国木田独歩の作品
国木田独歩の作品です。

作品名 発行年
たき火 1896
おとずれ 1897
女難 1903
運命論者 1906
湯ヶ原ゆき 1907
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たき火 国木田独歩 復興支援文庫
あらすじ
 12月の暮れもおしせまる中、逗子の砂浜で遊ぶ子供たちは、集まって話し合いをしたかと思うと、急に散らばって走り始めた。何をするのかと見ていると、彼らは砂浜に落ちている木や竹の片などを拾い集め、焚き火をし始めた・・・。

 作品の舞台
 鎌倉・・・カラスが鎌倉へ向かって飛んでいきます。
 登場人物
漁師の父を持つ逗子の子供。
農夫 逗子に住む農夫。
若者 鐙摺に住む若者。
旅人 年老いた老人。
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おとずれ 国木田独歩 復興支援文庫
あらすじ
 結婚すると思っていたわが友人の宮本二郎と千葉富子だったが、富子が別の男性と結婚することになり、失恋した二郎は品川から南洋に向かうというのだ・・・。

 作品の舞台
 鎌倉・・・わたしと二郎は、鎌倉で男性と二人連れの富子に会います。
 登場人物
わたし 作品の主人公。「われ」「わが」と呼ぶことが多い。
宮本 二郎 わたしの友人。青年倶楽部員。
千葉 富子 二郎の恋人。
十蔵 青年倶楽部の受付係。妻に火箸で目を焼かれ片目。
十蔵の亡妻。狂犬にかまれ死亡。
後藤 青年倶楽部幹事。
岡村 青年倶楽部幹事。
江川 青年倶楽部のボーイ。
宇都宮時雄 富子の夫。31歳。神戸商館の立者。
わたしの母。
わたしの妹。
叔母 二郎の叔母。
近所の貧しい家の女の子。14歳。
近所の貧しい家の女の子。9歳。
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女難 国木田独歩 復興支援文庫
あらすじ
 夏に鎌倉へ避暑にやってきたわたしは、夜の浜辺である人だかりを目にした。人だかりの真ん中には、尺八を吹く盲人の男がいたが、わたしは彼が今春銀座の雑踏の中で演奏しているのを見たことがあった。そこでわたしは彼を自邸に招いたが、彼はわたしに自らの女難的半生を語り始めだした…。


 作品の舞台
 鎌倉・・・自分が避暑で訪れた一小屋があります。
 登場人物
自分 物語の主人公。東京で暮らしているが、鎌倉へ避暑にやってきた。
修蔵 尺八を吹く盲人の男。32~3歳。
修蔵の母。修蔵が5歳の時に夫と離別。元士族の出。手内職をして女手一人で修蔵を育てる。
祖母 修蔵の祖母。
下男 修蔵の家の下男。
叔母 修蔵の叔母。母の実家に住む。
従兄弟 叔母の息子。修蔵の子どもの頃の遊び相手。
武之允 修蔵の友人。隣村に近い坂の上に住む。
武之允の妹。美人で評判。
飯塚 さよ 修蔵の家の近所に住む娘。
老人 母の実家の近所に住む老人。修蔵に尺八を教える。
売卜者 善教寺の近所に住む怪しい占い師。
藤吉 愛宕下町の長屋に住む大工。
お俊 藤吉の女房。元・茶屋の女中。
助次郎 大工の棟梁。
浜の童 鎌倉に住む子供。
若者 鎌倉に住む若者。
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運命論者 国木田独歩 復興支援文庫
あらすじ
 わたしが滑川沿いを散歩していると、静かに読書ができそうな心地よい場所を見つけたのだが、そこへ座っていると見たことのない紳士がいぶかしそうな眼つきでこちらを見ていた。そこで私はその紳士と話をしてみると、実はその場所にブランデーを埋めて隠していたというのだが、二人が談笑しているうちに彼は自らの過去に絡んだ運命を語りだした…。


 作品の舞台
 滑川・・・私が散歩中に読書ができそうな場所を見つけます。
 登場人物
物語の主人公。鎌倉在住。
高橋 信造 高橋家の養子。旧姓・大塚。
大塚 剛蔵 信造の義父。東京控訴院の判事。
お豊 剛蔵の妻。信造の母。
大塚 秀輔 信造の2歳年下の異父弟。剛蔵の実子。
高橋  梅 横浜の雑貨商。50歳。
高橋 里子 信造の妻。梅の一人娘。
馬場金之助 剛蔵の碁友。信造の実父。
お信 金之助の母。金之助の碁の弟子と駆け落ちし蒸発。
井上 剛蔵の友人。法学博士。
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湯ヶ原ゆき 国木田独歩 復興支援文庫
あらすじ
 元来出不精なうえ病気になってしまったわたしは、周りからも忠告されようやく湯河原へ湯治に行くことになった。宿までは義母が付き添ってくれるので寂しい思いはしないで済むようだった。そして二人は品川から国府津行きの列車に乗りこんだ・・・。


 作品の舞台
 大船・・・列車が駅に着くと、乗車客たちは押し寿司や弁当を買いこみます。
 登場人物
国木田独歩 物語の主人公。
義母 独歩の義母。
老夫婦 独歩たちと同じ列車に乗りこんだ夫婦。大磯で下車。
女中 老夫婦を駅まで迎えに来た女中。
独歩の友人。小田原の友人宅に遊びに来た。
斎藤 真鶴駐在所の巡査。痩せた張飛のような容姿。
鈴木 湯河原駐在所の巡査。髭を剃った関羽のような容姿。