ともえ 諸田玲子 平凡社
あらすじ
 巴の生きざまに共感をした河合智月が、大津の義仲寺の巴の墓前で合掌していると、そこへ訪れた旅の俳諧師・松尾芭蕉はその美しさから智月尼を巴の再来と驚嘆した。その日から、芭蕉は膳所へ来るたびに智月を訪ねるようになり、智月は芭蕉に無償の奉仕をするようになった…。


 作品の舞台
 鎌倉・・・巴は鎌倉へ向かう途中に捕えられ、和田屋敷に預けられます。
 登場人物
河合 智月 元・公家の娘。河合屋へ嫁ぐが夫に先立たれ、尼となる。芭蕉の門人。
松尾 芭蕉 旅の俳諧師。
河合佐右衛門 膳所の人馬継問屋「河合屋」の先代主人。智月尼の亡夫。一昨年死亡。
河合 乙州 「河合屋」の若旦那「又七」。智月尼の弟だが、養子縁組をする。公家育ちで商才がない。
佳江 又七の女房。
彦太郎 又七の息子。
江左 尚白 膳所の町医者。芭蕉の門人で、智月尼の俳句の師。
三上 千那 堅田の本福寺の住職。芭蕉の門人。
老夫婦 住職不在の義仲寺の留守を預かる老夫婦。
養女 老夫婦の養女。
本間 主馬 大津の能大夫。俳号は「丹野」。
菅沼 曲水 膳所藩士。芭蕉の門人。
河合 曾良 芭蕉の門弟。
天野 桃隣 芭蕉の門弟。
宝井 其角 芭蕉の門弟。
及肩 近江の芭蕉の門人。
磯田 昌房 近江の芭蕉の門人。
探志 近江の芭蕉の門人。
水田 正秀 近江の芭蕉の門人。
濱田 洒堂 近江の芭蕉の門人。
野沢 凡兆 近江の芭蕉の門人。
向井 去来 近江の芭蕉の門人。
内藤 丈草 近江の芭蕉の門人。
各務 支考 近江の芭蕉の門人。
望月 木節 近江の芭蕉の門人。
広瀬 惟然 近江の芭蕉の門人。
成秀 堅田の芭蕉の門人。
寿貞尼 芭蕉の内縁の妻?
二郎兵衛 寿貞尼の子。
松村猪兵衛 寿貞尼の甥。
桃印 芭蕉の甥。姉の子。
又右衛門 芭蕉の甥。
木曽 義仲 信濃源氏の武将。朝日将軍。幼名・駒若丸。
義仲の乳兄弟。義仲の妾。
木曽 義高 義仲と巴の子。
海野 幸氏 義高の従者。
巴の侍女。
中原 兼遠 義仲の乳母父。
源  頼朝 義仲の従兄弟。鎌倉幕府の初代将軍。
源  範頼 頼朝の弟。
源  義経 頼朝の弟。
大姫 頼朝の娘。
佐々木高綱 幕府の御家人。
畠山 重忠 幕府の御家人。
和田 義盛 幕府の御家人。
梶原 景季 幕府の御家人。
堀  親家 幕府の御家人。
藤内 光澄 親家の郎党。
和田小太郎常盛 義盛の長子。
朝比奈三郎義秀 義盛の三子。
老女 義盛の母。
後白河法皇 第77代天皇。後に院政を敷く。朝廷の実力者。
藤原 伊子 後白河の正室。
御水尾天皇 第108代天皇。
東福門院和子 御水尾の中宮。徳川秀忠の娘。
板倉 重宗 京都所司代。
勾当内侍 新田義貞の妻。
後光明天皇 第110代天皇。
孝子内親王 後光明の第一皇女。
女房 藤沢の農家の女房。