日蓮仏教シリーズ
日蓮仏教シリーズの作品です。

作品名 発行年
新尼と大尼 1974
妙心尼 1974
大田乗明と金橋法橋 1974
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新尼と大尼 松本智恵子 第三文明社
あらすじ
 5代執権・北条時頼の死後、北条氏名越流2代当主・北条時章は出家し嫡男の公時に当主の座を譲った。その当時幕府は法華経を排除する流れとなっており、日蓮に帰依していた時章の母・大尼や公時の妻・新尼は安房国の天津館に逃れていた。時章や公時は2人に「法華経を捨てよ」と説くが、新尼だけは断じて首を縦に振らなかった…。

 作品の舞台
 名越・・・北条氏名越流の屋敷があります。
 大倉・・・佐渡から戻った日蓮に、時宗は彼を迎える草庵を結びます。
 登場人物
名越 時章 北条氏名越流2代当主。朝時の次男。北条一門の将。
名越 公時 名越流3代当主。時章の嫡男。北条一門の将。
新尼 公時の妻。玉海殿。熱心な法華経の信徒。
浅千代 新尼の亡母。
名越 朝時 名越流初代当主。時章の亡父。北条一門の将。
大尼 朝時の妻。時章たちの母。熱心な法華経の信徒。
名越 光時 朝時の長男。伊豆の江馬で蟄居。北条一門の将。
名越 教時 朝時の三男。名越屋敷に住む。北条一門の将。
極楽寺重時 北条氏極楽寺流初代当主。北条一門の将。
北条 時頼 鎌倉幕府5代執権。時輔・時宗の亡父。
北条 時宗 鎌倉幕府8代執権。北条得宗家当主。
北条 時輔 時宗の異母兄。妾腹の子。
平左衛門尉頼綱 幕府の重臣。侍所所司。御内人。時宗と乳兄弟。
宗尊親王 鎌倉幕府6代将軍。
萩乃 新尼の侍女。
弥次郎 新尼の下男。
小夜菊 大尼の侍女。
日蓮 安房国清澄寺の学僧。日蓮宗の祖。
梅菊 日蓮の母。畠山一族の出。
富木 常忍 下総国の御家人。熱心な法華経の信徒。
四条 金吾 相模国の御家人。江馬家家臣。熱心な法華経の信徒。
仙波 盛直 武蔵国の御家人。熱心な法華経の信徒。
吉田金次郎 公時の郎党。
助阿闍梨 安房国清澄寺の高僧。
道善房 安房国清澄寺の高僧。日蓮・助の師。
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妙心尼 大久保文子 第三文明社
あらすじ
 鎌倉幕府の御家人だった高橋六郎兵衛は体を壊し、駿河国で療養生活を送ることになった。そこへ日蓮の弟子で彼の甥・伯耆房が見舞いにやってきた。彼は仏の慈悲を祈り法華経を説くのだが…。

 作品の舞台
 松葉ヶ谷・・・六郎兵衛は日蓮や伯耆房がいる草庵を訪ねます。
 登場人物
高橋六郎兵衛 元・駿河国の御家人。体を壊し療養中。伯耆房の叔父。
六郎兵衛の妻。熱心な法華経の信徒。後に「窪の尼」「妙心尼」と呼ばれる。
六郎兵衛と妙の娘。
とよ 愛の乳母。
由比入道 妙の父。甲斐国西山郷川合に住む元・御家人で熱心な法華経の信徒。
日蓮 身延山の高僧。日蓮宗の祖。
伯耆房 日蓮の弟子。六郎兵衛・妙の甥。
桐谷 松庵 町の名医。
松庵の亡娘。疫病で死亡。
北条 時宗 鎌倉幕府8代執権。
葛西殿 時宗の母。
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大田乗明と金橋法橋 宮崎忠尚 第三文明社
あらすじ
 法華経の教えが気に入らない御家人たちが真言宗の僧・金橋法橋を日蓮と法論争をさせたが、見事に論破され皆法華経の信徒となった…。

 作品の舞台
 松葉ヶ谷・・・日蓮が草庵を結びます。
 鎌倉・・・市内でおこる殺人や火事が日蓮門下の仕業だと噂が広がります。
 登場人物
富木 常忍 下総国の御家人。熱心な法華経の信徒。
曽谷二郎教信 下総国の御家人。後に熱心な法華経の信徒。
大田五郎乗明 下総国の御家人。後に熱心な法華経の信徒。
乗明の亡姉。常忍の亡妻。
金橋法橋 乗明の親友。熱心な真言宗の信徒。後に熱心な法華経の信徒。
日蓮 安房国清澄寺の学僧。
伯耆房 日蓮の弟子。
北条 時宗 鎌倉幕府8代執権。
平左衛門尉頼綱 幕府の重臣。侍所所司。御内人。
北条弥源太 幕府の重臣。北条一門の将。
本間六郎左衛門 幕府の御家人。佐渡守護。
秋元太郎勝光 幕府の御家人。熱心な法華経の信徒。
宿屋左衛門光則 幕府の御家人。熱心な法華経の信徒。