. |
|
|
あらすじ
南町奉行・筒井の密命により東慶寺がらみの事件に関わることになった同心・多門慎吾は、互いに思いを寄せる仲の公事宿の女将・お寿々と共に鎌倉へ向かった。そしてお寿々の叔母で東慶寺の尼の秀佳尼の機転により事件の内情を知った慎吾は、お照をお寿々に任せ再び江戸へ向かうのだが…。
|
|
作品の舞台 |
東慶寺・・・お照が駆け込んだ東慶寺に、慎吾とお寿々が向かいます。
|
|
登場人物 |
多門 慎吾 |
南町奉行所定触役同心。 |
お寿々 |
馬喰町の公事宿「鈴屋」の女将。慎吾と惹かれあっている。 |
筒井伊賀守正憲 |
南町奉行。 |
野本 平内 |
南町奉行所公事方内与力。筒井家家臣。 |
白樫寛十郎 |
南町奉行所定町廻り同心。 |
笹目三十郎 |
南町奉行所定中役同心。25歳。 |
吉兵衛 |
「鈴屋」の番頭。 |
お梶 |
「鈴屋」の女中頭。 |
お花 |
「鈴屋」の女中。 |
お亀 |
「鈴屋」の女中。 |
清六 |
「鈴屋」の手代。 |
法秀尼 |
東慶寺院代。蔭涼軒主。 |
秀佳尼 |
東慶寺の尼。お寿々の叔母。院代の補佐。 |
柏屋 |
東慶寺御用宿の主人。 |
松本屋 |
東慶寺御用宿の主人。 |
宮尾半大夫 |
東慶寺寺役人。 |
多貴 |
慎吾の義母。 |
忠助 |
多門家の中間。 |
伊作 |
多門家の下僕。 |
木下恵心斎 |
儒学者。多門家の敷地内に借家住まいする。 |
敏乃 |
木下の内儀。 |
遠藤 正典 |
御番医者。笹目家の敷地内に借家住まいする。 |
早苗 |
正典の娘。21歳。 |
朴斎 |
橋本町の願人坊主の元締。隠れ岡っ引。慎吾とは旧知の仲。 |
お米 |
朴斎の女房。 |
岡田 |
昌平坂学問所勤番組頭。 |
房二郎 |
牛込榎町の大工。 |
お照 |
房二郎の女房。32歳。 |
お千恵 |
お照と前夫との娘。12歳。 |
お浜 |
今夏慎吾が世話をした駈込み女。 |
お兼 |
団子坂の裏店の住人。 |
長沼 一鉄 |
寛十郎の剣の師。 |
鈴木屋 |
本郷の炭問屋「鈴木屋」の主人。 |
権蔵 |
女衒。 |
於兎吉 |
女衒。権蔵の弟。 |
|
. |
|
|
あらすじ
深川の富岡八幡宮の北にある駆込寺「慶光寺(作者の創作)」の門前にある御用宿「橘屋」では、畳屋夫婦の刃傷沙汰が落ち着いた頃に一人の女が駈込んできた。なんとおふきと名乗るその女は夫との離縁を求めているのではなく、離縁されたが復縁したいと願い出たのだ。いつもとは逆の依頼に困惑する「橘屋」の面々。そんな中、「橘屋」の用心棒・塙十四郎は、彼らの後ろ盾となっている元老中・松平定信に呼び出され、築地の白河藩下屋敷「浴恩園」に向かう…。
|
|
作品の舞台 |
東慶寺・・・おしなは3年前、前の亭主と縁を切るため東慶寺に駆け込みました。
|
|
登場人物 |
お登勢 |
深川慶光寺の御用宿「橘屋」女主人。 |
塙 十四郎 |
元築山藩の浪人。剣術道場「一心館」の道場主。「橘屋」の用心棒。 |
藤七 |
「橘屋」の番頭。お登勢の片腕。 |
お民 |
「橘屋」の女中。 |
万吉 |
「橘屋」の小僧。連絡係。 |
近藤 金五 |
慶光寺寺役人。 |
近藤 千草 |
金吾の女房。剣の遣い手。 |
古賀小一郎 |
「一心館」の高弟。白河藩士。 |
梅之助 |
「一心館」の高弟。日本橋八百屋の大店「松屋」の跡取り。 |
おとり |
「一心館」の飯炊き。 |
古井幸之進 |
「一心館」の門弟。浪人。 |
松平 定信 |
元筆頭老中。「楽翁」と号して隠居の身。慶光寺や橘屋の強力な後ろ盾となる。 |
深井 輝馬 |
定信の側近。築地の白河藩下屋敷「浴恩園」の内外に目を光らせる。 |
柴田 |
白河藩御用人。 |
福沢 宗周 |
元築山藩の表医師。現在は木挽町で町医者をしている。 |
福沢 伊与 |
宗周の娘。父の助手もつとめる。 |
喜多蔵 |
木挽町の岡っ引き。 |
半次 |
喜多蔵の子分。 |
遠藤弥左衛門 |
勝手方勘定奉行。 |
久世 対馬 |
公事方勘定奉行。 |
亀蔵 |
畳職人。 |
おしな |
亀蔵の女房。 |
辰蔵 |
芝三田の畳屋「永楽屋」の親方。亀蔵の師匠。おしなの元亭主。 |
八之助 |
辰蔵の弟子。気が荒い性格。 |
有蔵 |
回向院前の賭場の便利使い。 |
蓑吉 |
回向院前の賭場の便利使い。 |
倉島市兵衛 |
上総国長谷村の名主。 |
お菊 |
市兵衛の女房。 |
市之助 |
市兵衛の嫡男。 |
おたね |
市兵衛の母。 |
和助 |
倉島家の小作人。上総国長谷村の百姓。 |
おふき |
和助の女房。 |
金作 |
倉島家の小作人。上総国長谷村の百姓。 |
おみや |
金作の女房。 |
与助 |
倉島家の小作人。上総国長谷村の百姓。 |
木田長兵衛 |
上総国太田村の名主。 |
権蔵 |
木田家の小作人。上総国太田村の百姓。 |
おとり |
権蔵の女房。 |
おつな |
上総国長谷村の宿屋の女房。 |
山田甚五郎 |
代官所手付。 |
須磨 十五 |
代官所手付。 |
角田 矢一 |
代官所手代。 |
弥次郎 |
代官所手代。 |
平井 粂蔵 |
代官所公事方手代。 |
井戸 満助 |
代官所書役。 |
軍次 |
代官所足軽。 |
萩原 兵庫 |
神田に住む農学者。 |
佐藤 |
元築山藩勘定方。故人。 |
桑田格之進 |
陣屋の差配。 |
松波 |
勘定奉行所与力。 |
佐倉 |
勘定奉行所同心。 |
捨松 |
十四郎たちが渡し船で会った木更津生まれの男。 |
|
|
|