糸の命 川崎ひろこ 川崎ひろこの短編集。表題作を含む４編を収録。

. 糸の命 川崎ひろこ 集英社 あらすじ 　病気の父に代わり実家の呉服屋「花びし屋」を継ぐことになった元ＯＬのひとえ。着物の知識を持たないひとえにとって、店の番頭格・直哉のひとことが小うるさく気になって仕方がない。ただ隠居をしている祖母は、ひとえと直哉を結び付けたいようなのだが、直哉はひとえが一人前になれば、やがては店を出て行く様子だった。そんな直哉に一人の美しい女性の影がちらついて、ひとえはやきもきし始める・・・。 　作品の舞台 　鎌倉駅・・・ひとえの実家「花びし屋」は鎌倉駅に程近い場所にあります。 　登場人物 ひとえ 親子３代続く呉服店「花びし屋」の娘。元・インテリアデザイン会社のＯＬ。 父 ひとえの父。病気で入院中。 祖母 ひとえの祖母。店の経営からは身を引いているが、時々口を出す。 小室　直哉 店の番頭格。祖母も一目置いている。 藤波 店のベテラン社員。ひとえの母代わり。 岩井　雅代 長野県上田市にある「岩井紬工房」の着物作家。 生方まゆみ 「花びし屋」のお得意様。 清水 「花びし屋」のお得意様。 梶 「花びし屋」のお得意様。 . 卒業写真 川崎ひろこ 集英社 あらすじ 　愛人関係にあった三国に突然別れを告げられた沙幸。そんな彼女の元に高校の同窓会の開催通知が届いた。暗い気持ちを吹っ切りたい沙幸は、江ノ電に乗って会場へ向かうが・・・。 　作品の舞台 　鎌倉高校前・・・沙幸が通っていた高校の最寄り駅「由比ヶ崎高校前」は、この駅がモデルのようです。 　登場人物 篁　　沙幸 由比ヶ崎高校３年９組の卒業生。２７～８才。コンピューター会社のエンジニア。 小暮　吉信 由比ヶ崎高校３年９組の卒業生。由比ヶ崎高校の教師。 清水 由比ヶ崎高校３年９組の卒業生。 石川　　一 由比ヶ崎高校３年９組の卒業生。 湯沢 由比ヶ崎高校３年９組の卒業生。 三国　利之 沙幸の勤める会社の親会社「中山製作所」課長。沙幸と愛人関係をもつ。