吉行淳之介・理恵の作品
兄・吉行淳之介&妹・吉行理恵の作品です。

作品名 発行年
決闘 1956
トラヴィアタの鏡 1981
井戸の星 1981
針の穴 1981
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決闘 吉行淳之介 講談社
あらすじ
 それまで音信不通だった僕の友人Kから久しぶりに手紙が来た。しかしその内容は脅迫状とも決闘状とも言えない不思議な内容だった。先日そのことを別の友人Lに話すと、彼が病で療養中だということを知った…。

 作品の舞台
 鎌倉山・・・Kは喘息の療養地として鎌倉山を候補に挙げていました。
 登場人物
物語の語り手。
音信不通中の僕の友人。喘息持ち。
僕・Kの友人。
僕・Kの友人。
A子 僕・Kの友人。
僕・Kの友人。
僕・Kの友人。
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トラヴィアタの鏡 吉行理恵 講談社
あらすじ
 阿嵐が体調を崩し甲府で療養していたが、いよいよ余命三カ月と診断された。そこで亡娘の親友で家族ぐるみの付き合いをしている幸子を呼ぼうとしたが、都合がつかず幸子の妹の私が甲府へ向かうことになった…。

 作品の舞台
 鎌倉・・・雛の墓があります。
 登場人物
物語の語り手。
幸子 私の姉。劇団員。
阿嵐 恵比寿のアパートに住む元・時計職人。17歳。甲府で療養中。
風喜 阿嵐の妻。幸子と同じ劇団の劇団員。栃木生まれ。
恵美 阿嵐の亡長女。早逝。
百合 阿嵐の次女。甲府に嫁ぐ。
百合の夫。
阿嵐の亡三女。幸子と同じ劇団の劇団員。7年前にアメリカで感電死。享年35歳。
高田 雛の元夫。アメリカ在住。
力三 阿嵐の亡長男。早逝。
W 人気劇団員。風喜のライバル。
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井戸の星 吉行理恵 講談社
あらすじ
 性格が全く違う双子の姉・章子のお見合いが決まり、病弱な母を思い彼女は結婚を決断した。一方社交的な性格の双子の妹は恋愛から発展し結婚した。子供たちも生まれ円満な家庭を築いてきた姉妹だったが、ある日が過ぎてから全く違う運命が待っていた…。

 作品の舞台
 星月夜の井・・・優作からの絵葉書に星月夜の井の話が書かれています。
 登場人物
章子 双子の姉。内向的な性格。
双子の妹。社交的な性格。作品上名前が出てこない。
大塚 章子の夫。官吏。
長女 章子の長女。
めぐみ 章子の次女。
大塚の母。章子の姑。
静江 大塚の妹。章子の小姑。
修一郎 妹の夫。理工学部出身の会社員。岡山生まれ。
優作 妹の長男。
章子・妹の亡父。4年前に死亡。
章子・妹の母。病弱。
園長 幼稚園長。
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針の穴 吉行理恵 講談社
あらすじ
 方子の2度目の妊娠が安定した頃、海外で仕事をしていた夫・俊秋の死を知らされた。ヘビースモーカーな彼は映画の製作中に体調を崩しそのまま息を引き取ったのだ。そして彼の遺体が帰国すると、方子の前に彼女の母の仕事上の弟子・ツル子が俊秋との子供の存在を語り出した…。

 作品の舞台
 鎌倉・・・昨夏、俊秋・方子・俊太が鎌倉へ遊びに行きます。
 登場人物
俊秋 映画の助監督。方子の夫。ヘビースモーカー。
方子 俊秋の妻。2歳年上の幼馴染。
俊太 俊秋の長男。
方子の母。子供服店の店主。
ツル子 母の店の針子。方子の1歳年下。
俊秋とツル子の子。
養父 ツル子の養父。
戸村 演出家。俊秋の仕事仲間。
土屋みどり 演出助手。俊秋の仕事仲間。
佐藤 麗子 女優。