とともに葬儀が行われる弘前へ向かった…。
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作品の舞台 |
宝珠院・・・死んだ父は、善蔵の住まいに4か月前に来たのが最後になりました。
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登場人物 |
葛西 善蔵 |
物語の主人公。 |
おせい |
善蔵の家に食事を持って通う茶店「招寿軒」の娘。(浅見ハナがモデル) |
F(葛西 亮三) |
善蔵の息子。 |
葛西 勇蔵 |
善蔵の弟。東京に住む。 |
葛西卯一郎 |
善蔵・勇蔵の父。 |
葛西 つる |
善蔵の妻。青森に住む。 |
平野 弥亮 |
つるの父。 |
弟の細君 |
勇蔵の妻。 |
弟の子 |
勇蔵の子。 |
義母 |
善蔵の義母。 |
いそ |
善蔵の長姉。 |
ちよ |
善蔵の次姉。 |
伯母 |
善蔵の伯母。卯一郎の姉。 |
従弟 |
善蔵の従弟。陸軍の看護長。 |
親戚の老人 |
善蔵の親類。92歳。 |
和尚 |
弘前の菩提寺の和尚。 |
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あらすじ
生業である小説家の仕事もまともにできない状態にあった体の弱い善蔵は、毎日彼の住まいまで長い石段を上って3度の食事をもってくるおせいに助けられてきた。そんな生活が3年も続き、彼はそんな彼女のことをとても不憫に思っていた…。
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作品の舞台 |
宝珠院・・・善蔵が住まいを借りています。
由比ガ浜・・・夏に善蔵が海水浴に行きます。 |
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登場人物 |
葛西 善蔵 |
物語の主人公。 |
おせい |
善蔵の家に食事を持って通う茶店「招寿軒」の娘。(浅見ハナがモデル) |
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あらすじ
関東大震災により建長寺は山門以外に大きな被害を受けてしまった。私が暮らす宝珠院は真っ先にやられたようだが、間一髪で逃げだした。ただ老僧や婆や、訪ねてきた男たちは逃げ遅れ建物の崩壊で怪我をしてしまったようだ…。
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作品の舞台 |
建長寺・・・大震災で山門以外に大きな被害が出ました。
宝珠院・・・善蔵が住まいを借りています。
妙高院・・・川崎夫妻が住まいを借りています。
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登場人物 |
葛西 善蔵 |
物語の主人公。宝珠院に住まいを借りる。 |
川崎 |
善蔵の友人。妙高院に住まいを借りる。 |
妻 |
川崎の妻。 |
老僧 |
宝珠院の老僧。 |
婆さん |
宝珠院の身の回りの世話をする婆や。 |
男 |
宝珠院を訪ねた門前通りの男。 |
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あらすじ
「善蔵の父が一昨年、持病の脚気で死んだ。弟夫婦と同居していた彼のもとに善蔵も何度か訪ねたのだが、父の痩せ細っていく様に痛ましい想いがする・・・。」という原稿を途中まで書いた善蔵は、日課の散歩に出かけた。そして歩きながら彼は今の暮らしを振り返るのだが、仕事も進まず、生活も豊かにならず、おせいの着ている着物もボロボロのままになっていることに気づく…。
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作品の舞台 |
宝珠院・・・善蔵の住まいが、関東大震災にあい崩壊してしまいます。
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登場人物 |
葛西 善蔵 |
物語の主人公。 |
おせい |
善蔵の愛人。(浅見ハナがモデル) |
葛西 つる |
善蔵の妻。青森に住む。 |
葛西 雪子 |
善蔵の次女。青森に住む。 |
叔父 |
おせいの叔父。 |
T |
善蔵の友人。駒込に住む。 |
Tの細君 |
Tの妻。 |
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あらすじ
おせいが連れていかれてからひと月が経った。善蔵は下宿先の窓から見える椎の木の若葉の輝きに、自らの衰えや生活苦からの慰めを求めようとしている。また彼の周辺でもあまりよくないことが立て続けにおこっているのでそれを語ろうと思っている…。
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作品の舞台 |
宝珠院・・・善蔵が住まいを借りています。
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