宮内寒弥の作品
宮内寒弥の作品です。

作品名 発行年
横須賀線 1943
鎌倉の梅 1943
刀と錆 1954
七里ヶ浜 1977
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横須賀線 宮内寒弥 作品社
あらすじ
 私が過去に関わりがあった3人の海軍将校のことを思い出しながら、ひとりの「海軍憧憬者」として自らのことを語ろうと思う・・・。

 作品の舞台
 七里ガ浜・・・父は七里ガ浜海難事故の責任をとり教職を退職します。
 登場人物
宮内 寒彌 物語の語り手。小説家。
石塚己三郎 寒彌の父。逗子開成中学の社会科教師。
石塚 己三郎の親友。海軍大尉。茨城出身。
岡本  環 己三郎の親友。海軍大尉。岡山出身。
野明 己三郎の親友。海軍大尉。寒彌の母校の数学教師。
従兄 環の従兄。食堂の経営。
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鎌倉の梅 宮内寒弥 作品社
あらすじ
 七里ガ浜ボート海難事故から30年が経った。私は家で大掃除をしていると、昔の写真がたくさん出てきた。それを見ながら海難事故のことを振り返ろうと思う・・・。

 作品の舞台
 七里ガ浜・・・七里ガ浜海難事故から30年が経ちました。
 鎌倉駅・・・原が青森へ帰るときに彼を見送ったのは近くに咲く梅の花でした。
 登場人物
宮内 寒彌 物語の語り手。小説家。
石塚己三郎 寒彌の父。逗子開成中学の社会科教師。
木下 三郎 逗子開成中学5年生。20歳。水泳部の代表選手。
徳田 勝次 逗子開成中学5年生。20歳。徳田家長男。
三村 栄一 逗子開成中学の体育教師。生徒監。
原  政守 逗子開成中学教師。急遽青森へ赴任する。
徳田夫人 勝次の母。
堀尾大僧正 芝増上寺の貫主。
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刀と錆 宮内寒弥 未刊行
あらすじ
 作家の宮内は、元編集者のKから作家の中山義秀が「宮内は文士の面汚しだ」と憤慨していることを聞いた。そこで何で怒っているのかを訊ねると、Kは一枚の名刺を取り出し宮内に見せた。宮内はそれを見て原因がわかったようで…。

 作品の舞台
 極楽寺・・・中山義秀邸があります。
 登場人物
宮内 寒弥 作家。
中山 義秀 作家。
石塚 友二 俳人。作家。
清水 基吉 俳人。作家。
倉光 俊夫 作家。
平井彌太郎 作家。
谷崎 終平 作家。兄は谷崎潤一郎。
久生 十蘭 作家。
義秀の息子。
Aの友人。
元・出版社の編集者。
作家。元Kが担当。
作家。元Kが担当。
宮内の知人。元・文学者志望。
宮内の知人。
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七里ヶ浜 宮内寒弥 新潮社
あらすじ
 逗子開成中学の地理・歴史教師で舎監の石塚巳三郎は、青森に赴任する同僚を見送った後、体育教師で生徒監の三村永一と鎌倉市内を散策していた。すると彼らの留守中に短艇「箱根号」を無断で海へ出した11人の生徒と1人の小学生が遭難する事件がおき、生徒は全員命を落とす大惨事となってしまった…。


 作品の舞台
 段葛・・・石塚と三村が散策します。
 鶴岡八幡宮・・・石塚と三村が散策します。
 瑞泉寺・・・石塚と三村が散策します。
 鎌倉宮・・・石塚と三村が散策します。
 覚園寺・・・石塚と三村が散策します。
 宝戒寺・・・石塚と三村が散策します。
 由比ガ浜・・・錫子が勤める「鎌倉女学校」があります。
 七里ガ浜・・・逗子開成中学のボートが遭難します。
 稲村ガ崎・・・遭難した木下が助けられます。
 龍口明神社・・・生徒の不心得が社の竜神の怒りに触れたと噂されます。
 腰越・・・畑中宅があります。
 日坂・・・畑中が散歩します。
 登場人物
石塚巳三郎 逗子開成中学の地理・歴史教師。30歳。舎監。
畑中 石塚の息子。早大卒の作家。
三村 栄一 逗子開成中学の体育教師。生徒監。
三角 錫子 鎌倉女学校の数学教師。39歳。
原  政守 逗子開成中学教師。急遽青森へ赴任する。
三村の妻。体育教師。錫子の後輩。
牧野 久雄 逗子開成中学5年生。23歳。
笹尾 虎次 逗子開成中学5年生。22歳。
木下 三郎 逗子開成中学5年生。20歳。水泳部の代表選手。
小堀 宗作 逗子開成中学5年生。20歳。
徳田 勝次 逗子開成中学5年生。20歳。徳田家長男。
松尾 寛之 逗子開成中学5年生。19歳。
谷多  操 逗子開成中学4年生。21歳。
宮手  登 逗子開成中学4年生。19歳。
徳田 逸三 逗子開成中学4年生。17歳。徳田家次男。
内山金之助 逗子開成中学3年生。16歳。
奥田義三郎 逗子開成中学2年生。15歳。徳田家三男。奥田家の養子。
徳田 武三 逗子小学校高等科2年生。15歳。徳田家四男。
校長 逗子開成中学の校長。
島村 逗子開成中学で給仕として働く少年。田越村大字新宿の農家の次男坊。
岸名五郎蔵 逗子開成中学の艇庫番役の地元漁師。
老漁夫 鐙摺の老漁師。
漁師 木下を助けた漁師。
操の父。国内巡航船の船長。
松尾勘九郎 海軍大尉。
老人 石塚が四国巡礼をした際に相宿した老人。
養生 尋常高等小学校の女教員。畑中の母。