捕物帳・捕物帖
時代小説の「捕物」シリーズの作品です。
作品名 発行年
猿島六人殺し 多田文治郎推理帖 2017
.
猿島六人殺し 多田文治郎推理帖 鳴神響一 幻冬舎
あらすじ
 江ノ島鎌倉見物を終えた多田文治郎が、米ヶ浜の観音詣りに向かう途中、猿島の人殺し騒ぎに巻き込まれることになった。騒ぎの検分を行っていたのが浦賀奉行所与力で文治郎の学友の宮本甚五左衛門で、彼は文治郎の知恵を拝借したかったのだ。早速二人は殺しの現場となった猿島へ向かったが、そこで彼らはそれぞれ別々に陰惨な殺され方をした6体の死体だった…。

 作品の舞台
 鎌倉・・・文治郎は鎌倉見物をしてきました。。
 登場人物
多田文治郎 浪人。幕府の依頼で朝鮮通信使の御書法印を篆する好漢。後の書家「沢田東江」。
宮本甚五左衛門 浦賀奉行所与力。文治郎の学友。
石渡孫右衛門 相州公郷村名主。石渡家は鎌倉時代からの名家。
公郷村の漁師の娘。16~7歳。
弥五兵衛 公郷村の漁師。
松平玄蕃信望 旗本の隠居。84歳。代々の将軍の側近をつとめる大物。
杉本 右近 浪人。34歳。屈強な侍。正体は西城書院番「柳生主水正久隆」。
林転入門入 囲碁棋士。28歳。御城碁をつとめる林家七世家元。
二代目大谷廣次 歌舞伎役者。41歳。屋号は「駿河屋」。
タカ 京橋の八百物問屋「常磐屋」の妾。30歳前。
佐吉 猿島茶寮を所有する銚子の廻船問屋「外川屋」の手代。50歳前。
外川屋惣右衛門 「外川屋」の二代目当主。
林  門利 門入の亡父。囲碁棋士。
安井 仙哲 囲碁棋士。御城碁・安井家の門下生。
松平家のはした女。
弥平 菊の兄。かんざし職人。
菊の娘。
タツ 廣次の女房。
文九郎 廣次の弟子。
柳生播磨守久利 右近の父。旗本。
松平 信直 玄蕃の孫。
松平 信睦 玄蕃の曾孫。
浮舟大夫 吉原の花魁。
小舟 浮舟の振袖新造。
藤助 岡っ引き。
又造 横網町の地廻り。
稲生下野守正英 幕府の目付役。40歳代半ば。
山岡五郎作景之 番町に住む火付盗賊改方頭。
井上 蘭台 文治郎・甚五左衛門の師。
小吉 甚五左衛門付きの小者。
捨蔵 甚五左衛門付きの小者。
杉田 日本橋の若い阿蘭陀医。
住職 西浅草にある「廣楽寺」の住職。