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あらすじ
私が和歌山の友人の家を訪ねた際、入浴後浴室を出るとこちらを見つめる女の視線を感じた。そこでこの話を友人の牧野にすると、この辺りには女性といったら老人か子供しかいないし、君が見たのは仏像だよと言われてしまった。そして食事の後、牧野とともに見に行くと、そこには確かに木彫りの地蔵菩薩があった…。
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作品の舞台 |
鎌倉国宝館・・・私は木彫りの地蔵のような仏像を、国宝館で見たことがあります。
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登場人物 |
私 |
物語の語り手。 |
友人 |
和歌山に住む私の友人。 |
漁師 |
友人宅の近くに住む法師。 |
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あらすじ
同じ雑誌社に働く放二と記代子は恋仲になるかと思いきや、なかなかそうはならず記代子の叔父・長平は不思議に思っていた。そこで彼が尋ねてみると、どうやら放二が住むアパートには何人かの娼婦が遊びに来るらしく、そういった環境が進展しない理由のようだった。すると放二は長平に、一人の娼婦を紹介したいと言い出した…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・放二と記代子は鎌倉にいる作家のもとへ原稿をもらいに行きます。また青木礼子の実家があります。
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登場人物 |
大庭 長平 |
熱海に滞在する小説家。 |
北川 放二 |
雑誌記者。戦後、孤児となり長平が世話をする。 |
大庭記代子 |
雑誌社事務員。戦争で両親を失い、叔父の長平が親代わりとなる。 |
青木音次郎 |
実業家。長平の旧友。 |
青木 礼子 |
音次郎の妻。別居中。 |
戸田 |
音次郎の部下。 |
穂積 |
放二・記代子が勤める雑誌社の編集長。 |
河内 |
家庭雑誌の編集次長。 |
梶 せつ子 |
河内の部下。雑誌記者。 |
樋口 克子 |
記代子の友人。 |
木田 敏子 |
記代子の友人。ダンサー。 |
修子 |
記代子の友人。 |
ヤエ子 |
放二のアパートを根城にする娼婦。 |
ルミ子 |
放二のアパートを根城にする娼婦。 |
カズ子 |
放二のアパートを根城にする娼婦。 |
フジ子 |
放二のアパートを根城にする娼婦。 |
八重子 |
放二のアパートを根城にする娼婦。 |
管理人 |
放二のアパートの管理人。 |
オデン屋のオヤジ |
放二のアパートの近くのおでん屋のおやじ。 |
お蝶 |
芸者。 |
夢子 |
芸者。 |
宇賀神芳則 |
右翼団体の顧問格。 |
呉竹しのぶ |
作家。 |
海野 |
史学者。青木夫妻の親友。 |
野中 幸吉 |
「エンゼル」と呼ばれる造園業者。 |
キッピィ |
ジャカルタ生まれの南洋娘。女給。 |
テルミ |
キッピィの学友。 |
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あらすじ
兄の一万は学問好きで柔和だが、弟の箱王は好戦的で無類の剣術好き。母はそんな弟を箱根の別当に預け、坊主にしようとするのだが…。
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作品の舞台 |
鎌倉・・・母は箱王があまりにも好戦的なので、再び鎌倉に召し出されることを危惧します。
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登場人物 |
一 万 |
曾我兄弟の兄。後の曾我十郎祐成。学問好きで柔和。 |
箱 王 |
曾我兄弟の弟。後の曾我五郎時致。無類の剣術好き。 |
満江 御前 |
曾我兄弟の母。 |
曾我 太郎 |
満江の二番目の夫。兄弟の義父。曾我祐信。 |
河津 三郎 |
満江の最初の夫。故人。 |
工藤 祐経 |
幕府の御家人。三郎を殺したため、兄弟にとっては父の仇。 |
源 頼朝 |
幕府の将軍。 |
畠山 重忠 |
幕府の御家人。 |
二宮 太郎 |
兄弟の姉の夫。二宮朝忠。 |
三浦 義澄 |
兄弟の義理の叔父。 |
平六兵衛 |
兄弟の従妹の婿。後の三浦義村。 |
箱根の別当 |
幼い箱王を預かる箱根の別当。 |
片 貝 |
義澄が寵愛する侍女。 |
虎 御 前 |
大磯の長者の娘。絶世の美女。一万の恋人。 |
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