マンガで読む日本の名作文学 その1
 昔の日本文学のマンガです。何人かの登場人物が省略されたりしていますが、基本的に原作通り書かれているものが多いです。
作品名 発行年
こころ -まんがで読破-  2007
2010
こころ 2014
漫画 こころ 2021
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こころ -まんがで読破- 原作:夏目漱石
作画:バラエティ
      アートワークス
イースト・プレス
あらすじ
 上京し大学を通うことになった私は、鎌倉で出会った孤独な雰囲気を醸し出す「先生」に惹かれ、家に出入りするようになった。そして私は彼の美しい妻・静に先生の孤独な雰囲気の原因を訪ねるが、それは彼の唯一の親友の変死だというのだが・・・。

 作品の舞台
 鎌倉・・・私と先生が出会ったのは、鎌倉の海岸です。
 登場人物
帝国大学の大学生。田舎から上京した恋愛経験のない純朴な青年。
先生 東京で妻とひっそりと暮らす風変わりな男。新潟生まれ。毎月、雑司ヶ谷へ墓参に行く。極端な人嫌い。
先生の妻。先生とは書生時代からの付き合い。父は鳥取生まれ、母は市ヶ谷生まれ。
奥さん 静の母。先生が書生時代の下宿先の大家。戦没軍人の妻。故人。
先生と同郷の友人。浄土真宗のお寺の次男坊。専攻は違うが同じ大学に通う。先生の勧めで下宿生活を共にする。
私の父。郷里で暮らす。腎臓を患っている。
私の母。郷里で暮らす。
私の兄。九州で教師をしている。
叔父 先生の亡父の弟。先生の親代わり。事業家。元県議。
従妹 先生の従妹。叔父は先生と従妹を結婚させようとしていたが、うまくいかなかった。
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原作:夏目漱石
作画:井上大助
ホーム社
漫画文庫
あらすじ
 役所勤めの野中宗助は妻の御米とひっそりと暮らしていた。御米は宗助のかつての親友だった安井の内縁の妻だったが、彼に何も告げず駆け落ちをして夫婦になったため、その罪を背負いながら日々暮らしている。そんなある日、宗助宅の大家・坂井のもとに安井が訪れることが宗助の耳に入り、彼は思い悩むこととなった…。


 作品の舞台
 鎌倉・・・過去の呵責に思い悩んだ宗助は、鎌倉の禅寺に助けを求めます。
 登場人物
野中 宗助 役所勤めの公務員。神経衰弱に悩んでいる。
御米 宗助の妻。
小六 宗助の弟。大学生。
安井 宗助の大学時代の親友。福井生まれ。御米は元・安井の内縁の妻。現在消息不明。
坂井 宗助宅の大家。実業家。宗助宅の隣の崖上の家に住む。
佐伯 宗助の叔父。
佐伯の妻。
宗助・小六の父。宗助が大学2年の時に死亡。
宗助・小六の母。父の死の6年前に死亡。
杉原 宗助の友人。大蔵省の役人。
釈  宜道 鎌倉の禅寺「一窓庵」の庵主。
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こころ 原作:夏目漱石
作画:高橋ユキ
学研
パブリッシング
あらすじ
 鎌倉の海で出会った先生の自宅へ通うようになった帝大生の私は、ある日先生の妻・静から先生が例月同じ日にひとりで雑司が谷へ墓参りに行くことを聞いた。私がそのことを先生に尋ねると「友人の墓参り」ということ以外何も語らなかった…。


 作品の舞台
 鎌倉・・・私と先生が知り合ったのは鎌倉です。
 登場人物
帝国大学の学生。
先生 東京で暮らす風変わりな男。人間が嫌い。
先生の妻。先生が学生時代に下宿していた大家の娘。
静の母。軍人の遺族。素人下宿の大家。
叔父 先生の叔父で養父。
従妹 叔父の娘。
先生の幼なじみ。真言宗の寺の次男坊。
私の父。田舎の実家で暮らす。病弱。
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漫画 こころ 原作:夏目漱石
作画:有栖サリ
銀杏社
あらすじ
 私は鎌倉で避暑休暇を過ごしているときに、西洋人と普通に会話をする男性に尊敬を抱き、「先生」と呼んで親しい間柄となった。その後、私は「先生」が暮らす東京の自宅にも通うようになったのだが、「先生」は妻にも言えないある秘密を持っている様子だった…。


 作品の舞台
 鎌倉・・・私と先生が知り合ったのは鎌倉です。
 登場人物
帝国大学の大学生。田舎から上京した恋愛経験のない純朴な青年。
先生 東京で妻とひっそりと暮らす風変わりな男。毎月、雑司ヶ谷へ墓参に行く。極端な人嫌い。
先生の妻。先生とは書生時代からの付き合い。父は鳥取生まれ、母は市ヶ谷生まれ。
静の母。先生が書生時代の下宿先の大家。戦没軍人の妻。故人。
先生と同郷の友人。浄土真宗のお寺の次男坊。専攻は違うが同じ大学に通う。先生の勧めで下宿生活を共にする。
私の父。郷里で暮らす。腎臓を患っている。
私の母。郷里で暮らす。
私の兄。
叔父 先生の亡父の弟。先生の親代わり。事業家。
長男 叔父の長男。先生の従兄。
長女 叔父の長女。先生の従妹。叔父は先生と従妹を結婚させようとしていたが、うまくいかなかった。