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あらすじ
名越の田沢家から寄進された米俵を運んでいた忍海と忍浄は、寿福寺の門前で一人の老人に出会い、そこで忍浄は女難の相があると告げられた。ひたむきで真面目な忍浄は信じ込んでしまい思い悩む日々を過ごすが、忍海はその予言が忍浄を煙たく感じていた兄弟子の企みだということを知る・・・。
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作品の舞台 |
清凉寺ヶ谷・・・忍性が開いた清凉寺釈迦堂があります。
名越・・・田沢治部大夫入道邸があります。
壽福寺・・・忍浄は老人から女難の相を指摘されます。
化粧坂・・・木工爺が住む色町があります。
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登場人物 |
忍性 |
清凉寺ヶ谷の釈迦堂に籍を置く阿闍梨。 |
忍海 |
忍性の法弟。 |
忍浄 |
忍性の法弟。24歳。忍海の弟弟子。 |
忍養 |
忍性の法弟。忍浄をよく思っていない。 |
叡尊 |
大和国西大寺に籍を置く忍性の師。 |
亀谷禅尼 |
釈迦堂に隣接する庵に住む尼。幕府御家人・摂津前司師員の未亡人。僧たちの手助けをする。 |
木工爺 |
化粧坂に住む老人。 |
田沢治部大夫入道 |
名越に住む長者。 |
家司 |
田沢家の家司。 |
志楽ノ散位 |
三浦郡沼浜に住む長者。 |
北条 時頼 |
前執権。 |
北条 実時 |
幕府の有力者。 |
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あらすじ
忍性から大和国の西大寺へ遣いを頼まれた法弟の忍覚。その途中彼が暮らしていた山城国の粟田口へ墓参に寄ることも師から許しを得ていた。そして寺僕の左近次とともに西大寺へ用事を済ましたその帰り道に粟田口へ寄るのだが…。
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作品の舞台 |
清凉寺ヶ谷・・・忍性が開いた清凉寺釈迦堂があります。
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登場人物 |
忍性 |
清凉寺ヶ谷の釈迦堂に籍を置く阿闍梨。 |
忍覚 |
忍性の法弟。 |
左近次 |
釈迦堂の寺僕。67歳。 |
叡尊 |
大和国西大寺に籍を置く忍性の師。 |
亀谷禅尼 |
釈迦堂に隣接する庵に住む尼。幕府御家人・摂津前司師員の未亡人。僧たちの手助けをする。 |
来 国行 |
山城国粟田口の刀鍛冶。 |
いお |
国行の下女。 |
子供 |
忍覚が粟田口で昔暮らしていた家に住んでいる子供。 |
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あらすじ
悪い夢にうなされていた嘉十は、孫娘の八緒にある隠し事を打ち明けた。昔、家が賊に押入られた際、賊の首領を返り討ちにしたが、死の間際に首領がはいた呪いの言葉に恐れる日々を送っているということだった…。
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作品の舞台 |
清凉寺ヶ谷・・・忍性が開いた清凉寺釈迦堂があります。
袖ノ浦・・・嘉十と八緒が暮らす家があります。
塔ノ辻・・・忍勝たちは粥施行を行います。
坂ノ下・・・忍性は馬病舎を造ります。
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登場人物 |
忍性 |
清凉寺ヶ谷の釈迦堂に籍を置く阿闍梨。 |
八緒 |
鎌倉に住む少女。18歳。仕立の仕事で生計をたてている。 |
嘉十 |
八緒の祖父。 |
忍勝 |
忍性の法弟。八緒の友人。20歳。 |
忍応 |
忍性の法弟。忍勝の兄弟子。 |
叡尊 |
大和国西大寺に籍を置く忍性の師。 |
亀谷禅尼 |
釈迦堂に隣接する庵に住む尼。幕府御家人・摂津前司師員の未亡人。僧たちの手助けをする。 |
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あらすじ
目が視えず右腕のない男が極楽寺の門前で倒れていた。寺の療病所の長を務める忍乗は、その男の顔を見て愕然とした。忍乗がかつて絵師を目指していた頃、ライバル関係にいた巨勢公賢だったからだ。忍乗は目が見えない彼が自分のことに気づかないように手当をするのだが…。
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作品の舞台 |
極楽寺・・・公員は、極楽寺の門前で倒れ込みます。
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登場人物 |
忍性 |
清凉寺ヶ谷の釈迦堂に籍を置く阿闍梨。 |
忍乗 |
忍性の法弟。36歳。極楽寺に附属する療病所の長。元・絵師。俗名は「園部鷹雄」。 |
忍空 |
忍性の法弟。療病所の介護僧。 |
叡尊 |
大和国西大寺に籍を置く忍性の師。 |
亀谷禅尼 |
釈迦堂に隣接する庵に住む尼。幕府御家人・摂津前司師員の未亡人。僧たちの手助けをする。 |
巨勢 公員 |
絵師。右腕を失くし、失明している身。 |
法眼 賢祐 |
絵師。巨勢と忍乗の絵の師。 |
阿児姫 |
法眼の娘。 |
北条 重時 |
連署。 |
北条 長時 |
重時の次男。後の6代執権。 |
北条 業時 |
重時の四男。 |
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あらすじ
畑仕事をしていた忍観たちは帰り支度をしている時に、子供を探す一人の男の姿を見かけた。そして男が探している子供が、普段僧たちが世話になっている亀谷禅尼の孫であると知り、みんなで探すことになったのだが・・・。
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作品の舞台 |
清凉寺ヶ谷・・・忍性が開いた清凉寺釈迦堂があります。
佐助ヶ谷・・・政員が暮らす摂津家の別邸があります。
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登場人物 |
忍性 |
清凉寺ヶ谷の釈迦堂に籍を置く阿闍梨。 |
忍観 |
忍性の法弟。 |
忍侑 |
忍性の法弟。 |
忍賢 |
忍性の法弟。 |
忍証 |
忍性の法弟。 |
叡尊 |
大和国西大寺に籍を置く忍性の師。 |
亀谷禅尼 |
釈迦堂に隣接する庵に住む尼。幕府御家人・摂津前司師員の未亡人。僧たちの手助けをする。 |
摂津 政員 |
亀谷禅尼の三男。 |
仁寿丸 |
政員の子。亀谷禅尼の孫。 |
淡路 |
仁寿丸の乳母。 |
雑色 |
政員の屋敷の雑色。 |
狐神の小尉 |
男乞食の頭領。 |
つくも髪の婆 |
女乞食の頭領。 |
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あらすじ
新父の野辺送りを済ませた忍実が釈迦堂へ戻る途中、酔漢に襲われる一人の若い娘を助けた。その娘・乙魚は身寄りもなかったため、忍実は亀谷禅尼に頼み、庵の水仕として暮らすことも決まった。そしてある日、僧たちをねぎらうため作ったきのこ汁に毒キノコが混入され、多数の僧に被害が出る事件がおきてしまう…。
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作品の舞台 |
清凉寺ヶ谷・・・忍性が開いた清凉寺釈迦堂があります。
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登場人物 |
忍性 |
清凉寺ヶ谷の釈迦堂に籍を置く阿闍梨。 |
忍実 |
忍性の法弟。 |
弥八 |
忍実の兄。 |
乙魚 |
近江国膳所の漁師の娘。16歳。 |
叡尊 |
大和国西大寺に籍を置く忍性の師。 |
亀谷禅尼 |
釈迦堂に隣接する庵に住む尼。幕府御家人・摂津前司師員の未亡人。僧たちの手助けをする。 |
摂津 政員 |
亀谷禅尼の三男。 |
小源太 |
政員の警護をしている侍。 |
家宰 |
亀谷禅尼の庵の家宰。 |
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